スキャナー・ダークリー [Blu-ray]
スキャナー・ダークリー [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
俳優の仕草や表情をアニメとして再構築する、非常に手間の掛かった映像が生理的に苦手な人もいるでしょうね。
しかしながら出演者も(誰々が出てるから)という理由で観て欲しくはないでしょう、自伝的要素の強い原作を尊重した結果としてのスキャニメーションは実に効果的です。
意義を見出せない業務に延々と従事させられる主人公、彼の破滅を前提とした麻薬撲滅作戦…小さな政府がもたらした民間委託の陥穽、委託された組織間のマッチポンプは緩いディストピアですが。
どこまでが虚構でSFなのか、エンディングには賛否が分かれそう。
紹介記事【2019.07.27】
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ]
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ] (JUGEMレビュー »)
旧東独、といっても今じゃ通じなさそうですが…80年代の社会主義国でヒップホップに目覚めちゃった若者と、彼らの活動を体制翼賛に取り込もうとする当局との丁々発止を描く青春コメディ。
飼い慣らそうとする権力側と調子を合わせつつ苦悩する主人公たち、ベルリンの壁が崩壊して彼らを待ち受けるラストのほろ苦さとタフさに男泣きです。
自分でいる事を描いている点で、英国のサルサ映画「カムバック!」と併せてオススメ。
紹介記事【2019.11.02】
ダーリン・イン・ザ・フランキス 1《完全生産限定版》 (初回限定) 【Blu-ray】
ダーリン・イン・ザ・フランキス 1《完全生産限定版》 (初回限定) 【Blu-ray】 (JUGEMレビュー »)
荒廃した世界で生き残りを賭けて地底人と戦う少年少女、その謎が明らかになるにつれ絶望の色は増すばかりですが…絵空事に潜む「茶色の朝」の未来、大人目線で子供たちの希望を切に願ってしまいました。
次の世代のために何が出来るだろう、この気持ちを失わずにいたいです。
紹介記事【2019.08.28】
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット (JUGEMレビュー »)
中学生になったばかりの頃の、世界の拡がりに戸惑う姿は性別や世代を超えて響きますね。
作画力もストーリーテリングも卓越してます、些細な一瞬を捉える巧さが。
忘れていた何か、忘れたくなかった何か…最後のコマに、胸が苦しくなりました。
紹介記事【2019.11.11】
TVアニメ『プラネット・ウィズ』オリジナルサウンドトラック [ 田中公平 ]
TVアニメ『プラネット・ウィズ』オリジナルサウンドトラック [ 田中公平 ] (JUGEMレビュー »)
(↑※サムネイルのリンクはサントラにしています)
所謂スピリチュアルなストーリーでありながら、どこか70年代アニメっぽいお約束とフォーマットをごちゃ混ぜにして力技で着地させたような奇想天外さが独特。
戦隊ヒーローに学園モノ、ジャンプ的な熱血インフレ勝負など…ネタの重ね掛けでも訳分からなくならない見事な構成、思いがけずラストに泣かされました。
正義のあるところに悪がある、よって正義は愛ではない…ならば善とはなんなのか? 先ずはご覧あれ。
紹介記事【2019.09.10】
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ]
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ] (JUGEMレビュー »)
ラジー賞を独占した下ネタ満載ムービー、とりあえず下品ですけど線引きはキッチリしてますね…笑わせる内容は、少なくとも男性なら他人事じゃないというか。
女性同士の巨乳幻想みたいなね、目の付け処が上手いなぁと。
まぁ万人向けではないにせよ、僕は感心しつつ大笑いしました。
紹介記事【2019.10.17】
夜長姫と耳男 (岩波現代文庫) [ 近藤ようこ ]
夜長姫と耳男 (岩波現代文庫) [ 近藤ようこ ] (JUGEMレビュー »)
原作者の作品は知らないので、本作は衝撃的でした…こんな物語が書かれていたのかと、まるで伝承の聞き書きか夢を書き起こしたような浮遊感!
印象としては南伸坊が中国の怪異譚を漫画にした「仙人の壺」に近い、無闇に説明しようとしない描線のアッサリ感が素晴らしいです。
空白の多さに、却って想像力を掻き立てられました。
紹介記事【2019.11.25】
さよならの朝に約束の花をかざろう 通常版 [Blu-ray]
さよならの朝に約束の花をかざろう 通常版 [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
不老不死というか不死者の物語にハマっているとはいえ、ファンタジー世界が舞台だとなぁ…と思ってましたが、不死者の(一般的な寿命の人間社会で生きる哀しみ)というツボを丁寧に描いていて好感が持てました。
寓話的なラストが作品世界と相まって、爽やかに切ないです。
紹介記事【2019.09.23】
おとなのけんか [ ジョディ・フォスター ]
おとなのけんか [ ジョディ・フォスター ] (JUGEMレビュー »)
血生臭い原題の割に、ほぼダイニング一間で完結している会話劇です。
子供の喧嘩に親が出て、大人同士で和やかに話し合って解決する目論見が破綻してエスカレート。
隣人を愛せれば戦争なんて起きない訳で、そんな皮肉な原題と裏腹に子供同士は親心を知らず…淡々としてますが大いに笑わせてくれます、個人的にはオススメ。
紹介記事【2019.10.22】
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
耳かき店ブームの火付け役、なんて書いては申し訳ないのですけども…決してブームに便乗した後追いではない、と。
穏やかな時間の流れる小さな町で、耳かき屋さんを訪れる客の脳内イメージが秀逸です。
こんな表現があったのか、こんな漫画があったのかと目からウロコ耳から(略)。
紹介記事【2019.12.23】
グラン・プリ [Blu-ray]
グラン・プリ [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
最初はソール・バスの映像分割がスタイリッシュというより情報過多に感じましたが、それが後から効いて来るんですね…世界各地を転戦するF1レーサーと彼らを取り巻く人間模様が主軸ながら、走行シーンも見甲斐があります。
クールなドラマと60年代のムードが、ダンディな三船敏郎も含めて現代とは別世界のようです。
紹介記事【2019.12.21】
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ]
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ] (JUGEMレビュー »)
アフリカに対する先入観や固定観念が、ことごとく覆されます…偏見を持たないように心掛けていたつもりでも、日本にいて伝わってくる情報自体にバイアスが入っている訳ですが。
西欧支配の呪縛に歪められた各地の民族性や搾取の構造など、日本では見えにくい暗部が著者の目を通して見えてくるようで。
アフリカの話であり、同時に現代の実像でもあるのでは?と。
紹介記事【2019.09.1】
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
現代に至る国内の移ろいを漫画に語らせる好企画アンソロジーです。
漫画にしか出来ない表現は、例えば三輪自動車が走る風景でありリンチされる米軍の操縦士であり…基本的に主観視点であるが故の、俯瞰の効く文学表現よりも接地した仮想体験なのかも。
いわば漫画こそが伝え得た戦後の一片、切り口を変えて続けてもらいたいですね。
紹介記事【2019.12.12】
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ]
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ] (JUGEMレビュー »)
笑いって鮮度があると思ってました、本作を観るまでは。
先が読めずに引き込まれましたが、確かに繰り返し観たくなるかも…計算されたシナリオが効いた笑いと、映像的な古さもまた味わい深いです。
スタンダードでバカバカしくて無駄のない、意外な傑作。
紹介記事【2019.12.10】
人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編 [ 鉄人社編集部 ]
人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編 [ 鉄人社編集部 ] (JUGEMレビュー »)
面白可笑しい切り口で紹介されてるので、ファンの方にしてみれば物申したい点も多々ありそうですが。
様々な事情から意外な最終回を迎えていた、有名な作品の数々に先ずビックリ…知って何かの役に立つ訳ではありませんけど、やはり切り口が面白いのですよ。
紹介記事【2019.09.24】
【国内盤CD】【ネコポス送料無料】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / トラフィック・アンド・ウェザー
【国内盤CD】【ネコポス送料無料】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / トラフィック・アンド・ウェザー (JUGEMレビュー »)
「Stacy's mom」の青春パンクをイメージしてたら好い意味で裏切られました。
どこかSDP「スチャダラ外伝」に通じる旅アルバム、共通する根っこは世代なのかグローバル環境なのか…しかしELOっぽさを連想させるサウンドも厭味なく無理して頑張ってない感じだし、三人称のスキットみたいに様々な切り口で綴られる旅の寸描が詩的。
パッキング上手で飽きさせない仕上がりかと。
紹介記事【2019.07.08】
【中古】[PS2]ローグギャラクシー ディレクターズカット(Rogue Galaxy Director's Cut)(20070321)
【中古】[PS2]ローグギャラクシー ディレクターズカット(Rogue Galaxy Director's Cut)(20070321) (JUGEMレビュー »)
無印版も僕は楽しめましたが、ダレ要素を改善して全体的にボリューム・アップしておりオススメです。
難を言えば、このDC版では攻略本が出てない事ですね…特に武器の合成レシピが違っているし、追加武器はノーヒントで試行錯誤の連続に。
水の惑星にある3連宝箱は、多分エリアボスに乗って飛び移らなきゃ取れないと思うので、これからプレイする方は気を付けてね!笑
紹介記事【2018.07.19】
【中古】PS2 スターオーシャン3 Till the End of Time
【中古】PS2 スターオーシャン3 Till the End of Time (JUGEMレビュー »)
ディレクターズ・カット版が出てるようなので、そちらをオススメします。
僕も終盤でメニュー画面を開こうとしてブラックアウトや異音と共に「ディスクからデータを読み込み中です」と表示されたままフリーズでプレイ断念中です。笑
リアルタイム・バトルの忙しさは好みの問題として、城下町などの雰囲気が最高!
中世レベルの惑星に来た主人公がハイテク宇宙人側、という立ち位置はユニークで楽しめました。
紹介記事【2018.07.25】

最近読んだマンガ
石塚千尋「ふらいんぐうぃっち」8巻

うわヤバいわ、作者の発想レベルが上がったのか久々に読んだからなのか全エピソード刺さりまくり!…って、この「刺さる」の使い方は微妙に違ってたり?笑
まぁ感動じゃあないですけど、結構ウケたし感心もしたのでね…というか作者、実は青森に何の縁もなかったら感動しちゃうぞ僕は。
冒頭43話目から下北観光巡り、つか中泊町を挟んで五所川原市が2つあるのは本作の世界観なのか?…実際は津軽半島の中里町/金木町/稲垣村辺りが本作では中泊町で、北側の五所川原市は実際だと市浦村っぽいし?
いや参考にした地図帳の古さからして、統合合併で現在の事情は異なるのかも。

とまれ、前年に来てる鹿角先輩の紹介で下北のマナ研究者エニグマ…ならぬ江丹雲に、真琴の“ここのつ”判定をしてもらうお話。
ちなみに前巻の鹿角ウィントス話も単に得手不得手とあったような、で“魔女千人に対して一人くらい”という魔法使い江丹雲氏は金のマナだからとはいえ使い魔も異世界ゴルトルトの金属生命体って急にSFな!
だけど魔具の開発をリサイクル中心にしてる設定は地味に可笑しいです、やたらバクハツする発明家テンプレも含め…木か土のマナと思われた真琴の意外な判定結果はともかく、茜の光属性は44話後の性格傾向で明かさずとも丸分かり。笑

45話目はユーレイ喫茶店の看板娘、杏子(あんず)と霊体初心者サムライのお話。
歴女仲間のヲタ言語に笑いつつ、霊道で神奈川まで通学してたとは!…戦国の世で疲弊したサムライ魂、完治するも変わり過ぎた現代に魂を慣らすべく霊体で復活?
とはいえ「なんとかなるなる〜死なないんだから〜」って霊界も無責任な、しかし草生やさないのが霊にはモニター見えない設定だとしたら逆にオカ板通だろ。笑
しかし魔女業界とは別に霊界も使い魔的なサポート動物があったり、杏子の家系は“魔女も使えない”専用道を使うとか面白くなってきた!

46話はインドで人気の柿の種を土産に帰国した茜、ってちょいちょいフェイク入るよね許嫁設定とかさ。笑
千夏が江丹雲に貰った「魔術実験おもしろ大百科」もグリモワなのね一応、でもその格好で持ってると一昔前の街頭にいたアレ系にしか…あと“すべての工程を正確に行う”謹厚慎重な心得って“一つ間違えたら友達を犬みたいにしちゃうことも”じゃないだろ、ただ基礎魔力の解説とか実力は伊達じゃなさそう。
47話目はリンゴ農園でまた摘果を手伝う真琴がモッホの鳴き真似でライバル認定され、何とか誤解を解いてもらうお話…地味めながら妙に可笑しくて、こういう上手さが更に増した気が。
杏子の使い魔オロルが、まさか動物界の物件を仲介してたとはナイス発想だわ。

培った手腕を“こっちでも活かしたい”って、オロルの“地元の世界”って魔界や霊界とも別なのか?…件(くだん)の梟とモッホ同士ハグしてるし、真琴との仲裁も妙にビジネスライク。
「ふざけんじゃないよー!!」と叱られながらのオスフクロウ不認定試験、この両者とも不本意気なオチね。
最後48話は圭の映研発足と一学期終業日の女子いつメンのお話、やっぱ出るよな圭と真琴の“一つ屋根の下でのドギマギ生活”的な妄想…バレー部の愛野を主役に“ゆでたまご方式”で描く漫研おな中の百瀬&立花、それをショートムービーで実写化する圭ですが結局おもしろ映像には大笑い。

補足:Wikipedia情報で確認したところ、中泊町(なかどまりまち)は現存しました・・・“旧中里町と旧小泊村は離れており中泊町は2つに分かれて存在している”そうで、五所川原市もまたWikipedia情報によると“旧市浦村域は飛地となっている”ため津軽半島の西端から南下すると中泊町〜五所川原市〜中泊町〜五所川原市となるようです。


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    | comic | 2020.06.27 Saturday | comments(0) | - |
    最近読んだマンガ
    九井諒子「ダンジョン飯」7巻

    前巻から仲間入りした猫娘イヅツミ、元は旧パーティでファリンに思いを寄せていた東方剣士トシローが故郷から集めてきたファリン探索隊にいた獣人だった筈…んで狂乱の魔術師なら獣人を人というか亜人に変えてくれる!と思って、探索を断念したトシローと袂を別って付いて来たような?
    つまり冒険者パーティの意識とか空気を読まない猫派なので、戦闘力は抜きん出ているものの単独行動に走ったりと微妙に厄介で。
    まぁ思えばチルチャックも最初はもっとドライで斜に構えてた気がするからね、ハーフフットの由来が手癖の悪さで片足切られるからとか獣人の返しも見事。笑

    かつて炎竜と戦ってファリンが食われた場所まで来た一行、当時ダンジョン最奥部と思われていた場所で見付かった扉に施された封印魔法の文様を写し取る仕事を請け負っていたとは。
    しかし何故こんな凍ってるんだ?初回にそんな描写あったかな、なんて気にする間もない怒涛の展開です。
    マルシルに魔法を習い始めてからライオスに強まっていた幻聴&幻影、必死に無視してたけど猫娘も気配を察していたので話を聞いたら「聞こえてたんじゃねーか」って怪談あるあるか!
    そして問答無用で転移させられたのは長閑な村、と思えば地下墓地から現れ塵になったデルガル王の亡国?
    (下欄に続きます)


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      | comic | 2020.06.09 Tuesday | comments(0) | - |
      最近読んだマンガ
      アロハ座長(原作)、羽仁倉雲(作画)、ゆきさん(キャラクター原案)「Only Sense Online」4巻

      異世界転生モノの亜流というか、単なるVRオンラインRPGライフ漫画ですね…特に(ログオフ出来ない)とかなくて、妹と日常生活も普通に送っていますし。
      ただ、うっかり女子アバターを選択しちゃった上に生産系ジョブに特化してる主人公という設定で充分に面白いんです…前巻から生産職同士でレベル上げ&レアアイテム探しに来た特設エリア、剣士の妹が組んでる冒険者パーティと合流して悪質プレイヤーが呪い装備で暴走させた幼獣の装備解除ミッション?で幕開け。
      鑑定スキルなしでは見栄えが別物な呪い装備と、消耗激しい妹パーティとで仲間の待つベースキャンプへ。

      主人公ユンの納品先でもある鍛冶屋のマギと裁縫師クロードは「生産職が少なくて多くの冒険者プレイヤーが難儀してる」との情報に周辺キャンプ出張、しかし留守番に残った木工師リーリーと防具の修理待ちのユンは「黒の幼獣」事件の首謀者と誤解され仇討ちパーティに追い詰められ…SOSメールに駆け付けた「ヤオヨロズ」サブマスターのセイに救われるも、ユンの危機を案じた生産職トップが集めた人手を手ブラで帰す訳にもいかず。
      そこで有志一同への謝礼アイテム生産に追われるユン、いい奴キャラです。笑
      「ヤオヨロズ」ギルドマスターのミカヅチとも知己を得たのは、まさか今後のバトル展開への伏線ですか?

      セイはリアルじゃ(しずか)らしいけど、誰でしたっけ?…会話からするとユンとしてOSOを始めた経緯にガンツ(タク)と彼女が関係してたようでリア友か、緊急クエストでは消耗アイテム量産に幼獣の保母役からMOB討伐の後方支援と八面六臂のユンを爆風ジャンプで打ち上げて削り役の魔法使いセイ&剣士ガンツも大活躍。
      競合相手の少ないスキル×生産職トップ3とのパーティ故か、イベント期間の成績4位と大健闘のユンたち…最後に一角獣リゥイ+呪い装備を解いてやった空天狐ザクロと契約したユンは補助系幻獣2体の召喚石ゲット、これにて夏の1週間キャンプイベントも終了です。

      特設フィールドから現実に直帰すると、実時間では2時間って「アクセル・ワールド」「インセプション」みたいだわ…すっかり名を上げたユンの店にも客足が増え始めたようで、その内に入賞アイテムのメイキングボックスも意外な使い途が見付かるんでしょう。
      しかし「ペナルティを課す事で物語に新鮮な起伏を生み出す」という常道を「マニアックなゲームプレイ=ストーリー解釈への独創的アプローチ」に昇華したセンスは見事です、それとサービスカットでも無駄にエロくないのが好いな…今時そんなの一般漫画に要らんのよ、大昔みたくエロが手を出し辛い訳ではないんだからさ。笑


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        | comic | 2020.05.24 Sunday | comments(0) | - |
        最近読んだマンガ
        水沢めぐみ「空色のメロディ」3巻

        前巻から舞台はブルーストーン王国へ移り、祖母である女王の病気お見舞いに来た気でいたメロディ…しかしバークレイ家に囚われてアークも人質に取られ、御曹子エドワードとの政略結婚も青いペンダントの儀式にまで差し掛かりました。
        この大ピンチから始まった最終巻、誓いを拒んで逃げ出したメロディは塔の上に追い詰められますが…(どうせダン爺さんの飛行機が来るんでしょ?)と思っていたら、転落するメロディを助けようとしたエドワードも支え切れずに墜落?!
        しかし2人が落ちたのは飛行機の後部座席、しかもパイロットはアークで奪われたペンダントも偽物とは!

        実はバークレイ家から証拠を得るために捕まったアーク、早々に脱け出してクリスが警察を動かす一方で飛行機を借りてメロディ救出に参上したと…着陸するやエドワードも御用で政変騒動は一件落着するも、待ってましたとばかりに王位継承を持ち出されて憤慨したメロディは顔さえ知らない祖母に物申すべく独り王宮へ乗り込んでいきました。
        とは言うものの、涙ながらに孫を抱き締め詫びる女王に頑なだったメロディのわだかまりも氷解…娘に去られてからは自責の念に駈られる日々で、女王は葛藤に苦しんでいたと知ります。
        こうなってしまうと、逆に否とは言えなくなる訳で。
        (下段に続きます)


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          | comic | 2020.05.11 Monday | comments(0) | - |
          最近読んだマンガ
          森薫「シャーリー」2巻

          なんと続きが出てたんですな、確か1巻には巻数がなかったような?…と思いつつ奥付けの初出を見たら、これが“[コミックビームFellows!]vol.2, [Fellows!]vol.10B, vol.11B, [ハルタ]vol.2, vol.3, vol.14, vol.17”と如何にも出版社または編集部の事情に翻弄されてたような気配が。
          これは作者がメイド漫画をライフワークにしている事を知ってる編集者から「連載落とした奴がいて空いちゃったから何か描いてよ」的なお願いに応えたのか、出版社が創刊しては廃刊にしたり方向性を変えたりと目先に囚われてるのか編集長の交代や担当の異動で急に打ち切る体質なのかと。

          「コミックビーム」も「ハルタ」も存じ上げませんが、今更KADOKAWA以外の出版社で描いたりしたら業界を干されたりするんですかね?…タイプ的には少女漫画なんだし、そういう雑誌に連載した方が安定して描いていけるのでは?などと要らぬ老婆心を抱いたりも。
          だってさ、こんな渡り鳥っぽい状態じゃあ健気なシャーリーが報われないじゃん?…本編でも雇い主のベネットから暇を出されたらと不安そうだし、といってもベネットはクビにしようなんて更々思っていない事は僕が言うまでもないけど。
          正直、1巻を二度も読んでいながらシャーリーの身の上は覚えてないんだわ!笑


          〈森薫〉関連記事:
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          【最近読んだマンガ】「乙嫁語り −おとよめがたり−」2巻| 2019.10.24

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          【最近みたDVD】「劇場版 名探偵ホームズ」| 2014.03.19
          【最近読んだ本】アンドリュー・レーン「ヤング・シャーロック・ホームズ vol.1」| 2014.12.07
          【最近みたDVD】「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」| 2015.04.21
          【最近みたDVD】「80日間世界一周」(DISC ONE)| 2015.10.15
          【最近みたDVD】「劇場版 名探偵ホームズ」(再視聴)| 2015.12.17
          【最近みたDVD】「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」(再視聴)| 2016.07.12
          【最近読んだ本】クリストファー・プリースト「奇術師」| 2017.09.23
          【最近みたDVD】「リュミエール!」| 2018.08.11
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            | comic | 2020.04.23 Thursday | comments(0) | - |
            最近読んだマンガ
            水沢めぐみ「空色のメロディ」2巻

            いよいよブルーストーン王国からの使節団が来る学園祭の当日、主役のホリーが姑息な仮病で休んだため急きょメロディが主役に…計画を台無しにされたホリー自ら学校に乗り込んで来て強引に花束贈呈、それを知らずに誘拐しかけた悪党どもは追って来たメロディが本来の標的と気付くもダンの空襲を受け失敗&逃走。
            一見どうでもいいようなエピソードですが、前巻から徐々に匂わせていたメロディの生い立ちに話の軸足を移す転換点として上手く機能してますね…かつてメロディを看病したのはグレイではなく、彼女を守ろうとして怪我したアークだった事も明らかになりました。

            2人の気持ちは急接近、しかしメロディの前に現れた使節団の青年クリスにより王家の血筋を引くメロディの運命は大きく動き始めます…祖父ダンの頑固さにも事情がありそうですけど、言い様あったでしょうに大人気ない爺だぜまったく!
            彼女の祖母で病床の女王を見舞うため、クリスの屋敷に来たものの足止めを食らうメロディ…退屈しのぎに街を散策していて馬車に轢かれかけ、エドワードに助けられた彼女でしたが。
            メアリーという偽名もバレバレで、すべては政略婚を狙うエド一族の企みとは!
            彼女の異変を察して王国に来たアーク、クリスの許でメロディ奪回に動きます。

            グリーンフィールドで静養中に出会った青年と恋に落ち、女王の反対を押し切ってホワイトタウンで幸せな結婚生活を送った王女…そんな母の形見である青いペンダントは王家の証であり、結婚の儀式に欠かせないアイテムでもありました。
            捕らわれたアークを人質に進められるエドワードとの結婚式、ペンダントの儀式で誓いの言葉を迫られるメロディ危うし!…というドキドキの展開で次巻へ、まぁそりゃクリスの機転で救出されたアーク登場で2人のハッピーエンド!ってな予感ムンムンですけども?
            しかしカントリー調ファッションって流行ったよなぁ、懐かしいテイストです。


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              | comic | 2020.04.17 Friday | comments(0) | - |
              最近読んだマンガ
              奈知未佐子「妖精のネジ」

              初版'03年の小学館文庫で、'91〜98年に発表された25本のショートファンタジーを収録しています。
              プチフラワーが隔月刊だとしたら8年間の連載だったんですね、最初パラパラッと見た時は正直なところ地味な印象だったんですけど…デッサン力の高いデフォルメといい、時代に左右されない画風といい(こりゃあ只者じゃないな?)と。
              何より小さい頃に読んだ絵本や紙芝居を思わせる、甘く切ないストーリーの巧みさね!…隔月とはいえ、僅かな紙数で過不足なく見せるクオリティを維持している点は地味にスゴいです。
              その技量を感じさせず、サラリと読ませちゃうのも。

              敢えて例えるなら立原えりか、いや毒のない星新一かなぁ?…笑い話にすら、どこか甘酸っぱさがあって。
              しかし人の心って、軽く押されてもキュッてなっちゃうツボが意外と多いのね?
              というか、この寸止め感がもう(いっそ泣かせて!)っていうくらいクるのです。
              なので、あんまり一度に読み進められないもどかしさ…一気読みしたら心のツボ全押しされて悶絶しそうだけど、そんな甘い痛みに悶えたい!とも思えてきて。
              うわ、我ながらキモいコト書いてるな…「泣けるぅ」でも「感動〜」でもないけれど、心がほぐれます。
              無難すぎるかもしれませんが、個人的にはオススメ。
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                | comic | 2020.04.06 Monday | comments(0) | - |
                最近読んだマンガ
                水沢めぐみ「空色のメロディ」1巻

                初版'06年の集英社文庫コミック版、ですが連載時期は'87年ですよ…好いですね、昔の「りぼん」らしいこの少女漫画なタッチ!笑
                ザックリと雰囲気でいえば「キャンディ・キャンディ」の「なかよし」っぽさと「ファミリー!」の「少女コミック」っぽさとの中間といった印象で、舞台となっているアメリカの片田舎も両者の中間というか「ファミリー!」寄りな感じ?
                主人公メロディ・ブルーは両親を亡くして祖父の許へ独り引っ越して来た7年生、彼女の声を“空が歌ってる”と勘違いしたアーク・ライトは親友グレイ(人間)と飛行機作りに夢中って「グランディア3」序盤か!

                メロディの祖父は頑固者で“ウルフボーイ”の異名を持つ凄腕の飛行機乗りダン、おしとやかなアークの姉セーラはグレイの想い人…新しいクラスの友達エリザベス・ブラウンや有力者の娘で教師まで依怙贔屓するホリー・ゴールドなど、色に絡めた多彩な登場人物とグリーンフィールドでの暮らしが描かれていきます。
                転入早々に学年末の夏休み、明けて8年生となるや大人びたグレイへの恋を自覚するメロディと彼女の気持ちを知りながら告白するアーク…母の出生疑惑と形見の青いペンダントに隠された秘密、そして隣国の使節団への花束贈呈にメロディを指命した校長の意図は?


                次巻
                →→3巻
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                  | comic | 2020.04.02 Thursday | comments(0) | - |
                  最近読んだマンガ
                  山中音和「ロリータの詩集」3巻

                  最終巻の冒頭は斎(ゆい)の喋れなかった過去を絡めた、前巻ラストのモテモテ名無しナイフ少年ことカズキの居候エピソード…過去といっても始まりの原因ではなく終わりの切っ掛けで、閉ざしていた心の窓を開けたのは降矢先輩という。笑
                  ほぼ通行人レベルの兄貴に比べ、雲泥のステキ描写ですな先輩…決してラブ方向には振らないんだけど、最初から斎の理解者とかさ!
                  (こんな奴いねーよ)と毒づきたい所ですが、妹目線で(兄=知るか)になるのはリアルな気がしますし…それとアレだね、身内より少し離れた人は粗が目立たず理想化されやすいパターン。
                  とはいえ、好い間合いね。

                  カズキの次も居候、だけど巴は大学休んでツーリング三昧…自由に気楽に生きてるようで、ブレない斎にドキドキするのは根っから自由になれてない証拠かも。
                  しかしながら斎も巴を見て己の臆病さを感じ、モデルを続けてくまりあや歌手活動に本腰を入れたカラス榊原に空っぽな自分を見たりして…見た目ほどタフじゃなくて、そういう自分を上手くフォローしてくれる降矢先輩に安心したりして。
                  ワルぶってた境も斎の前では本音をポロリ、これって「レモンハート」の世界だよね…つまり斎の天職は飲み屋のママなのかもね、カウンセラーというより。笑
                  あ、いや悪口じゃないよ?

                  結局みんな斎を通して自分を見ちゃってるのね、まぁそういう作劇の手法で描かれてるんだけど…逆に斎が自分を見ている感じもちゃんと入れてて、その双方向の情報整理が最初は紛らわしく感じられたんだなぁ?
                  森先生のGBLTな弟は、どちらかというと斎が見てる側なんだけど…というか前巻の有里や1巻の幸村とリエも、斎の心に刻まれるような関わりだったよね。
                  他の人との関わりでも斎が傍観してる訳じゃなく、いつも双方向ではあれ…繁之こと森繁ユキの描かれ方には作者の力量が最も表れている気がしますね、こんなオッサンが読み返しても毎回ドキドキしちゃいます。

                  かつては性の否定だったかもしれない、だけど今は辛かった時の自分も含めて肯定出来る…幸せという気持ちは過ぎ行くものではあれ、心に残ってゆくのだし。
                  そして最終話、家庭の事情も斎の過去も関係ない幕切れとは好い感じに裏切られたな…うん、斎の物語を妙に分かったような幕切れにしないのは正解でしたね。
                  溺れかけて感じた生きる意味、ってまとめちゃうと違うけど…目新しさはないとはいえ、語り口として練られた言葉だと思いました。
                  巻末収録の「恋愛」は、本編と同時期に掲載された短編ながらラストにゾクッとしましたよ…絵面と裏腹な凄み、正に十代の感覚が。


                  前巻

                  ←←1巻
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                    | comic | 2020.03.24 Tuesday | comments(0) | - |
                    最近読んだマンガ
                    石塚真一「BLUE GIANT」10巻

                    途中すっ飛ばして、いきなり10巻です…だって図書館にこの巻しかなかったのよ、まぁ真面目に読む気はないので問題ないですが。
                    ちょっと前だけど話題になってましたよね本作、この作者自身じゃなく周りで勘違いしてる感じが如何にもジャズらしいなと…大体こういうアツい先入観っての?阿部薫とかコルトレーン的な(魂削ってます)感、いわば男同士の連帯感みたいなノリを欲してる人の期待値が先走っているような。
                    世代の違いってヤツかもしれませんが、そういうのが好きになれなくてね…アツいのが、じゃなく熱気に飢えて見失っちゃう感じが。
                    まぁ落ち着きなよ、って。
                    (下欄に続きます)
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                      | comic | 2020.03.18 Wednesday | comments(0) | - |




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