おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近読んだマンガ
ニコラ ド クレシー「天空のビバンドム」

フランスの漫画はバンド・デシネと呼ばれ、絵本「さむがりやのサンタ」みたくフルカラーでカッチリしたコマ割りが特徴です。
80年代にはメビウスのSF作品などが大友克洋ら当時の気鋭に影響を与えてきました、それ故に(BD=カラフルなファンタジー)のイメージがあります。

著者はフランス・ディズニーを経てBD作家に転向したそうで、本書は'94年から発表された3巻を日本語版として1冊にまとめて'10年に出版されました。
ちなみに「ビバンドム」とはミシュランのキャラクターだそうです、白いタイヤのスノーマンみたいな。
でもディエゴはアザラシのようでもありビバンドムのようでもあり、その実体は最後まで明かされません。

まぁとにかく一読を強くお奨めします、この色彩の鮮やかさと1コマ毎の見事な構図は日本製MANGAが席巻する版図を塗り替える予感すら覚えてしまいます。
個人的には、それ以上にストーリーの神話性に!

読者に物語を聞かせる町の権力者は早々に追い出され、愛のノーベル賞候補に仕立てられたディエゴを悪の復権に利用しようと画策する悪魔の物語となりますが、更に第三の勢力…町の犬たちが登場して町の歴史と真実を語るのです。
物語を追われた最初の語り部がディエゴを捜して町を旅し、権力者の長であり市民の集合体である市長も彼を追い、悪魔の脱け殻となってしまったディエゴの数奇な運命は何処に…!

ディエゴに似た最初の人間、語る事を要求した鳥たち、犬の糞を固めて作られた摩天楼の崩壊…この呆気ないクライマックスに静かな興奮を覚えるのは僕だけ?


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*以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

『ニコラ・ド・クレシーのインタビュー Part 1(日本語字幕付)』(著者が「この作品はドイツ表現主義の影響を受けている」と語っていて、最後に本書の絵が映ります)


>>『天空のビバンドム』 ニコラドクレシー 作品集 公式サイト(作品画像あり)
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    | comic | 2011.09.07 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |









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