おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近読んだ本
多根清史「アニメあるある」

初版'13年、タイトル通りの内容に(今更何を)と思いつつ(今までなかったのか)と却って虚を衝かれたといいますか(遂に出たか)という感じもするネタ本です。
しかしアニメの「あるある」とは言うものの、そうした(作劇上のお約束)は結構アニメ以前から引き継がれている手法が多いのです。
それこそ説明なしでキャラの役割分担が分かるような外見は大衆活劇レベルだし、TVの連続ドラマや連載漫画だって次回に引っ張る見せ場の工夫がある訳で。

SFアニメの“ベースが時代劇”とか、ラブコメアニメの“主人公の耳が遠い”&“ヒロインの目が悪い”とか…学園アニメの“主人公の両親は研究者やエリートビジネスマンで家を空けがち”や“富豪の娘は親の愛に飢えている”なんてのも、アニメ以前から使われてきたテンプレでしょう。
他にも「朝チュン」や「イヤボン」という造語にもなった演出様式や、いわゆる「死亡フラグ」と呼ばれる意味深な台詞もそうです。
そういった決め事だけでなく、納品時の制約なり制作サイドの裏事情を絡めたアニメならではの切り口になっているので楽しめます。

第1章「アニメあるある」で先ずはオーソドックスな例を紹介、それにしても“最終回で「続きは劇場で!」”はあるあるじゃねーよな…おそらくエヴァが先例になったんだろうけど「モーレツ!宇宙海賊」は酷かった、あれが評価されてる理由が本当に分からん!
ロボットアニメは特撮由来と思しき「あるある」の宝庫で、“先に必殺技を出したほうの負け”や“主役ロボより強い正義側のロボは必ず暴走する”&“全世界を一手に支える超エネルギーも必ず暴走する”…ちなみに“棒読みアイドルのワキをベテラン声優が固める”なんてのも、角川版(→東映でした!)「地球へ…」辺りからのお約束か?

第2章「ストーリー&キャラクターあるある」ではラブコメアニメのヒロインは料理がドヘタクソで主人公は何の取り柄もないのにモテモテ、2人が迷子を連れていれば「若いパパとママね」と言われるし町内会の福引で2名様の温泉旅行が当たり…デートをサポートするはずの友人達は結局デートをぶち壊しにするし、主人公の席は窓際で生徒会が神のような権力を持っていて担任の女教師は婚期が遅れている「あるある」。
美少女アニメで仲間が5人いれば大阪弁キャラは必須で、何故か女性キャラ同士なのに男性目線のセクハラが発生する「あるある」。

SFアニメでは地球人が宇宙のガン細胞扱いされてネットワークにウイルスを注入するだけで社会インフラが一斉にダウンし、バトルになれば都合よくヒロインの服だけを切り裂く剣法があって頭脳キャラは勘と気合いの主人公に負けて解説&驚き役になり…ロボアニメには必ず2号ロボが出るし主人公に協力するプロ軍人は素人を見下しているor頭が固く、ファンタジーアニメでは小動物が賢者だったり幼女っぽい師匠キャラの中身は超老女だったりして宝の地図をゲットしても8割がスカで2割が「そっとしておこう」オチだ!

第3章「アイテム&舞台あるある」では死にかけでも解毒剤を飲めば即座に治るし不治の病を治す薬草は断崖絶壁に生えるし生体反応はレーダーに映るし、東京の街を象徴するシーンは渋谷かアキバ…「OP&EDあるある」では“地球の向こう側から太陽が出てくる”→“風が吹いて葉っぱや花びらが飛び散る”→“美少女が涙をキラキラさせて振り返る”→“主人公とライバルが剣と剣で激突して爆発”→“みんなで走る!”ただし“EDは1人で走る!”…キッズアニメのエンディングはキャラの絵描き歌で、人気ヒーロー共演の「□□□VS△△△」は対決せずに共闘する訳で。

「次回予告あるある」では“次回予告に登場した新キャラが、次回の本編ではラスト1分しか出てこない”し“予告編での主人公の大ピンチは、次回のスタート1分で「敵が興ざめして撤退する」などよくわからない理由でスピード解決”
第4章「アニメ制作あるある」は“髪型は違うけど顔がほとんど同じ”だけど“放送回によって別人のようになる”という作画ネタに“第1〜2話では超絶作画、第3話で崩壊が訪れる”&“激しいアクション回の次の回はあまり絵が動かない”といった制作進行ネタ、また原作ネタとして“原作のストックが尽きて時間稼ぎスタート”などなど。

第5章の「アニメファン/グッズ/社会現象・その他あるある」は、ちょっぴりイタイこっち側ネタも。
“ニコニコ動画で高齢オタクが若いオタクにパロディの元ネタを説明している”
“同じガンダム好きだと思った相手がSEED好きで話が通じない”
“映画館で買ったアニメのクリアファイルは一度も使われない”
“ヒットするとコラボTシャツが発売される”
“コンビニとタイアップするアニメは本気で当てに来ている”
“アニメが本当にブームになると「似てないAV」が作られる”
“ヒットしたアニメは「○○○の謎」みたいな考察本が、大ヒットしたアニメは「○○に学ぶ人間学」的なこじつけライフハック本が版権元に無許可で発売される”
“オシャレ雑誌は売上が落ちるとアニメ特集を組む”

最後の第6章「アニメ都市伝説」はトリビア的な、ウソのようなホントの話…語り草となった放送事故や制作ミスなど、ネット情報で知り得る伝聞も実体験としてはレアなエピソードの数々が紹介されてます。


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    | books | 2014.05.08 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |









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