おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近読んだ本
ロイス・マクマスター・ビジョルド(著)、小木曽絢子(訳)「ヴォル・ゲーム」

'91年のヒューゴー賞長編部門で賞を獲得した本作は、以前読んだスペースオペラSF「無限の境界」に連なるマイルズ・ヴォルコシガン/ネイスミスの物語の一部です…とはいっても別にシリーズ物としての副題は付いていないですし、発表順も時系列に沿っている訳ではなさそうですけど。
「無限の〜」に収められた3編は、巻末の訳者あとがきによればマイルズが20歳の時の話と23歳と24歳の出来事だったそうで…士官学校を卒業したばかりの彼を描いた中編「喪の山」の後、初任地で理不尽かつ不名誉な解任沙汰になるも隠密任務で名誉挽回の活躍を見せるのが本作です。

ワームホール・ネクサスという星間ネットワークの辺境惑星バラヤー、マイルズの父は救国の英雄であり若き皇帝の右腕…過去のクーデター事件で障害を持って生まれたマイルズの外見は心ない人に「ミュータント」とも呼ばれ、とてもじゃないけど力押しが利くようなタイプではありません。
しかし彼は持ち前の機知と話術とコネを駆使して屈強な宇宙の男達と渡り合い、十代にして母の旧姓ネイスミスの偽名で傭兵艦隊を指揮して母星の窮地を救ったりしていたようですが…傭兵の提督なんて士官としては公に出来ない経歴なので、軍属としては飽くまでペーペーの下っ端なのです。

先ず極寒の島に気象官として配属された彼は、愚直さと忍耐力で過酷な環境に適応していきますが…軍人として学ぶべき「上官への絶対服従」に違反して機密保安庁に逮捕され、更にヴォル(軍人貴族階級)である故に立場を危うくします。
幼なじみの皇帝や首相である父親らの口添えもあり、マイルズの身の安全と政敵の動静を見据えつつ機密保安庁預かりの身に…体のいい厄介払いのような視察任務でお目付け役の上官と各国のワームホール中継地ハブ・ステーションへ赴くも、矢継ぎ早に迫る窮地をかわしながら再び傭兵艦隊の指揮を執り、結果的に「上官への絶対服従」を無視して単独で皇帝の身柄を保護し星間戦争の策謀を防ぐのでありました。

マイルズに軍歴を潰された将軍や、自艦隊を乗っ取られた提督ら歴戦の猛者を敵に回した四面楚歌の状況をひっくり返すストーリー展開は見事です…まさに“幽霊(ゴースト)から山羊(ゴート)に”、戦艦ドンパチは読者サービスに留めて彼の口八丁な交渉術が読者をも引き込んでいきますね。
いわゆる軍隊SFの亜流ながら、万能イケメンとは正反対という主人公の設定はユニークですが…後半メインとなるヘーゲン・ハブと周囲の星系との位置関係が把握しづらく、特にヘーゲン・ハブまでに2つの星系を経由しているバラヤー帝国との距離感がイメージ出来なかったのは残念でした。


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    | books | 2015.01.03 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |









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