スキャナー・ダークリー [Blu-ray]
スキャナー・ダークリー [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
俳優の仕草や表情をアニメとして再構築する、非常に手間の掛かった映像が生理的に苦手な人もいるでしょうね。
しかしながら出演者も(誰々が出てるから)という理由で観て欲しくはないでしょう、自伝的要素の強い原作を尊重した結果としてのスキャニメーションは実に効果的です。
意義を見出せない業務に延々と従事させられる主人公、彼の破滅を前提とした麻薬撲滅作戦…小さな政府がもたらした民間委託の陥穽、委託された組織間のマッチポンプは緩いディストピアですが。
どこまでが虚構でSFなのか、エンディングには賛否が分かれそう。
紹介記事【2019.07.27】
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ]
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ] (JUGEMレビュー »)
旧東独、といっても今じゃ通じなさそうですが…80年代の社会主義国でヒップホップに目覚めちゃった若者と、彼らの活動を体制翼賛に取り込もうとする当局との丁々発止を描く青春コメディ。
飼い慣らそうとする権力側と調子を合わせつつ苦悩する主人公たち、ベルリンの壁が崩壊して彼らを待ち受けるラストのほろ苦さとタフさに男泣きです。
自分でいる事を描いている点で、英国のサルサ映画「カムバック!」と併せてオススメ。
紹介記事【2019.11.02】
ダーリン・イン・ザ・フランキス 1《完全生産限定版》 (初回限定) 【Blu-ray】
ダーリン・イン・ザ・フランキス 1《完全生産限定版》 (初回限定) 【Blu-ray】 (JUGEMレビュー »)
荒廃した世界で生き残りを賭けて地底人と戦う少年少女、その謎が明らかになるにつれ絶望の色は増すばかりですが…絵空事に潜む「茶色の朝」の未来、大人目線で子供たちの希望を切に願ってしまいました。
次の世代のために何が出来るだろう、この気持ちを失わずにいたいです。
紹介記事【2019.08.28】
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット (JUGEMレビュー »)
中学生になったばかりの頃の、世界の拡がりに戸惑う姿は性別や世代を超えて響きますね。
作画力もストーリーテリングも卓越してます、些細な一瞬を捉える巧さが。
忘れていた何か、忘れたくなかった何か…最後のコマに、胸が苦しくなりました。
紹介記事【2019.11.11】
TVアニメ『プラネット・ウィズ』オリジナルサウンドトラック [ 田中公平 ]
TVアニメ『プラネット・ウィズ』オリジナルサウンドトラック [ 田中公平 ] (JUGEMレビュー »)
(↑※サムネイルのリンクはサントラにしています)
所謂スピリチュアルなストーリーでありながら、どこか70年代アニメっぽいお約束とフォーマットをごちゃ混ぜにして力技で着地させたような奇想天外さが独特。
戦隊ヒーローに学園モノ、ジャンプ的な熱血インフレ勝負など…ネタの重ね掛けでも訳分からなくならない見事な構成、思いがけずラストに泣かされました。
正義のあるところに悪がある、よって正義は愛ではない…ならば善とはなんなのか? 先ずはご覧あれ。
紹介記事【2019.09.10】
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ]
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ] (JUGEMレビュー »)
ラジー賞を独占した下ネタ満載ムービー、とりあえず下品ですけど線引きはキッチリしてますね…笑わせる内容は、少なくとも男性なら他人事じゃないというか。
女性同士の巨乳幻想みたいなね、目の付け処が上手いなぁと。
まぁ万人向けではないにせよ、僕は感心しつつ大笑いしました。
紹介記事【2019.10.17】
夜長姫と耳男 (岩波現代文庫) [ 近藤ようこ ]
夜長姫と耳男 (岩波現代文庫) [ 近藤ようこ ] (JUGEMレビュー »)
原作者の作品は知らないので、本作は衝撃的でした…こんな物語が書かれていたのかと、まるで伝承の聞き書きか夢を書き起こしたような浮遊感!
印象としては南伸坊が中国の怪異譚を漫画にした「仙人の壺」に近い、無闇に説明しようとしない描線のアッサリ感が素晴らしいです。
空白の多さに、却って想像力を掻き立てられました。
紹介記事【2019.11.25】
さよならの朝に約束の花をかざろう 通常版 [Blu-ray]
さよならの朝に約束の花をかざろう 通常版 [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
不老不死というか不死者の物語にハマっているとはいえ、ファンタジー世界が舞台だとなぁ…と思ってましたが、不死者の(一般的な寿命の人間社会で生きる哀しみ)というツボを丁寧に描いていて好感が持てました。
寓話的なラストが作品世界と相まって、爽やかに切ないです。
紹介記事【2019.09.23】
おとなのけんか [ ジョディ・フォスター ]
おとなのけんか [ ジョディ・フォスター ] (JUGEMレビュー »)
血生臭い原題の割に、ほぼダイニング一間で完結している会話劇です。
子供の喧嘩に親が出て、大人同士で和やかに話し合って解決する目論見が破綻してエスカレート。
隣人を愛せれば戦争なんて起きない訳で、そんな皮肉な原題と裏腹に子供同士は親心を知らず…淡々としてますが大いに笑わせてくれます、個人的にはオススメ。
紹介記事【2019.10.22】
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
耳かき店ブームの火付け役、なんて書いては申し訳ないのですけども…決してブームに便乗した後追いではない、と。
穏やかな時間の流れる小さな町で、耳かき屋さんを訪れる客の脳内イメージが秀逸です。
こんな表現があったのか、こんな漫画があったのかと目からウロコ耳から(略)。
紹介記事【2019.12.23】
グラン・プリ [Blu-ray]
グラン・プリ [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
最初はソール・バスの映像分割がスタイリッシュというより情報過多に感じましたが、それが後から効いて来るんですね…世界各地を転戦するF1レーサーと彼らを取り巻く人間模様が主軸ながら、走行シーンも見甲斐があります。
クールなドラマと60年代のムードが、ダンディな三船敏郎も含めて現代とは別世界のようです。
紹介記事【2019.12.21】
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ]
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ] (JUGEMレビュー »)
アフリカに対する先入観や固定観念が、ことごとく覆されます…偏見を持たないように心掛けていたつもりでも、日本にいて伝わってくる情報自体にバイアスが入っている訳ですが。
西欧支配の呪縛に歪められた各地の民族性や搾取の構造など、日本では見えにくい暗部が著者の目を通して見えてくるようで。
アフリカの話であり、同時に現代の実像でもあるのでは?と。
紹介記事【2019.09.1】
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
現代に至る国内の移ろいを漫画に語らせる好企画アンソロジーです。
漫画にしか出来ない表現は、例えば三輪自動車が走る風景でありリンチされる米軍の操縦士であり…基本的に主観視点であるが故の、俯瞰の効く文学表現よりも接地した仮想体験なのかも。
いわば漫画こそが伝え得た戦後の一片、切り口を変えて続けてもらいたいですね。
紹介記事【2019.12.12】
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ]
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ] (JUGEMレビュー »)
笑いって鮮度があると思ってました、本作を観るまでは。
先が読めずに引き込まれましたが、確かに繰り返し観たくなるかも…計算されたシナリオが効いた笑いと、映像的な古さもまた味わい深いです。
スタンダードでバカバカしくて無駄のない、意外な傑作。
紹介記事【2019.12.10】
人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編 [ 鉄人社編集部 ]
人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編 [ 鉄人社編集部 ] (JUGEMレビュー »)
面白可笑しい切り口で紹介されてるので、ファンの方にしてみれば物申したい点も多々ありそうですが。
様々な事情から意外な最終回を迎えていた、有名な作品の数々に先ずビックリ…知って何かの役に立つ訳ではありませんけど、やはり切り口が面白いのですよ。
紹介記事【2019.09.24】
【国内盤CD】【ネコポス送料無料】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / トラフィック・アンド・ウェザー
【国内盤CD】【ネコポス送料無料】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / トラフィック・アンド・ウェザー (JUGEMレビュー »)
「Stacy's mom」の青春パンクをイメージしてたら好い意味で裏切られました。
どこかSDP「スチャダラ外伝」に通じる旅アルバム、共通する根っこは世代なのかグローバル環境なのか…しかしELOっぽさを連想させるサウンドも厭味なく無理して頑張ってない感じだし、三人称のスキットみたいに様々な切り口で綴られる旅の寸描が詩的。
パッキング上手で飽きさせない仕上がりかと。
紹介記事【2019.07.08】
【中古】[PS2]ローグギャラクシー ディレクターズカット(Rogue Galaxy Director's Cut)(20070321)
【中古】[PS2]ローグギャラクシー ディレクターズカット(Rogue Galaxy Director's Cut)(20070321) (JUGEMレビュー »)
無印版も僕は楽しめましたが、ダレ要素を改善して全体的にボリューム・アップしておりオススメです。
難を言えば、このDC版では攻略本が出てない事ですね…特に武器の合成レシピが違っているし、追加武器はノーヒントで試行錯誤の連続に。
水の惑星にある3連宝箱は、多分エリアボスに乗って飛び移らなきゃ取れないと思うので、これからプレイする方は気を付けてね!笑
紹介記事【2018.07.19】
【中古】PS2 スターオーシャン3 Till the End of Time
【中古】PS2 スターオーシャン3 Till the End of Time (JUGEMレビュー »)
ディレクターズ・カット版が出てるようなので、そちらをオススメします。
僕も終盤でメニュー画面を開こうとしてブラックアウトや異音と共に「ディスクからデータを読み込み中です」と表示されたままフリーズでプレイ断念中です。笑
リアルタイム・バトルの忙しさは好みの問題として、城下町などの雰囲気が最高!
中世レベルの惑星に来た主人公がハイテク宇宙人側、という立ち位置はユニークで楽しめました。
紹介記事【2018.07.25】

最近聴いたCD
「サカルトベロ 奇蹟のポリフォニー」

久しぶりの再聴です。
JVC WORLD SOUNDシリーズの「GEORGIAN POLYPHONY (I) Choral Music from Caucasia」という、旧ソビエト連邦共和国時代のグルジア(現ジョージア)で録音された男声と女声の合唱曲15曲を収録しております。
大聖堂のような深い響きで、たまに音量レベルを振り切ったようなノイズが入る迫力の歌声…微かな床の軋みや大勢の人の気配が生々しく、更に再生機のイコライザーをライブ設定にしたので臨場感たっぷりです。
ロシアジョージア正教会の聖歌なのか、多少は伝承歌も歌ってたんじゃないかな…詳しい内容は忘れちゃったし、僕には区別が付きませんけど。

やっぱり印象的なのは後半の男声合唱歌で、ヨーデルを思わせる裏声?交じりの東洋音階っぽいソロと合唱のコール&レスポンス状態など聖歌の技法を取り入れたフォルクローレな感じです…最初の正調っぽい荘厳さに(ん〜こんなだっけ?)と思っちゃってね、そういうRPGのラスボス戦みたいなのは素養がないせいか面白味が感じられなくて。
個人的には12トラック以降が好みでした、14トラック目の終盤はハンドクラップでザップ・ママ感アップ…15トラック目の、繰り返されるフレーズの合間に入る台詞?で会場がどっと沸く祝宴の余興っぽい聴衆との距離感も好いです。


〈「JVCワールド・サウンズ」シリーズ〉関連記事:
【最近聴いたCD】 ナムギャル・タツァンの僧侶「チベット密教 極彩の響き」| 2009.02.06
【最近聴いたCD】グルジア/男声・女声合唱「サカルトベロ 奇蹟のポリフォニー」| 2010.04.16
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    | music | 2020.09.18 Friday | comments(0) | - |
    最近聴いたCD
    SHUGGIE OTIS「Freedom Flight」 (←リンク先はTSUTAYA作品情報)

    おそらく動画サイトで耳にしてレンタル・リストに入れてたのでしょう、すっかり忘れてたので届いた時は正直(何これ?)でしたが。
    「Sweet thang」という曲を聴いて(あーコレね)と思い出しました、ブルース寄りのスピリチュアル・ジャズといった印象でしたがアルバム全体としては逆にスピリチュアル・ジャズっぽくもあるブルースといった感じかな…70年代初めのR&Bや半ば以降のフュージョンなムードも織り交ぜつつ、基本はギター・ブルースといったテイストで。
    まぁブルースにも色々あると思いますが細かい事は分かりません、ただR&B要素でスタックス系かなと。

    といっても歌モノ主体の割にギター弾き倒しなのはR&Bというよりホワイト・ブルースを思わせます、やってる事はオーソドックスながらブルースの70年代ミクスチャー加減が僕には新鮮で…個人的にはスピリチュアル・ジャズの濃度が高めなラスト7曲目の表題曲インストが耳に残りましたが、全体的に聴き込む程に味が出るタイプですな。
    Wikipedia情報(英語版)によれば、本作はエピックから'71年にリリースされたシャギー・オーティスのセカンド・アルバムだそう。
    マルチプレイヤーながら、曲によってジョージ・デュークやウィルトン・フェルダーらが参加してる模様。

    1曲目「Ice cold daydream」はオルガンの鳴らし方がエレクトロ的なR&Bで、シールズ&クロフツ的アコースティック感の「Strawberry Letter 23」ライ・クーダーを思わせるボトルネック奏法が効いている「Sweet〜」…スワンピーなブルース濃いめの「Me & my woman」に無難なソウル・バラード「Somenne's always singing」、SRVの源流かといったギター・インスト「Purple」に渋めの表題曲と多彩な曲調ながら泥臭くまとまってます。
    別にサイケデリック・ソウルでもファンクでもフュージョンでもないと思いますが、ブルースに少し飽きた時に聴くのが好さそうな。
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      | music | 2020.09.12 Saturday | comments(0) | - |
      最近みたDVD
      QUEENSRYCHE「Building Empires」 (←リンク先はTSUTAYA作品情報)

      クイーンズライチって、80年代のヘビメタバンドですよね?…未だ活動してたのか、或いは再結成かと思えば'92年にリリースされたビデオを'02年にDVD化したという事のようで。
      「ブラインドDVDライブ企画」のラストを飾る本作、厳密に言えばライブ映像が中心なれど初期のPV作品も収録されてます…メンバー3人のインタビューを挟みながらの約100分、5人編成みたいですけど残る2人は脱退したのかな?笑
      4章立ての全19曲、'82年にシアトルで結成されてからの10年間を振り返るトークに沿って進行…前半はPVが多く、後半はライブ映像を主体とした構成。

      しかし1曲目「Nightrider」から変化球で(あれ?)と驚かされました、いわゆるLAメタルだと十把一絡げに思ってましたが「Anybody listening?」の風変わりなコード感といいクセが強いのね…個人的には「Jet city woman」がオーソドックスながら耳に残りました、ただ全体的にクラシカルとも違う堅苦しさがなぁ。
      PVは如何にも80年代メタルではあれど、当時にしては社会風刺っぽい映像も多かったのが印象的です。
      「Another rainy night (without you)」PVは2バージョン収録、最初の方をMTVで流してもらえなかったのだとか…何が不味かったのか、気になります。


      以下、収録内容
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        | music | 2020.09.05 Saturday | comments(0) | - |
        最近みたDVD
        COLDPLAY「LIVE 2003」 (←リンク先はTSUTAYA作品情報)

        盤面に「DISC 01・DVD」とあったので、他にCDかDVDとセットでリリースされたのでしょう…「ブラインドDVDライブ企画」第2弾はコールドプレイ、多分1曲ぐらいは何かコンピ盤で聴いた気もしますが。
        思ってたより人気の高いバンドみたいですね、そうでもなければこんなに凝った仕様のDVDは作れないでしょう…メニュー画面のオシャレなデザインは、ニューウェーブとかエレクトロ系のバンドみたいですが。
        約1時間半の本編「CONCERT」は全17曲中4曲がマルチアングル収録、本編以外にも「TOUR DIARY」なるツアー中の細切れプライベート映像を約40分も収録。

        更に「EXTRA」には全曲の映像リンク付き歌詞を掲載した「Lyrics」、'02年6月から'03年9月までのライブ・スケジュール表示「Tour Dates」…バンドが支持しているのであろう各種著名なエコ団体9サイトへの「Weblinks」、そして「Crew」及び「Credits」にはライブ・クルーやDVD制作スタッフなどの関係者名を表記。
        予算をかけてバンド・ポリシーを貫いてます。
        普通ここまで出来ないでしょ、やりたいからって許してもらえるのは売れ方が半端ない証拠だよなぁ…個人的にはマイブラのギターを加えたU2みたいな印象しか受けませんでしたが、きっと歌詞が好いんですな?

        しかしボーカルがギターもピアノも出来ると幅が広がるんですね、そしてボトルネックとEボウでストリングスのような音響効果を作ったりするギタリストもセンスあるわ…UKバンドらしい湿り気を上手くアップデートしてます、僕は「Shiver」が好みの感じかも。
        それとテクニシャン・スタッフとマネージャーの多さね、バンドマネージャー&助手が2チームでプロダクション・マネージャーとツアー・マネージャーって!
        でもワールド・ツアー&撮影プロジェクトで1年半の長丁場ともなれば、まとめ役も増えて当然ですもんね…たかがロック、されどロックと思わされましたよ。


        関連記事:
        【最近聴いたCD】V.A.「リズム・デル・ムンド」| 2007.11.07
        【最近みたDVD】「星の旅人たち」| 2018.12.03


        以下、収録内容
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          | music | 2020.08.30 Sunday | comments(0) | - |
          最近みたDVD
          V.A.「HEEAT! VOL.01JULY2017」 (←リンク先はTSUTAYA作品情報)

          (たまにはライブDVDでも)と思って、タイトルとサムネイル画像だけで選んだ内の1枚ですね…言うなればブラインドDVDライブ企画、しかし初っ端に束物アイドルが来るとは!笑
          「MONTHLY LIVE! IDOL DVD ISSUE」とあるので、月毎にリリースされてるのでしょう…今も継続してるかは不明ですが、しかし廃れませんねぇこういう流れも。
          思えば80年代の夕ニャンに始まり90年代の浅ヤンを経て00年代にはAKBと、むしろアイドルの形態としては主流なんでしょうな…自分の中では演歌や民謡レベルで聴いてないカテゴリーなので、ちょっとしたチャレンジでしたが。笑

          そこまでして幅を拡げる必要ないと分かっていて、でも自分なりに把握しときたかったんですね…流石に最初はツラい感じでしたけど、楽曲のテイストはアニソンに近いので慣れました。
          ザックリと言えば萌え系カルチャーの中で分化してる、ラノベとか恋ゲーとかいったアウトプットの1つなんでしょう…その辺は本作に収録されたインディーズ・アイドルの特徴であり、AKBなどメジャーな束物との違いでもあるのでは?
          どのグループも各自テーマカラー持ちなのはセーラームーン由来ですかね(適当)、差異化を狙ったコンセプトが似たり寄ったりなのは事務所の方針なのでしょうけど。

          収録内容は8グループのインタビューというか告知+ライブ1〜2曲、大体3〜6人構成なのは活動場所となるライブハウスのステージ基準なのかな…巻頭特集のグループは動員数も多いようで広めの会場、巻末特集の方と共にMVも紹介。
          巻頭以外のグループは同日の対バンだったようで、ベビメタ風から王道アイドル系まで約90分…一度観てから流して再視聴しましたが、場数や練習量もだけどグループ内の結束力まで感じられ興味深かったですね。
          多分こうした収益って当人達まで還元されないだろうし、収入と時間を切り詰めてレッスン+自主トレの毎日を送ってるんだろうな。

          ただしバンドマンと違って事務所ありきの活動にならざるを得ないよね、つまり自分の意志だけじゃなく所属先の方針に左右される訳で…夢と妥協の自問自答とか、キツキツな生活以上にメンタルの方がキツそう。
          それと発言時に「ハイッ」から入るのとかバースデー・ライブを聖誕祭って呼ぶのは、そういう世界なのかね…あと横ノリ系の楽曲やコンセプトがない点も不思議、専門学校出が完パケしてそうな楽曲オケも最近のアニソンっぽい印象だし。
          その方がファン層にとっても安心感があるのかな、まぁスピードとかスーパーモンキーズ的な方向性だとライブハウス向きじゃないのかも。

          それから、これは悪口じゃないんだけど…失礼ながら基本モデル体型じゃないのね、昔のアイドルや読者モデルみたいに痩せてる子が1人もいないってのも個人的には意外な気がします。
          その素人っぽさが「会いに行けるアイドル」という親近感でもあるだろうし、もし「奇跡の一枚」で急浮上した橋本環奈の太ましさも含めて次世代の美的価値観なのだとしたら…世界的にもモデルの病的な痩せ方を疑問視する時代ですし、スリム体型至上主義ではない僕にも好ましい傾向です。
          メジャーな媒体からは見えない、こうしたアンダーカレントな流行の中に新たな時代の萌芽があるのかも。


          以下、収録内容+補足
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            | music | 2020.08.24 Monday | comments(0) | - |
            最近聴いたCD
            中村佳穂「AINOU」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

            '18年リリース、全12曲で約44分…彼女も動画サイトで観たPV「きっとね!」で知りました、近頃このパターンかなり多いな!笑
            たまにハスキーな声をクラムボンのようなソウルに色っぽく乗せてくる感じが気になってね、どこか懐かしいけど誰でもない新しくないけど完成してる歌い方。
            サウンド・ディレクションの思いがけないエレクトロ感や響きのアコースティック感は、やはりアルバムで聴いて好かったな…特にヘッドフォンで聴き直すと丁寧に音がデザインされてるなと気付されます、ボーズ・オブ・カナダの真似しても嫌味になってない気が。
            音作りって、大事なのね。

            とはいえ1曲目の「You may they」とか、そういうのは言葉遊びじゃなくこじつけだよなっていう詰めの甘さも…まぁ変に老成してる面だけでなく未完成の粗さも覗かせるのは、逆に言えば伸び代をチラ見せして「次はモアベターよ」的な計算なのかもしれませんが。
            ありのままにしろ自信の表れにしろ、ハイレベルな不完全さが生じさせる引力には惹かれずにいられません…ふいにハイムを思い出したり、といっても同時代性みたいなニュアンスでね。
            様々な、不思議なイメージが浮かんでくる言葉…TSUTAYAで借りると歌詞カードが付いてないので、歌ってる内容は分かりませんが。

            やはり歌詞が読めたら一段と楽しめたにせよ、言葉の呼び覚ます想像力が洋楽とはまた何か違う感じで面白いな…彼女の声の響きから白昼夢のように拡がる景色があって、そんな霊力にリピート再生しちゃいます。
            そして(僕も歌わなきゃ、自分の声を響かそう)という気にさせられるのです。
            別に「俺の方が!」などと思った訳じゃなく、前向きな気持ちにさせられるんですよ…きっと本作を聴けば僕が言わんとする部分は伝わるでしょう、彼女は「私の歌を聴け」じゃなく「貴方は貴方を響かせようよ」と歌っている気がする筈。
            というか、彼女が彼女にそう歌い掛けているのかも。
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              | music | 2020.08.13 Thursday | comments(0) | - |
              最近聴いたCD
              V.A.「Ben Demais! Welcome to the Samba Soul Kingdom / ベン・ヂマイス!」

              再聴です、'04年リリースのブラジル音楽コンピレーション盤ですが不思議なほど印象が薄いんだよな!笑
              個々の楽曲は耳に残るものの、トータルでは聴いた直後でもジャケしか覚えてない奇妙さ…しかしサンバ・ソウルとは謳っているけども、サンバ要素より70年代っぽいソウル感が強め。
              でもコレは自家用に編集し直したCD-Rで、オリジナルの収録曲とは曲順まで入れ替えてあったのか…改めてオリジナル盤を図書館から借りて聴き直しました、全24トラック70分ちょっととボリュームはあるもののインパクトは自家盤同様。
              いや選曲がマズいって気はしないのに、何か弱いの。

              改めて聴くとキャッチーな曲も多いんですよ、スタンダード・ジャズ「In the mood」の一節を効果的にアレンジしているセルジーニョ・メリチの「Malandro velho」とかね…しかし本来のクレジットでは2曲だけのジョルジ・ベンが、掲載サイトによっては10曲もクレジットされたりするのは謎。笑
              何故そうなる?こないだ再聴したミルトン・バナナに至ってはCD自体の音源が間違ってたし、ブラジル音楽の国内企画盤は色々と出てる割にネット情報が少なくて色々と驚かされます。
              ともあれブラジルらしからぬファンク&ソウル中心の本作、ブラジル感のあるジャケとはちぐはぐな印象。

              フィフス・ディメンションマリーナ・ショウもカバーしたモータウン・ナンバーでウィルソン・ダス・ネヴィスの「California soul」、モロJBでスネアのシンコペーションが心地好いガーソン・キング・コンボの「Blows」など…'68〜'81年という発表年代に納得のレア・グルーヴを、敢えてブラジル音楽とカテゴライズしてしまうのが逆に勿体ない気も。
              いや実は耳の肥えたリスナーが聴けば、どの楽曲も生粋の黒人音楽と異なるリズムやノリが感じられるのかな…だとしてもパッケージングと収録曲とのギャップは本作を収まり悪く感じさせます、むしろブラジル音楽ファンよりソウル好きにこそアピールすべきかと。




              以下、国内サイトの記載内容と実際のCDで表示されるクレジットを併記しておきます…上のカナ表記が国内サイト記載内容で下の英字(ポル字?)がCD表記、順にトラック番号.曲名/アーティスト名。
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                | music | 2020.07.09 Thursday | comments(0) | - |
                最近聴いたCD
                「ナチュラル・サウンド・イン・アジア」

                おそらく以前にも紹介してると思います、自然の音と仄かなエスニック音楽がミックスされた環境系の企画盤ですね…本作は「楽曲メインで繋ぎに自然音」といったタイプとは真逆で、むしろ楽曲が控え目という点が非常に好ましいのです。
                ただ以前は曲順やトラック名を間違えてて、今回は改めて焼き直しましたよ。笑
                収録時間は1時間強で各15分程度の全4トラック、大体5分ぐらいしてからフェードイン気味に楽曲が流れてきます…ちょっと楽器にエコー掛け過ぎでは?と思う半面、やはり人の気配が感じられない距離感や夢幻の陶酔感を醸し出すには丁度好い案配なのかとも。

                “キング・ベスト・セレクト・ライブラリー”シリーズ、癒しのアジア編だそうで…リリースは'07年とありますが、録音は'91&'92年なので再発モノかと。
                しかしカセットテープても再発してた辺り、流石はキングレコードですよね!笑
                曲順に、先ず「WAVE〜バリのジェゴグと朝の波」。
                まぁ波の音なんですが微かに小鳥の囀りが聴こえたりして確かに朝っぽいです、なかなか荒々しい小笠原の波に心がざわついていると…というのも普段より音量を上げていたからですが、遠くに近くに木琴のような柔らかい響きの連打が聴こえてきて妙に安らぎます。
                音量ムラも、愛敬の内?笑

                次は「FOREST〜インドの笛と森のせせらぎ、風」で北海道知床五胡のせせらぎ、というよりポタポタ音に近くて跨ぎ越す位の小川よりは岩間に滴る清水のイメージですかね…遠くで吹く風や小鳥の囀りも程好くて「グランディア3」のアンフォグっぽさが個人的に好みです、跳ね散る飛沫に顔を濡らしながらECMっぽい旋律で内観を促されてるようなイメージがあります。
                トラック3の「RAIN〜ビルマの竪琴(サウン)と森のスコール」はホワイトノイズのようなインドネシア・ムラビ山の驟雨と雨垂れの音を縫うような、澄んだ弦の音色が聴こえてくるという納涼感溢れる組み合わせ。

                聴くともなく聴いていると(深い森に迷い込み精霊の世界を垣間見てしまう)的な、かなりベタな妄想をつい思い描いてしまいますが…ふと旋律に中華的なフレーズを感じて(人間くさっ)と我に返ります、独特の不協和音は(絶対音感なくて好かった)と思ったり。笑
                そして最後の「MOON〜ジャワのガムランと森の夜」、染み入るような虫の音とゲッコーの声?から始まって正に東南アジアの夜っぽいですね…インドネシア・ボロブドゥール寺院というのもバリのヒンドゥーみたく夜の祭礼があるのでしょうか、ゆったりとした荘厳な響きは寝仏気分で入滅したい心持ちに誘われます。笑


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                以下、トラック番号.アーティスト名「トラック名」(自然音の録音場所と年月日)
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                  | music | 2020.06.26 Friday | comments(0) | - |
                  最近聴いたCD
                  CAETANO VELOSO & GAL COSTA「Domingo」
                  SYLVIA TELLES「Bossa, Balanco, Balanda」

                  これまた先日のバーデン&ジョアンの2in1同様、10年以上ぶりに発掘された自家編集盤です…カエターノ・ヴェローゾとガル・コスタの男女混声デュエットが12曲、シルヴィア・テリスのエレンコ盤も12曲で1時間超の全24曲。
                  こちらはバーデン&ジョアンと比べて暗く悲しげな印象が強く、殆ど聴き返していなかったように記憶しています…ただカエターノ&ガルもシルヴィアも思ってたほどではなく、地味というか割と渋めだったのね?
                  何だろう、単に期待してた(ボサノバらしさ)が感じられなかったのかな…といっても既に、そこそこ聴いてた頃だったんですけども。

                  カエターノ&ガルはジャズ・スタンダードが主流だった時代の古い映画音楽を思わせる、ストリングスなどの楽器構成がCTI的な異国アレンジといった気も。
                  多くのボサノバに感じるマイルドな歌唱スタイルというのは、ポルトガル語の発音が関係してるのかな…そう考えるとフレンチ・ボッサが興隆したのも納得ですが、例えばジョイスの「See you in Rio」英語バージョンの方がしっくり来るんですよね個人的には。
                  ジョアンのモッサリした発声も、歯切れ良い英語の爽やかさも僕は好きですが。
                  ともあれ本作は、バックの古めかしく甘々なアレンジで好みは分かれそうだな。

                  シルヴィアも、決して悪くはないし悲しげでも暗くもないものの…ボサノバ特有の湿度というか潤いが暖かみに感じられなくて、合うか合わないかで言えば僕は後者みたいでやけに時間が長く感じられましたよ。笑
                  考えてみれば、本場でのボサノバって50年代でしたね…どんなボサノバも古く感じない、なんて訳なくて古びちゃってる音源もあって当然だったんですなぁ。
                  まぁ古いかとうかではなくこれは気分次第ですね多分、今はカタルシス寄りだけど両作ともデトックス効果が欲しい時なら心地好いのでは?…例えば少し前に聴いたエメとかもそうだけど、ちょっと今はいいかな。




                  以下、曲順. 曲名/アーティスト名。
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                    | music | 2020.06.15 Monday | comments(0) | - |
                    最近聴いたCD
                    BADEN POWELL & PAULO C PINHEIRO「Os Cantores Da Lapinha」
                    JOAO GILBERTO「Joao Voz E Violao」

                    これも先日の「BOSSA NOVA 3」「V.I.P. Hot R&B / Hiphop Trax」と共に発掘した、10年以上前に焼いたCDです…バーデン・パウエルのエレンコ盤から7曲、とジョアン・ジルベルトのアルバムから10曲と最後にカエターノ・ヴェローゾ「レオンジーニョ」を加えた1時間強18トラック入りの自家編集盤です。
                    バーデンの方は「BOSSA NOVA 3」にも収録されていたギター・インスト「Tempo feliz」のイメージを期待し過ぎて、パウロ・セザール・ピネイロ名義でもある事を主張するようなサウンドが少し耳障りに思えましたね…歌も入ってますし、何か違う感じで。

                    とはいえバーデンも賑やかさと張り合うような熱いギター・ワークを1曲目から披露してくれますし、サンバではアルペジオのようなリフのような速いパッセージの手数が圧倒的でした。
                    というかボサノバとの差が激しいのねバーデン、ギターのバッキングとしては目からウロコで聴き堪えはあるもののサンバ素人にすると曲がイマイチな印象です。
                    ジョアンの方は対照的に彼らしいというかボサノバ感満点で、囁くような木管楽器を思わせる声とギターのみ…その声音を生温い微風とするなら、ギターの奏でる和音の調べは鬱蒼とした草木から漂う嗅いだ事のない異国の匂いでしょうか。

                    ボサノバ特有のコード進行に混じって、たまに(おや)と思わされるんだけど気付いた時には次の和音に紛れてしまう…この流れが心地好く、先に収録したバーデンの違和感から聴き返す頻度が減って埋もれていたのを思うと勿体なかったわ。
                    ラストの「レオンジーニョ」は行進するようにリズムを刻むギターの弾き語りと口笛に、どことなく身軽な旅のイメージを感じます。




                    以下、曲順(赤字は自家盤収録分). 曲名/アーティスト名。
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                      | music | 2020.06.05 Friday | comments(0) | - |




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