オーディオテクニカ ダイナミックヘッドホン ATH-250AV
オーディオテクニカ ダイナミックヘッドホン ATH-250AV (JUGEMレビュー »)

安くて丈夫で高性能なヘッドフォン、もし壊れても買い直す予定。
ハウジング部分が小さめな割に、長く装着してても耳が疲れないし遮音性も高いし低音も出てます。
紹介記事【2019.03.31】
南の島のティオ (文春文庫)
南の島のティオ (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
池澤 夏樹
14歳の少年ティオが小さな島の出来事を綴っていく連作短編集で、実在の少年とポナペ島をモデルに著者自身が様々な島で聞いた話を再構成したのだそう。
前年の台湾旅行で読んだ本書は「海の向こうに帰った兵士たち」という一編を加えた'10年12刷以降の増補版で、この(南の島の物語を南の島国で読む)という旅のエクストラに新たな一編がオマケされたのは嬉しい偶然でした。
紹介記事【2019.01.24】
ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム (シークレットDVD同梱)
ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム (シークレットDVD同梱) (JUGEMレビュー »)

最近は評価が好転してきたようで、実際PS2最終期に出ただけあって申し分ない出来栄え。
一見、難しそうなバトルシステムもプレイの幅を広げてくれます。
その辺も含め、ノーマル版のやり込み本ですが「ファイナルファンタジーXIIのあるきかた」も併せて是非!
紹介記事【2019.03.28】
レディ・プレイヤー1 [DVD]
レディ・プレイヤー1 [DVD] (JUGEMレビュー »)

スティーヴン・スピルバーグ監督による'18年のSF作、娯楽映画には珍しく2時間超の長尺ながらダレ場なし。
是非DVDで繰り返し観てください、マニアックな小ネタ探しだけでなく。
天才変人の孤独と愛情が実は普遍的である事、それもまたイースター・エッグかと。
紹介記事【2019.02.11】
琉球奇譚 シマクサラシの夜 (竹書房文庫)
琉球奇譚 シマクサラシの夜 (竹書房文庫) (JUGEMレビュー »)
小原猛
石垣島に行くのに持ってく本でしたが、結局フライト乗り遅れもあって到着前に読み終えてました。
おどろおどろしさは控えめで、怖いというより不思議だったり哀しかったり薄気味悪かったり程度。
しかし寝静まった石垣島のゲストハウス夜11時、軽く読み返していてドキドキ。
紹介記事【2019.05.02】
夢かもしんない コミック 全5巻完結セット (ビッグコミックス)
夢かもしんない コミック 全5巻完結セット (ビッグコミックス) (JUGEMレビュー »)
星里 もちる
「光速シスター」「怪獣の家」から立て続けに読んじゃいました。
妻子持ち営業マン&思い出のアイドル、の幽霊?
本作もまた「いい人」を主役に、大人社会の悲哀と可笑し味を描きつつラストで涙腺を決壊させます。
紹介記事【2019.01.17】
ハイ・フィデリティ (新潮文庫)
ハイ・フィデリティ (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
ニック ホーンビィ
女性弁護士と別れ話が進行中なアラサー中古レコード店主の、シット・コム的な恋愛×音楽in the UK。
60-70年代メインのネタで会話の可笑しみ倍増、分からなくても巻末の「ほとんど注解に終始する訳者あとがき」が丁寧にフォローしてくれますし、むしろ訳者の注解コメントで笑っちゃったりも。
紹介記事【2019.06.23】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
紹介記事【2018.05.16】
2030年の旅 (中公文庫)
2030年の旅 (中公文庫) (JUGEMレビュー »)
恩田 陸,坂口 恭平,小路幸也,瀬名秀明,宗田理,支倉 凍砂,山内 マリコ,喜多喜久
なんか「2300年未来への旅」を連想させるタイトルですが、日本人の作家による近未来SFアンソロジーです
お題は“東京オリンピックからさらに十年後”の7編、個人的には坂口恭平による巻末エッセイの「自殺願望は脳の誤作動」にハッとしました。
紹介記事【2019.01.04】
デッドマン [DVD]
デッドマン [DVD] (JUGEMレビュー »)

別に「ブレイブ」と本作をジョニデ繋がりで観た訳ではないのですが、結果としては彼が「ブレイブ」を世に出した理由も感じ取れた気がします。
シンプル過ぎるヤマなしオチなしイミなし流浪譚ながら、詩人ブレイクを知っている方には意味深いのかも。
星野通夫の「森と氷河と鯨」で見たハイダ族やトリンギット族を思わせる、アイヌに似た文様の集落……同化政策は祖先の魂を殺すのですね、非物理的な世界で。
静寂と、雨の船出の美しさが忘れた頃に沁みてきます。
紹介記事【2019.02.23】
ブレイブ [DVD]
ブレイブ [DVD] (JUGEMレビュー »)

ジョニデが監督と共同脚本に主演と、ミーハーなファンこそ必見ですね。笑
シンプル&ヘビーな本作、イギー・ポップやノーギャラ出演のマーロン・ブランドら敬愛する人物と撮った彼の気骨が詰まってます。
特に冒頭は二度観て、彼がアメリカ本国での公開を拒んだ心に思いを馳せては?
紹介記事【2019.02.22】
夢の階段 (新潮文庫)
夢の階段 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
池波 正太郎
本書の7編はデビュー作を含む現代小説で巻末の2編だけが時代小説、しかも全編が本書初収録。
現代小説とはいっても昭和で言えば29〜36年、著者が31〜36歳の間に発表された戦後の気配が濃厚に感じられる「現代」。
いわゆる大物海外ミュージシャンの死後どっと出回る未発表音源みたいな、クオリティの心配は当然ながら無用です。
紹介記事【2019.06.15】
その男ゾルバ(特別編) [DVD]
その男ゾルバ(特別編) [DVD] (JUGEMレビュー »)

'64年の英米とギリシャ合作映画、英国育ちのスランプ詩人が屈強な男ゾルバと過ごしたクレタ島での日々が描かれます。
「無法松の一生」の三船敏郎を思わせるゾルバの心情も、目を疑うような島の人々も音声解説なしでは理解し難いかと。
対照的な二人の男のエンディングは、ジワリと胸に残ります。
紹介記事【2019.01.30】
【2019.01.31】
波乗りの島―ブルー・パシフィック・ストーリーズ (1980年) (角川文庫)
波乗りの島―ブルー・パシフィック・ストーリーズ (1980年) (角川文庫) (JUGEMレビュー »)
片岡 義男
僕が初めて手にした著者の小説であり、著者の初期短編集でもあります。
ハワイイに住む青年サーファー、バリー・カネシロを主人公にした連作5編を収録。
写真の佐藤秀明との巻末対談も含め、失われゆく最後の輝きを僕は感じました。
紹介記事【2019.04.24】
 (JUGEMレビュー »)

作者の他作品を読んだ記憶は曖昧ながら、その時に思った(あんま上手くないな)という印象は何だったのやら。
サイバラ風でも四コマでもなく、ストーリーの組み立てもシッカリしてるしコマの流れも自然だし。
洒落にならない裏話も飄々としたキャラに救われます、男性も一度は読んでみましょう。
紹介記事【2019.05.12】
サムウェア・ディープ・イン・ザ・ナイト
サムウェア・ディープ・イン・ザ・ナイト (JUGEMレビュー »)
スウィング・アウト・シスター
ヒット曲を連発してた90年代を過ぎ、'01年にリリースされた本作は妥当というか順当な仕上がり。
ブレずに焦りも無理もなく、エレポップの衣を脱いで一層60年代ソウルやバカラック温故知新をアダルトに昇華。
気に入った曲だけ摘まむんじゃなく、一枚として聴くべき。
紹介記事【2019.06.18】
 (JUGEMレビュー »)

こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
クルドの星 1~最新巻(文庫版)(中公文庫) [マーケットプレイス コミックセット]
クルドの星 1~最新巻(文庫版)(中公文庫) [マーケットプレイス コミックセット] (JUGEMレビュー »)
安彦 良和
「機動戦士ガンダム」のキャラでお馴染みの作画家による漫画ですが、中東の少数派クルド人を描いてるレアさでオススメに。
もっとも「これからだ!」オチは、日和った編集の強制打ち切りか?
トルコの“土くさい人々”に惹かれた結果が何故かクルド視点、でも本作同様に何一つ解決してないんだよね現実も。
紹介記事【2019.05.06】【2019.05.30】
ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA)
ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA) (JUGEMレビュー »)
篠田 節子
副題に「篠田節子SF短編ベスト」とあるけど、どんな類いのSFなのかがまったく伺えない、鯨幕というか昔のVIVA YOUみたいな表紙カバーが斬新。
巻末解説によると、著者は20余年のキャリアを持ち一般にはジャンル横断作家と認識されているそうで。
アニメ化されそうなハードSFから昭和ジェンダー恨み節、エスノ土着オカルトを経て超高齢化+正論社会の果てまで心刺しまくり。
紹介記事【2019.03.26】
 (JUGEMレビュー »)

本作は明治から昭和にかけて親しまれた、泉鏡花の“三大戯曲”をコミカライズした作品集です。
単行本化に際して描き下ろされたオマケ漫画+原作者の略歴や作品解説&文庫描き下ろしオマケ漫画と人形師による解説も収録と、これまで鏡花文学に触れて来なかった僕には有難い仕様。
人形師の一文が印象深く、100年近く前の物語にハッとさせられるのは人間に進歩などないからかも?
紹介記事【2019.04.13】
ざ・ちぇんじ 全2巻 完結セット(白泉社文庫)
ざ・ちぇんじ 全2巻 完結セット(白泉社文庫) (JUGEMレビュー »)
山内 直実,氷室 冴子
平安期の古典文学「とりかえばや物語」に基づく氷室冴子の小説をコミカライズした本作、氷室冴子も古典文学も完全スルーでしたが予想外の面白さにビックリ!
男勝りな双子の姉×病弱が故に女君として育った弟、姉は男装のまま御所に入内&弟も女官で後宮入り?
見事な風呂敷の畳みっぷりと、千年前のラブコメでLGBTを先取りのエキゾチック・ジャパンは未見なら是非!
紹介記事【2019.04.30】【2019.05.29】
ヒート [DVD]
ヒート [DVD] (JUGEMレビュー »)

ロバート・デニーロvs.アル・パチーノ、この豪華共演が「午後のロードショー」で掛かるとは!
マイケル・マン監督が脚本も手掛けており、適度に緩急を付けながら3時間近く視線を釘付けにします。
まぁ「似た者同士で対照的な立場」という月並みな設定ではありますが、改めて映画は筋書きだけでは分からないなと。
紹介記事【2019.05.28】
フロントミッション サード
フロントミッション サード (JUGEMレビュー »)

遂に全ルート攻略完了、しかし未だ引継ぎ要素は完クリ出来ずボリューム満点!笑
シミュレーションRPGって得意ではないけど、PS2の後継作「FM4」と本作は別格です。
紹介記事【2019.05.26】
PURPLE RAIN (DELUXE) [2CD] (2015 PAISLEY PARK REMASTER, PREVIOUSLY UNRELEASED TRACKS)
PURPLE RAIN (DELUXE) [2CD] (2015 PAISLEY PARK REMASTER, PREVIOUSLY UNRELEASED TRACKS) (JUGEMレビュー »)
PRINCE & THE REVOLUTION
'84年の大出世作&未発表曲集のダブル・リマスタリング作。
同世代では(プリンス=キモい)でしたが、自ら「King of Pop」を名乗った生前のMJより全てが革新的でした。
ソウル/ファンクを抑えたロック・ハードな「パープル〜」と、前作に近いエレ・ファンク中心の未発表曲集なので万人受けしないのは当然だけど本物の「Prince of Pop」は明白よ?笑
紹介記事【2019.05.09】(Disc 1)
紹介記事【2019.05.17】(Disc 2)
ルパン三世 ルパン vs 複製人間 [DVD]
ルパン三世 ルパン vs 複製人間 [DVD] (JUGEMレビュー »)

観たのはTV放映でした、でもどこカットしたかも分かるので。
もはや脱ルパンした立場で多くは語りませんが、アニメ版ルパンの最高傑作です。
本作後の脳マモーが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」のエゴになる件とかは誰か考察してください、ただ政治ナンセンス的なあのオチは「ルパン三世」が生まれた60年代末の土壌を意識していたのではないかと。
観る度毎に、頭でっかちに神を夢みたマモーの涙が沁みてきます。
紹介記事【2019.06.03】
エクソダスギルティー (通常版)
エクソダスギルティー (通常版) (JUGEMレビュー »)

異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

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最近読んだ本
辻原康夫(編)「読みたくなる世界史」

初版'05年のナツメ社「図解雑学」シリーズ、世界史といっても大まかに時系列で並んでいる程度の雑学本です…テーマ分けされたQ&A形式の6章に3択形式で1章、正直(あ、雑学ね)と完全にナメてましたが。
もう1ページ毎に栞を挟んでく位、完敗でしたよ…主文は既知のウンチクでも、どこかしらに目からウロコの歴史ネタが書かれてて。
少しは世界史を分かった気になっていましたが、とんでもない思い上がりでした…例えばヘンリー8世が離婚するためカトリックを捨て英国国教会を作ったとは知ってたけれど、それが娘のメアリ1世をブラッディ・マリーにしたなんてね!

そんな感じの本書は、むしろ「世界史を読みたくなる」歴史ネタの雑学本です。
実際よくある世界史の本って地域毎に時系列で追っていくので、横の繋がりが見えにくい気がするんですよね…範図を西方に拡大する唐と中央アジアを手中に治めていたアッバース朝イスラム帝国との衝突や東欧まで食い込んだのもたらしたユーラシア東西の交流って、ヨーロッパやアラブ地域で区切ってしまうと相互の影響が実感できない訳。
もっと色んな切り口があっても好いと思うんですよ、きっと授業の現場では先生方も工夫されているのでしょうがね…まぁ歴史という発想自体、西欧的だし?笑

個人的には旧プロイセン辺りから東欧地域中央アジアや朝鮮半島などが特に穴だらけなので今後のチェック項目かな…時間が縦軸で地理という空間が横軸とするなら、歴史という時空間を立体的に理解できるようなメディアがあると把握しやすいんだけどなぁ〜?笑


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以下は個人的メモ。
メソポタミア地方で農耕が始まるより早く発明された土器(ポット)により、ポタージュなど煮炊きでの調理が可能となった。

紀元前13世紀頃から栄えた世界最初の帝国では光や日の出を意味するアッスが国名アッシリアの元になりシリアに名残りを留め、古代ギリシャでは東方→アッス地方→アジアとなった…一方で闇や日没を意味するエレブは古代ギリシャ語として西方一帯を指すエウロペとなり、ヨーロッパの語源となった。

紀元前13世紀頃にエーゲ海文明を築いた海洋民の総称である「海の民」は、アルファベットの原型を作った遊牧民カナン人が定住した沿岸にも植民地を築いた…総じてフェニキア人として知られた両者は地中海各地にレバノン杉を調達すると共にフェニキア文字を伝え、やがてギリシャ文字からローマ字へと進化した。
またフェニキア語で足を意味するサルディニアは島の名前に残り、その近海で獲れるイワシもサーディンと呼ばれるようになった。

地中海東岸の港町ビブロスはパピルスの群生地として知られ、聖書(バイブル)の語源になった。

地中海のメノルカ島の港町マオンに寄港した船乗りや18世紀半ばに占領したフランス軍が同地の調味ソースを「マオネーズ」として広めた。

古代ラテン語で塩を指すサールはソルトの語源であり、更にサラダやサラミなど多くの言葉が派生したがサラリーもローマ兵士の塩を買う手当金に由来する。

ネクタイの起源は古代ローマ兵士のフォーカルで、暑い時は濡らして首回りを冷やし寒い時はマフラー代わりにする実用的な装備だった…それがクロアチア男性の正装に名残りを留め、ルイ14世が真似るやクラヴァットとして流行し19世紀後半から現在のようなスタイルが広がった。

古代ギリシャやローマでは泥酔防止のためワインを3倍の冷水で希釈して飲むのが常識で、割らずに飲むのは無教養で野蛮とされた。
ワインを「神の血」と考えた起源はシュメール人、ジャンヌ・ダルクで有名な英仏百年戦争の遠因もボルドーワインにある…カトリック圏とワイン文化圏は重なりあい、ブドウ栽培に適さなかった地域は英国などウイスキー文化圏とドイツを中心とするビール文化圏に大別できる。

古代ギリシャにおける最上級の「男の友情」は同性愛、それが本来のプラトニック・ラブ…プラトンの師であるソクラテスもまた若い恋人を巡る三角関係から告発され死刑となったが、そのアルキビアデスはペロポネソス戦争で敵国スパルタにアテネの情報を洩らすなど数々の戦争で自国を売った国賊として知られた。

サトウキビの原産地はニューギニアだが紀元前20世紀にはインドに伝わり、同325年のアレクサンドロス大王の東征でオリエント世界へ…16世界半ばにアラブ商人がヨーロッパにもたらした砂糖は、新大陸の発見後はプランテーションの原動力となり奴隷貿易へと繋がっていった。


古代ゲルマン人は略奪形式の婚姻が一般的で、花嫁の家族が捜索する1ヶ月近くを隠れて暮らす間に新郎新婦が蜂蜜の強精酒を飲むしきたりからハネムーンと言う…ゲルマン民族は4世紀にフン族の襲来を逃れてライン川以南へと拡散したが、フン族が騎馬民族の匈奴だとすれば中央アジア各地に残る略奪婚の風習とハネムーンの起源は同根である可能性があるのでは?

イエス・キリストの生誕日を12月25日とするのはカトリック・とプロテスタント(西方教会)で、ギリシャ正教など東方教会では1月6日である…西暦が欧米の全域に定着したのは18世紀後半(西方教会は10世紀末)で、日本が太陰暦から改歴する約1世紀前だった。

サンタクロースにトナカイとクリスマス前夜を結び付けた詩はアメリカの神学者が19世紀に発表した、それまではトルコの司祭だった聖ニコラスの命日12月6日に祝われていて外見も長身で痩せた人物だった。

宦官は中国だけでなく世界各地に存在した習慣だが、最も古い記録は紀元前14世紀の殷(商)代に遡る…下層階級の立身出世の道として親が我が子を去勢する一方、製紙法を発明した蔡倫や「史記」を著した司馬遷や明船のアフリカ航路を率いたイスラム教徒の鄭和など優秀な官吏も多かった。
殷は地名で商は民族名であり国家の正式名称、滅亡後に南へ逃れた人々が交易を生業にした事が商人の由来とも…日本語の(あきんど)は、秋に収穫した作物を売り歩いた事に由来するとも。
4世紀以降に黄河流域から南下して広東省や福建省の山岳地帯に塞楼を構えた客家(はっか)は「よそ者」を意味し言語も北京語に近く、アヘン戦争後に多くの客家が積極的に海外へ移住したが厳密には国籍を中国に残しているのが華僑で海外国籍を取得し定住した場合は華人と区別される…このように、国を失った民族が商売で成功する例はユダヤ人やアルメニア人など世界的に見られる傾向という。

秦代に人柱を含め100万人が命を落として完成した万里の長城も、当時は騎馬民族に難なく乗り越えられてしまう無用の長物だった。
蔡倫が後漢の皇帝に献上した門外不出の製紙法だが、751年に現在のキルギス北部で唐軍がアッバース朝に敗退して紙漉き職人が捕虜となった…6年後にサマルカンド城内で西方世界初の製紙工場が稼働、13世紀にはヨーロッパへ伝わる。

チンギス・ハンは中央アジアからイラン全土を支配したホラズム帝国へ送った250余人の交易使節団を殺された上、その責任を問うため派遣した人々もヒゲを剃り落とされた屈辱に大激怒…そこに狩猟の獲物を逸した罪はムチ打ちか死刑という民族性も重なり、モンゴルの西征軍はサマルカンドなどの都市を徹底的に破壊し抵抗する者を虐殺した。

国土の7割が山岳地帯のスイスでは昔から出稼ぎの傭兵が特産品で、16世紀にドイツを中心とした国家連合に過ぎなかった神聖ローマ帝国のカール5世が権威付けにローマ略奪を画策した折は職務に殉じて法王を救った事からバチカン衛兵はスイス人と定められた。
19世紀には更なる外貨収入を目的に次々と銀行が創立されるも、隣接する大国ドイツを支持してユダヤ人難民を受け入れず未だにナチスが接収したユダヤ人の資産や個人の休眠口座の返還に応じない一面もある。
スイスで女性の参政権が成立したのは'71年で男女平等を憲法したのは'81年、世界で初めて女性の参政権を導入したニュージーランドよりも百年近く遅い。

アメリカの伝統ともいえるレディーファーストが騎士道精神に基づく、というのは建前…開拓時代の男女比は東部こそほぼ同率だったが、ミシシッピ川以西では2対1という有様だった。
ファストフードの伝統は開拓時代のライフスタイルに育まれ、合理主義の発想が調理と食事の時間も手間も省いた結果の産物である。

歴代クレオパトラの内、一般的に「絶世の美女」として知られているのは7世。

統計では過去5500年間に約14,500回の戦争があり、最も死者が多かったのは第二次世界大戦の5500万人と推定…うち約3千万人が、旧ソ連領で記録されている。

ロシアの女帝エカテリーナ2世の総勢300人といわれた愛人たちは、候補者の選抜から侍女による試乗までシステム化されていた。

16歳で1コ下のマリー・アントワネットと結婚したルイ16世、勃起時に痛みを伴う真性だった…8年後に包茎手術を行うまで情事を避け、第一子を懐妊したマリーは公開出産をした。

マリーが言ったとされるパンと菓子の逸話はルソー著「告白録」の一節で「コロンブスの卵」や「ワシントンの桜の木」、「ガリレオの斜塔の実験」も「ニュートンのリンゴ」も誤伝。

ギロチンやサンドイッチの他、ボイコットやリンチやシルエットも人名に由来する。

フランス料理が洗練されたのは16世紀のアンリ2世にイタリアのメディチ家から嫁いだカトリーヌのおかげ、18世紀末のフランス革命で宮廷料理人が野に下り街に一流店が建ち並ぶも庶民の口に入るまでは更に1世紀ほど経ってから。

ルイ14世が好んだ醤油はオランダの貿易商を通じて17世紀後半にヨーロッパへと伝わり、樽詰のほか伊万里焼や波佐見焼の陶磁器(ポルトガル語で「買い手」という意味のコンプラ瓶)で輸出されていた…原料である大豆が伝わったのは約1世紀後、その英名ソイも醤油に由来している。

ヨーロッパでは聖書に出てこない故に不浄とされ、また植物の根を野菜と見なさなかったため家畜の餌でしかなかったジャガイモが18世紀半ばに各地で相次いだ食料危機から食卓に上るようになった。

フランス政府が莫大な懸賞金をかけて公募した食料保存方法で菓子職人が加熱殺菌によるビン詰めを考案、同時期に英国海軍が採用した缶詰めもまた戦争の産物である…ただし缶切りが開発されたのは半世紀以上も後のアメリカで、やはり南北戦争が切っ掛けだった。

18世紀の産業革命は、蒸気機関の発明以前に「大航海時代からの植民地収入(=カネ)」や「16世紀からの囲い込みという権力者による自由地の占有化(=奴隷)」「17世紀の清教徒による王政打倒(=自由)」といった下地が整っていた英国から興った…当時の英国では幼児就労が常態化して「勤務時間は3:00から22:00以降まで、5分の遅刻で賃金25%カット」という虐待レベル、1833年に制定された工場法でようやく「18歳未満の労働時間は1日12時間まで、11歳未満9時間まで、9歳未満の雇用禁止」と規制された。

世界大戦の契機となったクリミア戦争では看護学と共に、カーディガン伯爵の愛用した服も着脱だけでなく負傷時に処置しやすいため一気に普及した…他にも従軍特派員や天気予報を生み出し、紙巻きタバコがパイプを席巻して広まった。

インドで牛を食べない習慣は紀元前2〜3世紀には浸透しており、ヒンズー教の戒律として定着したのは5世紀頃…ただし元を正せば紀元前15世紀頃に中央アジアの遊牧生活で牛を生け贄に捧げ食してもいたアーリア人が先住民ドラヴィダ族を征服し、定住して農耕生活へ移行するや生かして利用する方針に転換した事に由来するという。
英国支配からの独立運動に火をつけたセポイの反乱は、セポイ(インド人の傭兵)が銃に装填する火薬包を噛み切る際に牛脂が使用されていた事が遠因となった。
インドのカースト制度でよく知られている4階層はヴァルナ(色)と呼ばれ、元はアーリア人が被支配階級のドラヴィダ系を区別するための概念から発展した…更に素性や職業などで約2800種に細分化されたジャーティ(生まれ)という序列集団があり、15世紀末にポルトガル人がその2つの身分制度をカスタ(血族、人種)と総称した事に由来する。

ヨーロッパの食事は古代ローマ時代から手づかみ、ただし薬指と小指は使わないのがマナーだった…ビザンツ帝国で考案されたフォークは11世紀にイタリアへと持ち込まれたが18世紀頃まで普及せず、テーブルマナーが確立されたのも19世紀という。
といっても日本の代表的な料理だって200年前後の歴史しかないし、朝鮮半島の激辛料理も同程度である…唐辛子は先ず16世紀にポルトガル人宣教師が苗ごと九州に持ち込み、一説では豊臣秀吉の朝鮮出兵で半島に初めて持ち込んだ当時「倭人が朝鮮民族を毒殺するために蒔いた植物」と噂されていたとも。
カレーの語源は一説によるとインド南部のタミル語で煮汁を意味する「カリ」とされるが、既に現地でも死語と化しているらしい…世界初のカレー粉は英国のクロス・アンド・ブラックウェル(C&B)社が調合、ちなみに日本最初のカレーのレシピ(明治5年)には赤蛙が材料に含まれている。

茶葉の原産地はミャンマー北部〜中国の雲南省で、先ず14世紀からのシルクロード経由で広まった地域はその起点となった広東地方の発音「チャ」が定着…17世紀に英国が海上貿易で輸出を独占してから広まった地域は、海路の出発地となった福建地方の発音「テ」で知られるようになった。
中国の山西省辺りがルーツとされる麺の製法が西に広まった契機も、製紙法と同様に751年の「タラス川の戦い」だったとする説によればイタリアのパスタは中近東を経由して伝わった可能性も…いずれにせよマルコ・ポーロが麺大使というのは間違いで、1279年にジェノヴァの公証人が残した財産目録からマカロニの記録が見つかっている。

ヨーロッパ史の転換点ともいえる、1683年の第二次ウィーン包囲…撤退したトルコ軍が置き去りにした大量のコーヒー豆をタダ同然に入手したコルシツキーなる人物、豆の滓を濾して砂糖やミルクやホイップクリームを加えるなど工夫を重ねて全欧コーヒーブームの創始者となった。
パリのカフェはフランス革命の裏舞台となり、ロンドンのコーヒーハウスでは金融業者と船主が保険業を考え出した。
第二次ウィーン包囲でトルコ軍撤退の大手柄を立てたのは1軒のパン屋だった、その店にはトルコ軍旗に描かれた三日月を模したパンを焼く権利が与えられウィーンで大流行…この三日月パンはフランス語でクロワッサンと言い、マリー・アントワネットの輿入れと共に伝わったとされる。
彼女は14歳にして嫁いだのだが、国境を越える際「すべてを捨てて行く」と示すため全裸になったそう…またハンカチを正方形と定めたのもマリーだとか。

16世紀末に酒が専売制となった英国で認可を受けた酒屋や宿屋がパブの始まりで、駅馬車の発着地や地域の集会所といった役割も担っていた…しかし19世紀の産業革命で市民が階層化すると店内は労働階級が立ち飲みするパブリックバーと中流階級のラウンジバーとに分けられ、出入口も違えば同じ酒の値段まで違っていた。

17世紀初頭に誕生したハイヒールは糞便と死骸にまみれたパリを歩く時にドレスの裾を汚さないためのアイデアとして有名だが、ロンドン紳士の外套と帽子も実は建物の上階から往来へとぶちまけられる汚物から身を守るのが本来の目的だった…そもそも紳士の心得として女性に歩道側を歩かせるのも、なるべく女性が汚物を被らないようにという配慮だった。

カツラの歴史は紀元前30世紀のエジプトにまで遡るが、ヨーロッパでの普及は16世紀以降…薄毛を苦にしたルイ13世の着用から流行して息子の14世を辟易とさせるも自分も薄くなるや愛好家に転じ、15世の時代にはサロンの正装にまでなってハイドンに至るや幼少時から着用していたがフランス革命以降は宮廷趣味の象徴とむしろ毛嫌いされて一気に終息した。

ローマ人のジュリアス・シーザーの家名カエサルとは古エトルリア語源で「頭髪の豊かな」という意味、元は彼のあだ名だったのが家名に転じたと考えられているそう…ただしローマ時代の家名や氏族名などはキリスト教が浸透した3世紀末からローマ帝国が滅亡する5世紀末までに廃れてしまって長く「洗礼名=個人名」だけの時代が続いたが、特権階級に限られていた姓を全国民に義務付けたナポレオン法典の真の狙いは現代の総背番号制度と同じく徴税や徴兵などを管理するためだった。

1900年のパリで開かれた第2回近代オリンピックは「魚釣り」や「凧上げ」といった幻の競技が目白押しで、他にも馬に乗って踊る「乗馬フィギュア」や「綱引き」もオリンピック競技として採用された事がある。

徳川家康が通商を始めたカンボジア王国にはプノンペンなどに日本人町が形成され、在留邦人がアンコールワット詣でをしていたとか…1632年には肥前藩士が参詣に赴き仏像4体を奉納した旨の落書きを残しているが、その3年後には幕府が鎖国に転じて海外渡航の禁止と帰国邦人への極刑を定めた。

イスラム教を信奉するアラブ諸国の成人男性がヒゲを生やしているのはムハンマド(マホメット)が「あごひげを伸ばせ」と語り自らも豊かなヒゲをたくわえていたから…長じて一人前の男の象徴であり宦官や同性愛者でない証明でもあったが逆に言えば青二才が伸ばすと物笑いの種になるらしい、またイスラムの教えは「腋毛や陰毛は剃る」など体毛の処理に細かいとか。

アメリカ大統領のリンカーンは、演説を聞いた11歳の少女から「ヒゲを伸ばした方が貫禄が出ていい」と手紙をもらって伸ばし始めた…彼の有名なゲティスバーグ演説の「人民の人民による〜」は、セオドア・パーカーなる説教者の引用。

初めてヤンキーと呼ばれたのは入植初期のオランダ移民で、彼らのチーズ好きを揶揄したイギリス系移民が「ジョンのチーズ野郎(Jan Kees)」と呼んだのが由来という説が有力…その他、ヴァージニア入植者と戦ったチェロキー族が彼らの言葉で腰抜け(eankke)と呼んだとする説などもある。
更に1775年から始まった独立戦争ではイギリス軍がアメリカ側の軍隊を「ヤンキー」と呼んだともいわれ、1861年から4年にわたった南北戦争では南部の人々が北部の人間を指して使うようになったという。

ラテンアメリカの地名に「サン」の冠名が多いのは、神が千年王国を建設するための土地として発見者のスペイン人たちが国王に捧げた事に由来する…故にサンタフェ(聖なる信仰)、サルバドル(救世主)といった信仰用語も多用されている。
古代ギリシャのプラトンが記述した「海神ポセイドンが建国したアトランティス」以降、ヨーロッパでは西方洋上に理想郷があると長く信じられてきた…幸福諸島や聖ブランダン諸島にアンティリア島、国名になったブラジル島もその一つ。

ロシア革命に至る地下活動の間に150もの偽名を使用したというレーニン、その名もまた「レナ川の人」を意味する偽名だった…その彼の後継者もまた「鋼鉄の人」を意味する通称スターリンを用いており、同じ政治家としてはベトナムの革命家グエン・タト・タインもホー・チ・ミンという偽名で通した。

世界で最も多い姓は「李」で華僑も含めて約1億3千万人、中国だけで9600万人。
姓を持つ習慣は世界的には比較的新しく、今も無姓の民族が少なくない…アメリカ先住民やアラブ人、チベット人にモンゴル人、ミャンマー人やインド南部のドラヴィダ系にマレー・インドネシア系、アフリカのスーダン・ニグロの大半やアイスランド人など。
特にアイスランド人の場合、ヨーロッパに姓が普及する10世紀以前に移住してから長く諸国との交流が絶えていたためだという…彼らは自分たちを一つの大家族と見なす傾向が強く、姓を持ちたいという要望はほとんどないそう。
東アジアでは儒教思想の影響で「家」への帰属意識から姓が重んじられ(姓・名)、逆にヨーロッパではキリスト教の影響で洗礼名が優先される(名・姓)という価値観の違いが姓名の構成順に現れているという。
また西アジア〜ヨーロッパのインド・ヨーロッパ語圏では、古代オリエント発祥の父称という慣習が広く根付いた…これは男性名を継承する遊牧民の家父長制から生じた「〜の息子」を意味する姓であり、アラブ系の場合は父系の名前を連結するビンやイブンといった接辞が区切り呼称として用いられている。
例えばビン・ラディンの本名「オサマ・ビン・ムハンマド・ビン・アワド・ビン・ラディン」は「ラディン一族のアワドの息子のムハンマドの息子のオサマ」という意味である。
以下は、よく知られている父称の一部と凡例。
「〜ソン」英国系/ジョンソン
「アップ〜」ウェールズ系/アップダイク
「マク〜」スコットランド・アイルランド系/マクドナルド
「オ〜」アイルランド系/オブライエン
「〜セン」北欧系/ハンセン
「〜ネン」フィンランド系/ハッキネン
「〜ヴィッチ」西スラブ系/マルコヴィッチ
「〜オフ」ロシア系/イワノフ、ナボコフ
「〜ヤン」アルメニア系/カラヤン
「〜イッツ」ドイツ系/シュピッツ
「〜エス」スペイン系/フェルナンデス、ゴンザレス
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    | books | 2016.08.24 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |









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