おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近読んだ本
高橋義夫「南海血風録」

初版'99年の光文社時代小説文庫、単行本は'95年の刊行ですが書き下ろしなのかは不明…実は高橋克彦の小説を読もうと図書館の書棚で「タ行の作家」を見ていて、ふと手にした次第。
ですが奇遇にも高橋克彦とは'91年度の下半期直木賞を同時受賞している、と巻末解説にあってビックリ!
ま、だからってどうという事でもないのですけど。笑
時代小説であり、かつ海洋小説というユニークな本作…時は慶長9年、台湾を中継地とした対明貿易を軸にオランダ人の妨害工作と幕府の政治的力学が絡んでくるサスペンス要素もあり。
一応、史実に基づいたフィクションなのだそうです。

出だしから台湾の密林で、天野屋という長崎代官の代理を勤める元武士の商人が六道と名乗る天涯孤独の青年に遭遇する場面から始まります…台南の安平(アンピン)には既に福建商人と生糸の取引をする日本人およびシナ人が住み着いていたにも関わらず、原住民を懐柔したオランダ人が一方的に領有を宣言して台湾での取引に重税を課してきた事で物語は動き出します。
六道は日本女性とオランダ人の間に生まれたと言い、暗殺された賄い方の敵討ちを経て念願の故郷の地を踏んだのですが…漂着したシナ人に習った拳法は思ったより見せ場が少なくて、天野屋が主人公っぽくない?

南蛮貿易に出資するお歴々との打ち合わせに同行して江戸に行くも、やはり日本の暮らしには馴染めない六道…貿易再開の目処も立たぬまま再び台湾へ行き、難攻不落と思われたオランダ人の城を現地部族と共闘して陥落する場面は地味ですが現実的でスリリング。
結局、六道の母親捜しはウヤムヤに…そして本編の結末も連載を打ち切られたような終わり方なのが残念です、史実に囚われすぎて羽目を外せなかったのかな?
如何にも連載小説っぽいなと感じたのは、なんか「次回は如何に!?」的な展開を繋げただけといった芯のなさですね…天野屋と六道、どちらにも入り込めず。

しかし寛永二年の江戸城下を描写した“乾いた馬糞が砂埃と一緒に舞い上がる。鉋屑が風に吹かれて地面を滑って行く。いたるところで家を普請中で、土を固める槌音、金鎚の音が響きわたる”という件りは、まるで江戸時代初頭の拡張期に居合わせたかのような臨場感に興奮を覚えましたよ。
また台湾がフォルモサと呼ばれていた時代の熱帯らしさは、かつて屏東の路上で味わったタイムスリップしたような既視感そのままで…具体的なイメージは何も思い浮かばないのに、何故か猛烈な蒸し暑さや海風が生々しく感じられました。
うーん、惜しい!


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    | books | 2015.12.05 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |









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