ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
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おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
エクソダスギルティー (通常版)
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異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

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最近読んだ本
宮城谷昌光「重耳 (上)」

重い耳と書いて(ちょうじ)、このタイトルで僕は「耳袋」的な志怪を連想したのですが全然ちがって古代中国を舞台にした歴史小説なのでした。
初版'93年の講談社刊、全3巻の“書下ろし長編小説”だそうなので中巻と下巻があるのでしょう…でも本書は、図書館の「ご自由に」コーナーに置かれてあったのを持って来たのです。
自分の読み終えた本を置いて、上巻だけの本書と交換してきたんですね…バラッと見た感じでは少し堅苦しい印象もしましたけど、とりあえず(面白かったら続きは買っても好いか)と思って読み始めたのでした。
結論としては面白いのですが、続巻を買うかは微妙。

前に読んだ武侠小説を思わせる、中原に覇を唱える武将たちの痛快活劇…というよりは、やや俯瞰気味に一国の戦況を描いてる感じ?
といっても表題の主人公が初陣を飾るのは終盤ですし、いわば本書は彼が上がる舞台の地ならし的な内容なので仕方ないのかも…周という国の凋落から東周や晋といった類縁の国々が並び立つ春秋戦国時代へと突入し、曲沃という辺境の地に封ぜられ200年を経た小国の称という主を軸として本書の物語は展開します。
とはいえ称の息子たる次代君主や重耳の兄2人に関して多くの紙数を割かず、末孫の重耳へとバトン・タッチされていくのですけど。

まぁ実際、3巻に亘る大河長編ともなれば導入部も長くなろうというものです。
それと中国の歴史に疎い読者には、武王や成王といった称号(おくり名)の慣習やら周王室との血縁関係など特異な文化や社会構成への前置きが必要ですからね。
まぁそういう説明をされても話が進むと混乱してきますから、いきなり重耳の活躍から筆を起こされていたら訳が分からなかったでしょうね…というか個人的には、そういったB.C.1,000年頃の中国に関する解説に強く興味を惹かれました。
逆に言えば、続巻は重耳の活躍が主体で解説はなさそうですし…だったら買う程でもないか、という気が。

とはいえ話自体も戦国物としては面白いんですよ、ただ主役が登場しても第三者視点から描かれていると歴史絵巻っぽく感じられて。
周の武王から黄河支流にあった唐の地を与えられた叔虞は晋を建国、約200年後に周が滅亡し東周の建国を助けた晋の文候は西方の覇王となります…次王の昭候は伯父の成師を晋都の翼から南方の曲沃に封じますが、昭候の暗殺から曲沃と晋は敵対し成師の孫である称候の時代へと至ります。
晋は東周の後援を得てはいたものの、翼の主家は晋室と呼べない有様だったようで…いわば東周の西国に過ぎない晋の内紛が続き、重耳の働きで遂に翼は陥落。

しかし重耳は三男坊ですから、目立ってしまって2人の兄に疎まれそう…おそらく次巻では曲沃を追われた重耳&忠臣の旅路が描かれるのでしょう、彼の名が初めて記される本文の25ページ末にも“長くつらい流浪のすえに、中国全土に覇をとなえる英主となる”と書かれてありますからね。笑
一人称視点ではないので重耳に感情移入してハラハラドキドキって感じじゃないし、中原の勢力図が書き換えられていく様子を高みの見物で残り2巻も楽しめるかな?って思うとなぁ…やっぱり続きは知らなくても好いや、もし気になってきたら購入するだろうけど。


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    | books | 2019.05.10 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |









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