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「チャンス」のピーター・セラーズが主演した'68年のMGMコメディ、冒頭の劇中劇で状況が分からないうちから笑わされました!
インドから来た駆け出し俳優に扮して、Mr.ビーンの原点か?っていう密室サイレント・コメディ・・・から騒ぎの果てが微妙にセンチメンタルなオチ、という抜け感もまた洒落てますよ。
紹介記事【2017.08.02】
デイブは宇宙船 [DVD]
デイブは宇宙船 [DVD] (JUGEMレビュー »)

「現代文化を異文化の視点で描く」という「星の王子 ニューヨークへ行く」パターンを、もう一捻りして「異星人集団のSF冒険活劇」に練り込んだ本作。
時代遅れの事前情報で人工衛星から計算外、妙に多機能なデイブ・ミン・チャン号・・・原始的で野蛮な文明に毒されていく乗組員、そして地球人と宇宙船のロマンス!
個人的にはクローゼットで大笑い、Old Navyネタも可笑しいな・・・「キャプテン・クランチ」ネタやアイスクリーム屋と間違われるコンチなスーツ姿など、分かればウケる要素も。
紹介記事【2017.03.14】
コンボイ [DVD]
コンボイ [DVD] (JUGEMレビュー »)

故サム・ペキンパー監督作では評価の低い本作、分かってねーよなぁ。
70年代に隆盛したカー・アクション的ロード・ムービーの流れを汲みつつも、救世主の物語が仕込まれてるのは何故?
少なくとも当時のアメリカにおけるトラック運転手という生業の社会的地位はド底辺、その連中からエクソダスが始まり・・・賞賛から憎悪へ豹変する世間に諦めない男と男、死して英雄となる世の中を笑うラストは痛快の一語!
紹介記事【2017.01.17】
PlayStation 2 ミッドナイト・ブラック SCPH-50000NB【メーカー生産終了】
PlayStation 2 ミッドナイト・ブラック SCPH-50000NB【メーカー生産終了】 (JUGEMレビュー »)

正直、ゲームはこれで未だに事足ります。
メーカーには悪いけど、精彩グラとかオンラインとか不要だし。笑
紹介記事【2017.04.21】
勝手に観光協会 勝手に御当地ソング47+1
勝手に観光協会 勝手に御当地ソング47+1 (JUGEMレビュー »)
勝手に観光協会
みうらじゅん&安斎肇による歌とコーラスで、全国各地の郷土愛を歌い上げる本作。
モチーフ探しの観光後、旅館の角部屋で共同作詞&レコーディング…テレコ直録りの部屋鳴りがまたトリップ感を昂ぶらせます。
10年越しの生みの苦しみは、ラスト沖縄の不自然なフェードアウトで昇天したかのよう。笑
[Disc1]紹介記事【2017.06.07】
[Disc2]紹介記事【2017.06.17】
ミッドナイト・ドリーム
ミッドナイト・ドリーム (JUGEMレビュー »)
マンハッタンズ
日本版ジャケの、煌めく摩天楼の夜景がピッタリな甘々コーラス。
ドゥワップ時代から息の長い男声グループによる、ブラック・コンテンポラリーなA.O.R.盤です。
正直、こういう毒にも薬にもならんようなベタさって本来は苦手な筈なんですが・・・1曲目でガッチリ掴まれましたよ、改めて聴いてみても非の打ち所がありません。
紹介記事【2017.01.31】
Discovery
Discovery (JUGEMレビュー »)
藤田千章,佐藤竹善,アンドリュー・オセロット,クリアー・フィッシャー,小林正弘,キャット・グレイ,西村智彦
今となってはジャケのCGがチープですけど、本作のサウンド・デザインは今でも驚異的です・・・楽器の各パートやフレーズと、イコライジングによる音域(周波数)特性の強弱とを緻密に計算してミックスされている気が。
特に最初の2曲に顕著で、更にラスト2曲ではデヴィッド・T・ウォーカーのギターをフィーチャーした佐藤竹善A.O.R.という意外性も。
紹介記事【2017.03.09】
 (JUGEMレビュー »)

久々に腹の皮が捩れるほど笑わせてもらいました、北海道ローカル局には勿体無いほど優秀なマジメ君の斜め上を行く“バカ枠入社”の花子さん・・・放送事故か奇跡の視聴率かとハラハラ、腹の皮がw
紹介記事【2017.01.19】
ローグギャラクシー ディレクターズカット PlayStation 2 the Best
ローグギャラクシー ディレクターズカット PlayStation 2 the Best (JUGEMレビュー »)

通常版に様々な新要素を追加し、ゲームバランスも再調整された本作・・・いわゆるクソゲー要素が低減したかは判りませんが、新たに水の星アリスティアへ行けるようになり嬉しい!
ただし武器が増えた分、その合成ルールが通常版から一部変更されて思い通りにいかないもどかしさも。
紹介記事【2017.08.16】
もののけ姫 [DVD]
もののけ姫 [DVD] (JUGEMレビュー »)

世間では不当なほど評価が低いようですが、宮崎駿のジブリ作品では本作こそが最高傑作です。
鎮西の乙事主の“このままでは わしらはただの肉として 人間に狩られるようになるだろう”という言葉が、やがて“小さくバカになりつつある”猪たちを狩りもせず流れ作業で食らう千尋の親に繋がるのです。
紹介記事【2017.04.29】
Zill O'll ~infinite~
Zill O'll ~infinite~ (JUGEMレビュー »)

PS版からのグラフック向上と、仲間キャラクターやイベントの増加で分岐するエンディングもアップした本作。
出身地によって変化する展開、イベントでの対処次第で敵にも味方にもなるキャラクター。
そして奥深い歴史設定が反映された人物造形など、何周しても飽きのこないゲームソフトです。
紹介記事【2017.11.15】
EMOTION the Best 機動警察パトレイバー2 the Movie [DVD]
EMOTION the Best 機動警察パトレイバー2 the Movie [DVD] (JUGEMレビュー »)

前作の(大規模ハッキングによるサイバー・テロ)が絵空事ではなくなった現在と、フェイク情報に自衛隊と警察が翻弄されて東京が戒厳令下に置かれる本作。
冒頭の場面は、PKO日報問題で揺れる現在が25年も前に描かれた本作に重なります。
ハードボイルドな展開に織り込まれた大人の恋路に、古典芸能の趣きを漂わせた演出は意味深です。
紹介記事【2017.04.30】
 (JUGEMレビュー »)

正直に言って、この作者の絵柄は苦手です・・・でも、本作にはこの絵柄しかない!って感じ。
だから苦手な方にも読んでみてほしいです、あの戦争について語らなかった人の気持ちが伝わってきます。
そしてラストの、現代に突き刺さる批評に思いを巡らせてほしいです。
紹介記事【2017.06.20】

最近行ったところ
清澄白河(深川江戸資料館)

いや本来の目的は墓参りだったんですけどね、近くだし久しぶりに寄って来ました…もう何度も来てるので当時の区割りを原寸で再現した家並みは見慣れてるんですが、見飽きませんよ。
ココの好い所は、展示に触れられるし家屋に上がり込んだり出来る点ですね…縁側で雨の音を聞いていたら、亡き祖父母の家が木造だった頃を思い出しました。
小引き出しや戸棚の中にある小道具の考証など、細部にまでこだわっています。
一人で古地図を眺めてたら係員に話し掛けられ、当時の絵図が酉の方角(西)を上にして描かれている事を教わりました…小ネタの振り方が、また上手いんだわ。

竪川や横川といった地名も西を上にすると縦横だからだったとか、空き地が多い場所は縮尺を詰めて描かれているとか…一旦は掘った水路も使い勝手に合わせて埋め戻していたとかで、その名残に堀留という地名があるといった話が次々と!
その話しぶりも適当に間があって押し付けがましくなく、今度からは積極的に話し掛けてガイドしてもらおうという気になりました。
もう開館から20年以上は経ってる筈なので、流石に屋根の上の猫も草臥れてきてますが…また墓参りのついでとか、あるいは誰か誘って来てみるとしますか。
それにしてもMOT、いつまで改装工事してるんだ?


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    | visited / plan | 2018.11.20 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
    最近行ったところ
    千葉市美術館「1968年 激動の時代の芸術」展(←リンク先は公式サイト)

    千葉駅周辺って、昔は仕事でよく行ってたけど…そういえば電車で行った事は数える位しかなかったんだな、軽く地図を見て分かった気で歩き出したらバッチリ迷って無駄に歩く羽目に。
    でも駅周辺を少し離れただけで強烈な寂れっぷりは、まるで台湾の林邊とか萬丹といったマイナーな町に似た雰囲気で楽しめました。
    そして美術館のある市庁舎は明治時代の建造物を活かしたリノベーションで、特に1階部分は迫力があるなぁ。
    因みに「1968〜」展は、同年生まれの50歳は入館料¥1,200のところ¥500に!という粋な計らいを実施中。

    今から半世紀前、明治維新から100年目の当時には以前から妙に関心を抱いておりました…元はTVアニメの「ルパン三世」からなのです、物心付いた時には観ていた僕は企画書段階のルパンが「元は新宿のフーテンだった」と知ってヒッピー文化や学生運動などにも興味が湧いてきまして。
    そんな時代を回顧する展示なので、アート鑑賞のように時間を掛けずサクサク観ましたよ…むしろイラストレーションの前提はアイキャッチですから、ネチネチ観るもんじゃないですし。
    まぁ本展の、知る由もない当時の空気を強く感じられるキュレーションは大いに体験する価値があります。

    かつて憧れて知れば知るほどガッカリした学生運動が文革の紅衛兵レベルの幼稚さで、日宣美や草月アートフェスなど権威解体の功よりも暴力をロジックに摩り替えた罪の方が鼻に付きます…結局は新宿騒乱も渋谷のハロウィンで軽トラ倒す今のバカと大差ないし、東口で野宿してたフーテンの暗い目も今と大差ないし?
    しかし激動の渦中にいた人物が必ずしも先鋭化する反体制思想と一体ではなかった、という感覚は意外でもあり考えてみれば当然でもあり…赤瀬川原平も思想的には非常にフラットだった感じがして、粟津潔にもそうした印象を受けました。

    楽しい試みだったのは当時のサイケ・ディスコのイメージを再現したブースですね、光と音の空間に浸っていると学芸員が心配するので長居は出来ませんが。笑
    横尾忠則や田名網敬一らが米国から持ち込んだサイケとウォーホル的なメディアミックス戦略、デュシャン的なインターメディアやプラグマティックな「もの」派…一方で裁判さえインスタレーション化した千円札事件の哲学性とアングラの土着志向から生じた暗黒舞踏やガロ系、0次元や秋山祐徳太子らのハプニングに見られるナンセンスな似非芸術とタブー打開を意図したエログロ表現から発した思想なき模倣の混濁など。

    全体としては一部の幼稚さや低俗さも不可分であり、本来は関連性の薄い分野も相互にインスパイアされて大状況を形成していった…それが1968年をピークとした日本のシーンだったんだといった感じがしました、そして若年層の文化に過ぎなかった薄い拡がりの影響は確かに少しばかり社会を変革していたのだとも。
    50年先の未来から見返したからこそ、全体として見渡せるのだとも思います。
    もう一度、観に行こうか…ちょっと今、そんな気分。
    1968激動の時代の芸術(←左クリックで拡大表示されます)


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      | visited / plan | 2018.11.10 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |
      最近行ったところ
      表参道〜原宿

      先日の原宿〜赤坂ブラブラ歩きの続きというか、その時に通り損ねた「渋谷の明治通り沿いメトロゴールド?前辺り」と「表参道の金王坂〜こどもの城辺り」を回ってみました…しばらく前から何故かピンポイントで思い浮かんでいた場所に、ちょっと行ってみようかな?という独り遊びです。
      折角なので先日うっかり行きそびれた「原宿のファイブフォックス本社前辺り」も絡めたコースを思い付き、表参道からスタート…246沿いに先ずはこどもの城まで行って(閉鎖されちゃったのかぁ)と驚きつつ、脇の道に入って渋谷郵便局を目印に金王坂方向へ。
      この辺までは分かる感じ。

      うっかり明治通りまで下りちゃったので、金王坂はまたの機会に…そのままメトロゴールドがあった辺りを通過してキャットストリートへ、あの渋女近辺ってピンクドラゴンしか覚えてないし東京ファントムに入る横道もなくなったのかな?
      日が落ちてきたキャットストリートは縁日みたいで、昔の寂れた裏通り感ゼロ!
      イキッたガキが黒縁ウェリントンにステンカラーとか、1周回って更にダサい!
      そして外人率の高さね、韓流アイドルみたいな日本のガキも多いし…吐き気がしてくる程の違和感ながら、そんな中にサンタモニカを発見して(前からココだったかなぁ?)とモヤモヤ。

      今は知らないけど、昔ヴォイスとかヴィヴィアン西木があった辺りから明治通りを渡って東郷神社脇をショートカット…こないだ回りそびれたファイブフォックス本社前を通って原宿駅前にて終了、今回のコースは約1時間といったところ。
      今回は時代の変遷を目の当たりにした気分でした、だけど観光客が多過ぎて散歩向きとは言えませんね。笑
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        | visited / plan | 2018.11.09 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
        最近行ったところ
        カラオケ

        かなり久々のカラオケでした、友人と2時間コースで歌った歌は以下のとおり(順不同)。

        坂本九「上を向いて歩こう」
        SWING OUT SISTER「Breakout」
        薬師丸ひろ子「Woman 〜Wの悲劇より〜」
        オリジナル・ラヴ「Scandal」
        AEROSMITH「Jaded」
        ザ・ブルーハーツ「レストラン」
        オリジナル・ラヴ「Let's go!」
        小沢健二「僕らが旅に出る理由」
        DARYL HALL & JOHM OATES「Private eyes」
        MICHAEL JACKSON「Off the wall」


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          | visited / plan | 2018.11.07 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
          最近行ったところ
          原宿〜赤坂

          秋晴れの散歩日和に、用はないけどブラブラしてきました…しばらく前から脈絡なくイメージが浮かんでくる場所が幾つかあったので、適当にそっちの方に向かって電車に乗ったのです。
          で、とりあえずバッと思い出したのが「渋谷の明治通り沿いメトロゴールド?前辺り」と「表参道の金王坂〜こどもの城辺り」と「原宿のファイブフォックス本社前辺り」と「赤坂通りのジャニーズ事務所辺り」…何故かエリアが集中してるので4箇所すべて踏破するのもアリでしたが、何も考えず原宿で下りたら目の前に代々木神宮が見えて。
          何となく鳥居を潜り、歩いてたら拝殿の裏(北口)に。

          そこから明治通りに沿って戻る感じで原宿方向へ、北参道駅なんてのが出来てるのね…かつて記憶にある洒落た水彩画の喫茶店も、つけめん店も先輩の隠れ家的なバーも軒並み無くなってて正に隔世の感というか。
          結局「ファイブフォックス周辺」までは戻らずにビクタースタジオから外苑西通りを渡り、日本青年会館の向かいから神宮球場に入ると六大学野球の試合中…プロでもないのに¥1,200も取るとはね、まぁいいけど。
          神宮球場の外郭回廊(?)はサンタフェ色というか、スペイン・コロニアル建築みたいで意味もなく歩きたくなります…もし老朽化しても、この回廊は残してね!

          こないだ来た銀杏並木まで行き、その脇にある御観兵檜の公園で一休み…人気はないし落ち葉の縦断は絵のようで今風に言えばインスタ映えしそう、なかなかムーディーなスポットかも。
          246に出て赤坂方向に歩き、青山ツインビルから外苑東通りへ…ふと目に入った旧乃木邸を散策して乃木坂(赤坂通り)、知らない内にジャニーズ事務所を通過してて赤坂駅に到着っと。
          しかし案外と歩けちゃうもんですな、緑があったりでビルばっかりじゃなく景観の変化に富んでたからかも?…時間的には1〜2時間でしょう、女の子となら寄り道も楽しめそうですが。
          そんな物好き、いるかぁ?笑
          神宮球場2018(←左クリックで拡大表示されます)
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            | visited / plan | 2018.11.02 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
            最近みたアート
            「マルセル・デュシャンと日本美術」(←リンク先は公式サイト)

            先日の「最近行ったところ」でも書きましたが、東京国立博物館に行きました。
            本展は世界でも有数のデュシャン作品を所蔵するフィラデルフィア美術館との交流特別展だそうで、巡回展「The Essential Duchamp (デュシャン 人と作品)」を第1部として第2部の「デュシャンの向こうに日本がみえる。」と題した日本美術のコレクションと併せて観賞するというユニークなキュレーションでした。
            正直なところ、2部構成とは知らなかったしデュシャン作品にも期待は特にしてなかったのです…彼の作品は一般的な絵画やオブジェのような観賞を要しない類いの、概念の芸術ですし。

            ところが第2部も含め、気付けば3時間近く経っていてビックリ!…想像以上に彼が現代美術の貢献者であり、非常に先駆的だった事に気付かされましたよ。
            実は僕、お恥ずかしながら名前は知っても実際には1点も見た覚えがなくて…有名な「泉」が発表されたのが大正時代で、あの時代に堂々と女装してたとか凄過ぎて笑っちゃいましたね!
            いや嗜好としての女装でなく、既に著名だった自身の匿名化であり認識への挑発なのです…発音すれば「エロス哉人生」という意味になるローズ・セラヴィを名乗り、ダダの写真家マン・レイとコラボしたりしてね。
            マジで60年代が霞むわ!

            まさかデュシャンを知っていてウォーホルを賛美する人はいないよね、って観た途端かましてる訳ではありませんから…「泉」のコンセブトを知った時点でポップアートに失望したんです、まぁリキテンシュタインとかローゼンクイストならまだアリかなとは思いますが。
            ダダとは異なるアプローチで既成の芸術概念を破壊し、ありきたりの物に美を見出ださせる名付けの天才…そんな彼が印象派から入ってキュビズムの権威主義にウンザリし、ユーモアとエスプリでタブーを相対化していったのかと思いつつ観てたら口許が弛みました。
            遊び心と言っちゃ陳腐だけど、洒落っ気は大事だな!

            第2部の展示スペースはオマケみたいなものでしたが、要点は伝わるので問題なし…デュシャンの概念芸術を象徴する「見立て」が伝統的な日本の美意識と親和性が高いという意見は知ってましたけど、日本の美術に影響を受けたとは聞いた事がなかったし(言ってないけど)切り口として面白く観賞しました。
            例えば茶道に顕著な侘び寂び、錦絵のデフォルメという逆説的リアリティ…絵巻物における動的な時間表現、書との美的融合など。
            デュシャン作品は個人の思想だし、伝統美術はより曖昧な文化的蓄積だけど…西洋的な観念から脱しようとした彼が、まさか日本人の自尊心をくすぐるとは。笑

            そういえば最近って展示品の撮影OKなのね、邪魔臭いとかは別に思わなかったんだけど(何しに来たの?)って感じ…ササッと寄ってカシャッって撮ってパパッと移動して、んで後からスマホ画面でゆっくり楽しむんですよって事ですかね?
            それとも所謂「インスタ映えする」ってか、コンセプチュアル・アート好きな私って他人に思わせて幸せなのか…殊アートに関して言えば画像じゃ何も感じられないと、僕は思うけどな。
            それは個人の自由だし文句はないのよ、ただ勿体無いというか…アートってのは「今」と向き合う体験だから、撮ってると減るのに。
            ま、いいけどさ他人だし。


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              | visited / plan | 2018.10.30 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
              最近行ったところ
              上野(東京国立博物館)

              近頃なんだか上野のミュージアムばかり来てますが、観たいと思う展覧会が続いたんですよ…今回の主目的は「マルセル・デュシャンと日本美術」だったのですけど、そちらは後日の「最近みたアート」で改めて。
              で、もう一つの目的が「中国写真紀行 −日本人が撮った100年前の風景−」(←リンク先は公式サイト)…こちらも「マルセル〜」と同じ平成館で展示されていましたが、特別展じゃないし(ついでに)的な感じで。
              同じく平成館では「マルセル〜」の向かい側で「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展が開催中で、もし両方を観賞するとしたら¥1,200チケットを別個に購入しなきゃならないそう。

              しかし平日だと割に空いてて好いですな、いや平日でも上野の森美術館で開催中だった「フェルメール展」は入場制限かかって大行列でしたけど…ある意味そっちにミーハー連中の客足が流れてくれた気もして、ラッキーだったのかも?笑
              しかし上野公園って外国人の観光客が多いのね、下手すりゃ半数以上かも…東京国立博物館は特に欧米人が多くて、海外旅行で美術展を観るという感性はオシャレだなぁと感心しました。
              ところで「中国写真紀行」展、いかにも空きスペースの有効活用だったのは残念…先に観た特別展と比べて、仕方ないとはいえ。

              手札サイズの古い写真をガラス越しに眺めるという味気なさね、額装して1点ずつ壁に飾る手間は掛けられなかったんだ…かなり色褪せてきてたけどガラスの向こうじゃ細かく観察しようもなく、いっそ拡大コピーでも貼っとけよっていう。
              撮影時期は1903年(明治36年)から1920年(大正9年)という中国各地の史跡、その頃フランスではデュシャンがコンセプチュアル・アートを開花させていたと思うとまた格別な心境です。
              その頃の中国は清朝末期〜中華民国の初期、って事はジャッキー映画の「天中拳」「酔拳」の時代か!笑
              遥か昔に建てられた、およそ100年前の被写体。

              例えば三蔵法師が印度から持ち帰った経典を納めた大雁塔や彼の遺骨を保存する舎利塔、河南省洛陽の黄河支流両岸に穿たれた龍門石窟など…往時の栄華など微塵もない、荒涼とした景色とのコントラストに悠久の時の流れを感じました。
              全部が全部じゃないにしても、近年に撮られた写真と比べて動乱の時代に放ったらかされた史跡の寂寥感には何か惹き付けられるロマンがありますね…これらの写真の中の、この場所に自分も立ってみたい!そんな気持ちにさせられました。


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                | visited / plan | 2018.10.29 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
                最近行ったところ
                上野の森美術館(「世界を変えた書物展」)(←リンク先は上野の森美術館公式サイト内当該ページ)

                またも上野です、前回「ジャランジャラン」を観た帰りに惹かれた「世界を変えた書物展」を観に行きました…しかし(上野の森?)と思ったら、元・聚楽の上にある書道をよく展示してる辺りにあったとはね〜?笑
                知ってるようで知らなかった上野のミュージアム、それに西郷さんの銅像も心なしか場所がズレたような。
                「世界を〜」展は金沢工大との合同展示で入場無料、展示された稀覯本(きこうぼん)は'82年に開設された同大の“工学の曙文庫”コレクションだそう…入って先ずは洋館の書斎を模したような、革表紙の初版本が天井まで並べられた書棚の壁に囲まれる趣向で掴みはバッチリ!笑

                写真撮影OKなのもあって、まぁシャッター音だらけ…なので画像検索すれば大体どんな感じかは分かって頂けるでしょう、実際この展示は見事なものでした。
                書棚を埋め尽くす古めかしい本もイミテーションではない“工学の曙文庫”の蔵書で、触れられないのは残念でした…書棚の前にはガラスケース越しに開かれた本が飾られていましたが、活字や挿絵の印刷状態が極めて良好という程度にしか観察出来ませんでした。
                次の展示は、世界を変えた代表的な書物が分野別に並んでいましたが…どうも最初の趣向を凝らした展示と比べてしまい、早くも力尽きたような印象が拭えず。

                こちらもガラスケース越しではありましたが、透明なアクリル板に本を乗せて下に鏡を敷き表紙の装幀も見せる工夫がされていたのは感心しました…革張りだったり鮮やかなマーブリング紙だったりする装幀と何の特徴もない装幀とが書物の内容とは無関係で、これは出版会社の方針の違いか出版した著者または支援者の財力が反映されたのかな?
                でもまぁ1点々々に見入る程じゃありませんね、もっと現物に接近して観察出来たなら違ったでしょうが。
                後は現物なしで、世界を変えた書物が異なる分野と相互に影響しあって新たな分野を創造していった相関関係を視覚的に表現したインスタレーション類でした。

                興味深かったのは、グーテンベルクによる活版印刷が発明された15世紀半ばから現代に至る時系列で世界各国の出版点数を表示したビデオですね…活版印刷発祥の地はドイツであるにも関わらず、爆発的な出版量で先ずはルネサンス期のイタリアが情報の中心に。
                その後しばらくは独仏伊が拮抗し、19世紀前後はイギリスが産業革命の勃興と歩調を合わせるかのように台頭…そして19世紀後半からアメリカの時代と、ちょっと出来すぎな位で。
                新たな発見が次なる発見を促していく連鎖には国力の豊かさが関連していて、幸福な相互フィードバックが発生していたのですなぁ。

                展示された書物にはニュートンやダ・ヴィンチの著書やアインシュタインの手稿などもあり、当時の衝撃が目に浮かぶよう…またお触りOKなレプリカ本も用意されていて、いわゆる紙媒体が果たしてきた歴史を感じられる好企画でした
                「世界を変えた書物展」(←左クリックで拡大表示されます)


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                  | visited / plan | 2018.09.30 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |
                  最近行ったところ
                  上野(東京国立博物館「海の道 ジャランジャラン」展)(←リンク先は東京国立博物館公式サイト内当該ページ)

                  雨天時は美術展が空いてるので、台風の合間を縫うように上野まで行ってみました…空いてれば映画でも好いかな、と思ったら軒並み潰れちゃったみたいで。笑
                  しばらく見ない内に聚楽跡は小綺麗になってるし、ユニークだかU2だか服屋もなくなっちゃってたのね?
                  なので上野のお山に上がって、何か面白そうなのないかな?…と案内板をチェックしたけど今一つビンと来なくて、とりあえず「海の道 ジャランジャラン」という謎タイトルに惹かれ東京国立博物館の東洋館へ。
                  しかし上野公園の噴水って、もっと長々と動物園の手前辺りまであったような気がしたのは思い違いか?

                  公園も人気はまばらで、やっぱり外国人の観光客がほとんどでしたね…博物館も、いたのは外国人でした。
                  さて東洋館には入ったものの、件(くだん)の展示が地下だと気付かず常設展を観始めて(なんか違くない?)と…しかし今読んでる漫画「雷火」に関わる魏代の仏像や、最初に仏像制作が始まったガンダーラとマトゥーの男らしいインド顔の仏像が新鮮で興味深く鑑賞。
                  ところが1年ぶり位に履いたブーツで靴擦れしてきちゃって気が散るわ、喉が渇くわで集中力が限界に…最後の方の書画や朝鮮の展示はスルーして一旦休憩、それから地階の展示に気付き「ジャランジャラン」へ。

                  今年は日本インドネシア国交樹立60周年だそうで、ジャランジャランとは散歩を意味するのだとか…カンボジアの仏像(金剛像)は小柄な感じで面立ちも日本人的、というかダウンタウン浜田とナオト・インティライミを足して二で割った感じの親しげな雰囲気が。笑
                  土着のナーガ(蛇)信仰とヒンドゥーの影響が、ご本尊ドーン!じゃなく色々くっついてワンセットな印象。
                  何故かインドの細密画もあって、水彩画なのに独特の発色が面白かったな…どの文化でも芸術の発展に宗教が関わっているのは、衣食住とは無関係な富の集中が職業として成立させるからなのだと思ったりもして。

                  バティック(ジャワ更紗)も数多く展示されていましたけど、ガラス越しだと生地の風合いが分からなくてピンと来ませんでした…そりゃあ触られても困るでしょうが、間近で観察したかったな。
                  特に金糸で光り物を織り込んだ布、多色染めの布も目を引きました…しかし実際にマネキンがまとった状態で見せてほしかったな、あんなデカい布じゃあ体に巻くのも一苦労だろうしイメージが浮かばないからね。
                  ちょうど前夜たまたまYouTubeでインドネシアのイカす(死語)バンドを発見したばかりだったので、インドネシア古典音楽の楽器もあるかと思ったのだけど…多分なかった、と思います。


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                    | visited / plan | 2018.09.22 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |
                    最近みたアート
                    「理由なき反抗展」(←リンク先はワタリウム美術館の記事)

                    先日の「最近行ったところ」でも書きましたが、久々の美術展です。
                    「理由なき〜」といってもジェームス・ディーンの映画とは無関係で、その映画ポスターを用いたウォーホルの作品に絡めただけなのです…いわく“アートの歴史とは、自由への闘いの歴史である”というテーマに基づいて、現代美術の作家15人による100点近い作品を展示していました。
                    しかし中身は今イチだったなぁ、飽くまでも個人的な感想ですが…ヨーゼフ・ボイスなんか走り書きみたいなドローイング数点だけ観ても意味ないし、やたらギンズバーグが撮ったスナップを飾ってたけど寧ろ詩を朗読する映像だけで充分。
                    ビッグネームのショボい作品かき集めたような印象。

                    先ずね、メッセージが明確で他に解釈のしようがない作品はポスターであってアートじゃないのよ…まぁキース・ヘリングスの制作風景は興味深かったにしろ、竹川宣彰のドローイングなんざ噴飯物の一コマ漫画。
                    とはいえオノ・ヨーコは1点だけでも効いてたし、ホワン・ヨンピンの中華包丁による“避難はしご”も正式な展示状態を想像するだけで納得がいくなどメッセージが明確でも圧が感じられました…アレクサンドル・ロドチェンコのバウハウス的モビールも然り、立体作品は観る価値あったな。
                    でも大体インスタレーション系は、それ自体を観ずに下絵みたいなのだけ観てもね。

                    とはいえ意外に扱いが大きかったバックミンスター・フラーの設計図面ポートフォリオは好かったな、講演ビデオの内容といい現代のダ・ヴィンチかっていう位…メイプルソープは最も展示テーマに沿っていた感じ、ギルバート&ジョージもだけど踊るビデオ以外は1点だけってガッカリだわ!
                    しかしながら、僕自身も鑑賞眼が落ちたのを痛感しましたよ…特にシルクスクリーンなどの印刷物をアートと認識出来ませんでした、まぁ(量産品は似非アート)とは元から思ってたにしても観る気すら起きなくて。
                    信条と別に、どこかアート全般への了見が狭くなってる自分にショックでした。


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                      | visited / plan | 2018.09.14 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |




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