最近聴いたCD
SING LIKE TALKING「DISCOVERY」
遂に買っちゃいましたよ、送料込みで¥351…ずっと迷ってたんですけどね、敢えて聴き返すかどうかを。
本作は、ちょうど僕の転換期に聴きまくっていたのですよ…その頃に交際していた女性とのアクティブな日々と、別れた後に踏み出した新たな人生との境界線が彼らの武道館公演だったと思えるせいでもあるかな。
しかし改めて見ると、ジャケのCGめちゃくちゃチープだな!こんな程度でも当時は最新技術だったんですよね…思えば21年も経ったのか、あっという間でした。
「厭な事も我慢すれば20年後は部長になってるさ」と慰めてくれた、当時の職場の先輩を思い出します。
とまぁ個人的な激動期を象徴するアルバムてもある訳ですが、本作のサウンド・デザイン自体も非常に衝撃的だった記憶がありまして…それを今の耳で確かめたい、という思いから再購入に至った次第であります。
当時のCDコンポに内蔵されていたイコライザーのプリセット・パターンによって、本作はコーラスのハモりやギターやキーボードの鳴りがガラリと変化したのです…つまり楽器の各パートやフレーズと、イコライジングによって強くなる周波数や弱くなる周波数の特性とを緻密に計算してミックスしてあったのですね。
単に音質の変化でなく、ハーモニーが変わるのです。
特にそれは前半の4曲に顕著で、往年のディスコソングを思わせる5曲目のパーティー・ナンバー「Burnin' love」を境に残り5曲はバラードやミドル・ナンバーが配置されているんですが…デヴィッド・T・ウォーカーをフィーチャーしたラスト2曲「瞬く星に」と「Perfect love」では西村智彦と藤田千章がクレジットされておらず、ボーカルの佐藤竹善と武道館ライブでも共演した13キャッツというアメリカのロカビリー・バンドと同名のグループを中心としたゲスト・ミュージシャンだけなのね?
しかも大半の曲がそのグループのキャット・グレイか佐藤のプロデュースだし。
まぁ何があったかは知りませんが、僕的には本作が彼らS.L.T.のピークでした。
ただし前半の緻密に構成されたサウンドは未だに驚異的です、流石に当時ほどの衝撃は感じないにしても。
そして後半のシットリとした楽曲群は、やっぱり今でも聴くと遠い目をしちゃいますね…なんでまた切ない気分になっちゃうんだよ、今そういう状況じゃないんだから勘弁してくれ〜!笑
いわゆるAORやブラコンのスタイルを消化した楽曲と佐藤の歌唱は、これ以上に発展の余地があるのか?
以降のアルバムを聴かないでいたのはガッカリしたくなかったのか、本作で非常に満足したからでしょう。
アナログ盤の感覚でいえば、A面パートの前半は職人技を駆使した前人未踏かつ唯一無二な立体的音像の結晶で…流麗なメロディとハーモニーで真っ向勝負に出た後半のB面パートは、ギミックを抑え気味にして音楽の根本的な魅力に心血を注いだ実力作という感じ。
動と静、技巧と本質…希望と忍耐、勇気と愛など様々なコントラストに本作が「ディスカバリー」と名付けられた理由が潜んでいると僕には思えてきました。
個人的には、1曲目「素晴らしい夢の中で」と2曲目「Keeps me runnin'」の凄いサウンドがスルーされている点に疑問を感じます。
何故これに圧倒されない?
→〈J-POP・歌謡曲〉関連記事
遂に買っちゃいましたよ、送料込みで¥351…ずっと迷ってたんですけどね、敢えて聴き返すかどうかを。
本作は、ちょうど僕の転換期に聴きまくっていたのですよ…その頃に交際していた女性とのアクティブな日々と、別れた後に踏み出した新たな人生との境界線が彼らの武道館公演だったと思えるせいでもあるかな。
しかし改めて見ると、ジャケのCGめちゃくちゃチープだな!こんな程度でも当時は最新技術だったんですよね…思えば21年も経ったのか、あっという間でした。
「厭な事も我慢すれば20年後は部長になってるさ」と慰めてくれた、当時の職場の先輩を思い出します。
とまぁ個人的な激動期を象徴するアルバムてもある訳ですが、本作のサウンド・デザイン自体も非常に衝撃的だった記憶がありまして…それを今の耳で確かめたい、という思いから再購入に至った次第であります。
当時のCDコンポに内蔵されていたイコライザーのプリセット・パターンによって、本作はコーラスのハモりやギターやキーボードの鳴りがガラリと変化したのです…つまり楽器の各パートやフレーズと、イコライジングによって強くなる周波数や弱くなる周波数の特性とを緻密に計算してミックスしてあったのですね。
単に音質の変化でなく、ハーモニーが変わるのです。
特にそれは前半の4曲に顕著で、往年のディスコソングを思わせる5曲目のパーティー・ナンバー「Burnin' love」を境に残り5曲はバラードやミドル・ナンバーが配置されているんですが…デヴィッド・T・ウォーカーをフィーチャーしたラスト2曲「瞬く星に」と「Perfect love」では西村智彦と藤田千章がクレジットされておらず、ボーカルの佐藤竹善と武道館ライブでも共演した13キャッツというアメリカのロカビリー・バンドと同名のグループを中心としたゲスト・ミュージシャンだけなのね?
しかも大半の曲がそのグループのキャット・グレイか佐藤のプロデュースだし。
まぁ何があったかは知りませんが、僕的には本作が彼らS.L.T.のピークでした。
ただし前半の緻密に構成されたサウンドは未だに驚異的です、流石に当時ほどの衝撃は感じないにしても。
そして後半のシットリとした楽曲群は、やっぱり今でも聴くと遠い目をしちゃいますね…なんでまた切ない気分になっちゃうんだよ、今そういう状況じゃないんだから勘弁してくれ〜!笑
いわゆるAORやブラコンのスタイルを消化した楽曲と佐藤の歌唱は、これ以上に発展の余地があるのか?
以降のアルバムを聴かないでいたのはガッカリしたくなかったのか、本作で非常に満足したからでしょう。
アナログ盤の感覚でいえば、A面パートの前半は職人技を駆使した前人未踏かつ唯一無二な立体的音像の結晶で…流麗なメロディとハーモニーで真っ向勝負に出た後半のB面パートは、ギミックを抑え気味にして音楽の根本的な魅力に心血を注いだ実力作という感じ。
動と静、技巧と本質…希望と忍耐、勇気と愛など様々なコントラストに本作が「ディスカバリー」と名付けられた理由が潜んでいると僕には思えてきました。
個人的には、1曲目「素晴らしい夢の中で」と2曲目「Keeps me runnin'」の凄いサウンドがスルーされている点に疑問を感じます。
何故これに圧倒されない?
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| music | 2017.03.09 Thursday | comments(0) | - |