おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近読んだ本
デイヴィッド・ウェーバー(著)、中村仁美(訳)「反逆者の月2―帝国の遺産―」

初版'08年のハヤカワSF文庫、原作は'93年…タイトルからして明らかに続編ですけど、図書館の棚に前作は見当たらなかったので気にせず借りてきました。
もうね、とにかくSFが読みたかったんですよ…SFだったら何でも構わないって訳じゃなくスペース・オペラ物がね、出来れば海外SFの濃いスペオペが。笑
そんな欲求を最も満たしてくれそうな予感がして、本作から貪り読んだのです。
文庫なのに税込千円弱とボリューム満点の550ページ、エイリアンの大部隊を迎え撃つ地球防衛軍の艦隊戦…まさにスペオペです、主人公は喋る戦艦ダハクで銀河帝国へ救援要請に出発!

どうやら前作は、遥か昔に地球へ到達していた帝国人同士の争いと人類史への介入などが描かれていたようで…その決着後に、かつて帝国の存亡を危うくしたエイリアンの大艦隊が太陽系に迫っていると判明して本作へと繋がっている様子。
序盤は最寄りの星系で希望を失う主人公たちと民族的な対立を超えて全世界で団結する地球側の過程が、中盤では次の星系にて帝国の現状を知った主人公の機知とエイリアンの先見隊に全滅寸前まで追い込まれる地球が…隕石ならぬ衛星落としに最後の一隻まで沈みかけ、分かってはいても破滅的な状況に思わずページを捲る指まで焦りました。

そして間一髪で衛星の眼前に帰還した主人公、皇国製の艦載砲で瞬時に脅威を一掃してしまいます…しかし大量の海水蒸発と活性化した火山活動は数か月で地表を一気に寒冷化させており、軌道上と地上の拠点も瀕死の状態でエイリアン本隊に備える余力ゼロの地球は銀河帝国だけが頼みの綱。
ところが帝国はホニャララで、その全権を引き継いだ皇国もホニャララで…と、既にネタバレ同然ですけど一応ボカシときますか。笑
ともあれ終盤は残存戦力で策を講じてエイリアン本隊を迎え討ちます、ジョージ・ルーカスなら本作だけでエピソード3杯はいけちゃいそうな気がしましたよ。

火急の事態で主要各国が軍事協力したものの、世界政府を樹立するとなると話は別というのはリアルですな…現実も「地球外の政体に組み込まれる」といった形態でなら実現可能なのかもね、被支配下での二次支配なら人類は慣れてるから。
それと異常なまでに攻撃的なエイリアンの憐れむべきバックグラウンドと、戦艦のAIに過ぎなかったダハクが獲得するに至った魂とが思いがけない決着の伏線だったとはね…圧倒的な数の優劣を引っくり返す壮絶な艦隊戦も見所ですが、本隊を負かすだけでなく彼ら種族を抜本的に改心させ和解へと持ち込む見事な筋運びには驚かされました。

それはそうと、本作で主人公の妻となる女性が女武芸者みたいな口調なんですよ…当然ながら眉目秀麗だし地球産まれの帝国人だから何万年と生きていて、まるで「狼と香辛料」の賢狼ホロみたいな設定だなぁと。
(海外でも萌え記号かよ)と思いましたが、考えてみれば「長命+美形」設定では西洋ファンタジーのエルフが先んじているのでした。
そう納得はしてみても個人的には最後まで馴染めませんでしたよタニさん、まぁ大して出番はないんだけど…それと彼女の愛称がエイリアン種族の略称っぽい表記で紛らわしいのは、翻訳上の何か止むを得ない事情でもあったんでしょうか?


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    | books | 2016.07.02 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |









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