おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
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Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近読んだマンガ
杉浦日向子「二つ枕」

初版'97年のちくま文庫、巻末解説で「俺は一番弟子」と記す北方謙三の文からすると著者の存命中に出版された作品集と思われます…表題作4編は'81年「ガロ」に掲載された連作、他4編はそれぞれ'83〜85年の初出で巻末の2編は同社の全集に収められた作品。
ほとんどが吉原の楼中で生きる花魁の物語で、陰間(かげま)と呼ばれた少年期の女形役者の話が一編。

さて、表題作と他の作品には約2年の間があります…浮世絵さながらに描かれていた男女の相貌が漫画らしくなり、所作から小物から漫画というより窒息しそうなほど詰まった時代考証の画像から情報量を抑制して人物の心理や感情の描写を見せるようになりました。
一見すると小さな画風の変化なのですが、そこには表現の指向性に大きな転換があったように思うのです。
当初の「漫画という形式を取った、江戸時代の緻密な風俗絵巻」から「江戸時代の人々が織り成す、粋と野暮の心意気」へとシフトしたような…つまり物証から心情へと主題を移したように感じられ興味深いです。

いずれにしても着物の柄や髷の形にまで意味があるのです、武家の着けてるお面や陰間に関しては「こんな仕事絶対イヤだ!」に載ってましたが…それらを現代人に解説したりはしないんですね、かんざしをタイマイと呼ぶのも気になったら自分で調べるしかない訳で。
喋り口調も一貫して花魁は吉原言葉で客は江戸っ子口調と、それこそ“いっそ粋だね”といった具合サ。

どうしても現代的な感覚では、吉原の遊廓というと極端なイメージで語られがちですが…当時は当たり前に機能していた当たり前の場所で、そこで交わされる男女のあわいを一幕物として切り取ってみせた作者の思惑と技量に強か酔います。


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    | comic | 2014.02.20 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |









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