ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
紹介記事【2018.05.16】
おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
エクソダスギルティー (通常版)
エクソダスギルティー (通常版) (JUGEMレビュー »)

異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

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最近読んだ本
チャールズ・シミック(著)、柴田元幸(訳)「コーネルの箱」

ジョゼフ・コーネル、ダリを激怒させた男…そんな惹句を思い浮かべましたが、きっと既に何処かで使われてそうな気もします。
マックス・エルンストの作品に刺激されたという、戦前から'72年に亡くなるまで生まれ育ったN.Y.で活動したシュールレアリズムのアーティストだそうで…あのデュシャンとも交友していた彼の存在を、僕は今まで知りませんでした。
絵にも彫刻にも縁がない、古道具屋めぐりが趣味の男が30歳近くになってシュールレアリズムを知るや箱作りに没頭してゆくとは!

既成の芸術的様式には否定的なシュールレアリズムの中にあって、コーネルの箱型オブジェは郷愁を誘うような小物がひしめいています…彼が本能的に蒐集したらしい雑多なコレクションから選り抜かれ、組み合わされて新たなイメージへと再解釈された過去の遺物。
ややストーカーっぽい行動や熱心なクリスチャン・サイエンス信者という一面で「変わり者」と決め付けるべきではありませんが、本書を読んでいるとアウトサイダー・アートの境界線は実に曖昧であると感じます…無論コーネルは充分に社会的な意志疎通を図れる人物でしたが、どこか世捨て人っぽい印象があります。

そしてまたシュールレアリズムの原点が“作者の主観を排除しようとして偶然を用いる”という美の観賞法にあるならば、ガラクタへの愛着と架空の思い出が詰まったコーネルの作品はシュールレアリズムと呼べるのだろうか…シュールレアリズムから生まれた非シュールレアリズム、しかし混沌の聖遺物を著者は“アメリカで芸術を創るとは、人の魂を救うことだ”と詩人の言葉で指摘しています。
つまるところ、近〜現代の美術全般が魅力的なのはそれなのかもしれませんね。
作者自身の救済過程なのか、観る側に作用する浄化なのか…アウトサイダー・アートもまた、その点で一致しているように思います。

本書を伝記あるいは作品解説のような内容だと思って読み始めたので、最初は勝手が違ってて混乱しましたよ…巻末の訳者あとがきによりますと、本書は“詩人・文人が画家・造形美術家を自由に論じる小さなシリーズの一冊”なのだとか。
原書は'92年、邦訳では'03年初版の文藝春秋社刊。
時代や風俗の流行などに丁寧かつ簡潔な注釈を加え、更に原書よりも大幅にカラー図版を増やした訳者の仕事ぶりが有り難いです。


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    | books | 2014.10.05 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |









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