オーディオテクニカ ダイナミックヘッドホン ATH-250AV
オーディオテクニカ ダイナミックヘッドホン ATH-250AV (JUGEMレビュー »)

安くて丈夫で高性能なヘッドフォン、もし壊れても買い直す予定。
ハウジング部分が小さめな割に、長く装着してても耳が疲れないし遮音性も高いし低音も出てます。
紹介記事【2019.03.31】
南の島のティオ (文春文庫)
南の島のティオ (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
池澤 夏樹
14歳の少年ティオが小さな島の出来事を綴っていく連作短編集で、実在の少年とポナペ島をモデルに著者自身が様々な島で聞いた話を再構成したのだそう。
前年の台湾旅行で読んだ本書は「海の向こうに帰った兵士たち」という一編を加えた'10年12刷以降の増補版で、この(南の島の物語を南の島国で読む)という旅のエクストラに新たな一編がオマケされたのは嬉しい偶然でした。
紹介記事【2019.01.24】
ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム (シークレットDVD同梱)
ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム (シークレットDVD同梱) (JUGEMレビュー »)

最近は評価が好転してきたようで、実際PS2最終期に出ただけあって申し分ない出来栄え。
一見、難しそうなバトルシステムもプレイの幅を広げてくれます。
その辺も含め、ノーマル版のやり込み本ですが「ファイナルファンタジーXIIのあるきかた」も併せて是非!
紹介記事【2019.03.28】
レディ・プレイヤー1 [DVD]
レディ・プレイヤー1 [DVD] (JUGEMレビュー »)

スティーヴン・スピルバーグ監督による'18年のSF作、娯楽映画には珍しく2時間超の長尺ながらダレ場なし。
是非DVDで繰り返し観てください、マニアックな小ネタ探しだけでなく。
天才変人の孤独と愛情が実は普遍的である事、それもまたイースター・エッグかと。
紹介記事【2019.02.11】
琉球奇譚 シマクサラシの夜 (竹書房文庫)
琉球奇譚 シマクサラシの夜 (竹書房文庫) (JUGEMレビュー »)
小原猛
石垣島に行くのに持ってく本でしたが、結局フライト乗り遅れもあって到着前に読み終えてました。
おどろおどろしさは控えめで、怖いというより不思議だったり哀しかったり薄気味悪かったり程度。
しかし寝静まった石垣島のゲストハウス夜11時、軽く読み返していてドキドキ。
紹介記事【2019.05.02】
夢かもしんない コミック 全5巻完結セット (ビッグコミックス)
夢かもしんない コミック 全5巻完結セット (ビッグコミックス) (JUGEMレビュー »)
星里 もちる
「光速シスター」「怪獣の家」から立て続けに読んじゃいました。
妻子持ち営業マン&思い出のアイドル、の幽霊?
本作もまた「いい人」を主役に、大人社会の悲哀と可笑し味を描きつつラストで涙腺を決壊させます。
紹介記事【2019.01.17】
ハイ・フィデリティ (新潮文庫)
ハイ・フィデリティ (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
ニック ホーンビィ
女性弁護士と別れ話が進行中なアラサー中古レコード店主の、シット・コム的な恋愛×音楽in the UK。
60-70年代メインのネタで会話の可笑しみ倍増、分からなくても巻末の「ほとんど注解に終始する訳者あとがき」が丁寧にフォローしてくれますし、むしろ訳者の注解コメントで笑っちゃったりも。
紹介記事【2019.06.23】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
紹介記事【2018.05.16】
2030年の旅 (中公文庫)
2030年の旅 (中公文庫) (JUGEMレビュー »)
恩田 陸,坂口 恭平,小路幸也,瀬名秀明,宗田理,支倉 凍砂,山内 マリコ,喜多喜久
なんか「2300年未来への旅」を連想させるタイトルですが、日本人の作家による近未来SFアンソロジーです
お題は“東京オリンピックからさらに十年後”の7編、個人的には坂口恭平による巻末エッセイの「自殺願望は脳の誤作動」にハッとしました。
紹介記事【2019.01.04】
デッドマン [DVD]
デッドマン [DVD] (JUGEMレビュー »)

別に「ブレイブ」と本作をジョニデ繋がりで観た訳ではないのですが、結果としては彼が「ブレイブ」を世に出した理由も感じ取れた気がします。
シンプル過ぎるヤマなしオチなしイミなし流浪譚ながら、詩人ブレイクを知っている方には意味深いのかも。
星野通夫の「森と氷河と鯨」で見たハイダ族やトリンギット族を思わせる、アイヌに似た文様の集落……同化政策は祖先の魂を殺すのですね、非物理的な世界で。
静寂と、雨の船出の美しさが忘れた頃に沁みてきます。
紹介記事【2019.02.23】
ブレイブ [DVD]
ブレイブ [DVD] (JUGEMレビュー »)

ジョニデが監督と共同脚本に主演と、ミーハーなファンこそ必見ですね。笑
シンプル&ヘビーな本作、イギー・ポップやノーギャラ出演のマーロン・ブランドら敬愛する人物と撮った彼の気骨が詰まってます。
特に冒頭は二度観て、彼がアメリカ本国での公開を拒んだ心に思いを馳せては?
紹介記事【2019.02.22】
夢の階段 (新潮文庫)
夢の階段 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
池波 正太郎
本書の7編はデビュー作を含む現代小説で巻末の2編だけが時代小説、しかも全編が本書初収録。
現代小説とはいっても昭和で言えば29〜36年、著者が31〜36歳の間に発表された戦後の気配が濃厚に感じられる「現代」。
いわゆる大物海外ミュージシャンの死後どっと出回る未発表音源みたいな、クオリティの心配は当然ながら無用です。
紹介記事【2019.06.15】
その男ゾルバ(特別編) [DVD]
その男ゾルバ(特別編) [DVD] (JUGEMレビュー »)

'64年の英米とギリシャ合作映画、英国育ちのスランプ詩人が屈強な男ゾルバと過ごしたクレタ島での日々が描かれます。
「無法松の一生」の三船敏郎を思わせるゾルバの心情も、目を疑うような島の人々も音声解説なしでは理解し難いかと。
対照的な二人の男のエンディングは、ジワリと胸に残ります。
紹介記事【2019.01.30】
【2019.01.31】
波乗りの島―ブルー・パシフィック・ストーリーズ (1980年) (角川文庫)
波乗りの島―ブルー・パシフィック・ストーリーズ (1980年) (角川文庫) (JUGEMレビュー »)
片岡 義男
僕が初めて手にした著者の小説であり、著者の初期短編集でもあります。
ハワイイに住む青年サーファー、バリー・カネシロを主人公にした連作5編を収録。
写真の佐藤秀明との巻末対談も含め、失われゆく最後の輝きを僕は感じました。
紹介記事【2019.04.24】
 (JUGEMレビュー »)

作者の他作品を読んだ記憶は曖昧ながら、その時に思った(あんま上手くないな)という印象は何だったのやら。
サイバラ風でも四コマでもなく、ストーリーの組み立てもシッカリしてるしコマの流れも自然だし。
洒落にならない裏話も飄々としたキャラに救われます、男性も一度は読んでみましょう。
紹介記事【2019.05.12】
サムウェア・ディープ・イン・ザ・ナイト
サムウェア・ディープ・イン・ザ・ナイト (JUGEMレビュー »)
スウィング・アウト・シスター
ヒット曲を連発してた90年代を過ぎ、'01年にリリースされた本作は妥当というか順当な仕上がり。
ブレずに焦りも無理もなく、エレポップの衣を脱いで一層60年代ソウルやバカラック温故知新をアダルトに昇華。
気に入った曲だけ摘まむんじゃなく、一枚として聴くべき。
紹介記事【2019.06.18】
 (JUGEMレビュー »)

こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
クルドの星 1~最新巻(文庫版)(中公文庫) [マーケットプレイス コミックセット]
クルドの星 1~最新巻(文庫版)(中公文庫) [マーケットプレイス コミックセット] (JUGEMレビュー »)
安彦 良和
「機動戦士ガンダム」のキャラでお馴染みの作画家による漫画ですが、中東の少数派クルド人を描いてるレアさでオススメに。
もっとも「これからだ!」オチは、日和った編集の強制打ち切りか?
トルコの“土くさい人々”に惹かれた結果が何故かクルド視点、でも本作同様に何一つ解決してないんだよね現実も。
紹介記事【2019.05.06】【2019.05.30】
ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA)
ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA) (JUGEMレビュー »)
篠田 節子
副題に「篠田節子SF短編ベスト」とあるけど、どんな類いのSFなのかがまったく伺えない、鯨幕というか昔のVIVA YOUみたいな表紙カバーが斬新。
巻末解説によると、著者は20余年のキャリアを持ち一般にはジャンル横断作家と認識されているそうで。
アニメ化されそうなハードSFから昭和ジェンダー恨み節、エスノ土着オカルトを経て超高齢化+正論社会の果てまで心刺しまくり。
紹介記事【2019.03.26】
 (JUGEMレビュー »)

本作は明治から昭和にかけて親しまれた、泉鏡花の“三大戯曲”をコミカライズした作品集です。
単行本化に際して描き下ろされたオマケ漫画+原作者の略歴や作品解説&文庫描き下ろしオマケ漫画と人形師による解説も収録と、これまで鏡花文学に触れて来なかった僕には有難い仕様。
人形師の一文が印象深く、100年近く前の物語にハッとさせられるのは人間に進歩などないからかも?
紹介記事【2019.04.13】
ざ・ちぇんじ 全2巻 完結セット(白泉社文庫)
ざ・ちぇんじ 全2巻 完結セット(白泉社文庫) (JUGEMレビュー »)
山内 直実,氷室 冴子
平安期の古典文学「とりかえばや物語」に基づく氷室冴子の小説をコミカライズした本作、氷室冴子も古典文学も完全スルーでしたが予想外の面白さにビックリ!
男勝りな双子の姉×病弱が故に女君として育った弟、姉は男装のまま御所に入内&弟も女官で後宮入り?
見事な風呂敷の畳みっぷりと、千年前のラブコメでLGBTを先取りのエキゾチック・ジャパンは未見なら是非!
紹介記事【2019.04.30】【2019.05.29】
ヒート [DVD]
ヒート [DVD] (JUGEMレビュー »)

ロバート・デニーロvs.アル・パチーノ、この豪華共演が「午後のロードショー」で掛かるとは!
マイケル・マン監督が脚本も手掛けており、適度に緩急を付けながら3時間近く視線を釘付けにします。
まぁ「似た者同士で対照的な立場」という月並みな設定ではありますが、改めて映画は筋書きだけでは分からないなと。
紹介記事【2019.05.28】
フロントミッション サード
フロントミッション サード (JUGEMレビュー »)

遂に全ルート攻略完了、しかし未だ引継ぎ要素は完クリ出来ずボリューム満点!笑
シミュレーションRPGって得意ではないけど、PS2の後継作「FM4」と本作は別格です。
紹介記事【2019.05.26】
PURPLE RAIN (DELUXE) [2CD] (2015 PAISLEY PARK REMASTER, PREVIOUSLY UNRELEASED TRACKS)
PURPLE RAIN (DELUXE) [2CD] (2015 PAISLEY PARK REMASTER, PREVIOUSLY UNRELEASED TRACKS) (JUGEMレビュー »)
PRINCE & THE REVOLUTION
'84年の大出世作&未発表曲集のダブル・リマスタリング作。
同世代では(プリンス=キモい)でしたが、自ら「King of Pop」を名乗った生前のMJより全てが革新的でした。
ソウル/ファンクを抑えたロック・ハードな「パープル〜」と、前作に近いエレ・ファンク中心の未発表曲集なので万人受けしないのは当然だけど本物の「Prince of Pop」は明白よ?笑
紹介記事【2019.05.09】(Disc 1)
紹介記事【2019.05.17】(Disc 2)
ルパン三世 ルパン vs 複製人間 [DVD]
ルパン三世 ルパン vs 複製人間 [DVD] (JUGEMレビュー »)

観たのはTV放映でした、でもどこカットしたかも分かるので。
もはや脱ルパンした立場で多くは語りませんが、アニメ版ルパンの最高傑作です。
本作後の脳マモーが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」のエゴになる件とかは誰か考察してください、ただ政治ナンセンス的なあのオチは「ルパン三世」が生まれた60年代末の土壌を意識していたのではないかと。
観る度毎に、頭でっかちに神を夢みたマモーの涙が沁みてきます。
紹介記事【2019.06.03】
エクソダスギルティー (通常版)
エクソダスギルティー (通常版) (JUGEMレビュー »)

異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

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最近読んだ本
湯川豊彦(著)、浅岡敬史(撮影)「超ロングセラー 絶滅寸前商品」

表紙には「『サライ』編集部 湯川豊彦(編)」という表記になってますが、奥付けを参考にしてみました。
ショトル・ライブラリーなるシリーズの一冊で、同じサライ関連の書籍でも前に読んだ「野仏の見方」とは別のシリーズみたいね…版のサイズも違うけど、こちらは物にピントを合わせた企画を扱うっぽいです。
で、本書。
図書館の帰り際、出入口近くの特集コーナーに置かれていた本書を目にしまして(なかなか好い切り口だな)と追加して借りたのです。

絶滅寸前と危機感を醸し出してはいますが、言い換えれば古き時代の産物といいますか…生活文化の発展によって忘れ去られようとしている、かつて身近で当たり前だった日用品の数々。
しかしまだ完全に絶滅してしまった訳ではなく、細々とではあれど昔のように作られているのです…もはや改良や工夫の余地がない完成度に達した品々は、完全であるが故に後は廃れゆくしか道はないのかもなぁ。
しかし気が付けば、それらの後釜に座った物の多くは電化製品なのね…電気が通じなくなれば役に立たない品物に包囲された生活と、今まさに失われんとしている職人技に一抹の不安も。

単なるレトロ製品カタログとして昭和の気配を懐かしむも好し、暮らしの中にあった手仕事を見直すも好し…伝統工芸に劣らぬ技の温もりに歴代の仕事ぶりを感じ、これらを駆逐した社会として現代日本を眺めてみるなど実は意外と懐の深い読み方が出来る一冊です。
初版'96年。


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以下、個人的メモ。
価格などの数字は基本的に本書の記述から概算しているが、生産数量や最盛期は全国平均と一致しない可能性が高い点に留意。

《足踏みミシン》
生産のピークは'69年頃、年間約400万台が現在は職業用に約60台…家庭用が1分間800回転に対し職業用は1800回転も可能、価格は1台¥102,000。

《あんか(行火)》
「豆炭1個で24時間保温」で'59年に発売された品川あんか、最盛期の年間300万個も今や秋口だけ栃木工場で6万個…本体¥2,150、豆炭3kg(約60個)¥850。

《インク・プロッター》
吸い取り紙を装着する、英国由来の文筆具…60年代前半は月産だった1,000ダースが今は年産量、本体は材質によるが¥900前後。

《運搬用自転車》
郵便や新聞の配達に使う実用車から氷屋の配送車など、今でも一方通行の多い大阪の繁華街では現役…最大積載120kgの大運搬車が¥73,000で150kgの三輪はサイドブレーキ付き¥98,000。

《貝ボタン》
明治末期には既に材料の貝も輸入され、戦後も関西が主産地だったが日産6万個では400万個のポリ製に太刀打ち出来ず衰退の一途…材質や形状とサイズ違いで多岐に渡り、最高級の白蝶貝で作ると1個で¥500。

《鰹節削り器》
70年代前半には月産1万台に達したが、真空パックの削り節が発売されて激減し今は年産2万台…鰹節は品物によって木より固いので鉋の刃も特注、1台¥2,500〜¥20,000。

《ガラスペン》
明治35年に佐々木定次郎なる人物が開発し特許を取ったが、今では弟子筋の家系が日本で唯一の生産者…最盛期は'60年頃で年間10万本超が今は1万数千本、着物の下絵や製図の他に新生児の足の裏に名前を書くのにも使われているとか。

《五右衛門風呂》
元は僧侶が宋代の鉄湯船を真似て作らせ、西日本では今も長州風呂で通っているとか…正確には風呂釜全体が鉄製だと長州風呂で上部が木桶だと五右衛門風呂だそう、本体価格¥6,5000〜工事費は別途¥150,000〜。

《裁縫箱》
静岡市を中心に江戸時代から続いた伝統も、50年代をピークに下り坂…踏み台に使われても壊れない頑丈さ+折れ針などを収納する建前で実際は女性のヘソクリ入れにされた隠し戸棚の親切設計、¥66,000。

《洗濯板》
最盛期は4〜50年代、クリーニング店用に長さ1mの洗濯板も作られていたそう…脂気が多く摩擦抵抗が強い木材に弧を描いた溝が刻まれていて、今でも病院や離島の農家で需要がある他に海外青年協力隊や子供の服汚れの予備洗いにも重宝されているという絶滅寸前にしては密かな売れ筋。

《大学ノート》
明治17年に現・東大前の文具店が製造販売したのが最初だが、昭和30年代後半から各メーカーがデザインを競い始めてからは最盛期の1割に…表紙に混ぜてある毛は汚れを目立たなくし「1万年以上永久保存」が利くという筆記用の最高級品フールス紙にはダンディマーク(透かし)入り、ただし業界的に大学ノートはB5判ノートの総称だそう。

《達磨ストーブ》
最初の鋳物製ストーブは幕末の函館で鋳物職人が外国船のそれを見真似で造ったが、一般化したのは大正期で公共施設から…現在は日本製の金型から内モンゴルで部品を製造し日本で組み立て年産1,000個、弾性が高く割れにくいネズミ鋳鉄製で重量は42kg強あり¥40,000(石炭20kg約¥2,000)。

《たわし》
実は南九州原産のシュロは和歌山県が主産地で水に強く腐りにくいがピークは50年代、天然シュロは濃い茶色で手触りが柔らかいそう…山間部で棕櫚包丁を用いる重労働と非採算性で現在は中国産と東南アジアのマニラ麻やパーム製のみ、家内制手工業で月産2万個。

《椿油》
主成分のオレイン酸はオリーブ油より高い約90%でリノール酸の含有率は低いので酸化しにくく植物油に混ぜると風味が胡麻油に似るという、また美容の他に金属や木製品の磨きなど多用途…防風林として植樹していた大島の精油が本格化したのは明治期からで最盛期は全島で90,000lを産出した50年代末、今は高齢化で椿畑は放置され全国的に出回っている椿油は中国産でサザンカの油だとの事。

《手押しポンプ》
何故か名古屋は江戸の昔からポンプ製造の中心地で、つるべ井戸に替わって大正期から広まるも水道整備と電動ポンプが登場した50年代に需要が失われ…阪神淡路災害の時は早朝から深夜までフル回転が3か月も続いたそう、現在は年産4,000個で一基2万円台。

《握り鋏(糸切り鋏)》
奈良時代に朝鮮半島を経由して渡来し庶民に普及したのは江戸期、家庭での裁縫が廃れる'70年前後を境に減少…西洋鋏と違って左右どちらでも使える上に細かい細工に適している、刃が長めの関西型と短い関東型の他に先が尖った堺型など26種の月産総数8,000丁。

《日本剃刀》
飛鳥時代に中国から伝来したが明治初期に理髪と共に紹介された西洋剃刀(レザー)や明治末期に登場した安全剃刀に押され、この片刃の剃刀を作る職人は日本でも2〜3人に…日産35枚、日本髪を結う業界の必需品で1本¥4,500だが有名な刃物店では倍で売られる。

《鼠捕り》
家庭では冷蔵庫の普及や気密性の高い住宅設計でネズミが減り、明治32年のペスト騒動から輸入され80年代まで月産4〜5万個だった金網式も1万を割る現状…現在の主流は接着剤方式だが地下街や検疫所など需要が減った訳ではない、仕掛けるコツは臭いが強く色が赤い食品が最適(なので紅しょうが入り薩摩揚げが一番)で障害物を避ける習性を踏まえてネズミの通り道から1mくらい離れた端に置いて排ガスを当てると簡単に絶命するそう。

《蝿帳》
冷蔵庫の普及に伴って食卓から消えた、虫除けと通気性を兼ねて木枠に網を張った小さな戸棚…80年代に見直されて年産30,000個まで盛り返すも再び落ち込み現在は1,500個、サイズによるが¥12,000〜¥20,000。
因みに、傘状に開いて卓袱台を覆う簡易タイプも同じ蝿帳(はいちょう)と呼ぶ。

《歯ブラシ》
明治初年から製造され大正期に木や牛骨からセルロイドそして戦後はプラスチックのハンドル(柄)に、また昭和26年にナイロン繊維製が登場するまでは天然の獣毛を用いる黒い歯ブラシが当たり前だったが今やそれも歯ブラシ全体の0.4%…しかも大正期から既に中国産の原毛輸入が主流となり最高級は重慶産の白豚毛だったが今は水狢と馬のタテガミと豚の背中の毛を混ぜたのが最高級品で¥2,000、値段相応に利点は多いが個人的にそんな得体の知れない毛は口に入れたくない。

《バリカン》
明治期に輸入したフランスのメーカー名が日本語として定着、今や在庫販売のみ¥10,000弱(付属品込み)となった手動式の技術は理容師の国家試験でも不問に…世界一の製造精度は上刃と下刃の擦り合わせを半径100mという僅かな曲面に仕上げる工夫にあり、メンテナンス部門の人材育成は製造終了後も行われている。

《ハンガー》
洗濯用品として売り場に並ぶと価格だけでなくプラスチック製には敵わないが、服飾業界では木製が欠かせない…一般用で約20種あり業界用は数百、板状くり貫き型の方が却ってコスト高のため主流は厚みがあるヘの字形(人体型)で中心価格帯は¥500だが棒状の一文字型は1本¥100〜¥150。

《肥後守》
その名の由来は旧熊本藩の御用鍛冶とされ、折り畳みナイフの代名詞として全国に浸透したのは大正中期…戦前は兵庫県三木市平田地区で月産100,000丁を数えたが今は最後の1軒で約10,000丁、最高級は鉋の刃にも用いられる三層鋼の青鋼で作られた通称青紙2本セット(10&12cm)で¥3,000。

《べいごま》
別名ばいごまとも言いバイ貝の殻に鉛を流し込んで作ったコマから鋳物製に発展したが、本来は鋳物職人の小遣い稼ぎという片手間仕事だった…日本最後の1軒で作られているのは産業用の鉄を使用、新規デザインを起こすなら最低1万個なので¥1,000,000近くなる。

《ホルダー式安全剃刀》
既にインジェクター式が一般化して電気シェーバーが主流の現在、安全とは名ばかりの横に引けばスッパリ切れるホルダー式には何のメリットもない…油紙に包まれた薄い剃刀刃をネジ止めするタイプで、アメリカで発明され明治末期に日本に輸入されたという。

《マッチ》
長さ5.5cmで軸の断面は正方形、太さも今は2mm(昔は2.2mm)が世界的な規格…戦後最高の生産量は昭和48('73)年の790,000マッチトン(1=約40本入りの箱マッチ7,200個分)、理想的な軸木はマツだが現在はオーストラリアやアフリカからの加工済みポプラ材が主流。

《水枕》
医療現場では氷枕(ひょうちん)と呼ばれている、明るい茶色の天然ゴム製品…大正12年に素材・デザイン・製法が完成し、40年代半ばには24時間体制で月産100,000枚を数えたが現在は年産で200,000枚。

《柳行李》
奈良時代から日本全国に広まった、柔軟で通気性にも富む収納家具であり運搬にも用いられてきたが今では年産たったの数十個…杞柳(コリヤナギ)製品には手間と労力がかかるため後継者が育たず編みと縁かがりの各2人が但馬地方で最後の職人…故に注文から1年以上かかる上に特上の柳行李ともなれば6万円を超えるが、一般的な物なら2万円台で手に入るという。

《ラムネ》
よく知られているので省略、リターナブル・ボトルは洗浄だけでなく瓶の口に付いているパッキンの交換にも手間が掛かっているがワンウェイ・ボトルではラムネを飲む意味がない気も。

《リヤカー》
自転車の卸店が多かった大正時代の秋葉原で生まれた純国産車、元はサイドカーから着想し小型トラックが登場するまでは原付きバイクで引く時代もあったとか…この牽引スタイルは日本だけで他アジア地域は後ろから押すのが普通らしく近年はアフリカで水の運搬に普及しつつあるそう、各地のサイズを1〜5号に統一した戦時中で完成の域に達し一般的な2号が¥72,000で折り畳み式は¥98,000。
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    | books | 2015.07.24 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |









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