おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
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こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】

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最近みたDVD
「星の旅人たち」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

'10年のアメリカ/スペイン合作映画で、原題は「THE WAY」…「ロクスベリー・ナイト・フィーバー」で何故か執拗に茶化されてた、あのエミリオ・エステベスが製作・脚本・監督と主演じゃないけど出演もこなしたロードムービーです。
僕が興味を抱いたのは、本作が「星の巡礼」同様サンティアゴ・デ・コンポステーラへの旅を描いている事と実話じゃない事でした。
ただ、Wikipedia情報によるとエミリオの息子&実父マーティン・シーンのスペイン旅行が製作のきっかけだそうで…息子は巡礼路の途中で出会った現地の娘と恋に落ち、スペインに移住して結婚したのだそう。

エミリオ演じる一人息子ダニエルをピレネー山脈の嵐で失った父トム(マーティン)は、息子の遺志を継いで聖地巡礼を決意…遺されたリュックを背負い、彼の巡礼手帳を完成させる為。
旅路の各所でスタンプを押してゆく巡礼手帳は、さながらご朱印帳のコンパクト版…フランス警察のアンリ警部は既に3度も往復し、退職したらまた歩くと聞いたトムは息子の発ったサン=ジャンから旅に出ます。
起点の町は2〜3あると聞きますが、前に写真集で見たままの景色は郷愁のような錯覚を起こさせますね…息子が死んだ場所に遺灰の一部を撒き、無事にピレネーを越えてスペイン入り。

最初に出会ったオランダ人ヨストはダイエット目的で歩き、次に出会うカナダ人サラは禁煙の覚悟で…彼女は「団塊世代はiPodにジェームス・テイラーを入れて懐かしがってる」と辛辣ですが、まさか彼の歌を流す伏線だったのかぁ〜?笑
三番目に知り合うアイルランド人の作家ジャックは、執筆のスランプから脱却すべく路上の人に…やたら兆しを読もうとする様子は、なんか近頃の自分を見てるような気もしてきました。
実際、彼は「星の巡礼」を引き合いに出してましたね。笑

でもまぁトムは打ち解ける気のない頑固者ですし心に余裕なんてない旅ですから、次第にギクシャクし始めて。
ヨストのだらしなさといい、自己嫌悪を周囲に投射してるサラも己の空虚さを教養で覆っている皮肉屋ジャックも一緒にいたくはないタイプ。
でもね、実は普通の「ありきたりな人」なんて存在しないんだよね…旅路で誰もが口にする、そしてエンドロールの最後にも記されていた「ブエン・カミーノ(BUEN CAMINO!)」を直訳すれば「よき道を」。
あらゆる景色の美しさに、しみじみと見入りました。


長くなったので、ここで一旦切ります。

途中、トムのリュックを盗んだジプシーの少年を連れて彼の父親が謝罪に来るシーンが不思議と印象に残っています…“息子の行為は仲間の恥で済まされない”と一同を内輪の宴に招き、トムに“バルカの聖母”と呼ばれるムシーアの聖堂まで行って遺灰を海に撒くようアドバイスするのです。
何故なのかは語らないのですが、妙な説得力があるんですよ。
コンポステーラ大聖堂で別れる筈が結局4人でムシーアの海岸まで行き、トムは大西洋の波しぶきに洗われる岩に遺灰を撒くのでした。
ま、あの迫力ではギリギリの距離でしたね…意地でも海に撒こうとしたら、自分も海の藻屑ですから。笑

呆気ない終わり方でしたが、それもまた旅らしいか。
まぁ一番の感想は(マーチン・シーン、またえらく老けたな…)でしたけど、息子でエミリオの弟であるチャーリー・シーンと混同してたと後から気付きました。笑
因みにトムの眼科助手ドリーンを演じたレネー・エステベスもマーティンの娘で、マーティンのアシスタントにクレジットされていたカルメン・エステベスも身内っぽいね…あと謝辞のラモーン・エステベスもエミリオの兄弟で俳優だそうだけど、単に名前を挙げたかっただけでは?
あとキャル役ウィリアム・ホールデンって、同姓同名の別人ですよね。
ジェームス・テイラー以外には、コールドプレイアラニス・モリセットの楽曲も使用されてました。

30分近い特典映像は、3名への単独インタビューが各7〜9分ずつ。
先ずは主演のマーティンからで、孫にあたるテイラーとの旅は3週間しか時間の都合が付かずにレンタカーで回ったそう…で、帰国して“我々が撮るべき物語だ”と息子のエミリオを口説いて映画化に。
トムが遺体袋の息子を確認する場面では、エミリオ本人が入っている事を知らなかったので本当に驚いていたらしいです。
“親にとって最もつらいのは――子供に死なれることだ”とは、僕も親父から言われた事がありますね…涙目で言われたからもらい泣きしちゃったけど、まだ僕は死にそうもないし俺らナニ泣いてんだ状態に。笑

サンティアゴの大聖堂は撮影の2日前まで許可が下りず、ドキュメンタリーやニュース映像を除けば特例的に商業映画で最初のロケとなったとか…禁止になった原因は、大聖堂前でCM撮影をしてサッカーボールが300年前のステンドグラスを割ったせいなんだって!
“エミリオは巡礼後の行動を役者に任せた”そうですけど、Wikipedia情報では“「地の果て」を意味するフィニステレさらにはムシーア(Muxía)に向かう道”フィニステレの道は巡礼を終えた巡礼者が最終的な目的地として訪れる事が多いのだとか。

エミリオへの一問一答では「過去にマーティンが駄作に出演したのはキャリアよりも家族を養うため」だったそうで、俳優としての名声よりも家族を優先に考えてくれた父への感謝と敬意がこもってました。
カメラを回す時に実際の巡礼者たちとエキストラ契約を交わした辺り、如才ないというよりも誠実そうな話しぶりが印象に残りました。
エミリオいわく、ジャックの役どころは「オズの魔法使い」で言えば“脳みそを探す かかしだ”そうで…サラは“心を探すブリキ男”、ヨストがライオンでトムがドロシーだって!
確かに何か象徴的なキャラ造形だとは思いましたが、ベタベタじゃん?笑

プロデューサーのデヴィッド・アレクザニアンへのインタビューは短めで、ラスト4分はアウトテイク。
エミリオから「ドキュメンタリー風ゲリラ撮影で」との提案があり、撮影隊も細かく移動しながらだったそう…って、それじゃ劇場版「路線バスの旅」みたいだったのかなぁ?
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    | cinema | 2018.12.03 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |









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