おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
 (JUGEMレビュー »)

こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

<< 本日の脳内BGM | main | 本日の脳内BGM >>
最近読んだ本
渡辺眸「1968新宿」

初版'14年、出版元は「街から舎」なる出版社です。
“1968年の新宿に、時代が集約されていた”と語る作者は“東大安田講堂のバリケード内で唯一撮影を許された写真家”なのだそうで…“これらの写真群は1967年からボチボチ撮り始めた。メディアでフォークゲリラと呼ばれた集会が国家権力によって排除され、新宿西口「広場」が「通路」になった1969年頃までの写真が中心だが、なかでも1968年に撮ったフィルムが最も多かった”と奥付けに記載されてありました、本作は日本の青春期(或いは反抗期)を切り取った貴重な記録であり写真家の作品集です。

なぜ今だったのか?
無論それは作者にしか分からないのでしょう、しかし何故いま見ているのかと僕は僕自身に問いたくなります…本作が出版されたのが昨年だからそれ以前に見る事は叶わなかったにせよ、なんで今ご縁があるのか?
この時代に対して僕が興味を抱いたのは小学生の頃で、物心ついて以来ずっと追いかけていたアニメ「ルパン三世」がきっかけでした…その辺の話は以前どこかに書いたので割愛しますが、当時の自分が見知っている世界がたかだか10年で作られたという事に激しいショックを受けたのです。

まだ11歳の自分が認識していた世界など大したものではなかったとしても、敢えて考える必要もないほど磐石な状況が急に不安定な気がしてしまって…「ルパン三世」の初期設定資料にあった“フーテン”とは“ノンポリ”とは何なのか、僕が生まれた頃の学生運動やヒッピー文化というのが消え失せたのは何故か?
そのようにして、あの時代にして小学生なのにいっばしのアニメ版ルパン三世オタク気取りだった僕は'68年前後の世の中に関心を持つようになったのでした。
その頃の僕にとっての新宿は紀伊国屋書店であり、近くの洋モク屋にあったジタン・カポラルでしたが。笑

このように、本作は見る人によって千差万別の反応があるでしょう…ここに写っている人の中には、既に鬼籍に入られた方もいらっしゃるに違いありません。
大きく変わった場所もあり、あまり変わらない景色もあり…女性の服は若干ダブついてるけれど現在と大差ない気がしますし、男性などは普通に今もいそうな格好ばっかりだなぁ〜!笑
何が違うって、一番目立つのは車そして電化製品かも…無論、いわゆる時代の空気が如実に違うのですが。
しかし僕には、その時代の空気を自分で体験してはいない以上どう違うのかは写真から感じ取れる中での雰囲気でしかないのです。

新宿駅を若者たちが占拠したという、もはや伝説と化した「新宿フォークゲリラ」…その崩壊寸前の現場をこのような形で見る事が出来た事に、何故か心の底の澱みをかき混ぜられるような深く重たい感慨を覚えました。
そこに世界が変わる可能性があったとして、その延長線上に彼らの夢想した希望や理想に見合った社会が実現し得たろうか…既成概念の否定が共産主義への盲従に短絡した、大きな欠落を僕らは未だ自覚していない筈。
具体的な筋道を描く力量もなく老獪な大人達の手の内で瓦解した、愚直すぎる夢の残像に見とれました。
1968新宿


〈1968年〉関連記事:
【最近読んだマンガ】手塚治虫「手塚治虫クロニクル 1968〜1989」 | 2012.03.30
【最近みたDVD】「テルミン」 | 2012.12.20
【最近読んだ本】池澤夏樹「終わりと始まり」 | 2014.05.20
【最近読んだ本】ティム・オブライエン「本当の戦争の話をしよう」 | 2017.04.15
【最近読んだ本】ルシャッド・フィールド「ラスト・バリア ―スーフィーの教え―」 | 2017.10.14
【最近行ったところ】千葉市美術館「1968年 激動の時代の芸術」展 | 2018.11.10
【最近行ったところ】千葉市美術館「1968年 激動の時代の芸術」展(再観覧) | 2018.11.28

〈学生運動、フーテン〉関連記事:
【最近読んだ本】田中長徳「トウキョウ今昔 1966・2006」 | 2011.06.16
【最近読んだ本】ロバート・ホワイティング(著)、松井みどり(訳)「東京アンダーワールド」 | 2011.07.26
【最近読んだ本】片岡義男「花のある静かな休日」 | 2012.01.01
【最近読んだ本】君塚太(編著)「原宿セントラルアパートを歩く」 | 2013.05.18
【最近聴いたCD】ガガガSP「オラぁいちぬけた」 | 2013.10.07
【最近読んだマンガ】いがらしみきお「私はたいがいの場合正しかった」」 | 2013.10.020
0
    | books | 2015.02.18 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |









    トラックバック機能は終了しました。




    ↑ top