スキャナー・ダークリー [Blu-ray]
スキャナー・ダークリー [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
俳優の仕草や表情をアニメとして再構築する、非常に手間の掛かった映像が生理的に苦手な人もいるでしょうね。
しかしながら出演者も(誰々が出てるから)という理由で観て欲しくはないでしょう、自伝的要素の強い原作を尊重した結果としてのスキャニメーションは実に効果的です。
意義を見出せない業務に延々と従事させられる主人公、彼の破滅を前提とした麻薬撲滅作戦…小さな政府がもたらした民間委託の陥穽、委託された組織間のマッチポンプは緩いディストピアですが。
どこまでが虚構でSFなのか、エンディングには賛否が分かれそう。
紹介記事【2019.07.27】
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ]
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ] (JUGEMレビュー »)
旧東独、といっても今じゃ通じなさそうですが…80年代の社会主義国でヒップホップに目覚めちゃった若者と、彼らの活動を体制翼賛に取り込もうとする当局との丁々発止を描く青春コメディ。
飼い慣らそうとする権力側と調子を合わせつつ苦悩する主人公たち、ベルリンの壁が崩壊して彼らを待ち受けるラストのほろ苦さとタフさに男泣きです。
自分でいる事を描いている点で、英国のサルサ映画「カムバック!」と併せてオススメ。
紹介記事【2019.11.02】
ダーリン・イン・ザ・フランキス 1《完全生産限定版》 (初回限定) 【Blu-ray】
ダーリン・イン・ザ・フランキス 1《完全生産限定版》 (初回限定) 【Blu-ray】 (JUGEMレビュー »)
荒廃した世界で生き残りを賭けて地底人と戦う少年少女、その謎が明らかになるにつれ絶望の色は増すばかりですが…絵空事に潜む「茶色の朝」の未来、大人目線で子供たちの希望を切に願ってしまいました。
次の世代のために何が出来るだろう、この気持ちを失わずにいたいです。
紹介記事【2019.08.28】
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット (JUGEMレビュー »)
中学生になったばかりの頃の、世界の拡がりに戸惑う姿は性別や世代を超えて響きますね。
作画力もストーリーテリングも卓越してます、些細な一瞬を捉える巧さが。
忘れていた何か、忘れたくなかった何か…最後のコマに、胸が苦しくなりました。
紹介記事【2019.11.11】
TVアニメ『プラネット・ウィズ』オリジナルサウンドトラック [ 田中公平 ]
TVアニメ『プラネット・ウィズ』オリジナルサウンドトラック [ 田中公平 ] (JUGEMレビュー »)
(↑※サムネイルのリンクはサントラにしています)
所謂スピリチュアルなストーリーでありながら、どこか70年代アニメっぽいお約束とフォーマットをごちゃ混ぜにして力技で着地させたような奇想天外さが独特。
戦隊ヒーローに学園モノ、ジャンプ的な熱血インフレ勝負など…ネタの重ね掛けでも訳分からなくならない見事な構成、思いがけずラストに泣かされました。
正義のあるところに悪がある、よって正義は愛ではない…ならば善とはなんなのか? 先ずはご覧あれ。
紹介記事【2019.09.10】
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ]
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ] (JUGEMレビュー »)
ラジー賞を独占した下ネタ満載ムービー、とりあえず下品ですけど線引きはキッチリしてますね…笑わせる内容は、少なくとも男性なら他人事じゃないというか。
女性同士の巨乳幻想みたいなね、目の付け処が上手いなぁと。
まぁ万人向けではないにせよ、僕は感心しつつ大笑いしました。
紹介記事【2019.10.17】
夜長姫と耳男 (岩波現代文庫) [ 近藤ようこ ]
夜長姫と耳男 (岩波現代文庫) [ 近藤ようこ ] (JUGEMレビュー »)
原作者の作品は知らないので、本作は衝撃的でした…こんな物語が書かれていたのかと、まるで伝承の聞き書きか夢を書き起こしたような浮遊感!
印象としては南伸坊が中国の怪異譚を漫画にした「仙人の壺」に近い、無闇に説明しようとしない描線のアッサリ感が素晴らしいです。
空白の多さに、却って想像力を掻き立てられました。
紹介記事【2019.11.25】
さよならの朝に約束の花をかざろう 通常版 [Blu-ray]
さよならの朝に約束の花をかざろう 通常版 [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
不老不死というか不死者の物語にハマっているとはいえ、ファンタジー世界が舞台だとなぁ…と思ってましたが、不死者の(一般的な寿命の人間社会で生きる哀しみ)というツボを丁寧に描いていて好感が持てました。
寓話的なラストが作品世界と相まって、爽やかに切ないです。
紹介記事【2019.09.23】
おとなのけんか [ ジョディ・フォスター ]
おとなのけんか [ ジョディ・フォスター ] (JUGEMレビュー »)
血生臭い原題の割に、ほぼダイニング一間で完結している会話劇です。
子供の喧嘩に親が出て、大人同士で和やかに話し合って解決する目論見が破綻してエスカレート。
隣人を愛せれば戦争なんて起きない訳で、そんな皮肉な原題と裏腹に子供同士は親心を知らず…淡々としてますが大いに笑わせてくれます、個人的にはオススメ。
紹介記事【2019.10.22】
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
耳かき店ブームの火付け役、なんて書いては申し訳ないのですけども…決してブームに便乗した後追いではない、と。
穏やかな時間の流れる小さな町で、耳かき屋さんを訪れる客の脳内イメージが秀逸です。
こんな表現があったのか、こんな漫画があったのかと目からウロコ耳から(略)。
紹介記事【2019.12.23】
グラン・プリ [Blu-ray]
グラン・プリ [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
最初はソール・バスの映像分割がスタイリッシュというより情報過多に感じましたが、それが後から効いて来るんですね…世界各地を転戦するF1レーサーと彼らを取り巻く人間模様が主軸ながら、走行シーンも見甲斐があります。
クールなドラマと60年代のムードが、ダンディな三船敏郎も含めて現代とは別世界のようです。
紹介記事【2019.12.21】
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ]
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ] (JUGEMレビュー »)
アフリカに対する先入観や固定観念が、ことごとく覆されます…偏見を持たないように心掛けていたつもりでも、日本にいて伝わってくる情報自体にバイアスが入っている訳ですが。
西欧支配の呪縛に歪められた各地の民族性や搾取の構造など、日本では見えにくい暗部が著者の目を通して見えてくるようで。
アフリカの話であり、同時に現代の実像でもあるのでは?と。
紹介記事【2019.09.1】
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
現代に至る国内の移ろいを漫画に語らせる好企画アンソロジーです。
漫画にしか出来ない表現は、例えば三輪自動車が走る風景でありリンチされる米軍の操縦士であり…基本的に主観視点であるが故の、俯瞰の効く文学表現よりも接地した仮想体験なのかも。
いわば漫画こそが伝え得た戦後の一片、切り口を変えて続けてもらいたいですね。
紹介記事【2019.12.12】
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ]
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ] (JUGEMレビュー »)
笑いって鮮度があると思ってました、本作を観るまでは。
先が読めずに引き込まれましたが、確かに繰り返し観たくなるかも…計算されたシナリオが効いた笑いと、映像的な古さもまた味わい深いです。
スタンダードでバカバカしくて無駄のない、意外な傑作。
紹介記事【2019.12.10】
人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編 [ 鉄人社編集部 ]
人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編 [ 鉄人社編集部 ] (JUGEMレビュー »)
面白可笑しい切り口で紹介されてるので、ファンの方にしてみれば物申したい点も多々ありそうですが。
様々な事情から意外な最終回を迎えていた、有名な作品の数々に先ずビックリ…知って何かの役に立つ訳ではありませんけど、やはり切り口が面白いのですよ。
紹介記事【2019.09.24】
【国内盤CD】【ネコポス送料無料】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / トラフィック・アンド・ウェザー
【国内盤CD】【ネコポス送料無料】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / トラフィック・アンド・ウェザー (JUGEMレビュー »)
「Stacy's mom」の青春パンクをイメージしてたら好い意味で裏切られました。
どこかSDP「スチャダラ外伝」に通じる旅アルバム、共通する根っこは世代なのかグローバル環境なのか…しかしELOっぽさを連想させるサウンドも厭味なく無理して頑張ってない感じだし、三人称のスキットみたいに様々な切り口で綴られる旅の寸描が詩的。
パッキング上手で飽きさせない仕上がりかと。
紹介記事【2019.07.08】
【中古】[PS2]ローグギャラクシー ディレクターズカット(Rogue Galaxy Director's Cut)(20070321)
【中古】[PS2]ローグギャラクシー ディレクターズカット(Rogue Galaxy Director's Cut)(20070321) (JUGEMレビュー »)
無印版も僕は楽しめましたが、ダレ要素を改善して全体的にボリューム・アップしておりオススメです。
難を言えば、このDC版では攻略本が出てない事ですね…特に武器の合成レシピが違っているし、追加武器はノーヒントで試行錯誤の連続に。
水の惑星にある3連宝箱は、多分エリアボスに乗って飛び移らなきゃ取れないと思うので、これからプレイする方は気を付けてね!笑
紹介記事【2018.07.19】
【中古】PS2 スターオーシャン3 Till the End of Time
【中古】PS2 スターオーシャン3 Till the End of Time (JUGEMレビュー »)
ディレクターズ・カット版が出てるようなので、そちらをオススメします。
僕も終盤でメニュー画面を開こうとしてブラックアウトや異音と共に「ディスクからデータを読み込み中です」と表示されたままフリーズでプレイ断念中です。笑
リアルタイム・バトルの忙しさは好みの問題として、城下町などの雰囲気が最高!
中世レベルの惑星に来た主人公がハイテク宇宙人側、という立ち位置はユニークで楽しめました。
紹介記事【2018.07.25】

最近読んだマンガ
小林じんこ「JUNKIN' GAP CLASH」1巻

たまたま古本屋の百均コーナーで発見し即決、だって作者の漫画ならパラ見しなくても読むから…初版'11年で月刊「IKKI」連載開始は'09年、そうか未だに現役で描いてくれてたのね!
個人的に「風呂上がりの夜空に」は80年代の名作と思ってますが、本作もテイスト一緒で嬉しくなりましたよ…方向性を変えなかったのか一周して戻って来たのか分かりませんが、好い意味で画風も変わってなくて正直ホッとしました。笑
本作は東京農理工大学の戦隊特撮同好会(STD)のユニークな性癖の面々と大雅とミモザの話、ある意味「みんなフツーでみんなヘン」といった王道ラブコメ。

たまたま目にした特撮番組「大自然戦隊エコレンジャー」で、全身タイツ=ゼンタイへの衝動に目覚めてしまった大雅…気兼ねなくゼンタイ着用が出来る一人暮らしをすべく、セキュリティが売りの寮がある大学に晴れて入学したものの。
大学側の手落ちで満室の学生ハウスはペンディング、しばし空き待ちの仮入居としてオシベ寮に…ボロい上に曰く有り気で、しかも個室じゃなくて相部屋とは!
一緒に入った永馬(はるま)はイケメン裸族、1コ上の先住者・幻己(げんき)は秘密主義…とはいえゼンタイ収納枕に敏感な大雅を、住環境へのこだわりが強い人として尊重する一面も。笑

でもミモザ評では“素裸のロッキンなルームメイトは、大雅くんLOVE竽のファッキンなソウルメイト”&“神に近づいたマッドなサイエンティストは、謎のアロマなオナニスト”、言うまでもなくSTDだって変態の巣窟ですが…といっても、変態って実はセクシャルな個性ってだけじゃ?
誰もが個性と同時にアベレージな面も併せ持っていて、それは性的な事柄にだって当てはまるんだよね?笑
だけどアブノーマルって恥ずかしくて、抑えているから妄想しちゃう訳で…“変わって見える人”は変人であって、変態とは“性的指向がとび抜けて一般的じゃない人”なのであります。

しかし、じゃあ彼氏にするなら“『普通にしか見えない変態』と『変態にしか見えない普通の人』どっちがいい?”からの“『カレー味のウ●コ』か?『ウ●コ味のカレー』か?”という綺久とミモザの会話は作者の独壇場ですな…ちなみにアフロデブなペド部長と普段はエコ女子な女王スズ様のツートップは「エコレンジャー」リスペクトからSTDを立ち上げたっぽくて、もしや大雅の入部はゼンタイ神の導きだったのか?
というか大雅のゼンタイ神って既にタルパだろ、そして部長が握るミモザの秘密とは…様々に突出した性癖を弄りつつも見下さない、そこも作者の好ましさね。
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    | comic | 2020.09.19 Saturday | comments(0) | - |
    最近読んだマンガ
    Jam(著)、名越康文(監修)「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」

    初版'18年のサンクチュアリ出版刊、いわゆるウェブ本ですね…元々は著者がツイッターで発表していた「パフェねこシリーズ」という四コマ漫画らしく、おそらくテーマに沿った作品を選り抜き精神科医の監修を付けたのだと思われます。
    僕は啓蒙書とかハウツー本などは読まないようにしてたんですけど、多感な時期を迎えてる甥や姪に読んでもらえるかと…いちいち「どうだ悩みないか?」と身を乗り出す距離でもないし、個々の悩みって自分で答えを見出だす事でしか解消しないという気がするし。
    それに僕も(決め事は少ない方が好いな)と感じてたので、自分で読むために。

    本書は対人関係に苦しむ人への救済策を紹介しています、まぁ根本的な解決ではなくても日々が楽に過ごせるようにという提案かな。
    実際それで好いと思うんです、突き詰めないで「Always look on the bright side of life」でね…自信なんて無くて当然、自信家に見せる場面でもなきゃ特に必要じゃないのだけど。
    特に十代の頃って認証欲求の強さと不安感に苛まれがちだから、適度にかわせる対処法を知ってる方が無駄にのぼせないかも…僕がハウツー物を避けてたのは縛られたくないからだけど、ゲームだったら攻略本を先に見ちゃうし縛られてる気がしなけりゃ好いんです。
    (下段に続きます)
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      | comic | 2020.09.13 Sunday | comments(0) | - |
      最近読んだマンガ
      カネタケ製菓「ストロベリー・ゴー・ラウンド」

      初版'17年、秋田書店の少年チャンピオン・コミックス・タップ!刊…トレードマークの「ヒゲ帽子」印なれど少チャンの漫画本らしからぬ表紙カバー、掲載元も前年の「プリンセスGOLD」とコミックサイト「Champion タップ!」とは時代の変化を感じさせますね。
      そして“佐々木が合コンするってよ”と些か唐突に始まる、名門クリスチャン女学校の高校生3人組の会話劇…背表紙のヒゲ帽子マークに惹かれて手に取った僕としては「男子トイレの扉を開けたら女子トイレでした」的な、そのインパクトが内容以前に強烈過ぎて。
      いや内容は可も不可もなく、普通に少女漫画ですが。

      男子に耐性のない、くーやん&戦艦+ぜらちん…でもぜらちんには幼少時からの婚約者がいて、戦艦も磯良(くーやん兄)に萌えてて。
      くーやん自身も通学ホームで見かける二重君を意識してて、そうした三者三様の関係性がちょっとだけ変化する…ただそれだけの、大人になって性の喜びを知ったら忘れてしまう拡張の兆しを丁寧に描いています。
      逆に言えば展開がユルく、それでいて伝わりにくいコマがあるのは微妙な印象。
      だけど「どんぐりの食べ比べ」とか「地下鉄の鳩は大丈夫なんですか問題」とか、液状化バシャーなんていう笑わせセンスは好みだしイラスト的ながら高画力。

      伏線が弱いものの、フィボナッチ数列を「さも全部にあてはまるみたいに言うんですけど実際そうじゃなくて」と持って来るのは上手いですね…それと作中で名前が出て来る佐々木なる人物が、最後まで姿を見せない(見せてたのか?)というか本筋に絡んで来なかったのも奇妙に裏切られた感じ。
      この佐々木で先読みの目線を逸らすテクニック、手品師のジェスチャーみたいだな…しかしウェブ上の「祝コミックス発売記念ショート」(byマンガクロス)では、佐々木こと代々木とし子が活躍してて笑いました。
      それと作者の名前でミドリカワ書房を思い出しましたが、こういう流行りなの?
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        | comic | 2020.09.06 Sunday | comments(0) | - |
        最近読んだマンガ
        九井諒子「ひきだしにテラリウム」

        前々から気になっていた、作者の超短編集です…手に取った時の、カラフルでワチャワチャした表紙カバーから感じた収録作の多彩さとワクワクどおりの一冊。
        初出は'11〜12年、同人誌からウェブ文芸誌までと初出も多様な33編…もしや唯一の描き下ろし「ひきだし」は、本作タイトルから捻り出した数合わせか?笑
        ショート・ショートといえば星新一の代名詞ですが、そりゃあ日本SFの巨人に比べればヤワな構造です。
        だけど微妙に描線や画風を変えて見せる技法や表現のマジックは漫画ならではですし、ある意味ショート・ショートの定義を拡張しているのかもしれません。

        なんて堅苦しい分析は抜きにして、素直に面白いんですよ…もちろん中には大して面白くない話もありましたけど、それも込みでね。
        最短は2ページで長くても11ページ、身近な世界から猟奇殺人やファンタジー世界まで…更にルポ漫画のメタ話や“ショートショートって難しいな”という自虐(?)オチ、巻末作を最初とリンクさせる仕掛けなど奇想と着地の案配には感心させられる事しきりでした。
        初版'13年、イースト・プレス刊…あ、あと“サルミアッキといえば世界一まずい飴と有名”とは知らなかったなー?
        だったら「ストロベリー・ゴー・ラウンド」より先に読めば好かったかも…でもまぁ、好いご縁でした。


        〈九井諒子〉関連記事:
        【最近読んだマンガ】九井諒子「竜の学校は山の上」| 2013.06.07
        【最近読んだマンガ】九井諒子「ダンジョン飯」1巻| 2016.06.30
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          | comic | 2020.08.31 Monday | comments(0) | - |
          最近読んだマンガ
          浦沢直樹「夢印 MUJIRUSI Le signe des reves」

          いやー、久々の引き込まれ体験でした…中盤過ぎから時が止まったような勢いで読了、そして肩から息が抜けてくように静かな余韻。
          何だったんだ、結局…フジオ・プロの協力で現れたイヤミそっくりな男は謎のまま、それでいて皆の夢は確かに叶ったという不思議。
          かすみの父は他人のフリ見て脱税を思い立つも、下町のビーサン工場は差し押さえられて妻は出奔…追い詰められて安直な儲け話にカモられたバカ父、大量のビバリー・ダンカン大統領候補ラバーマスクを抱える見事な負のスパイラルに。
          すがる勢いで辿り着いた仏研も怪しさムンムン、かすみの忠告も馬耳東風です。

          おフランス研究所の所長の更なる壮大な口車からパリに飛んだ父娘、所長の過去に絡むキョーコの縁でジョルジュと祖母マダムが手を貸して… ルーブル美術館のフェルメール作「レースを編む女」を隠して所長に預かった石を置いて来る、かすみの反対を他所に流れはカラスのマリアと夢の印が導くかのように進みます。
          そういえば夢が叶わなかった男は一人いました、美術品の国際窃盗団を追っていた刑事です…そしてシャンソンショーに客を呼ぶというマダムの夢と、ダンカン大統領の企んだ悪夢もね。
          まるで上出来なコメディ映画です、気分よく笑い飛ばして何も残らないという。

          中盤に語られる北欧神話のエピソードが効いてますね、オーディーンに世界の様子を報せるというワタリガラスのフギン(知恵)とムニン(記憶)…2羽のマリアは東京が記憶でパリが知恵か?いや世界中のカラスがマリアなのか、或いは“人を助けたり導いたりした”使いは所長だったのかもな。
          町内の福引きで当てた豪華客船クルーズで夢を叶えた母も里帰り、ラバーマスクが世界規模で大当たりで工場フル稼働…キョーコと石の因縁話&ジョルジュの夢の印を聞いて、かすみが所長を思い出す場面は流石。
          かすみの表情が特に好いですね、ただ作者が描く少女って性格が一緒な気が。笑

          追記:表紙カバーがリバーシブル仕様になっていて、表側は金色かすみバージョンですが裏返すと黒のイヤミ所長バージョンだったのには笑いました。


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          〈浦沢直樹〉関連記事:
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          【最近読んだマンガ】浦沢直樹×手塚治虫「プルートウ」3巻(再読)| 2013.02.07
          【最近読んだマンガ】浦沢直樹×手塚治虫「プルートウ」4巻| 2013.02.01

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          【最近読んだ本】君塚太(編著)「原宿セントラルアパートを歩く」| 2013.05.18
          【最近聴いたCD】V.A.「赤塚不二夫トリビュート 〜四十一才の春だから〜」| 2014.04.08
          【最近みたDVD】「おそ松さん」1| 2017.02.26
          【最近みたDVD】「深夜!天才バカボン」R-1| 2019.03.12
          【最近みたDVD】「深夜!天才バカボン」R-2| 2019.04.20
          【最近読んだ本】鉄人社編集部「人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編」| 2019.09.24
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            | comic | 2020.08.25 Tuesday | comments(0) | - |
            最近読んだマンガ
            伊図透「銃座のウルナ」2巻

            古本の百均コーナーにあって(ちょっと五十嵐大介みたいなタッチだな)とか思って、買ってみたら続き物だったという…オビで背表紙の巻数が隠れてて表紙の巻数も分かりにくいんだもの、紛らわしい装幀だぜ!
            独創的な世界観は流石コミックビーム、初版も掲載年も'16年だから連載開始は前年でしょう…絵は決して下手じゃないんだけど非常に読み辛いですね、まぁ途中から読んだせいもあるにしても普通もうちょっと分かるもんだと思うんだわ。
            志願兵ウルナが配属されたのは敵国との前線ではなく異形の少数民族ヅード居留地、極寒の孤島リズルでの任務は「蛮躍」の狙撃。

            前巻ではケニティ基地での日々が描かれていたようです、主にカレットら先輩兵士とヅードとの戦闘が…というのは巻頭の「はじめに」に書いてありました、一般的なコミックの「前巻までのあらすじ」よりも長く丁寧な文章で理解は難しくなかったんですけどね。
            いざ本編が始まってみると、すぐ付いて行けなくなるんですよ…非戦闘員の研究者ラトフマの内通を目撃してヅード陣地に監禁されたウルナの目線だと思えば、そりゃあ尚更に読者が分かる訳もないんですけども。
            あまりに躓くからテンポ悪くてモヤモヤしました、まぁネタバレ級の事情なので細かくは触れませんが。

            何故ラトフマは仲間を裏切ったのか、対ヅード部隊が女性兵士だけなのは何故か…外せば即軍法会議モノという認識票の仕掛けは何の為か、そもそも戦時下の祖国レズモアは何故ヅードの「蛮躍」を恐れるのか?
            醜悪な怪物ヅードは何故ウルナを労るのか、ラトフマの言葉が真実ならばどうしたら好いのか…終盤で解放されて基地に生還するも、大規模なヅード殲滅戦が開始されると知ったウルナ。
            自分の戦っている相手は本当に敵なのか、酷寒の孤島に追いやった少数民族を根絶やしにすれば故郷を守れるのか…国家が忠誠を誓った者の魂を穢す、それこそ戦争の最たる邪悪さかも。
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              | comic | 2020.08.19 Wednesday | comments(0) | - |
              最近読んだマンガ
              森薫「乙嫁語り −おとよめがたり−」3巻

              あれ、前巻ラストで長逗留していたエイホン家を発った人文学者スミスが主役?
              アンカラに行くための案内人と合流する筈が一瞬で馬も荷物も盗まれてしまい、バザール?に着くや同じ目に遭った寡婦タラスと途方に暮れる始末…場長に泣き付くと即座に解決し一安心、家に招かれ歓待を受けるも案の定な成り行きに。笑
              嫁いだ長男を病で亡くして5人息子と順番に結婚したタラス、次々と跡継ぎを喪った義父も死んで今や義母と2人暮らし…まだ女盛りの嫁を不憫に思い、悋気な親戚の縁談を断ってきた義母はスミスにすがる思い。
              満更でもないとはいえ、彼は連れても行けませんし。

              だけど働き者だし可愛いのよタラス、義母が馬を隠すに至って自分の大事な白馬を譲って見送りましたが…例の親戚に要らぬ疑惑を吹っ掛けられた軍に拘束されたスミス、イギリス人という事もあり風前の灯火に。
              ロシア延進を快く思わない隊長ですが“イギリスに報復の口実を作ってやるハメになったらまずい”し、仮にスパイなら内々に処分すれば問題ないと箝口令…しかし噂は千里を走るの喩えどおり、軽く4日がかりで駆け付けたカルルク達とタブリーズ出の案内人アリがそれぞれ有力者の書状を見せて窮地を逃れました。
              更に、親戚の口振りで勘付いたタラスも涙の再会。笑

              死を覚悟してスミスが思いを馳せたように、タラスもまた本心では惹かれていたと…アリやカルルクに圧される形で結婚の約束を交わす2人ですが、義母との結婚を承諾させた親戚に父親権限で監禁されるタラス!
              余所者ではなく父親が婿を決めるのだと、問答無用でスミスを追い返し…これではアリもカルルクも打つ手がなく、厳格な家父長制の負の側面に胸が痛みます。
              僅か数日の合縁奇縁も旅の醍醐味、では済ませられない辛い別れとなりました。
              人文学者として頭では分かっているスミスも割り切れず、しかし前に進まなければ…先ずはアラル海、そこからペルシャ回りの旅に。

              って、なんだよアミルの出番が少ないじゃん…むしろパリヤの方がおまけ四コマ7本立てだし、婿入り話まで持ち上がって放っとけない展開になってますけど?
              でもロシア兵で緊迫する情勢がアミル実家に関わってきそうで、アリがカルルクに言った“何か聞いたら人づてに伝えるよ”が伏線になってそうではあります。
              今回の「あとがきちゃんちゃらマンガ」は題して「遠き山に日は落ちて」、って毎回こういう唱歌なのか?…毎度ながら愉快だけど“中央アジアではお茶をよく飲むほど男らしい”とか、村の人口(イラン基準)は“約20〜30”で町レベルなら約5倍とか興味深いです。

              ただ何故イラン?元ペルシアとはいえ、現地取材してたらカザフかウズベクを例に出すよな…行ってないんだ、なら行って来てよ!とウズウズしちゃいました。
              行きたいとまでは思わないけど、妙に惹かれる中央アジア…でもきっと作者も行き帰りの手間より描いてたいんだろうな、それはそれで分かる気がするのです。
              ところで本作も「Fellows!」連載作なんだよね、というか初版'11年だったとは…じゃあとっくに完結してるんだろうな、勝手に分かる気がした僕は今更か!笑


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                | comic | 2020.08.10 Monday | comments(0) | - |
                最近読んだマンガ
                岩本ナオ「マロニエ王国の七人の騎士」2巻

                特異な才能を名前に持つ、女将軍バリバラの七人息子は友好のため騎士長として周辺各国へ…前巻までのお話は、甚禄長男の眠らない&婚約者の女剣士エレオノーラがその第一陣として夜の長い国へ赴いた所まで。
                しかし前巻からの間に読んだ「金の国 水の国」も王国ファンタジーだったので、たまに設定がこんがらがっちゃいました…キャラの区別よりも、国同士の思惑とか駆け引きって奴がね。
                どうやら息子たちが授かった奇妙な7つの力は中央領マロニエの恵みと関係してるようで、その逸材を触媒に周辺国の抱える羨望と野望がスパークする展開が待ち受けているようですな?

                とはいえ主役のエリー&眠らないのエピソードから始まった点からして、他の6人まで描いていく訳ではなさそう…今回は夜の長い国の企みが明らかになり、相変わらず素直になれないエリーがジタバタします。笑
                夜の長い国を災厄から守るため、眠くないを「夜」に捧げる…それは女王の意思ではなく青い花の精霊たちによる一種の神憑りで、更には謎めいた青年が“「ヴァルプルガの住む世界」に「夜」を連れていけばこの国だけは厄災から守ってやる”と唆していたと判明。
                精霊の力を弾く、マロニエの赤土で染めた夕陽色の力…そして王配の機知と、眠くないが放つ眠らせ能力!

                好いですねー、この流行りの魔術系と一線を画した童話テイスト…背景ロジックに依存してない展開は少女漫画の特権か、少年漫画だったら勝敗の要になる設定に力が入っちゃうような。
                大領主や王族は自然や精霊の声を聞く巫女やシャーマンの家系で、冬が長いこの国では春は精霊が善悪問わず集まり憑かれやすいので王族は重要な政策決定を避けている…教会に青い花の精霊が近寄りにくいのは植物は温泉が苦手だから、といったフェアリー設定が続々と明かされて一応は剣と魔法のバトル展開ですが。
                この決着を如何に付けるのか、まぁ主軸は恋愛だし勝ち抜き戦じゃないよね?笑

                そして作者ならではのチャリポツ女子も登場で一安心、やっぱ男勝りなエリーで成り立ってる話だけど次々期女王カステヘルミは次巻でどう絡んでくるのか楽しみだな…今回は病気がちな王配の存在感も効いてました、女系王室だと配偶者の男性は王配と言うのかぁ。
                朝を一瞬で夜に変え、炎と氷と水を操るこの厄災青年は何者なのか、そしてサシ勝負に出たエリーの策は?
                「名前さえ分かれば」と言う王配、もしや民俗学ネタか?…“赤いあの国は「獣」が見張ってる”という台詞は熊が守護獣って事なのか、七人兄弟からエリーが受けた祝福が炎や氷を強めてしまってたりするのか?

                そういや髪が黒いのってエリーだけなんだ、まさかそこも伏線だったのか?…むしろ「選ばれし者」はエリーだったりするのかね、一気に話を膨らましといて次巻でザックリ風呂敷畳まれたりしないと好いけど。笑
                巻末の「番外編 花園の思い出」はウブなピルギッタ姫と若き日の次期王配ミカ親衛隊長の出会いエピソード、この国も姫君が多い割に印象薄くて覚え切れん!
                思わず読み返していて、そもそも作者は一度読んだだけじゃ分からないように描いてるんじゃ?…意外に情報量が詰まってるのか僕の読解力が落ちてるのか、どちらにしても一段と続きが楽しみになってきました。


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                  | comic | 2020.07.27 Monday | comments(0) | - |
                  最近読んだマンガ
                  石塚千尋「ふらいんぐうぃっち」8巻

                  うわヤバいわ、作者の発想レベルが上がったのか久々に読んだからなのか全エピソード刺さりまくり!…って、この「刺さる」の使い方は微妙に違ってたり?笑
                  まぁ感動じゃあないですけど、結構ウケたし感心もしたのでね…というか作者、実は青森に何の縁もなかったら感動しちゃうぞ僕は。
                  冒頭43話目から下北観光巡り、つか中泊町を挟んで五所川原市が2つあるのは本作の世界観なのか?…実際は津軽半島の中里町/金木町/稲垣村辺りが本作では中泊町で、北側の五所川原市は実際だと市浦村っぽいし?
                  いや参考にした地図帳の古さからして、統合合併で現在の事情は異なるのかも。

                  とまれ、前年に来てる鹿角先輩の紹介で下北のマナ研究者エニグマ…ならぬ江丹雲に、真琴の“ここのつ”判定をしてもらうお話。
                  ちなみに前巻の鹿角ウィントス話も単に得手不得手とあったような、で“魔女千人に対して一人くらい”という魔法使い江丹雲氏は金のマナだからとはいえ使い魔も異世界ゴルトルトの金属生命体って急にSFな!
                  だけど魔具の開発をリサイクル中心にしてる設定は地味に可笑しいです、やたらバクハツする発明家テンプレも含め…木か土のマナと思われた真琴の意外な判定結果はともかく、茜の光属性は44話後の性格傾向で明かさずとも丸分かり。笑

                  45話目はユーレイ喫茶店の看板娘、杏子(あんず)と霊体初心者サムライのお話。
                  歴女仲間のヲタ言語に笑いつつ、霊道で神奈川まで通学してたとは!…戦国の世で疲弊したサムライ魂、完治するも変わり過ぎた現代に魂を慣らすべく霊体で復活?
                  とはいえ「なんとかなるなる〜死なないんだから〜」って霊界も無責任な、しかし草生やさないのが霊にはモニター見えない設定だとしたら逆にオカ板通だろ。笑
                  しかし魔女業界とは別に霊界も使い魔的なサポート動物があったり、杏子の家系は“魔女も使えない”専用道を使うとか面白くなってきた!

                  46話はインドで人気の柿の種を土産に帰国した茜、ってちょいちょいフェイク入るよね許嫁設定とかさ。笑
                  千夏が江丹雲に貰った「魔術実験おもしろ大百科」もグリモワなのね一応、でもその格好で持ってると一昔前の街頭にいたアレ系にしか…あと“すべての工程を正確に行う”謹厚慎重な心得って“一つ間違えたら友達を犬みたいにしちゃうことも”じゃないだろ、ただ基礎魔力の解説とか実力は伊達じゃなさそう。
                  47話目はリンゴ農園でまた摘果を手伝う真琴がモッホの鳴き真似でライバル認定され、何とか誤解を解いてもらうお話…地味めながら妙に可笑しくて、こういう上手さが更に増した気が。
                  杏子の使い魔オロルが、まさか動物界の物件を仲介してたとはナイス発想だわ。

                  培った手腕を“こっちでも活かしたい”って、オロルの“地元の世界”って魔界や霊界とも別なのか?…件(くだん)の梟とモッホ同士ハグしてるし、真琴との仲裁も妙にビジネスライク。
                  「ふざけんじゃないよー!!」と叱られながらのオスフクロウ不認定試験、この両者とも不本意気なオチね。
                  最後48話は圭の映研発足と一学期終業日の女子いつメンのお話、やっぱ出るよな圭と真琴の“一つ屋根の下でのドギマギ生活”的な妄想…バレー部の愛野を主役に“ゆでたまご方式”で描く漫研おな中の百瀬&立花、それをショートムービーで実写化する圭ですが結局おもしろ映像には大笑い。

                  補足:Wikipedia情報で確認したところ、中泊町(なかどまりまち)は現存しました・・・“旧中里町と旧小泊村は離れており中泊町は2つに分かれて存在している”そうで、五所川原市もまたWikipedia情報によると“旧市浦村域は飛地となっている”ため津軽半島の西端から南下すると中泊町〜五所川原市〜中泊町〜五所川原市となるようです。


                  前巻
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                    | comic | 2020.06.27 Saturday | comments(0) | - |
                    最近読んだマンガ
                    九井諒子「ダンジョン飯」7巻

                    前巻から仲間入りした猫娘イヅツミ、元は旧パーティでファリンに思いを寄せていた東方剣士トシローが故郷から集めてきたファリン探索隊にいた獣人だった筈…んで狂乱の魔術師なら獣人を人というか亜人に変えてくれる!と思って、探索を断念したトシローと袂を別って付いて来たような?
                    つまり冒険者パーティの意識とか空気を読まない猫派なので、戦闘力は抜きん出ているものの単独行動に走ったりと微妙に厄介で。
                    まぁ思えばチルチャックも最初はもっとドライで斜に構えてた気がするからね、ハーフフットの由来が手癖の悪さで片足切られるからとか獣人の返しも見事。笑

                    かつて炎竜と戦ってファリンが食われた場所まで来た一行、当時ダンジョン最奥部と思われていた場所で見付かった扉に施された封印魔法の文様を写し取る仕事を請け負っていたとは。
                    しかし何故こんな凍ってるんだ?初回にそんな描写あったかな、なんて気にする間もない怒涛の展開です。
                    マルシルに魔法を習い始めてからライオスに強まっていた幻聴&幻影、必死に無視してたけど猫娘も気配を察していたので話を聞いたら「聞こえてたんじゃねーか」って怪談あるあるか!
                    そして問答無用で転移させられたのは長閑な村、と思えば地下墓地から現れ塵になったデルガル王の亡国?
                    (下欄に続きます)


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                      | comic | 2020.06.09 Tuesday | comments(0) | - |




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