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鉄人社編集部「人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編」
'19年の鉄人文庫、鉄人社という出版社は本書で初めて知りました…文庫のラインナップとしてはコンビニや駅の売店に並んでそうな、感じとしては「ムー」と「ブブカ」の中間的な雑学系がメインみたいですね。
まぁ雑学本って(企画と構成が決まればググるだけ)という気もしますけど、活字媒体の斜陽期に敢えて創業した新興出版社だとしたら応援したくなりますよ。
本書もまぁ、有りがちだしお手軽ながら手に取りたくなる企画ですね…図版入りで年代別にまとめたコンパクトさには見辛いという批判もありそうですが、誤植の少なさは校正がしっかりしている証拠でしょう。
Part1は60〜70年代編で、取り上げている24作品はアニメや特撮のTV版で知っていても原作漫画は存在すら知らなかったり…Part2の80年代編20作品とPart3の90年代編22作品も、タイトルは知っていたけど(そんな話だったのか)という作品ばかりでしたよ。
00年代編のPart4は33作品も取り上げていて、読んだり観たりしたタイトルも少なくはないのですけど最終回まで知ってた作品は1つもなく…10年代編のPart5で挙がっていた15作品には海外ドラマも含めて有名な実写物もあったんですけどね、やっぱり僕が知っていた最終回自体は結局1本もなかったのでした。笑
本当にね、マイナー作品ばっかり取り上げているって訳じゃないんですよ?…それこそ近年の実写ドラマでは「デスノート」や「半沢直樹」に海外の「LOST」など、超メジャーなタイトルと言えるでしょう。
って、僕は観た事ないけど。笑
まぁ「デス〜」は原作漫画を最終回まで読んでたので、ドラマ版のドイヒーなオチにはトラウマじゃなく半笑いでしたが…全体的にドイヒー最終回は急な打ち切りのせいなんですね、そりゃあ作者や制作スタッフではどうしようもないわな?
作者や役者の逮捕や急死といったアクシデントは、内容とは別の意味でキツかったファンもいたでしょう。
(下段に続きます)
補足:amazonのレビューには「実際の最終回とは異なる記述が多々みられる」的な意見も見受けられますね、単なる見解の相違ではなさそうですが・・・?
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00年代編のPart4は33作品も取り上げていて、読んだり観たりしたタイトルも少なくはないのですけど最終回まで知ってた作品は1つもなく…10年代編のPart5で挙がっていた15作品には海外ドラマも含めて有名な実写物もあったんですけどね、やっぱり僕が知っていた最終回自体は結局1本もなかったのでした。笑
本当にね、マイナー作品ばっかり取り上げているって訳じゃないんですよ?…それこそ近年の実写ドラマでは「デスノート」や「半沢直樹」に海外の「LOST」など、超メジャーなタイトルと言えるでしょう。
って、僕は観た事ないけど。笑
まぁ「デス〜」は原作漫画を最終回まで読んでたので、ドラマ版のドイヒーなオチにはトラウマじゃなく半笑いでしたが…全体的にドイヒー最終回は急な打ち切りのせいなんですね、そりゃあ作者や制作スタッフではどうしようもないわな?
作者や役者の逮捕や急死といったアクシデントは、内容とは別の意味でキツかったファンもいたでしょう。
(下段に続きます)
補足:amazonのレビューには「実際の最終回とは異なる記述が多々みられる」的な意見も見受けられますね、単なる見解の相違ではなさそうですが・・・?
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中には鬱展開を売りにしたPCゲームなども挙げられてましたが、こういうのは買うなり視聴するなりした側も了解や期待があっての鬼畜なオチだからなぁ…予想以上に救いのないオチだったからってトラウマ呼ばわりは、また違うような。
意味不明すぎる最終回、強引すぎる最終回…ドラマやアニメの脚本家が何を考えてたのか理解出来ない、そういったパターンはトラウマと呼ぶに相応しい気が。
漫画の場合は作者のブチギレや投げ出しパターンからのドイヒー展開が傑作ですな、よくある夢オチ妄想オチは80年代以降に持ち出されると単に無責任な作品放棄としか思えませんが。
個人的に印象深かった最終回は、やはり子供の頃に熱中したアニメや特撮の原作に多いですね…しかし「サイボーグ009」のリブート作「RE;CYBORG」が'64年版の最終回をクライマックスの下敷きにしていた事や、原作漫画の「仮面ライダー」で1号がニセライダー軍団に敗北する展開が後のリメイク漫画に反映されていた事は感心しましたよ。
同じ石森章太郎の「人造人間キカイダー」、永井豪の「デビルマン」そして横山光輝の「マーズ」は漫画界トラウマ最終回ビッグ3ですな…逆に「釣りキチ三平」は、何でもお上頼みという発想が如何にも日本的で恥ずかしい限りですが。笑
可笑しかったのは'89年版の「おそ松くん」全キャラ+作者死亡オチと、'97年版の「ゲゲゲの鬼太郎」セクハラ妖怪ですね…それと実は頭に「疾風伝説」と書いて(かぜでんせつ)と読ませる冠が付いてた「特攻(ぶっこみ)の拓」も、連載時点で時代遅れなギャグだったのに最終回は完全にイカれちゃってたんですな?
アニメでは「ザンボット3」と「Zガンダム」が双璧ですけども、まさか「ガッチャマンF」が全滅EDだったとか「魔法先生ネギま!」がヒロインを火葬したとかも打ち切りじゃない最終回にしては悲惨過ぎる!
どうでもいいけど面白い、これぞ雑学中の雑学です。
| books | 2019.09.24 Tuesday | comments(0) | - |