スキャナー・ダークリー [Blu-ray]
スキャナー・ダークリー [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
俳優の仕草や表情をアニメとして再構築する、非常に手間の掛かった映像が生理的に苦手な人もいるでしょうね。
しかしながら出演者も(誰々が出てるから)という理由で観て欲しくはないでしょう、自伝的要素の強い原作を尊重した結果としてのスキャニメーションは実に効果的です。
意義を見出せない業務に延々と従事させられる主人公、彼の破滅を前提とした麻薬撲滅作戦…小さな政府がもたらした民間委託の陥穽、委託された組織間のマッチポンプは緩いディストピアですが。
どこまでが虚構でSFなのか、エンディングには賛否が分かれそう。
紹介記事【2019.07.27】
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ]
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ] (JUGEMレビュー »)
旧東独、といっても今じゃ通じなさそうですが…80年代の社会主義国でヒップホップに目覚めちゃった若者と、彼らの活動を体制翼賛に取り込もうとする当局との丁々発止を描く青春コメディ。
飼い慣らそうとする権力側と調子を合わせつつ苦悩する主人公たち、ベルリンの壁が崩壊して彼らを待ち受けるラストのほろ苦さとタフさに男泣きです。
自分でいる事を描いている点で、英国のサルサ映画「カムバック!」と併せてオススメ。
紹介記事【2019.11.02】
ダーリン・イン・ザ・フランキス 1《完全生産限定版》 (初回限定) 【Blu-ray】
ダーリン・イン・ザ・フランキス 1《完全生産限定版》 (初回限定) 【Blu-ray】 (JUGEMレビュー »)
荒廃した世界で生き残りを賭けて地底人と戦う少年少女、その謎が明らかになるにつれ絶望の色は増すばかりですが…絵空事に潜む「茶色の朝」の未来、大人目線で子供たちの希望を切に願ってしまいました。
次の世代のために何が出来るだろう、この気持ちを失わずにいたいです。
紹介記事【2019.08.28】
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット (JUGEMレビュー »)
中学生になったばかりの頃の、世界の拡がりに戸惑う姿は性別や世代を超えて響きますね。
作画力もストーリーテリングも卓越してます、些細な一瞬を捉える巧さが。
忘れていた何か、忘れたくなかった何か…最後のコマに、胸が苦しくなりました。
紹介記事【2019.11.11】
TVアニメ『プラネット・ウィズ』オリジナルサウンドトラック [ 田中公平 ]
TVアニメ『プラネット・ウィズ』オリジナルサウンドトラック [ 田中公平 ] (JUGEMレビュー »)
(↑※サムネイルのリンクはサントラにしています)
所謂スピリチュアルなストーリーでありながら、どこか70年代アニメっぽいお約束とフォーマットをごちゃ混ぜにして力技で着地させたような奇想天外さが独特。
戦隊ヒーローに学園モノ、ジャンプ的な熱血インフレ勝負など…ネタの重ね掛けでも訳分からなくならない見事な構成、思いがけずラストに泣かされました。
正義のあるところに悪がある、よって正義は愛ではない…ならば善とはなんなのか? 先ずはご覧あれ。
紹介記事【2019.09.10】
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ]
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ] (JUGEMレビュー »)
ラジー賞を独占した下ネタ満載ムービー、とりあえず下品ですけど線引きはキッチリしてますね…笑わせる内容は、少なくとも男性なら他人事じゃないというか。
女性同士の巨乳幻想みたいなね、目の付け処が上手いなぁと。
まぁ万人向けではないにせよ、僕は感心しつつ大笑いしました。
紹介記事【2019.10.17】
夜長姫と耳男 (岩波現代文庫) [ 近藤ようこ ]
夜長姫と耳男 (岩波現代文庫) [ 近藤ようこ ] (JUGEMレビュー »)
原作者の作品は知らないので、本作は衝撃的でした…こんな物語が書かれていたのかと、まるで伝承の聞き書きか夢を書き起こしたような浮遊感!
印象としては南伸坊が中国の怪異譚を漫画にした「仙人の壺」に近い、無闇に説明しようとしない描線のアッサリ感が素晴らしいです。
空白の多さに、却って想像力を掻き立てられました。
紹介記事【2019.11.25】
さよならの朝に約束の花をかざろう 通常版 [Blu-ray]
さよならの朝に約束の花をかざろう 通常版 [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
不老不死というか不死者の物語にハマっているとはいえ、ファンタジー世界が舞台だとなぁ…と思ってましたが、不死者の(一般的な寿命の人間社会で生きる哀しみ)というツボを丁寧に描いていて好感が持てました。
寓話的なラストが作品世界と相まって、爽やかに切ないです。
紹介記事【2019.09.23】
おとなのけんか [ ジョディ・フォスター ]
おとなのけんか [ ジョディ・フォスター ] (JUGEMレビュー »)
血生臭い原題の割に、ほぼダイニング一間で完結している会話劇です。
子供の喧嘩に親が出て、大人同士で和やかに話し合って解決する目論見が破綻してエスカレート。
隣人を愛せれば戦争なんて起きない訳で、そんな皮肉な原題と裏腹に子供同士は親心を知らず…淡々としてますが大いに笑わせてくれます、個人的にはオススメ。
紹介記事【2019.10.22】
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
耳かき店ブームの火付け役、なんて書いては申し訳ないのですけども…決してブームに便乗した後追いではない、と。
穏やかな時間の流れる小さな町で、耳かき屋さんを訪れる客の脳内イメージが秀逸です。
こんな表現があったのか、こんな漫画があったのかと目からウロコ耳から(略)。
紹介記事【2019.12.23】
グラン・プリ [Blu-ray]
グラン・プリ [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
最初はソール・バスの映像分割がスタイリッシュというより情報過多に感じましたが、それが後から効いて来るんですね…世界各地を転戦するF1レーサーと彼らを取り巻く人間模様が主軸ながら、走行シーンも見甲斐があります。
クールなドラマと60年代のムードが、ダンディな三船敏郎も含めて現代とは別世界のようです。
紹介記事【2019.12.21】
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ]
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ] (JUGEMレビュー »)
アフリカに対する先入観や固定観念が、ことごとく覆されます…偏見を持たないように心掛けていたつもりでも、日本にいて伝わってくる情報自体にバイアスが入っている訳ですが。
西欧支配の呪縛に歪められた各地の民族性や搾取の構造など、日本では見えにくい暗部が著者の目を通して見えてくるようで。
アフリカの話であり、同時に現代の実像でもあるのでは?と。
紹介記事【2019.09.1】
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
現代に至る国内の移ろいを漫画に語らせる好企画アンソロジーです。
漫画にしか出来ない表現は、例えば三輪自動車が走る風景でありリンチされる米軍の操縦士であり…基本的に主観視点であるが故の、俯瞰の効く文学表現よりも接地した仮想体験なのかも。
いわば漫画こそが伝え得た戦後の一片、切り口を変えて続けてもらいたいですね。
紹介記事【2019.12.12】
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ]
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ] (JUGEMレビュー »)
笑いって鮮度があると思ってました、本作を観るまでは。
先が読めずに引き込まれましたが、確かに繰り返し観たくなるかも…計算されたシナリオが効いた笑いと、映像的な古さもまた味わい深いです。
スタンダードでバカバカしくて無駄のない、意外な傑作。
紹介記事【2019.12.10】
人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編 [ 鉄人社編集部 ]
人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編 [ 鉄人社編集部 ] (JUGEMレビュー »)
面白可笑しい切り口で紹介されてるので、ファンの方にしてみれば物申したい点も多々ありそうですが。
様々な事情から意外な最終回を迎えていた、有名な作品の数々に先ずビックリ…知って何かの役に立つ訳ではありませんけど、やはり切り口が面白いのですよ。
紹介記事【2019.09.24】
【国内盤CD】【ネコポス送料無料】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / トラフィック・アンド・ウェザー
【国内盤CD】【ネコポス送料無料】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / トラフィック・アンド・ウェザー (JUGEMレビュー »)
「Stacy's mom」の青春パンクをイメージしてたら好い意味で裏切られました。
どこかSDP「スチャダラ外伝」に通じる旅アルバム、共通する根っこは世代なのかグローバル環境なのか…しかしELOっぽさを連想させるサウンドも厭味なく無理して頑張ってない感じだし、三人称のスキットみたいに様々な切り口で綴られる旅の寸描が詩的。
パッキング上手で飽きさせない仕上がりかと。
紹介記事【2019.07.08】
【中古】[PS2]ローグギャラクシー ディレクターズカット(Rogue Galaxy Director's Cut)(20070321)
【中古】[PS2]ローグギャラクシー ディレクターズカット(Rogue Galaxy Director's Cut)(20070321) (JUGEMレビュー »)
無印版も僕は楽しめましたが、ダレ要素を改善して全体的にボリューム・アップしておりオススメです。
難を言えば、このDC版では攻略本が出てない事ですね…特に武器の合成レシピが違っているし、追加武器はノーヒントで試行錯誤の連続に。
水の惑星にある3連宝箱は、多分エリアボスに乗って飛び移らなきゃ取れないと思うので、これからプレイする方は気を付けてね!笑
紹介記事【2018.07.19】
【中古】PS2 スターオーシャン3 Till the End of Time
【中古】PS2 スターオーシャン3 Till the End of Time (JUGEMレビュー »)
ディレクターズ・カット版が出てるようなので、そちらをオススメします。
僕も終盤でメニュー画面を開こうとしてブラックアウトや異音と共に「ディスクからデータを読み込み中です」と表示されたままフリーズでプレイ断念中です。笑
リアルタイム・バトルの忙しさは好みの問題として、城下町などの雰囲気が最高!
中世レベルの惑星に来た主人公がハイテク宇宙人側、という立ち位置はユニークで楽しめました。
紹介記事【2018.07.25】

最近聴いたCD
V.A.「Ben Demais! Welcome to the Samba Soul Kingdom / ベン・ヂマイス!」

再聴です、'04年リリースのブラジル音楽コンピレーション盤ですが不思議なほど印象が薄いんだよな!笑
個々の楽曲は耳に残るものの、トータルでは聴いた直後でもジャケしか覚えてない奇妙さ…しかしサンバ・ソウルとは謳っているけども、サンバ要素より70年代っぽいソウル感が強め。
でもコレは自家用に編集し直したCD-Rで、オリジナルの収録曲とは曲順まで入れ替えてあったのか…改めてオリジナル盤を図書館から借りて聴き直しました、全24トラック70分ちょっととボリュームはあるもののインパクトは自家盤同様。
いや選曲がマズいって気はしないのに、何か弱いの。

改めて聴くとキャッチーな曲も多いんですよ、スタンダード・ジャズ「In the mood」の一節を効果的にアレンジしているセルジーニョ・メリチの「Malandro velho」とかね…しかし本来のクレジットでは2曲だけのジョルジ・ベンが、掲載サイトによっては10曲もクレジットされたりするのは謎。笑
何故そうなる?こないだ再聴したミルトン・バナナに至ってはCD自体の音源が間違ってたし、ブラジル音楽の国内企画盤は色々と出てる割にネット情報が少なくて色々と驚かされます。
ともあれブラジルらしからぬファンク&ソウル中心の本作、ブラジル感のあるジャケとはちぐはぐな印象。

フィフス・ディメンションマリーナ・ショウもカバーしたモータウン・ナンバーでウィルソン・ダス・ネヴィスの「California soul」、モロJBでスネアのシンコペーションが心地好いガーソン・キング・コンボの「Blows」など…'68〜'81年という発表年代に納得のレア・グルーヴを、敢えてブラジル音楽とカテゴライズしてしまうのが逆に勿体ない気も。
いや実は耳の肥えたリスナーが聴けば、どの楽曲も生粋の黒人音楽と異なるリズムやノリが感じられるのかな…だとしてもパッケージングと収録曲とのギャップは本作を収まり悪く感じさせます、むしろブラジル音楽ファンよりソウル好きにこそアピールすべきかと。




以下、国内サイトの記載内容と実際のCDで表示されるクレジットを併記しておきます…上のカナ表記が国内サイト記載内容で下の英字(ポル字?)がCD表記、順にトラック番号.曲名/アーティスト名。
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    | music | 2020.07.09 Thursday | comments(0) | - |
    最近聴いたCD
    「ナチュラル・サウンド・イン・アジア」

    おそらく以前にも紹介してると思います、自然の音と仄かなエスニック音楽がミックスされた環境系の企画盤ですね…本作は「楽曲メインで繋ぎに自然音」といったタイプとは真逆で、むしろ楽曲が控え目という点が非常に好ましいのです。
    ただ以前は曲順やトラック名を間違えてて、今回は改めて焼き直しましたよ。笑
    収録時間は1時間強で各15分程度の全4トラック、大体5分ぐらいしてからフェードイン気味に楽曲が流れてきます…ちょっと楽器にエコー掛け過ぎでは?と思う半面、やはり人の気配が感じられない距離感や夢幻の陶酔感を醸し出すには丁度好い案配なのかとも。

    “キング・ベスト・セレクト・ライブラリー”シリーズ、癒しのアジア編だそうで…リリースは'07年とありますが、録音は'91&'92年なので再発モノかと。
    しかしカセットテープても再発してた辺り、流石はキングレコードですよね!笑
    曲順に、先ず「WAVE〜バリのジェゴグと朝の波」。
    まぁ波の音なんですが微かに小鳥の囀りが聴こえたりして確かに朝っぽいです、なかなか荒々しい小笠原の波に心がざわついていると…というのも普段より音量を上げていたからですが、遠くに近くに木琴のような柔らかい響きの連打が聴こえてきて妙に安らぎます。
    音量ムラも、愛敬の内?笑

    次は「FOREST〜インドの笛と森のせせらぎ、風」で北海道知床五胡のせせらぎ、というよりポタポタ音に近くて跨ぎ越す位の小川よりは岩間に滴る清水のイメージですかね…遠くで吹く風や小鳥の囀りも程好くて「グランディア3」のアンフォグっぽさが個人的に好みです、跳ね散る飛沫に顔を濡らしながらECMっぽい旋律で内観を促されてるようなイメージがあります。
    トラック3の「RAIN〜ビルマの竪琴(サウン)と森のスコール」はホワイトノイズのようなインドネシア・ムラビ山の驟雨と雨垂れの音を縫うような、澄んだ弦の音色が聴こえてくるという納涼感溢れる組み合わせ。

    聴くともなく聴いていると(深い森に迷い込み精霊の世界を垣間見てしまう)的な、かなりベタな妄想をつい思い描いてしまいますが…ふと旋律に中華的なフレーズを感じて(人間くさっ)と我に返ります、独特の不協和音は(絶対音感なくて好かった)と思ったり。笑
    そして最後の「MOON〜ジャワのガムランと森の夜」、染み入るような虫の音とゲッコーの声?から始まって正に東南アジアの夜っぽいですね…インドネシア・ボロブドゥール寺院というのもバリのヒンドゥーみたく夜の祭礼があるのでしょうか、ゆったりとした荘厳な響きは寝仏気分で入滅したい心持ちに誘われます。笑


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    以下、トラック番号.アーティスト名「トラック名」(自然音の録音場所と年月日)
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      | music | 2020.06.26 Friday | comments(0) | - |
      最近聴いたCD
      CAETANO VELOSO & GAL COSTA「Domingo」
      SYLVIA TELLES「Bossa, Balanco, Balanda」

      これまた先日のバーデン&ジョアンの2in1同様、10年以上ぶりに発掘された自家編集盤です…カエターノ・ヴェローゾとガル・コスタの男女混声デュエットが12曲、シルヴィア・テリスのエレンコ盤も12曲で1時間超の全24曲。
      こちらはバーデン&ジョアンと比べて暗く悲しげな印象が強く、殆ど聴き返していなかったように記憶しています…ただカエターノ&ガルもシルヴィアも思ってたほどではなく、地味というか割と渋めだったのね?
      何だろう、単に期待してた(ボサノバらしさ)が感じられなかったのかな…といっても既に、そこそこ聴いてた頃だったんですけども。

      カエターノ&ガルはジャズ・スタンダードが主流だった時代の古い映画音楽を思わせる、ストリングスなどの楽器構成がCTI的な異国アレンジといった気も。
      多くのボサノバに感じるマイルドな歌唱スタイルというのは、ポルトガル語の発音が関係してるのかな…そう考えるとフレンチ・ボッサが興隆したのも納得ですが、例えばジョイスの「See you in Rio」英語バージョンの方がしっくり来るんですよね個人的には。
      ジョアンのモッサリした発声も、歯切れ良い英語の爽やかさも僕は好きですが。
      ともあれ本作は、バックの古めかしく甘々なアレンジで好みは分かれそうだな。

      シルヴィアも、決して悪くはないし悲しげでも暗くもないものの…ボサノバ特有の湿度というか潤いが暖かみに感じられなくて、合うか合わないかで言えば僕は後者みたいでやけに時間が長く感じられましたよ。笑
      考えてみれば、本場でのボサノバって50年代でしたね…どんなボサノバも古く感じない、なんて訳なくて古びちゃってる音源もあって当然だったんですなぁ。
      まぁ古いかとうかではなくこれは気分次第ですね多分、今はカタルシス寄りだけど両作ともデトックス効果が欲しい時なら心地好いのでは?…例えば少し前に聴いたエメとかもそうだけど、ちょっと今はいいかな。




      以下、曲順. 曲名/アーティスト名。
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        | music | 2020.06.15 Monday | comments(0) | - |
        最近聴いたCD
        BADEN POWELL & PAULO C PINHEIRO「Os Cantores Da Lapinha」
        JOAO GILBERTO「Joao Voz E Violao」

        これも先日の「BOSSA NOVA 3」「V.I.P. Hot R&B / Hiphop Trax」と共に発掘した、10年以上前に焼いたCDです…バーデン・パウエルのエレンコ盤から7曲、とジョアン・ジルベルトのアルバムから10曲と最後にカエターノ・ヴェローゾ「レオンジーニョ」を加えた1時間強18トラック入りの自家編集盤です。
        バーデンの方は「BOSSA NOVA 3」にも収録されていたギター・インスト「Tempo feliz」のイメージを期待し過ぎて、パウロ・セザール・ピネイロ名義でもある事を主張するようなサウンドが少し耳障りに思えましたね…歌も入ってますし、何か違う感じで。

        とはいえバーデンも賑やかさと張り合うような熱いギター・ワークを1曲目から披露してくれますし、サンバではアルペジオのようなリフのような速いパッセージの手数が圧倒的でした。
        というかボサノバとの差が激しいのねバーデン、ギターのバッキングとしては目からウロコで聴き堪えはあるもののサンバ素人にすると曲がイマイチ印象です。
        ジョアンの方は対照的に彼らしいというかボサノバ感満点で、囁くような木管楽器を思わせる声とギターのみ…その声音を生温い微風とするなら、ギターの奏でる和音の調べは鬱蒼とした草木から漂う嗅いだ事のない異国の匂いでしょうか。

        ボサノバ特有のコード進行に混じって、たまに(おや)と思わされるんだけど気付いた時には次の和音に紛れてしまう…この流れが心地好く、先に収録したバーデンの違和感から聴き返す頻度が減って埋もれていたのを思うと勿体なかったわ。
        ラストの「レオンジーニョ」は行進するようにリズムを刻むギターの弾き語りと口笛に、どことなく身軽な旅のイメージを感じます。




        以下、曲順(赤字は自家盤収録分). 曲名/アーティスト名。
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          | music | 2020.06.05 Friday | comments(0) | - |
          最近聴いたCD
          V.A.「BOSSA NOVA 3」

          これは前にも紹介してる気がします、確か2枚組だったかで気に入った曲だけ自家用に編集した一枚です。
          元がボサノバのスタンダードばかりコンパイルした企画盤なので、正に選り抜きボサノバ決定盤!という17曲…そして最後に中村善郎が「E presiso perdor」に日本語の歌詞を施した「許さなければ」を追加し、全18曲1時間弱の構成。
          ま、特に改めて書く事はありません…そもそもボサノバに詳しい訳でもないですし、お好きな方なら曲名を見て(ふっ、素人め)と思われる位の定番ばかりです。
          とはいえジョイス「See you in Rio」は、好いアクセントになってるよなと。




          以下、自家盤収録分の曲順. 曲名/アーティスト名(オリジナルのトラックリストはコチラ)。
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            | music | 2020.05.18 Monday | comments(0) | - |
            最近聴いたCD
            V.A.「V.I.P. Hot R&B / Hiphop Trax」

            本来は2枚組ですが1枚に自家用編集した17トラックを久しぶりに聴いてました、焼いたのも多分10年以上前ですし聴き返したのもこのブログを始める前だったかもなぁ…しかし再生機が最初はディスクを認識しなかったので、何かCDの成分が抜けちゃったんじゃないかと焦りました。笑
            ずいぶん聴いてなかったけど、ほぼ全曲がメジャーなダンス・ミュージックをサンプリングしたフレーズを持ってるからか印象に残ってますね…というか、そういう特にキャッチーな曲だけ集めたからでしょうな?
            ま、何も言う事ないです。
            どの曲も美味しい感じ。笑


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            以下、トラック番号(赤字の曲は自家用編集盤収録分)・アーティスト名「曲名」。
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              | music | 2020.05.04 Monday | comments(0) | - |
              最近聴いたCD
              PATTI AUSTIN「END OF A RAINBOW」

              パティ・オースティン'76年のアルバムで、CDは'13年のリリース…しかし意外だったのはCTIがリリースしてたって事、確かにプロデューサーはクリード・テイラーとあるしルディ・ヴァン・ゲルダーもエンジニアに表記されてます。
              しかも当時のフュージョン界の気鋭ミュージシャンが大勢参加しているのも驚きで、スティーヴ・ガッドにリチャード・ティーとエリック・ゲイルスタッフ結成直前でしょ?…クレジットにはラルフ・マクドナルドウィル・リーも、そして「Discngs」当該ページのアルバム情報ではジェフ・バーリンやブレッカー兄弟の名前まで載ってるよ!

              この「CTI SUPREME COLLECTION」シリーズ監修・ライナー執筆を担当した小川充なる人物の解説によりますと“1970年代後半、CTIはポップス、ソウル、ディスコ方面により接近”していたそうで、所謂ブラック・コンテンポラリーな方向性から起用されたセッション・シンガーを経てチャカ・カーンやランディ・クロフォードと同様にパティも名を知られるようになったとか…そもそも4歳でサミー・デイヴィスJr.に歌声を見出され、60年代後半からシングルをリリースしていた彼女ですから本作は満を持したデビュー・アルバムだったといえそう。
              あ、前置きが長過ぎる?笑

              個人的な印象は全体的にマリーナ・ショウと被り気味です、モノトーンで顔アップのジャケ写は向きが違うだけだしサウンド的にもね…ただマリーナのアルバムよりはR&B色は薄めでブラコンというよりはA.O.R.っぽいかな、まぁミュージシャンもちょっと被ってますし年代なども考えれば許容範囲というよりは妥当な気がしますけれどね。
              マリーナも聴き込むにつれて沁みてきましたが、本作の淡いブラコン感の方が耳馴染みは好いかな…しかし本作の全9曲中「More today than yesterday」以外はパティ自身が書いてるようで、単なるシンガーでなくSSWだったとは意外!

              パティといえば僕は「Do you love me?」のイメージが強いけど、Wikipedia情報によると「Do you〜」同様ロッド・テンパートン&クインシー・ジョーンズが手掛けたMJの名盤「OFF THE WALL」でも「It's the falling in love」でデュエットしていたとは驚き。
              そんな彼女への先入観を覆す、パワフルというよりクワイエット・ストームを先取りした落ち着きのあるグルーヴは無難にオススメ。
              ミニー・リパートンの「Lovin' you」と比べられがちな1曲目「Say you love me」よりは、次の「In my life」「You don't have to say you're sorry」が個人的にはツボでしたね。


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                | music | 2020.04.22 Wednesday | comments(0) | - |
                最近聴いたCD
                HAIM「SOMETHING TO TELL YOU」

                相変わらず3姉妹してリンリン・ランランみたいな、アイドル時代のアグネス・チャンみたいな髪型ですな…しかも揃ってフィンガー5かジョニー・デップが演じたハンター・S・トンプソンを思わせるグラサンで、よく分からん姉妹だわ!
                まぁ(チョイとイイ女)風情にも遊び心があるんだよね、露出過多なセクシー路線に走りがちな女性シンガーとは一線を画すビジュアルはOKです…最初に観たライブ動画のブルージーなサウンドと、1作目のトリッキーさとのギャップもまた個人的には面白かったし。
                そりゃあバンドは音が全てと思わなくもないけども、解説書はあって欲しいわ。

                前作はTSUTAYAで借りたから解説書なかったんですが、本作は図書館で借りたのでした…十代の頃は両親とクラシック・ロックのカバー・バンド「ロッキンハイム」を組んでチャリティー会場などで演奏してたそうで、彼女たちがフリートウッド・マック好きなのもその辺にルーツがあるのね。
                父の影響で幼少時からドラムを学び、ベースの長女はUCLAで民族音楽を専攻したと知ると際立ったビートのセンスも腑に落ちます…また長女と次女はTHE VALLI GIRLSで先行デビュー、更に次女はジュリアン・カサブランカスらのツアー・ギタリストとして活動していた時期もあったとか。

                3姉妹では地元L.A.のライブ・バンドとして6年、その後に制作したミニ・アルバムの音源がイギリスのラジオ局から注目を集めてフルアルバム「Days Are Gone」が大ブレイク…そんな素地があるからアメリカらしくない音になったのかもね、少なくとも僕にはクラブっぽいリミックスとの相性の好さがフェニックスレイト・オブ・ザ・ピアに近い印象だったのです。
                本作も音響系っぽい凝ったサウンド・デザインですが、本作の解説書でも名前が出てくるヴァンパイア・ウィークエンドってサン・シスコも影響を受けてたよな…ま、どんだけ関係してるかは分かりませんけども。

                リズミカルな節回しの歌い方から、個人的にケイト・ブッシュを連想しましたけど似てるって気はしないんだよな…なんだろう、アクセントの込め方なのかな?
                訳詞を読んでみたら、ほぼ全曲が恋人の関係で苦しんでいる的な感じで…そういう感情吐露っぽさが言葉の響きに表れてるのか、訳詞家の力量もあるでしょうけど理知的なニュアンスは大人の女性といった雰囲気。
                楽曲自体のポップス・センスと曲毎に潜む何かしらハッとさせられる音のフック、曲作りに独特の方法論を確立させてるんだな…これは本作が、ではなく前作のユニークさが偶然の産物ではなかった事の確信です。
                HAIM「SOMETHING TO TELL YOU」(←左クリックで拡大表示されます)
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                  | music | 2020.04.12 Sunday | comments(0) | - |
                  最近聴いたCD
                  SAN CISCO「同」

                  よく分かんないサン・シスコ、動画サイトで観たユニークな「Fred Astaire」が入ってる'14年のデビュー盤をTSUTAYAで借りようとしたら図書館で見つけまして…やっぱ解説書があると背景が見える感じがしますね、図書館で発見したのはラッキーだったと思うわ。
                  ギター・ボーカルの4人組だけど、ボーカルも取るガールズ・ドラムやヴィンテージ器材コレクターのギタリストがシンセ鳴らしたりでヒネクレ・ポップな味わい…MGMTの影響と言われれば納得、でもクセのある楽曲アレンジじゃない?
                  しかも本作のレパートリーは十代の頃のだそうで、まだ全員20歳だったのね!

                  オーストラリアのバース出身で、港町フリーマントルの同じ高校で友達同士だったそう…釣りとサーフィンが好きでジャック・ジョンソン系サーフ・フォークのSSWをしていたギター・ボーカルが、レコーディングを機に別ユニットを統合させバンド形態に発展させて現在に至っているとか。
                  確かボンベイ・バイシクル・クラブなんかも高校時代の仲間とバンド・デビューだった筈だけど、面白い音でもアルバム1枚で終わっちゃうパターンって多いよね…サン・シスコの場合は本作の後もアルバムが出てるので、続いてくれていったらなぁと勝手ながら楽しみに思ってしまいます。

                  ボーナス・トラック4曲入り全17曲の約50分、ありがちなリミックス焼き増しホートラではないのは好いですね…訳詞を読んでると背伸びしない等身大の歌詞ながら、都会育ちとは違うワイルドさに出自が感じられるのも個人的には好感。
                  作曲はサン・シスコ名義でクレジットされているものの、バンドの核となっているギター兼ボーカルが中心なんだろうと思うのだけど…解説書の「どれも基本的にトラディショナルでアコギ弾き語りでも成立する曲」かは微妙かな、アコギ1本だと曲としては逆に退屈そうな気が僕はするけど?
                  むしろバンドで演る前提で成立してる気がしますね。
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                    | music | 2020.04.05 Sunday | comments(0) | - |
                    最近聴いたCD
                    SHERYL CROW「C'mon C'mon」

                    ちょっと前に動画サイトで観たPVの「Steve McQueen」「Soak up the sun」音源が1〜2曲目に収録されてる、シェリル・クロウの'02年リリース作です。
                    TSUTAYAで借りようと思ってレンタル・リストに入れてたんですが、先に近所の図書館で発見しまして…しかも「スペシャル・ジャパン・ツアー・エディション」とかいう2枚組バージョン、お得なのかは聴いてのお楽しみと思っていたら。
                    ディスクが上手く再生されず終いに認識しなくなり、DVD/CD再生機が不調なのかとPS2で聴いてもブツ切れの嵐…盤面クリーニングしたら、円周に沿って細かな傷がタップリ!笑

                    なんか続くなこの頃、レンタルあるあるとはいえ借りる人のマナーが低下してるのかな?…シェリルには申し訳ないけど、生憎な出会い方になっちゃいました。
                    ま、ボーナス・ディスクに件(くだん)の2曲のPVが仕込まれてる時点でパソコンに入れたくなかったんだよね…基本的に「先ず再生機のスピーカーで聴いてからPCでヘッドフォン再生」っていうパターンなんだけど、PV再生の専用アプリケーションとか強制インストールされたら厭なのでね。
                    大体そのPVは既に観たし、なんかお色気アピールっぽいのが鼻についたのよ両PVとも…柄でもないのに、何か焦ってるのか?と。

                    そもそもカントリー系シンガーだからファンの大方はアメリカの保守層だろうに、もっと若めの新規リスナー獲得でセールス伸ばしたかったのかねぇ…そもそもカントリー系ポップスって王道アメリカン・ロック風だし、同じ出自の女性シンガーだと似通った印象になりがちな気はしますけど宿命みたいなモンだよね?笑
                    こういうアメリカン・ロックっぽさは嫌いじゃないし、マックイーンの名前を女王に引っ掛けてるのも面白いと思います…まぁアルバム通して聴くと飽きはしますが、歌詞に対訳が付いてたら少しは違ったかもな。
                    1枚目は16曲、2枚目はスタジオ・ライブの4曲。
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                      | music | 2020.03.30 Monday | comments(0) | - |




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