おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
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Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近みたDVD
「MASSAI, les guerriers de la pluie」

ケニアを舞台とした'04年のマサイ族ムービー、ドキュメンタリーかと思って借りてみたら完全なドラマなんですね…監督は動物ドキュメンタリー出身ですが、ストーリーは「獅子殺し」を巡るドラマなのでした。
最悪の干魃に、マサイの戦士は伝説の獅子のたてがみを雨乞いの儀式に捧げるための旅に出ます…名高き戦士ティピリットの弟で富裕家庭のロモトゥーンと貧しい羊飼いの一人息子メロノは“ヴィチュアを倒し雨と共に戻ろう”と誓いますが、様々な苦難が彼ら一行を待ち構えているのでした。

選抜チームのメンバーは、ロモトゥーンをリーダーとする8人…一匹狼の荒くれ者サイトティ、兄弟喧嘩が絶えないシェタとキボ、病気の妹に効く薬草を捜すレンカイ、呪術師の息子ンジャロ、ナルシストでモテモテのオレ、村一番の強肩で野心家のナルコサイ。
そして一足遅れたメロノはロモトゥーンの妹レイラから貰ったお守りとティピリットの盾を手に、かつての大戦士パパーイと後を追います…好戦的なトゥルカナ族の奇襲で危機一髪のロモトゥーンを救うメロノ、という辺りまでは分かりやすい展開だったのですが。

以降は神話的というか感覚的なストーリーになっていき、非マサイ世界の住人にとっては説明不足な印象に…シェタとキボの失踪と謎めいた復帰や、唐突なメロノの熱病とサイトティの死を経て魔術師の谷でライオンを倒し雨を降らせます。
僕は思わず立花隆の「解読『地獄の黙示録』」で知った、西欧の「聖杯伝説」や「漁夫王伝説」を連想してしまいました…また神話類型の貴種流離譚や末子成功譚なども織り込まれているようで、演出として稚拙なのか難解だったのかは判断がつきかねる感じです。

マサイ族の戦士は思春期の青年男子で、先進国の徴兵制度に似た役割のようですね…世代交代が行われるまで純潔を保ち、戦士の務めを果たす事で成人の仲間入りを許されるのだとか。
赤い泥で髪を染め、赤い布を身にまとう人々の色彩はインパクトがあります。
それと、槍を常に手離さない痩身長躯の戦士が夕陽を背にすると…失礼ながら「火の七日間」といった雰囲気があり、また別の凄味を感じたりもしましたよ。笑

製作スタッフは、撮影と出演料による生活への影響を懸念してクランクアップ後に何度もマサイの村々を訪ねているそうで…ナイロビやマサイマラなどでの試写会に近郊の一族を招待した様子など、特典映像も本編に劣らず見応えあります。
ちなみに音楽ではリシャール(リチャード)・ボナが、ベースではなく歌声で参加しておりました。

追記:タンザニア政府はドバイ王族が経営するサファリ・ハンティング会社にマサイ族の居住する伝統的な土地を無断で売却し、4万人に及ぶマサイの牧羊民に対して'14年の年末までに立ち退き命令を下したそうです・・・信じられませんが、エチオピアでもサウジの会社に土地をリースして住民を追い払い、ケニアでも韓国の会社が同じ事を行っているとか。(「らばQ」当該記事:タンザニア政府「マサイ族は故郷の地から出て行くこと」→理由「ドバイ王族の狩場にするため売ってしまったから」…海外の反応)
かつての奴隷貿易でも、実際に奴隷となる黒人を狩り集めたのは白人と結託した一部の黒人だったんですよね・・・アフリカの悲劇は常に同じ構造から生じている気がしますが、ただひたすらショックで悲しいです。


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*以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

『MASAI: THE RAIN WARRIORS』(映画の冒頭です、YOUTUBE内の「Massai Los guerreros de la lluvia 2004 Pascal Plisson」では全編を視聴できるようです)
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    | cinema | 2014.05.31 Saturday | comments(0) | - |













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