ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
紹介記事【2018.05.16】
おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
エクソダスギルティー (通常版)
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異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

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最近読んだ本
ニール・スティーブンスン(著)、日暮雅道(訳)「スノウ・クラッシュ」

「90年代の『ニューロマンサー』」とニューヨーク・タイムズ紙が評した本作は、6年遅れて'98年に邦訳が出版されました。
多分、最初に読んだのも10年以上は前でしょう…あの時と同じように、今度もまた一気読みでしたよ(しかも夢にまで出てきた)。
といってもサイバーパンク小説って出だしは世界観の読み込みに苦労するんですよね、なので序盤はローラーコースターの頂上までゴンドラを押し上げるようなもどかしさがあります。

本作のプロタゴニスト、ヒロは一流ハッカーにして元セキュリティの伍長だけど色々あって現在マフィアの雇われピザ配達人…といってもアメリカ各地がフランチャイズ国家と化した未来の話、そして彼のトラブルを助けてくれたのが特急便クーリエの少女Y.T.。
無職となったヒロが追うコンピューター・ウィルスが「スノウ・クラッシュ」、Y.T.が巻き込まれてゆく薬物もまた同じ呼び名で。

旧ロシアの核弾頭と共に出没する巨漢レイヴンはアリュート族の被曝二世、中東の遺跡からバベル(神の門)伝承を研究していたメディア王と異言ペンテコスト派ウェイン牧師の共謀…家畜的だった旧人類の共通語を失わせ思考を芽生えさせたエンキドゥをハッカーに見立て、PC言語に倣ったシュメール神話の解釈など切り口は知的スリル満点。
スピ系では現行人類を創造した異星人とされてるエンキですが、バベルの離散は大脳新皮質を追加された自我の発露だったのかも?

しかしサイバーパンクが廃れたのも栄枯盛衰といいますか、所詮はアメリカが世界の中心だった時代の仇花だったとしみじみします。
まぁメディアミックスなラノベやアニメの予算とマンパワーに消費されたのも、世界設定に偏重したサイバーパンクの脆さでしたね。
ところでクーリエのキッズが連携する場面、ギブスンの「あいどる」とか映画「JM」にもありましたね…日本ではアニメ「サマーウォーズ」の浅い連帯を思い浮かべましたが、失速期のサイバーパンクも繋がる事で高揚しちゃってたのなら立派にスイーツですな?笑

DNA改変ウィルスというのは「リング」著者のミトコンドリアを連想しました、それとシュメールの地名に「青のメソポタミア」の場面がよみがえりました。
しかし律法(ミー)がMEで、XPが舌がかり(グロソラリア)の略だったら…なんて、原著の発表時点ではウィンドウズそのものが存在してないんですけどね?

追記1:少々古い記事ですが、こちらのブログ「BigBang」セカンドライフのベースとなった小説「スノウ・クラッシュ」に描かれた未来は最高にクールだ('07年9月26日付)によりますと“あの「セカンドライフ」のリンデンラボ創業者は妻に薦められて読んだこの小説に触発され、リアルとリンクした形で繰り広げられる仮想世界の立ち上げを考えるようになった”との事です。
へぇー、僕は「セカンドライフ」って詳しくないけど本書のネット描写だけは確かにもはや未来っぽくないかも・・・インターネットとは異なるイメージなので、微妙にパラレルな未来感ではありますが。

追記2:XPはポール・アンダースン「百万年の船 (1)」の描写にある、ギリシャ文字でキリストを指す“魚にXP(カイ・ロー)”というカトリックの絵画的モチーフが関係してそうですね。


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    | books | 2012.07.25 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |









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