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「チャンス」のピーター・セラーズが主演した'68年のMGMコメディ、冒頭の劇中劇で状況が分からないうちから笑わされました!
インドから来た駆け出し俳優に扮して、Mr.ビーンの原点か?っていう密室サイレント・コメディ・・・から騒ぎの果てが微妙にセンチメンタルなオチ、という抜け感もまた洒落てますよ。
紹介記事【2017.08.02】
デイブは宇宙船 [DVD]
デイブは宇宙船 [DVD] (JUGEMレビュー »)

「現代文化を異文化の視点で描く」という「星の王子 ニューヨークへ行く」パターンを、もう一捻りして「異星人集団のSF冒険活劇」に練り込んだ本作。
時代遅れの事前情報で人工衛星から計算外、妙に多機能なデイブ・ミン・チャン号・・・原始的で野蛮な文明に毒されていく乗組員、そして地球人と宇宙船のロマンス!
個人的にはクローゼットで大笑い、Old Navyネタも可笑しいな・・・「キャプテン・クランチ」ネタやアイスクリーム屋と間違われるコンチなスーツ姿など、分かればウケる要素も。
紹介記事【2017.03.14】
コンボイ [DVD]
コンボイ [DVD] (JUGEMレビュー »)

故サム・ペキンパー監督作では評価の低い本作、分かってねーよなぁ。
70年代に隆盛したカー・アクション的ロード・ムービーの流れを汲みつつも、救世主の物語が仕込まれてるのは何故?
少なくとも当時のアメリカにおけるトラック運転手という生業の社会的地位はド底辺、その連中からエクソダスが始まり・・・賞賛から憎悪へ豹変する世間に諦めない男と男、死して英雄となる世の中を笑うラストは痛快の一語!
紹介記事【2017.01.17】
PlayStation 2 ミッドナイト・ブラック SCPH-50000NB【メーカー生産終了】
PlayStation 2 ミッドナイト・ブラック SCPH-50000NB【メーカー生産終了】 (JUGEMレビュー »)

正直、ゲームはこれで未だに事足ります。
メーカーには悪いけど、精彩グラとかオンラインとか不要だし。笑
紹介記事【2017.04.21】
勝手に観光協会 勝手に御当地ソング47+1
勝手に観光協会 勝手に御当地ソング47+1 (JUGEMレビュー »)
勝手に観光協会
みうらじゅん&安斎肇による歌とコーラスで、全国各地の郷土愛を歌い上げる本作。
モチーフ探しの観光後、旅館の角部屋で共同作詞&レコーディング…テレコ直録りの部屋鳴りがまたトリップ感を昂ぶらせます。
10年越しの生みの苦しみは、ラスト沖縄の不自然なフェードアウトで昇天したかのよう。笑
[Disc1]紹介記事【2017.06.07】
[Disc2]紹介記事【2017.06.17】
ミッドナイト・ドリーム
ミッドナイト・ドリーム (JUGEMレビュー »)
マンハッタンズ
日本版ジャケの、煌めく摩天楼の夜景がピッタリな甘々コーラス。
ドゥワップ時代から息の長い男声グループによる、ブラック・コンテンポラリーなA.O.R.盤です。
正直、こういう毒にも薬にもならんようなベタさって本来は苦手な筈なんですが・・・1曲目でガッチリ掴まれましたよ、改めて聴いてみても非の打ち所がありません。
紹介記事【2017.01.31】
Discovery
Discovery (JUGEMレビュー »)
藤田千章,佐藤竹善,アンドリュー・オセロット,クリアー・フィッシャー,小林正弘,キャット・グレイ,西村智彦
今となってはジャケのCGがチープですけど、本作のサウンド・デザインは今でも驚異的です・・・楽器の各パートやフレーズと、イコライジングによる音域(周波数)特性の強弱とを緻密に計算してミックスされている気が。
特に最初の2曲に顕著で、更にラスト2曲ではデヴィッド・T・ウォーカーのギターをフィーチャーした佐藤竹善A.O.R.という意外性も。
紹介記事【2017.03.09】
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久々に腹の皮が捩れるほど笑わせてもらいました、北海道ローカル局には勿体無いほど優秀なマジメ君の斜め上を行く“バカ枠入社”の花子さん・・・放送事故か奇跡の視聴率かとハラハラ、腹の皮がw
紹介記事【2017.01.19】
ローグギャラクシー ディレクターズカット PlayStation 2 the Best
ローグギャラクシー ディレクターズカット PlayStation 2 the Best (JUGEMレビュー »)

通常版に様々な新要素を追加し、ゲームバランスも再調整された本作・・・いわゆるクソゲー要素が低減したかは判りませんが、新たに水の星アリスティアへ行けるようになり嬉しい!
ただし武器が増えた分、その合成ルールが通常版から一部変更されて思い通りにいかないもどかしさも。
紹介記事【2017.08.16】
もののけ姫 [DVD]
もののけ姫 [DVD] (JUGEMレビュー »)

世間では不当なほど評価が低いようですが、宮崎駿のジブリ作品では本作こそが最高傑作です。
鎮西の乙事主の“このままでは わしらはただの肉として 人間に狩られるようになるだろう”という言葉が、やがて“小さくバカになりつつある”猪たちを狩りもせず流れ作業で食らう千尋の親に繋がるのです。
紹介記事【2017.04.29】
Zill O'll ~infinite~
Zill O'll ~infinite~ (JUGEMレビュー »)

PS版からのグラフック向上と、仲間キャラクターやイベントの増加で分岐するエンディングもアップした本作。
出身地によって変化する展開、イベントでの対処次第で敵にも味方にもなるキャラクター。
そして奥深い歴史設定が反映された人物造形など、何周しても飽きのこないゲームソフトです。
紹介記事【2017.11.15】
EMOTION the Best 機動警察パトレイバー2 the Movie [DVD]
EMOTION the Best 機動警察パトレイバー2 the Movie [DVD] (JUGEMレビュー »)

前作の(大規模ハッキングによるサイバー・テロ)が絵空事ではなくなった現在と、フェイク情報に自衛隊と警察が翻弄されて東京が戒厳令下に置かれる本作。
冒頭の場面は、PKO日報問題で揺れる現在が25年も前に描かれた本作に重なります。
ハードボイルドな展開に織り込まれた大人の恋路に、古典芸能の趣きを漂わせた演出は意味深です。
紹介記事【2017.04.30】
 (JUGEMレビュー »)

正直に言って、この作者の絵柄は苦手です・・・でも、本作にはこの絵柄しかない!って感じ。
だから苦手な方にも読んでみてほしいです、あの戦争について語らなかった人の気持ちが伝わってきます。
そしてラストの、現代に突き刺さる批評に思いを巡らせてほしいです。
紹介記事【2017.06.20】

最近読んだマンガ
藤原カムイ×寺島優「雷火 (普及版)」第五巻

前巻ラストで獣じみた山童(やまわろ)の集団に襲われ、元・生口で神仙術見習いのタキとはぐれたライカ逹…捜しに行こうとした矢先に巨大手裏剣など見慣れない武器を操る連中に囚われ、タキも見知らぬ少女を襲う熊から助けるも逆に山童呼ばわりされてしまい。
この一帯に巣食う山童の襲撃を受け続けてきた砦の一族は、実は半島から渡来した製鉄技術者の末裔なのでした…かつてない大集団が襲来する最中、タキと再会したライカ逹の加勢で獣人軍団は追い払ったものの一族存亡の危機に立たされ。
ライカ逹の戦闘力を知った人々は、助勢を得た今こそ好機と村長に請願します。

虫のいい手のひら返しにブチギレ寸前のオタジと、村人の死に自分の身上を重ねて憤るタキ…余所者への嫌悪感が人一倍強く、一族の存続を考えて慎重にならざるを得ない村長ですが。
唯一の肉親である少女を救われた上に一族のためにも戦ってくれたライカ逹との逆襲作戦に、砦の命運を賭ける覚悟を決めました。
巻末描き下ろしの設定資料によると、砦の男逹の黒装束は“村下(製鉄従事者)と呼ばれる人たちの服装を元に”したとか…“戦国時代の忍者の服装のルーツ”とも書かれてますが、表紙カバー折り返しで藤原は“絵空事を絵空事として”云々とも書いてますからねぇ?
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    | comic | 2018.08.18 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |
    最近読んだマンガ
    冨樫義博「レベルE」Vol.1

    先日の「最近買ったもの」で書いた、漫画をまとめ買いした中で唯一の未読作家による作品です…作者が「HUNTER×HUNTER」というカルト的(?)な未完の漫画を描いている事は知っていましたが、それがどういった内容かは全然知りません。
    ちょうど他の漫画を検索していて目に留まった本作、3巻で完結してるし試しに読んでみようと思った次第…初版'96年の集英社ジャンプ・コミックス、初出は前年の週刊少年ジャンプ。
    1巻のサブタイトル“An alien on the planet”はNo.001と同名で、No.005までが収録されております。
    表紙カバーのイラストは、ホラー系っぽいですけど。

    SFギャグ漫画ですね一応、そこまでの理屈がある訳じゃありませんが…念願の独り暮らしが叶った高校1年生の筒井雪隆の部屋に先住していたドグラ星の王子、不時着の衝撃で記憶を失ったと言う彼が引き起こす騒動の数々が描かれます。
    ギャグに感じる懐かしさ、これは江口寿史の「すすめ!!パイレーツ」だわ…何故か無闇に池上遼一タッチの劇画顔、No.002の口絵は鴨川つばめの「マカロニほうれん荘」をネタにしてる気が。
    そう思うと雪隆は筒井康隆で隣室の江戸川美歩は江戸川乱歩、ドグラ星は「ドグラマグラ」で王子の捜索に来たクラフト隊長やサドとコリンも作家名由来では?

    No.002から登場する捜索隊とディスクン星人の一悶着と意外過ぎる結末、宇宙会議に間に合った王子が治安維持対策委員会の最高責任者としてドグラ星の監視指定惑星となった地球に定住してしまう“彼方からの手紙”…これはスチャダラパーの曲がネタ元なのか、彼らより先に「カナダからの手紙」をもじったのか。
    No.004〜005は梅図かずおテイストのミステリーで、王子もサブキャラも出てこないけど…ラスト2ページで予想外のメタ展開、王子の仕事の一環だったとは!
    うーん、侮り難し作者…でも妙に「おやつ」を連想させるんだよね、何が似てるって訳でもないんだけど。
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      | comic | 2018.08.16 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
      最近読んだマンガ
      藤原カムイ×寺島優「雷火 (普及版)」第四巻

      前巻のイキナメ撃退戦で母親を失った生口(奴隷)のタキ、卑弥呼の葬儀で父親を人柱にされ張政を憎む世間知らずのガキですが準レギュラー化してますな…とはいえ基本的に役立たずだし、要らん事して窮地を招く立派な足手まといですが。
      遂にライカ達と同じ天涯孤独の身となってしまい、彼らに神仙術を習うと宣言。
      一方で壱与は悩んだ挙げ句、何より邪馬台国で苦しむ民草を救いたいと決意し…張政を殺しても国は変えられないと考えていたライカは狗奴国から奪った馬で彼女を送り、女王の回帰に歓喜し平伏する民衆に君主の有り様を思い知らされます。
      瞳に宿す帝星、って事は?

      壱与が戻って国に活気が生まれ、折よく張政が魏に依頼した総勢160名の職工が到着…狗奴国との再戦に備えて響く槌音、女王然とした壱与に苛立つ張政。
      そしてライカも己の道を求め、当てどない旅へ…冬が過ぎ春が来て、いよいよ国造りに動き出すっていう時に不気味な山童(やまわろ)の襲撃を食らうのでした。
      しかし邪馬台国を乗っ取るために、先ずは狗奴国を手中に収めようというアイデアは面白いな…規模からいえば小国といえど3人で敵う筈もなかろうに、騎馬軍の強さに着目した辺りからしても発想が国造りというより国盗りなのでは?笑

      ちなみに作画担当の藤原カムイは、表紙カバーの折り返しにこう記しています。
      “一枚絵のカッコ良さを追求してコマ割りをすると、見る漫画としてはカッコイイけど読む漫画としては、流れを崩しがちである。
      雷火は、むしろ絵は細かいタッチで描いているが、読むための流れを重視している。
      絵で止まる箇所が少ないという事、漫画にとって、実は大事な事だったりするのだ。”
      これは本作と同時期に描いていたドラクエ漫画を意識したコメントと受け取るべきなのかもしれませんが、そっちを読んでない僕としては本作以前の「チョコパ」「至福千年」などが思い浮かびました…特に細緻なアクション描写という点で本作に通じる「チョコパ」は、確かに“見る漫画”だったよなぁってね。笑
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        | comic | 2018.08.09 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
        最近読んだマンガ
        南伸坊「李白の月」

        こないだ「最近買ったもの」でも書きましたが、もう何度となく読んでる本作…初出は'88〜90年の「コミックトム」で、先ず「チャイナ・ファンタジー」の書題で単行本化された後に各話毎の解説エッセイを付して「仙人の壺」と本書とに分冊されたのだそうです。
        ただし、本書に収録された17編の内2編は分冊された単行本のための書き下ろしで1編は'02年に「鳩よ!」という雑誌に掲載されたものを文庫化する際に追加したとか…ま、そこら辺はどうでもいいですけど。
        僕に、自分が怪談を好むのはホラー要素でなく志怪要素に惹かれるからなのだと気付かせてくれた一冊で。

        もう一冊は「仙人の〜」で、あとは小泉八雲の「怪談」ですが、どれもシュールな泥臭さとでもいうか猟奇的な恐怖とは質が違っていて…そういった人の情やら念やらの抜けた渇きっぷりの源流は中国志怪にあったのですけど、六朝時代の「捜神記」から清代の「聊斎志異」まで数多の志怪録が遺されているんですね。
        それらの中でも作者が特に牽かれた小話を、旨みを残しつつ実にアッサリと描いている…文を抑えて絵で語る、その力量は読み返すほどに唸らせられるのです。
        最初は少し物足りない、そのユルさに味わいを感じていたのに…無駄もなければ隙もない、そう気付いて。

        コマ割りも画面構成も考え抜かれている、普通じゃこうは描かないよなぁ…と、自分のセンスを自覚出来ている座りのよさに今更ながら作者の凄味を感じます。
        しかし各話に付されている、蛇足と称したエッセイ文も面白くて…言うなれば「余白を活かした文章」なのですよ、敢えて描かない空間の表現に似た印象で。
        画力に相応しい漫画としての構成力、そして志怪の非ホラーな魅力を軽やかに表す文才と…読み直すほどに奥深くなる、その裏には師匠筋に当たる赤瀬川原平の多芸多才さにも一脈通じる氷山の一角的なバックグラウンドがあるのでしょう。


        〈志怪〉関連記事:
        【最近読んだ本】岡本綺堂「中国怪奇小説集」 | 2008.10.07
        【最近読んだ本】ラフカディオ・ハーン「完訳 怪談」 | 2010.05.19
        【最近読んだ本】話梅子(編訳)「中国怪談」| 2013.06.26
        【最近読んだ本】ラフカディオ・ハーン「新編 日本の怪談」| 2013.06.29
        【最近読んだマンガ】南伸坊「李白の月」| 2013.07.01
        【最近読んだマンガ】南伸坊「仙人の壺」| 2013.07.04
        【最近読んだ本】蒲松齢(作)、柴田天馬(訳)「和訳 聊斎志異」| 2014.11.19
        【最近読んだ本】日本民話の会・外国民話研究会(編訳)「世界の妖怪たち」| 2015.10.31
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          | comic | 2018.08.04 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |
          最近読んだマンガ
          藤原カムイ×寺島優「雷火 (普及版)」第三巻

          時は紀元3世紀、大陸は三国戦乱の時代を迎え…その一国、魏と同盟を結ぶ邪馬台国は軍事顧問として派遣された張政の謀略により老女王・卑弥呼が暗殺されて混迷の最中にあります。
          近隣29連合国の首長統治国である邪馬台国は南の狗奴国と一触即発の状態にあり、両国に挟まれた熊鬼山で孤児を育て神仙術を仕込んだ老渡来人の元を去ったライカは仲間のウツキとオタジと邪馬台国へ…筆頭巫女で次代女王となる壱与と惹かれ合うライカに女王殺害を糊塗し政権を握った張政は、武闘派の内乱に紛れたライカ達に壱与を連れ去られてしまうのでした。
          というのが、前巻まで。

          邪馬台国の親衛隊長として壱与を追跡するキジノヒコでしたが、反張政派に加担し追われる身となって狗奴国に命を救われました。
          大陸との交易で逸早く騎馬隊を組織し、城塞を構えるなど先進的な国家運営に目を見張るキジノヒコ…日向一族を統べる国王ヒメキコソの豪胆さに魅入られ、また彼に見込まれて夜美の率いる騎馬隊に編入されます。
          一方、熊鬼山の老師と再会したライカは“国造り”を戒める教えを聞かず邪馬台国へ…彼を動かすのは壱与の存在だけではなく、山育ちの彼にとって未知のフィールドである“国”という概念への好奇心なのです。
          しかし軽はずみでしたな?

          邪馬台国に攻め入らんとする狗奴国の騎馬に驚愕するライカ達、折悪しく阿蘇山の噴火が一帯に噴石の雨を降らせて両軍大破…更に張政の配下イキナメが仕掛けた罠に落ちる壱与、間一髪で間に合ったライカ達は壮絶な神仙術合戦の果てに際どくもイキナメを撃退。
          彼や張政、老師ら渡来人のもたらした神仙術が後々に忍術へと発展するんです…少なくとも本作の設定上はね、なので歴史大河ストーリーに特撮映画ばりの忍者アクションが盛り沢山!
          だけど今の読者は「NARUTO」を先に連想するだろうなー、っていうか僕がそうだったのですけど。笑


          関連ありそうな記事:
          【最近読んだ本】国立歴史民族博物館「縄文文化の扉を開く 三内丸山遺跡から縄文列島へ」| 2008.03.12
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          【最近読んだマンガ】山岸凉子「月読」| 2009.10.29
          【最近読んだ本】「マンガで読み解く 日本の歴史 弥生〜奈良時代編」| 2012.07.15
          【最近読んだ本】藤森栄一「古道(こどう)」| 2014.12.13
          【最近読んだ本】田中俊明(監修)「この一冊で早わかり 日本・中国・朝鮮 東アジア三国史」| 2016.10.25
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            | comic | 2018.08.02 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
            最近読んだマンガ
            星里もちる「光速シスター」1巻

            初版'09年、出版元は小学館…前年より同社の「ビッグコミックスペリオール」にて連載されていたようで、まぁ今から10年前とはいえ現役だったんですね。
            そもそも作者の漫画は「夢かもしんない」から「りびんぐゲーム」や「オムライス」など、90年代の一時期に集中して読んでいた記憶があるのですが…どういう経緯で作者の漫画を読むようになったのかが、まったく思い出せないのです。
            漫画雑誌を読んでたのは高校時代までだし、自分から興味を持つストーリーじゃなかったし…ラブコメは好きですけど、この作者の漫画って何故か結婚とか同居モノばっかりですから。笑

            僕の地元っぽい景色だったりハマってた頃に住んでた辺りが舞台だったりした偶然もあり、アニメや特撮ネタに同世代のツボを感じたり…おそらく単行本化されていた作品は一通り読んだんじゃないかな、そしてたまたまでしょうけど完結してない単行本シリーズが当時なかったせいで僕は勝手に(もう描いてないのか)と思い込んでしまっていて。
            だから、ふいに作者の名前が浮かんだので検索してみて未読作の多さにビックリしたんです…あんなに夢中だった割に記憶から抜け落ちていた事が不思議で、改めて読み返さずにはいられなくなってしまいまして。
            で、先日「最近買ったもの」に書いたような次第に。

            前置きが長くなりましたが、そんな訳で本作は初めてなのです…相変わらず同居モノではあるものの、ちょっとSFテイストっぽい設定に興味を惹かれまして。
            ある日、目覚めたら妹が同居してた…俺に妹が?!いたような気もするけど、なんかヘンな気も?という発想が2ちゃんオカ板みたいなのが個人的にツボで。
            しかし妹の正体は、爆発事故に巻き込まれて死にかけた主人公の生命維持のために姿を偽装+彼の記憶を書き換えて居候している宇宙人だった!…って、大枠は昔の特撮路線じゃないの!
            しかも主人公が、ドラマ専門チャンネル勤務なのね。

            単に昔のドラマ・ネタで笑かすだけじゃなく、それが妹ハナの伏線にもなっているのです…が、まさか1巻で事態が明かされるとは!
            大体ハナは日本の文化っていうより地球人の慣習なんか知らないので、そりゃあもう初っ端から笑わせてくれますよ…彼女の行動原理は主人公の生命維持が最優先なので、夜な夜なコッソリ彼に補充してるエネルギーが切れて死んじゃう事が何よりも心配なのです。
            そこに主人公と恋愛未満の北川と同僚の松木が絡み、明らかになる空白の1日に何が起きたのか…でもハナの宇宙人上司が現れ、2人の記憶も一緒にリセット!
            やっぱ筋運びが上手いわ。
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              | comic | 2018.07.26 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
              最近読んだマンガ
              藤原カムイ×寺島優「雷火 (普及版)」第一巻&第二巻

              ずいぶん前に1巻だけ読んだ本作、突然まとめ買いしちゃいました…中古で安くなってたから、とはいえ全21巻って結構あるのね?
              実は「最近買ったもの」で書いたように、他にも漫画の古本を幾つか買っちゃって…思ってた以上に場所を取るので、ちと困った!笑
              それはともかく本作、2巻って前に読んでたっけか?…と思ったら前のは「凍結版」、いわばファイナル・エディションだったのね。
              で今回買って読んでる普及版は、いわばスタンダード・エディション…内容的には最初の単行本と同一ながら版型を新書サイズに変更、その分だけ巻毎のページ数が減らされたのかも。

              初版は連載開始から10年目の'97年、その3年後に加筆・修正を行った凍結版が出てるのかぁ…もしかして'87年からの連載分では「チョコパ」みたいに世間から要らぬ誤解や批判を浴びかねない、といった危惧を出版サイドが懸念したのだったりして?いや「チョコパ」に問題があったのかは知りませんけどもね。
              というか本作が下敷きにした弥生文化や邪馬台国といった古代史が、当時と最近ではガラリと変わってしまった可能性もあるよなー?
              歴史ってさ、既に起こった事実の積み重なりなのに不安定で移ろいやすいから…故に、こうした荒唐無稽さの余地もある訳ですけど。


              〈藤原カムイ〉関連記事:
              「ウルトラQ Unbalance zone」全2巻| 2008.01.16
              藤原カムイ×寺島優「雷火」第一巻| 2010.05.03
              「Chocolate Panic」1巻| 2013.10.26
              「Chocolate Panic」4巻| 2013.11.01
              「Chocolate Panic」3巻| 2013.11.07
              「至福千年」| 2013.11.04
              「Chocolate Panic」2巻| 2016.10.10
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                | comic | 2018.07.24 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
                最近読んだマンガ
                志倉千代丸(原作)、銃爺(漫画)、pako(キャラクター原案)、花林ソラ(構成)「オカルティック・ナイン」1巻

                初版'16年の講談社アフタヌーンKC、初出は前年末から同年の「good!アフタヌーン」…吉祥寺界隈の事件を地元の生徒が解決かぁ?これまた狭い世界のショボい話だこと、これで絵師から構成担当まで分業たぁ編集者も多頭飼い時代か?
                まとめて育成してみよう!的なチャレンジ精神は買うよ、でもちゃんとやって?
                2016年2月29日――井の頭公園の池で50体以上の遺体が発見され、話は戻って同年2月11日…って初回から戻ってんじゃねーよ、そもそも日付に意味あんの?
                オカルトネタが溢れる吉祥寺が舞台で、成蹊学園ならぬ成明高校のイカレた奴らがMMRごっこ?という。

                アフィブログの広告収入でニート暮らしを夢みる主人公に天然&巨乳のご都合女子高生などなど、彼らの溜まり場的な喫茶店のオネェなマスターは別として特異な才能を持つ高校生たちが怪奇現象に立ち向かう?笑
                あらゆる設定に新味がないです、絵は下手じゃないけど作画ソフトっぽい気もするしコマ割りと見せ方が今イチ…まるで束物アイドルみたく、単品では箸にも棒にも掛からないのを十把一絡げにしたらイケると思いましたか編集者さんよ?
                という感じの漫画でした。
                0
                  | comic | 2018.07.18 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
                  最近読んだマンガ
                  アロハ座長(原作)、羽仁倉雲(作画)、ゆきさん(キャラクター原案)「Only Sense Online」1巻

                  初版'15年のKADOKAWAドラゴンコミックスエイジ、初出は表記なし…本当に近頃は原作だけじゃなくキャラ原案なんてのも付くんだから恐れ入っちゃうよなぁ!
                  まぁ例えば原作がラノベで、そのイラストを担当した絵師をコミカライズでも起用するのは分からなくもないのです…だって原作のファンにしてみれば漫画化で絵柄が変わったら絶許でしょ、媒体で印象が違うよりは統一した方が好いわな?
                  でも正直、読み始めはMMORPGを舞台とした世界観に「SAO」パクりとしか思いませんでした…まぁログオフ出来るとはいえ最近やたら多いRPGパロディ漫画と思うと、安直だなって。

                  そもそも、このRPGパロディって発想からして本来なら同人誌レベルじゃない?…そして案の定ここでも可愛い妹だし主人公はヘタレと、何このテンプレ。
                  しかも主人公の手違いというか認証段階のミスでアバターが女性キャラ、リア友からはネカマ扱いでオン友には俺っ娘と勘違いされ。
                  マジで投げようかと思ってたら、ちょっと意外な展開に…考えなしに選択した弓武装はコスパ最悪、サポートスキルも生産系など“ゴミセンスばかり”取得してる使えないキャラですが。
                  消耗品の矢を「合成」し近場の最弱モンスター相手に弓の腕を上げ、畑で薬草を育てて回復藥を「調合」と。

                  まるでRPGあるあるですな、本筋を進めずミニゲームにハマったりするタイプ…僕も結構そうなので妙に親近感が湧いてきましたよ、オンラインではゲームしないけどスタンス被ってる!笑
                  狩った獲物の素材や畑の収穫から「調合」「合成」「錬金」センスを駆使してアイテム作成、参加した討伐ミッションでは味方バフ+敵デバフ魔法&回復係…しかも「鷹の目」センスの範囲外ロックオンを組み合わせ、独自の戦術を編み出すとか発想が面白いじゃん?
                  でも実生活では何故か両親不在で妹と二人暮らし、というテンプレあるある…大枠をありがちな設定で単純化して、仮想世界の仕様にオリジナリティ全振り?笑

                  取得したセンスを装備して、経験値を蓄積してレベルを上げていくとクラスアップ…効果が似ているセンスでも微妙な違いがあるとか、センス同士で相乗作用が発生するなど実際にプレイするとしたら覚えるのに苦労しそうな気もしますが。
                  消耗品は自給して希少アイテムで資金稼ぎ、バトル参加時はアイテムとMPで柔軟に支援と手探りのプレイスタイルを確立しつつ。
                  実際(異世界シミュレーション生活)と思えば、PS2のRPGとは大違いでしょうな。
                  だけど「RPGといえば冒険者か剣士」という主人公の定番を外したプレイスタイルで中ボスを攻略し、新たな街に着いた主人公…今後どう展開していくのか、何気にとても楽しみです。
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                    | comic | 2018.07.11 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
                    最近読んだマンガ
                    長谷敏司(原作)、鶯神楽(漫画)、redjuice(キャラクター原案)「BEATLESS-dystopia」1巻

                    初版'12年の角川コミックス・エース、初出も同年の「月刊少年エース」…また絵に描いたような「美少女×メカ」漫画ですな、今時この手の作画にCGを使ってないのは珍しいけどキャラ顔が時々えらく古いよ!
                    それはキャラ原案ではなく漫画家の地の手クセっぽくて、しかも70年代のギャグ漫画っぽいから(実は別名義での再デビューじゃない?)って感じ。笑
                    あとヒロインのレイシアが基本的に仏頂面で、まぁ設定がメカだから原作どおりなんだろうけども…「ReLIFE」の日代といい、無愛想ヒロインて微妙だよなー。
                    クールビューティーとも違うし、流行りかもしれませんが個人的にはNGだわ。

                    で、ストーリー。
                    A.I.搭載のアンドロイドが普及した近未来、高校生の主人公は可愛い妹と2人暮らし…買い物に出た夜の街で異常事態に遭遇、間一髪で彼を救ったハイスペック美少女アンドロイドに要請されてオーナー登録と。
                    更に妹が勝手に応募した美少女アンドロイドのコンテストで優勝したレイシア、主催会社の「アナログハック」というマーケティング手法を駆使した彼女の初仕事は大好評で無事終了。
                    巻末オマケ漫画は前日譚で、歴戦の特殊部隊が研究所を脱け出した5体の美少女アンドロイドに敗北…消え去った彼女らの、いや彼女らを製造した理由は何か?
                    うーん、このストーリーといい絵柄といい今更感がねー。
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                      | comic | 2018.06.28 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |




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