オーディオテクニカ ダイナミックヘッドホン ATH-250AV
オーディオテクニカ ダイナミックヘッドホン ATH-250AV (JUGEMレビュー »)

安くて丈夫で高性能なヘッドフォン、もし壊れても買い直す予定。
ハウジング部分が小さめな割に、長く装着してても耳が疲れないし遮音性も高いし低音も出てます。
紹介記事【2019.03.31】
南の島のティオ (文春文庫)
南の島のティオ (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
池澤 夏樹
14歳の少年ティオが小さな島の出来事を綴っていく連作短編集で、実在の少年とポナペ島をモデルに著者自身が様々な島で聞いた話を再構成したのだそう。
前年の台湾旅行で読んだ本書は「海の向こうに帰った兵士たち」という一編を加えた'10年12刷以降の増補版で、この(南の島の物語を南の島国で読む)という旅のエクストラに新たな一編がオマケされたのは嬉しい偶然でした。
紹介記事【2019.01.24】
ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム (シークレットDVD同梱)
ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム (シークレットDVD同梱) (JUGEMレビュー »)

最近は評価が好転してきたようで、実際PS2最終期に出ただけあって申し分ない出来栄え。
一見、難しそうなバトルシステムもプレイの幅を広げてくれます。
その辺も含め、ノーマル版のやり込み本ですが「ファイナルファンタジーXIIのあるきかた」も併せて是非!
紹介記事【2019.03.28】
レディ・プレイヤー1 [DVD]
レディ・プレイヤー1 [DVD] (JUGEMレビュー »)

スティーヴン・スピルバーグ監督による'18年のSF作、娯楽映画には珍しく2時間超の長尺ながらダレ場なし。
是非DVDで繰り返し観てください、マニアックな小ネタ探しだけでなく。
天才変人の孤独と愛情が実は普遍的である事、それもまたイースター・エッグかと。
紹介記事【2019.02.11】
琉球奇譚 シマクサラシの夜 (竹書房文庫)
琉球奇譚 シマクサラシの夜 (竹書房文庫) (JUGEMレビュー »)
小原猛
石垣島に行くのに持ってく本でしたが、結局フライト乗り遅れもあって到着前に読み終えてました。
おどろおどろしさは控えめで、怖いというより不思議だったり哀しかったり薄気味悪かったり程度。
しかし寝静まった石垣島のゲストハウス夜11時、軽く読み返していてドキドキ。
紹介記事【2019.05.02】
夢かもしんない コミック 全5巻完結セット (ビッグコミックス)
夢かもしんない コミック 全5巻完結セット (ビッグコミックス) (JUGEMレビュー »)
星里 もちる
「光速シスター」「怪獣の家」から立て続けに読んじゃいました。
妻子持ち営業マン&思い出のアイドル、の幽霊?
本作もまた「いい人」を主役に、大人社会の悲哀と可笑し味を描きつつラストで涙腺を決壊させます。
紹介記事【2019.01.17】
ハイ・フィデリティ (新潮文庫)
ハイ・フィデリティ (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
ニック ホーンビィ
女性弁護士と別れ話が進行中なアラサー中古レコード店主の、シット・コム的な恋愛×音楽in the UK。
60-70年代メインのネタで会話の可笑しみ倍増、分からなくても巻末の「ほとんど注解に終始する訳者あとがき」が丁寧にフォローしてくれますし、むしろ訳者の注解コメントで笑っちゃったりも。
紹介記事【2019.06.23】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
紹介記事【2018.05.16】
2030年の旅 (中公文庫)
2030年の旅 (中公文庫) (JUGEMレビュー »)
恩田 陸,坂口 恭平,小路幸也,瀬名秀明,宗田理,支倉 凍砂,山内 マリコ,喜多喜久
なんか「2300年未来への旅」を連想させるタイトルですが、日本人の作家による近未来SFアンソロジーです
お題は“東京オリンピックからさらに十年後”の7編、個人的には坂口恭平による巻末エッセイの「自殺願望は脳の誤作動」にハッとしました。
紹介記事【2019.01.04】
デッドマン [DVD]
デッドマン [DVD] (JUGEMレビュー »)

別に「ブレイブ」と本作をジョニデ繋がりで観た訳ではないのですが、結果としては彼が「ブレイブ」を世に出した理由も感じ取れた気がします。
シンプル過ぎるヤマなしオチなしイミなし流浪譚ながら、詩人ブレイクを知っている方には意味深いのかも。
星野通夫の「森と氷河と鯨」で見たハイダ族やトリンギット族を思わせる、アイヌに似た文様の集落……同化政策は祖先の魂を殺すのですね、非物理的な世界で。
静寂と、雨の船出の美しさが忘れた頃に沁みてきます。
紹介記事【2019.02.23】
ブレイブ [DVD]
ブレイブ [DVD] (JUGEMレビュー »)

ジョニデが監督と共同脚本に主演と、ミーハーなファンこそ必見ですね。笑
シンプル&ヘビーな本作、イギー・ポップやノーギャラ出演のマーロン・ブランドら敬愛する人物と撮った彼の気骨が詰まってます。
特に冒頭は二度観て、彼がアメリカ本国での公開を拒んだ心に思いを馳せては?
紹介記事【2019.02.22】
夢の階段 (新潮文庫)
夢の階段 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
池波 正太郎
本書の7編はデビュー作を含む現代小説で巻末の2編だけが時代小説、しかも全編が本書初収録。
現代小説とはいっても昭和で言えば29〜36年、著者が31〜36歳の間に発表された戦後の気配が濃厚に感じられる「現代」。
いわゆる大物海外ミュージシャンの死後どっと出回る未発表音源みたいな、クオリティの心配は当然ながら無用です。
紹介記事【2019.06.15】
その男ゾルバ(特別編) [DVD]
その男ゾルバ(特別編) [DVD] (JUGEMレビュー »)

'64年の英米とギリシャ合作映画、英国育ちのスランプ詩人が屈強な男ゾルバと過ごしたクレタ島での日々が描かれます。
「無法松の一生」の三船敏郎を思わせるゾルバの心情も、目を疑うような島の人々も音声解説なしでは理解し難いかと。
対照的な二人の男のエンディングは、ジワリと胸に残ります。
紹介記事【2019.01.30】
【2019.01.31】
波乗りの島―ブルー・パシフィック・ストーリーズ (1980年) (角川文庫)
波乗りの島―ブルー・パシフィック・ストーリーズ (1980年) (角川文庫) (JUGEMレビュー »)
片岡 義男
僕が初めて手にした著者の小説であり、著者の初期短編集でもあります。
ハワイイに住む青年サーファー、バリー・カネシロを主人公にした連作5編を収録。
写真の佐藤秀明との巻末対談も含め、失われゆく最後の輝きを僕は感じました。
紹介記事【2019.04.24】
 (JUGEMレビュー »)

作者の他作品を読んだ記憶は曖昧ながら、その時に思った(あんま上手くないな)という印象は何だったのやら。
サイバラ風でも四コマでもなく、ストーリーの組み立てもシッカリしてるしコマの流れも自然だし。
洒落にならない裏話も飄々としたキャラに救われます、男性も一度は読んでみましょう。
紹介記事【2019.05.12】
サムウェア・ディープ・イン・ザ・ナイト
サムウェア・ディープ・イン・ザ・ナイト (JUGEMレビュー »)
スウィング・アウト・シスター
ヒット曲を連発してた90年代を過ぎ、'01年にリリースされた本作は妥当というか順当な仕上がり。
ブレずに焦りも無理もなく、エレポップの衣を脱いで一層60年代ソウルやバカラック温故知新をアダルトに昇華。
気に入った曲だけ摘まむんじゃなく、一枚として聴くべき。
紹介記事【2019.06.18】
 (JUGEMレビュー »)

こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
クルドの星 1~最新巻(文庫版)(中公文庫) [マーケットプレイス コミックセット]
クルドの星 1~最新巻(文庫版)(中公文庫) [マーケットプレイス コミックセット] (JUGEMレビュー »)
安彦 良和
「機動戦士ガンダム」のキャラでお馴染みの作画家による漫画ですが、中東の少数派クルド人を描いてるレアさでオススメに。
もっとも「これからだ!」オチは、日和った編集の強制打ち切りか?
トルコの“土くさい人々”に惹かれた結果が何故かクルド視点、でも本作同様に何一つ解決してないんだよね現実も。
紹介記事【2019.05.06】【2019.05.30】
ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA)
ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA) (JUGEMレビュー »)
篠田 節子
副題に「篠田節子SF短編ベスト」とあるけど、どんな類いのSFなのかがまったく伺えない、鯨幕というか昔のVIVA YOUみたいな表紙カバーが斬新。
巻末解説によると、著者は20余年のキャリアを持ち一般にはジャンル横断作家と認識されているそうで。
アニメ化されそうなハードSFから昭和ジェンダー恨み節、エスノ土着オカルトを経て超高齢化+正論社会の果てまで心刺しまくり。
紹介記事【2019.03.26】
 (JUGEMレビュー »)

本作は明治から昭和にかけて親しまれた、泉鏡花の“三大戯曲”をコミカライズした作品集です。
単行本化に際して描き下ろされたオマケ漫画+原作者の略歴や作品解説&文庫描き下ろしオマケ漫画と人形師による解説も収録と、これまで鏡花文学に触れて来なかった僕には有難い仕様。
人形師の一文が印象深く、100年近く前の物語にハッとさせられるのは人間に進歩などないからかも?
紹介記事【2019.04.13】
ざ・ちぇんじ 全2巻 完結セット(白泉社文庫)
ざ・ちぇんじ 全2巻 完結セット(白泉社文庫) (JUGEMレビュー »)
山内 直実,氷室 冴子
平安期の古典文学「とりかえばや物語」に基づく氷室冴子の小説をコミカライズした本作、氷室冴子も古典文学も完全スルーでしたが予想外の面白さにビックリ!
男勝りな双子の姉×病弱が故に女君として育った弟、姉は男装のまま御所に入内&弟も女官で後宮入り?
見事な風呂敷の畳みっぷりと、千年前のラブコメでLGBTを先取りのエキゾチック・ジャパンは未見なら是非!
紹介記事【2019.04.30】【2019.05.29】
ヒート [DVD]
ヒート [DVD] (JUGEMレビュー »)

ロバート・デニーロvs.アル・パチーノ、この豪華共演が「午後のロードショー」で掛かるとは!
マイケル・マン監督が脚本も手掛けており、適度に緩急を付けながら3時間近く視線を釘付けにします。
まぁ「似た者同士で対照的な立場」という月並みな設定ではありますが、改めて映画は筋書きだけでは分からないなと。
紹介記事【2019.05.28】
フロントミッション サード
フロントミッション サード (JUGEMレビュー »)

遂に全ルート攻略完了、しかし未だ引継ぎ要素は完クリ出来ずボリューム満点!笑
シミュレーションRPGって得意ではないけど、PS2の後継作「FM4」と本作は別格です。
紹介記事【2019.05.26】
PURPLE RAIN (DELUXE) [2CD] (2015 PAISLEY PARK REMASTER, PREVIOUSLY UNRELEASED TRACKS)
PURPLE RAIN (DELUXE) [2CD] (2015 PAISLEY PARK REMASTER, PREVIOUSLY UNRELEASED TRACKS) (JUGEMレビュー »)
PRINCE & THE REVOLUTION
'84年の大出世作&未発表曲集のダブル・リマスタリング作。
同世代では(プリンス=キモい)でしたが、自ら「King of Pop」を名乗った生前のMJより全てが革新的でした。
ソウル/ファンクを抑えたロック・ハードな「パープル〜」と、前作に近いエレ・ファンク中心の未発表曲集なので万人受けしないのは当然だけど本物の「Prince of Pop」は明白よ?笑
紹介記事【2019.05.09】(Disc 1)
紹介記事【2019.05.17】(Disc 2)
ルパン三世 ルパン vs 複製人間 [DVD]
ルパン三世 ルパン vs 複製人間 [DVD] (JUGEMレビュー »)

観たのはTV放映でした、でもどこカットしたかも分かるので。
もはや脱ルパンした立場で多くは語りませんが、アニメ版ルパンの最高傑作です。
本作後の脳マモーが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」のエゴになる件とかは誰か考察してください、ただ政治ナンセンス的なあのオチは「ルパン三世」が生まれた60年代末の土壌を意識していたのではないかと。
観る度毎に、頭でっかちに神を夢みたマモーの涙が沁みてきます。
紹介記事【2019.06.03】
エクソダスギルティー (通常版)
エクソダスギルティー (通常版) (JUGEMレビュー »)

異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

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最近読んだ本
ルシャッド・フィールド(著)、山川絋矢+山川亜希子(訳)「見えない道 ―愛する時、そして死ぬ時―」

先日ようやくの再読を果たした「ラスト・バリア」に、よもや続編が存在していようとは!…偶然にAmazonで本書を見付けてビックリ、そして送料込みで¥327という破格に二度ビックリ。
それで「ラスト・バリア」を検索して(こちらは同じく¥656)、2冊同時に入手したのでしたが…実のところ、本書の方には大して期待していなかったのです。
だって、もうスーフィーの話じゃない事は短い紹介文から分かっていましたから…しかし今になって思えば、著者はスーフィーの教えによって一種の悟りを得た訳ですから別にイスラム世界にいなくても意識は継承されているのでしょうね。

前書の後にイギリスへと帰国した著者は今回、先ずメキシコ先住民の村でシャーマンの呪術を被ります…そしてハミッドがかつて見せたような玉子を用いたヒーリングを契機に再びトルコへ行き、師と2年ぶりの再会を果たすのでしたが。
著者はハミッドの旧友を訪ねるべく故国に戻り、その“典型的なイギリス中年女性”の許で暮らしていた懐かしい女性と恋に落ちました…前書で青い毛糸を手に絡めて泣き叫んでいた、あの謎めいた女性ヌアです。
ただし本書はロマンチックな展開へと流れる事なく、エリザベスの旧友でウェールズに住むジョンから学ぶべく彼女と共に向かうのです。

エリザベス曰く“ガンで死にかけていて”“死ぬ準備のできている唯一の人”であるジョンと会うのは本書の半ば…そこから著者とヌアは、彼が目覚めたまま死へと至るまで愛と生と死について学んでゆくのでした。
ジョンと著者の師ハミッドに面識はありませんが、スーフィーの“霊的指導者”たちと同様にヘビースモーカーである事に著者は面食らいます…聖人たる者タバコどころかアルコールも肉食もしないイメージだったんですね、まぁ原著が出版されたのは'79年ですし?
その古さを思えば、時折「聖なる予言」など90年代のスピ本を連想してしまうのも仕方ない気がします。

様々なスピリチュアル・メソッドの原型となった可能性を思えば、そのような目的ならより実践的で洗練された本は沢山ある筈です。
しかしながら物語として、とある人物の体験記としては前書に劣らず読むに値する一冊だと僕は思いますね…まぁ途中でダレて他の小説を読んだりもしましたけども、最終章の美しさは是非とも御一読を薦めます。
しかし山川夫妻のサイン入りで、文中に赤鉛筆で傍線を引いた本を売った最初の購入者の気が知れませんよ…サインはともかく、文面に手を入れておいて売り払うとは(恥を知れ!)と。
本書は'99年の初版で、版元は前書と同じ角川書店。


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以下、個人的メモ。

「自分には完全にわかっていると思う時は、まずまちがいなく私達は何も知らないのだ。私達は真実のほんの一部しか知ることはできない。実は、真実だと思うものを作り出しているだけだ」(p.26)

「人生そのものが師であると認める勇気を我々が持った時、一瞬の中に宿る永遠の真理は、偉大な書物に書かれている知識や、聖地に保存された知恵から得ることができるのだ。問題は、旅をしたり本や聖書で勉強しても、君自身の内的体験なしには意味がないということだ(中略)誰も他人の喜びや苦しみを感じることはできない。自分はわかると考えることはできるが、考えるということは、私達一人ひとりの中に存在するものを限界づけてしまうまずい愚かなやり方だ。このことは多分、君をがっかりさせるかもしれない。特に、君が自分自身の内なる現実を直視できず、他の人の現実を追いかけずにはいられない場合にはね」(p.28)

「君が泳ぎを習ったとしても、海は常に変化している。だから、ある意味では、泳ぎも又、違ってくる。水の状態に合わせる必要があるのだ。海は同じでもその表面は常に変化している(中略)だから何回そこを訪ねようと、どれだけ理解が深まろうと、新しい気づきやさらなる理解を得ることができる」(p.28)

「マリアはキリスト教徒の間でもイスラム教徒の間でも、同じように尊敬されているが、それはすべての宗教に共通する霊的な真理に基づいているからであり、単なる偶然ではない」(p.38)

「すべてのものは本質を宿した形ではあるが、それ自体は器にすぎない」(p.41)

「旅はいい体験だし楽しいけれど、あなたが探しているものは結局は、自分の部屋から一歩も出ずに見つかるということを、そろそろあなたもわかる頃なのよ(中略)世界中の人間の数と同じだけ、神への道もありますからね」(p.48)

「何かを説明するのが難しいと感じる時は、よく見なければならないことが必ずあるものです」(p.66)

「ねたみ、怒りや恨み、そしてプライドの壁です。この三つの問題について、自分がどの程度であるか注意深く調べれば、私達が何につき動かされているのか、また、私達が真実を聞き、見るのを妨げているものは何か、わかってくるでしょう」(p.66)

「ねたみは、私達が普段考えるよりも、ずっと微妙なものです(中略)ねたみは、私達自身のものではないもの、現実ではないものを、私達に追わせます(中略)だからどんな状態にあっても、他の人を真似してはいけません。自分自身の本当のものを持ちなさい。そうすれば、他の人に与えるための真実を持つことができます」(p.66)

「どれほど、私達は他人や自分の置かれた状況を恨んだり怒ったりしているか、よく見てください。私達は何かをいつも変えようとしていませんか? そして、変えることができないとわかると、私達はそれを恨むのです(中略)怒りや恨みは、自分には変える権利がないのに何かを変えようとすることから起こります。そして、これは他の壁と同様に、私達が自分の人生で受けたショックによって、引き起こされます」(p.67)

「プライドは(中略)自分は何かの点で特別だという思いと関係しています。そしてその思いは無知から来ています(中略)ショックを受けたために、私達は自分を守ろうとして傲慢になります」(p.70)

「自分が何してるのかわかるまでは、いわゆる『修行』をする時はそれだけをしなさい。さもなければ、よく食べ、よく眠り、よく愛し合いなさい」(p.75)

「この美しい世界にいながら、体の中に住んでいないんですもの。考える、考える、この人達がやっているのはそれだけ。彼らは体の中にまったくいないで、頭の中にいるのよ」(p.76)

「みんなこのいまいましい性的魅力のとりこになって、これが愛だと思い込んでしまうのよ(中略)セックスは愛の表現であることもあるけれど、ほとんどの人は、愛の意味をまったく考えずにベッドに飛び込んでいます(中略)でもこの話題は、私のところにアドバイスを求めにやって来たのに、実は自分の混乱した考えに同意して欲しいと思っている人達と議論するテーマの一つなのです。精神分析医の長椅子とアシュラムの半分は、本当に変わる危険を冒す気がなくて、ただ気持ちよくなって安心したいだけの人達で占められているのよ」(p.79)

「こうしたお互いをつないでいる線は磁力だけでなく、多くの人が言っているように電磁波とももっと関係していると私は思っています。イギリスではこの線はレイラインとして知られているのに対して、中国では龍脈と呼ばれています(中略)今、このラインは眠っていて休止状態にあり、その存在を人々は認める必要があります。ちょうど、女性が認められる必要があるのと同じよ。でもこのラインを生き返らせることができるのは愛だけであり、私達が個人、欲、悲しみの壁をのり越えて、真実の世界に入ってゆくのも、愛によってのみ可能です」(p.88)

「自分の動機が何か必ず疑ってみることと、自分がやると言ったことはきっちりとやり遂げることだ。なぜなら、自分のした約束を破ったり、自分の道からはずれたりする時は、その理由が何であれ、君は少しずつ意志を失ってゆき、ついには、あるべき時にあるべき行動を選び取る能力を失ってしまうからだ」(p.115)

「朝の早い時間は信じられないほど特別ね。夜の思いが眠りに入って、昼間の思いはまだ完全には目覚めていない時間よ(中略)『夜明けにその日のすべてが含まれているように、神の息吹にすべてが含まれている』(中略)七−一、七−一というリズムは明らかに音楽のオクターブと関係があると思う(中略)このリズムはまたバイブレーションの波を生み(中略)すべてを形成する世界を作っている。すべては、バイブレーションの速度の違いだけなのだ(中略)物事のバランスと調和を保っているのは、私達人間が知っている音楽のオクターブだと」(p.119)

「中にはよく知っているものもあるだろう。しかしいずれにしても、初めてだと思って聞くことが大切だ。そうでないと君の頭は比較し始めて、効果が限られてしまうからだ(中略)一つの考え方を別の考え方と比較しようとしたか、または自分には理解できないと感じていたからだ。比較はできっこないし、自分には理解できないと思うのは馬鹿げている」(p.129)

「すべての音は私の耳に届くまで、それぞれ違う時間がかかっているので、それらを同時に聞くためには、私達が普段認識している時間と空間を超越することが必要である(中略)私達が見ていると思っているものは、すでに過去のものなのだ(中略)私達が知覚したものは、単なる過去のパターンにすぎない」(p.133)

「決して考えてはいけないよ。そのかわりに、思考を利用するのだ。思考はエネルギーの形であり、君の役に立って、君の目を多くのものに開かせてくれるだろう」(p.134)

「その思念(おもい)は播かれる必要がある(中略)思念(おもい)の種が播かれた後、我々が受け身の状態でいて、もしそれで何か育ったら、それこそ奇跡だろう。桃の木と同じように、本当に役に立つものに育てるためには、思念(おもい)を意欲的に世話しなければならない」(p.136)

「意識的であろうと努力しすぎると、君はただ思念(おもい)ではなく、観念を養い、エゴを育ててしまう。実際にできることは、犠牲と降服を通じて、神のよりよき道具となることだけなのだ」(p.137)

「我々人間が進化の過程で決定的な役割を演じており、我々の努力と我々自身の意識のレベルに応じて、その進化は意識化する(中略)意識的なセックスは、子供を孕もうと孕むまいと、進化それ自体に直接影響を与えるある種のエネルギーを放出する」(p.137)

「私達こそが、無知から、自分やまわりの人々の人生の設計図を傷つけているのだ。私達こそが、大地の生態系を破壊しているのだ。私達こそが、自分で勝手に本を書いて、善悪の概念を作っているのだ。しかも、もし私達が完全であることを受け入れれば、瞬間の中に宿る無限の可能性を邪魔せずに、意識的に運命の展開に参加することができるのだ」(p.161)

「真のヒーリングとは、症状を治すことではなく、原因を治癒することだ」(p.167)

「ラジオニクスであろうと、他のどんな形のセラピーであろうと、どれもあるレベルまでしか、効果はない(中略)ともかく、その人が良くなることが正しいことではない時もある」(p.168)

「ダルウィーシュの人達は、肉体を捨てる前に幻想を捨てたことを現すために、墓石を形どったこの帽子を被るのだよ。ダルウィーシュという言葉は、文字通り、『しきい』を意味している」(p.227)

「それは時間を超えた状態でありながら、その中にすべての時間を含んでいた。彼は、死と受胎は同時だと言っていた(中略)死について感傷的になるのは、何と愚かなことだろうか(中略)源へと戻る魂の旅は、感傷的な旅ではないのだ。感傷とは、頭脳が自らと、自らが作り出した幻想を守るために、作りたがるものなのだ」(p.234)
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    | books | 2017.10.24 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |









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