最近みたDVD
「カムバック!」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)
久し振りにサルサ映画をチョイス、しかし本作は意外にもイギリス映画だったのね…'14年のニック・フロスト主演作で原題は「CUBAN FURY」、ヒロイン上司はクインシー・ジョーンズの娘ラシダ・ジョーンズ。
かつては妹とペアを組み各地でトロフィー総なめ状態だった天才少年ニックでしたが、全英制覇を目前にして「女みてぇ!」とボコられた時からダンス嫌いに。
それから数十年を経て、今や凛々しかった面影など微塵もない中年ニックに再びサルサの情熱が宿ります。
アメリカから来た新上司ラシダがレッスンを受けている姿を目撃し、恋心を諦めかけていた彼は一念発起!
若気の至りで“サルサは女の踊りだ”と啖呵を切った当時の先生を捜し当て、初級レッスンからやり直すまでが最初の30分…ムカつく恋敵の同僚にオイシイ所を持ってかれて自信を失うも、先生に焚き付けられたサルサのコラソンで昔の勘を取り戻す中盤の30分から一波乱あって終盤の30分へ。
色々と小ネタでも笑ったけど、80年代ジョーク好きなオネェ言葉のイラン人ゲイもコメディとしてはインパクト薄いですね…それよりダンス観ていてニヤニヤしてる自分に気付いた時が実は一番可笑しかったな、特にアクロバットな振り付けよりも激しいステップを見てると妙にウキウキで。
ラブコメにしても意外性はなく手堅い作りですし、パパイヤ鈴木の後に「踊れるデブ」なんて今更ですし…サルサ・ムービーとしても及第点ですね、もっと燃える映画があったと思うし?
だけど僕は満足です、ニック演じるブルースが人目を気にするよりも自分にとって大切な事を誇らしく思えるようになるストーリーもね…次第に自信が鼻についてくるのは玉に傷ですけども、そこは大目に見て。笑
どことなくマイルス・デイビスっぽい先生は「ジョン・ウィック:チャプター2」でホテル支配人を演じたイアン・マクシェーンでしたか、アリシア役YANET FUENTESはプロのサルサ&レゲトン・ダンサーなのね。
盟友サイモン・ペッグが駐車場で横切る運転手として一瞬カメオ出演、エドガー・ライト監督もスペシャル・サンクスの最後にクレジットされてました…Wikipedia情報によればニック自身が製作総指揮に名を連ねるだけでなく原案も書いていて、ひょっとしたらダンス振り付けもスタント抜きで踊れてたんじゃない?笑
ファニアのロゴがクレジットされてるだけあって、音楽はティト・プエンテにウィリー・コロンそしてスパニッシュ・ハーレム・オーケストラなどサルサ尽くし!
ちゃんと日本語吹替版スタッフがクレジットされていた点も、些細な事ながら個人的には好感が持てます。
それにしても「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は台詞を引用するだけでも許諾が要るとか、ブルースという名前には古いサクソン語で“茂み”や“垣根”という意味があるとか…本作の意外性は、むしろ意外なポイントにありました。笑
→〈サルサ〉関連記事
久し振りにサルサ映画をチョイス、しかし本作は意外にもイギリス映画だったのね…'14年のニック・フロスト主演作で原題は「CUBAN FURY」、ヒロイン上司はクインシー・ジョーンズの娘ラシダ・ジョーンズ。
かつては妹とペアを組み各地でトロフィー総なめ状態だった天才少年ニックでしたが、全英制覇を目前にして「女みてぇ!」とボコられた時からダンス嫌いに。
それから数十年を経て、今や凛々しかった面影など微塵もない中年ニックに再びサルサの情熱が宿ります。
アメリカから来た新上司ラシダがレッスンを受けている姿を目撃し、恋心を諦めかけていた彼は一念発起!
若気の至りで“サルサは女の踊りだ”と啖呵を切った当時の先生を捜し当て、初級レッスンからやり直すまでが最初の30分…ムカつく恋敵の同僚にオイシイ所を持ってかれて自信を失うも、先生に焚き付けられたサルサのコラソンで昔の勘を取り戻す中盤の30分から一波乱あって終盤の30分へ。
色々と小ネタでも笑ったけど、80年代ジョーク好きなオネェ言葉のイラン人ゲイもコメディとしてはインパクト薄いですね…それよりダンス観ていてニヤニヤしてる自分に気付いた時が実は一番可笑しかったな、特にアクロバットな振り付けよりも激しいステップを見てると妙にウキウキで。
ラブコメにしても意外性はなく手堅い作りですし、パパイヤ鈴木の後に「踊れるデブ」なんて今更ですし…サルサ・ムービーとしても及第点ですね、もっと燃える映画があったと思うし?
だけど僕は満足です、ニック演じるブルースが人目を気にするよりも自分にとって大切な事を誇らしく思えるようになるストーリーもね…次第に自信が鼻についてくるのは玉に傷ですけども、そこは大目に見て。笑
どことなくマイルス・デイビスっぽい先生は「ジョン・ウィック:チャプター2」でホテル支配人を演じたイアン・マクシェーンでしたか、アリシア役YANET FUENTESはプロのサルサ&レゲトン・ダンサーなのね。
盟友サイモン・ペッグが駐車場で横切る運転手として一瞬カメオ出演、エドガー・ライト監督もスペシャル・サンクスの最後にクレジットされてました…Wikipedia情報によればニック自身が製作総指揮に名を連ねるだけでなく原案も書いていて、ひょっとしたらダンス振り付けもスタント抜きで踊れてたんじゃない?笑
ファニアのロゴがクレジットされてるだけあって、音楽はティト・プエンテにウィリー・コロンそしてスパニッシュ・ハーレム・オーケストラなどサルサ尽くし!
ちゃんと日本語吹替版スタッフがクレジットされていた点も、些細な事ながら個人的には好感が持てます。
それにしても「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は台詞を引用するだけでも許諾が要るとか、ブルースという名前には古いサクソン語で“茂み”や“垣根”という意味があるとか…本作の意外性は、むしろ意外なポイントにありました。笑
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| cinema | 2019.10.29 Tuesday | comments(0) | - |