ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
紹介記事【2018.05.16】
おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
エクソダスギルティー (通常版)
エクソダスギルティー (通常版) (JUGEMレビュー »)

異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

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最近みたDVD
「THE KINGDOM」

改めて「監督 ピーター・バーグによる本編音声解説」にて再々視聴です、本作の“目的はテロ行為を描くこと”であり“それを政治や宗教と切り離す”よう心掛けたようで…曰く“人々の反応がいかに組織されて――実行に移されるかを見せる”のが本作の軸なんですね、敵対し合う価値観と周辺の人間模様というか。
政治で言えば、アラブ政府も米議会も事を荒立てたくはない訳です…FBIが出張る事じゃねぇよ、と。
だけど彼らは巧みに交渉して押し掛けるのです、そりゃもう顔も知らない自国民のためじゃなくて死んだ仲間のメンツのためですよ。
そう、皆殺しのために。

監督は“復讐劇にしたくなかった”ようですが、それなら彼らは何のために職権を濫用したんでしょうね?
FBI捜査官というのはCIAと違って、その権限は国内に限定されているのだと僕は思っていましたが…“彼らは兵士でなく――武器は扱うが軍事訓練は受けていない大学出のエリートで”“証拠を集め 犯人を追う”ためなら、世界中どこでも活動出来るようで。
だけど何故ジェイミー・フォックスが捜査チームを指揮するのかは、勝手に想像するしかありません…現場の同僚から指名コールを受けたからか、長官じゃないけど割と偉い立場だから?
本当に復讐劇じゃないの?

もし本作を復讐劇として観るなら、如何にもアメリカらしい西部劇調の型に則った娯楽映画にも見えます。
理屈じゃない、俺のジャスティス炸裂!っていうね。
しかし劇中でも復讐ではないというスタンスで、それが僕には分からんのです。
でも分からないから考えさせられるのです、アラブのテロリストをアメリカ式に裁けば「テロには屈しない」という表明になるのか?…そういうのは一時期フランスで流行った「私はシャルリー」っぽいような、なんか欧米らしい気がします。
本作のアメリカ人を日本人に置き換えたら、どんなストーリーが語れるだろう?

複数の警察組織があるサウジでは、テロへの関与が疑われる国家警察は王室の意向で事件捜査から外してFBIの護衛に任命…彼らを危険な目に遭わす訳にいかない賓客だもんね、それで警護のアル・ガージ大佐も最初は捜査に非協力的で何でもダメ出しするのでした。
だけど(一介の巡査がノリノリになって、茶番劇を台無しにしやがった!)…これが王室の本心だとしたら、最後の殉職は願ったり叶ったりな結末だったって事かな?
偶然とはいえ敵の首謀者も死んで復讐も達成され、過激派も王室もFBIも痛み分けというか見方によっては三方win-winというか。

まぁそういう見方も出来ますが、むしろ本作に描かれる組織や集団のいずれもが一枚岩じゃない事は見落としたくないですね…テロ組織は別としても、本来的には誰もが個人として振る舞っているという当たり前の事を僕らは見失いがちだよなぁ。
ジェレミーの行動はFBIでありながら個人的な感情に基づいており、彼らをサポートするアシュラフもまたその特殊な立ち位置を利用して過激派への怒りと復讐心を晴らしていきます…いわば組織から逸脱しない範囲で、その職権を活用して己の信念に従うのです。
しかし説明不足な点が全般的に多く、分かりづらい映画である事は否めません。

冒頭のリヤド外国人居留区などはアリゾナで撮影されていたそうで、現地との気温差は5℃…場面によっては空気感の違いを思わせなくもないけれど、クライマックスへ至るカーアクションで双方を混在させたとは気付かせない編集はお見事!
監督のオススメ映画「パラダイス・ナウ」には、本作で大佐を演じるアシュラフ・バルフムと軍曹役のアリ・スリマンというイスラエル出身のパレスチナ人俳優2人が出演しているそうで観てみたいな。
撮影当時、祖国はレバノンと交戦中…イラク戦争の最中にサウジ初のアメリカ映画撮影と、きっと彼らは複雑な心境だったでしょう。

FBIの会議シーンでブラッド・ピットがカメオ出演していると言ってましたが僕には確認出来ませんでした、なので監督のジョークだったのかもしれません。
爆発物の専門家グラント役はクリス・クーパー、法医学調査官ジャネット役を演じたのはジェニファー・ガーナー…ムードメーカーながらテロリストに拉致される情報分析官アダムは、ピーター・バーグ監督作「ハンコック」のレイ役や「宇宙人ポール」でロレンゾ・ゾイル捜査官を演じたジェイソン・ベイトマン、因みに監督はプロデューサーのマイケル・マンが製作・監督を務めた「コラテラル」でリチャード刑事を演じ準主役だったジェイミーと共演していたんですね。


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    | cinema | 2016.11.02 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |









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