おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近読んだ本
マット・ベイノン・リース(著)、小林淳子(訳)「ベツレヘムの密告者」

'09年ランダムハウス講談社刊、英国推理作家協会最優秀新人賞受賞作品。
カバー・アートがキヲスクに並んでる○○ブックスのようで微妙に萎えますが、パレスチナを舞台にした異色のミステリー小説です。

推理モノは小学生以来とんと読んでませんが、パレスチナ人の視点でエルサレムを歩く感覚はスリリング。
著者はタイム誌の現地支局長を勤めた人物で、パレスチナを一枚岩の受難者的な紋切り型には描きません。
同胞でもスケープゴートに仕立てる利権争いや、イスラエルの破壊工作と過激派に支配された生活に歪められた大衆といった生々しい描写に引き込まれました。

辛口な結末に無常感を覚えなくもないですが、この状況で奇跡の大団円を期待する方が甘いんですよね…。
というか著者が取材した実際の事件が本作の骨格となっているような節があり、記事の限られた字数からこぼれた思いがノンフィクションから娯楽小説への転換を後押ししたのかな…と勝手に想像してしまいます。
教え子を救えなかった冴えない老教師が“過去にあったことを明らかにして、その復讐をすることだと考えるのは間違いだった。事件解決とは、悪事を働いた人間と今後再び悪事を働こうとする人間から未来を守ることなのだ”と思うラストシーン。
犯罪を批難するより、それが蔓延る状況を変えていくために著者が続編を書き続けているとしたら…英国がイスラエル建国に傾いた歴史を踏まえると大変に意義深いと思うのです。


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    | books | 2011.08.21 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |









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