最近読んだマンガ
南伸坊「仙人の壺」
これまた「李白の月」と同時にAmazonで注文した、中国の志怪小説を漫画化し解説を書き下ろした本です。
連載は'88〜90年で、先に新潮社から「李白の〜」が出た後で本書がマガジンハウス社から出たようです…といっても内容は被ってませんよ、もしかしたら既に絶版となっていた「チャイナファンタジー」というタイトルの中身を2社で分け合ったのかもしれません。
どうやら「チャイナ〜」は漫画のみで作品毎の蛇足(解説)はなかったようですが、後から出た2冊は出版社が違う割に同じ体裁でまとめられていて嬉しいです…しかも本書には初出も明記してあるし、この文庫版には単行本で読んだ僕も未見の未収録作品が追加されていたのがオトクな感じ。
更に蛇足(解説)で絶賛している森銑三(別名・刈谷新三郎)の「物いふ小箱」や「十六桜 小泉八雲怪談集」も、機会があれば読んでみたいと思っています。
著者は目の付け所が絶妙な名文家ですなぁ、そこら辺は師匠筋にあたる赤瀬川原平にも言えるのですけど。
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| comic | 2013.07.04 Thursday | comments(0) | - |