ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
紹介記事【2018.05.16】
おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
エクソダスギルティー (通常版)
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異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

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最近読んだ本
「アウトサイダー・アート」

初版は'00年、発行元は求龍堂なる出版社です。
本来はフランス語で(生の芸術)を意味するアール・ブリュットを英語でアウトサイダー・アートと訳した事は、喚起されるイメージを矮小化していますよね。
確かに精神的な疾患や心の深い傷を持つ人も、教育の機会を持てなかった人もアウトサイダーと呼ぶ事は出来るだろうけど…せめて日本では、純粋芸術なり本来の意味に近い名称に替えていけないものですかねぇ?

奥付けによりますと、
“資生堂が運営する〈ザ・ギンザアートスペース〉では1991年以来10年間、アウトサイダー・アートの展覧会を開催してきました。
本書はその10周年を記念し、これまでの展覧会で紹介した作家を中心にまとめたものです”
との事です。
本書の出版以降はどうなんでしょうね、もしかしたら'10年に20周年を記念する第2弾が出版されているのかもしれませんけれど。
それはさておき本書には30名の作家による作品が収められていまして、巻末に作家略歴と作品目録に加えて参考文献や「アウトサイダー・アートを所蔵する主要美術館」まで紹介されています…国内では世田谷美術館しかないのが寂しいけれど、有難い情報ですね。

アウトサイダー・アートというのは技法や作風でのカテゴライズではなく、しかも制作者本人はアートといった認識がない訳で…その制作物をアーティストの作品として扱う事や、既存のアーティストと同列に彼らを扱う事に僕は強い違和感と戸惑いを覚えるのです。
そういったスタンスに、どこか(愛は地球を救う!)的な欺瞞やすり替えのような不純な向き合い方を僕は感じてしまうのであります。
もしかしたらこの感覚もまた、鑑賞する側の受けとる揺らぎに含まれるのかも。

この「むき出し感」に、現代の美術で最も観る価値があるとさえ思います…パンク・ロックのD.I.Y.精神に共鳴する自己満足の深淵、そして時にはモートン・バートレットの人形写真など作家の環境なり生い立ちといった解説抜きではピンと来ないような作品まで多岐にわたる表現形態の魅力!
リルケやサロメに感銘を与え、ブルトンに「20世紀の最も重要な作品のひとつ」と言わしめたアドルフ・ヴェルフリの壮大かつ膨大な架空の自伝絵巻…自作を売る画廊の前に露店を開き、タダ同然で絵を売ったスコッティ・ウィルソン。

16世紀頃のマニエリスム様式がアール・ブリュットの最初とされるようですが、自身も画家であったジャン・デュビュッフェが'45年に命名した背景も興味深いですね…曰く“狂人に作用するメカニズムは健常者(あるいは健常者を装う者)にも存在する。ただ、狂人の場合、これらのメカニズムは継続的かつ全開の状態で作動している”そうで、ヨーロッパ各地の精神病院で出会ったコレクションを収集して広く紹介する活動によって現代にアール・ブリュットという概念を定着させていったのだとか。

本書の序文として引用された、デュビュッフェ生前の言葉は力強くて能弁です。
全文を紹介したいのですけれども、ごく一部に留めておく事にしておきます。
“芸術を装飾品の一部くらいにしかみなさず、その程度のものしか求めない者は、ろくでもない方法で芸術を誤用している。その手の小綺麗な作品に比べたら、はるかに強烈な高揚感をもたらす作品を前にしてさえ、彼らは、ごく薄っぺらな理解しかできない”
“時流の波に逆らいながら、まっすぐ進むのは容易ではない。このような時、狂気はたしかに助けになる。なぜなら、狂気は本来、絆を断ち、記憶を抹消するものであり、何よりも、他からの影響や支配から身を守るべく巧みに想定された、さまざまな策を授けてくれるからだ”


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    | books | 2013.11.08 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |









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