おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近読んだ本
ロバート・ホワイティング(著)、松井みどり(訳)「東京アンダーワールド」

本作は、その歴史的資料やインタビューの膨大さに(そりゃ10年かかるわな)と納得させられる。
戦後の復興からバブル経済の終焉までを日本で生きた(不良ガイジン)を通して、この国の暗部を洗い出したドキュメンタリーである。

元々N.Y.ハーレム育ちで悪そうな奴は大体トモダチ気質のイタリア系アメリカ人ニコラ・ザペッティは、GIとして沖縄の地を踏んでから闇市への横流しに転身して成功(?)する。
当時は米軍キャンプしかなかった赤坂に店を構えたのも機に聡い嗅覚の才能だろう…そこには戦後の銀座を仕切った住吉会と三国人愚連隊を束ね上げた東声会との熾烈な抗争や、戦前の大陸で暗躍し後に自民党立ち上げに関わった児玉誉士夫ら大物フィクサーとCIAのキナ臭い交流も大きく絡んで、彼の店は闇の社交場として繁盛する。

力道山の公にされない出自や殺害の経緯、航空機納入などの利権ビジネスと政治スキャンダルの数々、やくざ者たちの義侠心と変質する組織など…丁寧に資料を突き合わせ当事者を訪ねて裏を取っていく著者の根気と勇気に敬服する。
本作の内容だけが事実であるとも、揺るぎない真実であるとも思ってはいない。
だが断片的に知っていた情報と矛盾せず系統的に戦後の裏面史を語っている本作の信憑性は低くないだろう、連綿と今に続く政治家の腐臭に決定的な絶望感を味わわされる事は確実だ。
そして安保闘争が、大人の手の内でガキが踊らされた茶番に過ぎなかった事にも強い失望を覚えた。

胆の太い悪党ながら大らかで脇が甘いニコラに著者が惹かれたのは分かる気がする、日本交通による合法的な乗っ取りで全店舗を失ってしまった彼が気の毒に思えてしまう位に。


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    | books | 2011.07.26 Tuesday | comments(0) | - |













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