最近読んだマンガ
佐々木倫子「チャンネルはそのまま!」1巻
以前読んだ「月館の殺人」でも書いた気がしますけど、作者の画風って何故か好きになれなかったんです。
だけど本作は結構ツボりました、この「天然キャラの女子アナが地方局で巻き起こす騒動」というコメディらしい設定が作風と見事にハマっているんですよ…いやはや、久々に大笑い。
初版'09年で出版元は小学館、初出は前年の週刊ビッグコミックスピリッツ…ってあれ、青年誌じゃん?!
これが少女漫画や女性漫画誌だったら、編集部の意向で脇キャラに女性を増やしつつラブ要素をも求められてたのかな…今時はそんなのばかりじゃないかもしんないけど、まぁ何となく。
だって、いきなり“バカ枠”ですからね〜?…冒頭の「北海道☆テレビ」新卒採用会議での一言で、ガッチリ掴まれちゃいましたよ。
入社早々、道警班の大雨報道に連れ出された雪丸花子は急きょ中継レポートを任されますが…後の伝説(語り種)となる猿報道で大失態!をやらかすも、昼ニュースでは異例の2ケタ視聴率という結果を出します。
彼女を「バカ枠」で推した情報部長は大満足、しかし同期の山根クンは大ショック…判で押したような優等生の彼にしてみれば、彼女の採用自体が疑問な訳で。
以降、ことごとく優秀な山根クンが第二の語り部というか“バカ係”に定着か?
バカは失敗を恐れず、人を油断させる…ふと現れては発する情報部長の名言の数々、しかし彼の行状にもバカ疑惑を禁じ得ない罠。笑
街録や署回りでも、ふとした発言に裏の含みを読み取る賢い山根クン…新人アナとは思えない勘のよさが、ミステリーの名探偵よろしく話を牽引していきます。
そして情報部長だけでなく、雪丸の暴走に翻弄される道警班のキャップや報道部のデスクらオッサンだらけの準レギュラーもキャラ立ってますね…もちろん全国ネットワークにおけるキー局とローカル局の違いや日々滞りなく流されているニュース映像など、報道の楽屋ネタも興味深いところ。
“全体の迫力イマイチでもインパクトある映像のアップで入ればなんとかなる”
「発生もの」とは突発的な事件事故を指し、反対語は「予定もの」…また重大なニュースが入っていないことは「特オチ」で、一社だけやらかすと特に恥ずかしい(反対語は「特ダネ」)。
“ぱくりっこ=とりかえっこ”
雪丸の5人の同期は、山根クンの他に「アナウンサー部」「編成部」「技術部」「営業部」に各1名ずつ…この巻では新人アナウンサーの「初鳴き(=アナウンサーの声が初めて電波に乗ること)」がネタになったので、今後も同期の初々しいエピソードが面白おかしく綴られるのでしょうな!
→次巻
→→3巻
→→→4巻
→→→→5巻
→→→→→6巻
【最近読んだマンガ】「チャンネルはそのまま!」1&2巻(再読)| 2017.12.10
→〈佐々木倫子〉関連記事
以下は個人的メモ画像(6枚)
以前読んだ「月館の殺人」でも書いた気がしますけど、作者の画風って何故か好きになれなかったんです。
だけど本作は結構ツボりました、この「天然キャラの女子アナが地方局で巻き起こす騒動」というコメディらしい設定が作風と見事にハマっているんですよ…いやはや、久々に大笑い。
初版'09年で出版元は小学館、初出は前年の週刊ビッグコミックスピリッツ…ってあれ、青年誌じゃん?!
これが少女漫画や女性漫画誌だったら、編集部の意向で脇キャラに女性を増やしつつラブ要素をも求められてたのかな…今時はそんなのばかりじゃないかもしんないけど、まぁ何となく。
だって、いきなり“バカ枠”ですからね〜?…冒頭の「北海道☆テレビ」新卒採用会議での一言で、ガッチリ掴まれちゃいましたよ。
入社早々、道警班の大雨報道に連れ出された雪丸花子は急きょ中継レポートを任されますが…後の伝説(語り種)となる猿報道で大失態!をやらかすも、昼ニュースでは異例の2ケタ視聴率という結果を出します。
彼女を「バカ枠」で推した情報部長は大満足、しかし同期の山根クンは大ショック…判で押したような優等生の彼にしてみれば、彼女の採用自体が疑問な訳で。
以降、ことごとく優秀な山根クンが第二の語り部というか“バカ係”に定着か?
バカは失敗を恐れず、人を油断させる…ふと現れては発する情報部長の名言の数々、しかし彼の行状にもバカ疑惑を禁じ得ない罠。笑
街録や署回りでも、ふとした発言に裏の含みを読み取る賢い山根クン…新人アナとは思えない勘のよさが、ミステリーの名探偵よろしく話を牽引していきます。
そして情報部長だけでなく、雪丸の暴走に翻弄される道警班のキャップや報道部のデスクらオッサンだらけの準レギュラーもキャラ立ってますね…もちろん全国ネットワークにおけるキー局とローカル局の違いや日々滞りなく流されているニュース映像など、報道の楽屋ネタも興味深いところ。
“全体の迫力イマイチでもインパクトある映像のアップで入ればなんとかなる”
「発生もの」とは突発的な事件事故を指し、反対語は「予定もの」…また重大なニュースが入っていないことは「特オチ」で、一社だけやらかすと特に恥ずかしい(反対語は「特ダネ」)。
“ぱくりっこ=とりかえっこ”
雪丸の5人の同期は、山根クンの他に「アナウンサー部」「編成部」「技術部」「営業部」に各1名ずつ…この巻では新人アナウンサーの「初鳴き(=アナウンサーの声が初めて電波に乗ること)」がネタになったので、今後も同期の初々しいエピソードが面白おかしく綴られるのでしょうな!
→次巻
→→3巻
→→→4巻
→→→→5巻
→→→→→6巻
【最近読んだマンガ】「チャンネルはそのまま!」1&2巻(再読)| 2017.12.10
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| cinema | 2017.01.19 Thursday | comments(0) | - |