おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近読んだマンガ
岩本ナオ「Yesterday, Yes a day」

なんかパラパラっと見た感じでは桜沢エリカフォロワーかっていうキャラ顔で、あんまり期待してなかったんですけどね…読んでみないと分からないもので、まぁバッサリ言っちゃえばストーリー的にも路線は割と桜沢エリカ岡崎京子っぽいんですがね。
地方暮らしの女子高生とか恋愛未満のリアリティが構えずに描かれている、ちょっと読んだ事のないタイプの漫画に仕上がってます。
大人でもそうだけど、この年頃なら恋愛が日常の中心にある訳じゃないんだよね…いくら年齢的に発情期でも、交際状態に至るまでってのはフラグが立っても気付けば倒れてたりするし。

主人公は小麦ちゃん、長く母親が入院中で家も畑も散らかってます…無意識に頑張っちゃってる彼女ですが、父も兄貴もノホホン系。
小麦の幼なじみ多喜二は東京の進学校に行ってたけど帰郷して、雨無村で夏休みから新学期を迎え…多喜二は小麦に恋するけれど、小麦は微妙にときめかず。
いつも通り隣家の多喜二のばあちゃんちで晩ごはん、学校と家事と母親の見舞いで小麦の毎日は過ぎていきます。
二人と同じ小学校だった、ちょいチャリポツなルイちゃんは密かに兄貴に恋してて…兄貴はコワモテな友人たちとつるんでて、多喜二を誘って夜遊びしたり。

電車通学に畑の水門、ばあちゃんの訛り言葉や子供の頃の草花遊びなど些細なリアルさが心地好いですね。
作者が地方在住で等身大の世界を描いているのだろうな、駅員いなくて“定期どうしよ”ってのは初版'07年だけど券売機で定期が発行出来ないのかね…都市部より“使わん部屋はすぐいたむ”のが切実に感じられ、筍って毎年掘らないと生育途中で折れた竹が危ないとは思いませんでしたよ。
中臣君が多喜二に東京行った話して、浅草でチョコ豚カツ食ったと言うのも作者の実話っぽいよなぁ…移転前に僕も行った事があるけど、焼き豚カツじゃない辺りもポイント高い気が。笑

ところで各章の扉絵を見ているうち小林じん子に似てるように思えてきて、そう思うと二人の距離感とか手をつなぐシーンの描写も「風呂上がりの夜空に」のテイストがあるよなって…別にフォロワーだとかじゃなく、純粋にこういう感じって胸が騒ぐんですよね。
要するに、女性読者なら胸がキュンキュンしそうな。
これでオチをどうシメるのか心配になりましたけど、ラスト6ページで冬まで時間を進めて上手く着地させた技量の高さに脱帽です。
外気の冷たさと温室の暖かさを余韻に持ってくる筋運びも見事で、同じ雨無村を舞台にした他の作品も読んでみたくなりましたよ。


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    | comic | 2016.03.30 Wednesday | comments(0) | - |













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