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「あきれたあきれた大作戦」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)
先日の「おかしなおかしなおかしな世界」に脇役で出てたピーター・フォークが'79年の本作では主役を張ってます…既にコロンボ時代真っ只中ですが、当時の印象よりは若く見えます。
本作はワーナー映画で、原題「The In-laws」は姻戚という意味なのです…W主演のアラン・アーキンはエグゼクティブ・プロデューサー兼プロデューサーで、監督はアーサー・ヒラー。
特典は「オリジナル劇場予告編」と「監督アーサー・ヒラー、ピーター・フォーク、アラン・アーキン他による音声解説」で日本語吹き替えなし…しかし不思議なもので、昔のコメディ映画も意外に可笑しいのね!
期待してなかったせいなのか、案外パクられてなかったのか…設定としては「性格が対照的な父親同士が親戚関係に」+「スパイ活劇」という、少なくとも今じゃありふれた感じなのに。
話は襲撃された現金輸送車からドル札の原版が奪われる場面から始まり、盗ませたピーターは仕事代の支払いが間に合わぬまま息子の結婚相手との顔合わせに。
そして原版の一部を、いわは保険としてその家に隠してしまいます…つまり裏仕事を依頼した組織に口封じされかけたら、隠した分で時間を稼ごうという作戦ですかね?
既に自分のオフィスは組織の者に見張られており、一計を案じたピーターは…?
(下段に続きます)
→「監督アーサー・ヒラー、ピーター・フォーク、アラン・アーキン他による音声解説」
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先日の「おかしなおかしなおかしな世界」に脇役で出てたピーター・フォークが'79年の本作では主役を張ってます…既にコロンボ時代真っ只中ですが、当時の印象よりは若く見えます。
本作はワーナー映画で、原題「The In-laws」は姻戚という意味なのです…W主演のアラン・アーキンはエグゼクティブ・プロデューサー兼プロデューサーで、監督はアーサー・ヒラー。
特典は「オリジナル劇場予告編」と「監督アーサー・ヒラー、ピーター・フォーク、アラン・アーキン他による音声解説」で日本語吹き替えなし…しかし不思議なもので、昔のコメディ映画も意外に可笑しいのね!
期待してなかったせいなのか、案外パクられてなかったのか…設定としては「性格が対照的な父親同士が親戚関係に」+「スパイ活劇」という、少なくとも今じゃありふれた感じなのに。
話は襲撃された現金輸送車からドル札の原版が奪われる場面から始まり、盗ませたピーターは仕事代の支払いが間に合わぬまま息子の結婚相手との顔合わせに。
そして原版の一部を、いわは保険としてその家に隠してしまいます…つまり裏仕事を依頼した組織に口封じされかけたら、隠した分で時間を稼ごうという作戦ですかね?
既に自分のオフィスは組織の者に見張られており、一計を案じたピーターは…?
(下段に続きます)
→「監督アーサー・ヒラー、ピーター・フォーク、アラン・アーキン他による音声解説」
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息子の義父となるアランが近くで歯科医を開業している事を思い出したピーター、言葉巧みにアランを説き伏せオフィスから原版を持ち出させますが…訳も分からずN.Y.の街中をヤバい連中に追い回され、怒り心頭の彼にピーターは「これは世界の破滅を救う任務だ」と明かします。
この作戦はCIAも危険過ぎると放棄したが、先進各国の原版を入手して借款を帳消しにしようと企む某国の陰謀は捨て置けない!と。
だけどアランの自宅に原版の残りが隠してあると知り、慌てて帰宅するも今度は財務省の車に追われる始末…逃げ場を無くした上にピーターから“捕まれば40年の懲役”と聞き震え上がり、言われるがまま飛行場へ同行。
ニュージャージーから隠れ家へ向かう筈が小形ジェット機でホンジュラスのティハダまで付き合わされ、着いた早々に銃弾ウェルカム!…米大使館に密告したら「ピーターはイカれてるのでクビにした」と言われて唖然、しかし暗殺者に気付いたアランは彼を助けて結果的に同行する羽目に。笑
後は将軍に面会して、原版と引き換えに2千万ドルを受け取ったら逮捕するだけ…ところが最初から殺す気だった敵の陣中で風前の灯火、銃殺寸前に大CIA部隊が到着したドサクサで500万ずつポケットに入れ結婚式へ!
初対面ではピーターを毛嫌いしていたアランも、最後は仲良くハッピーエンド。
いやはや、ピーターのスットボケぶりには観てる方まで騙されました…いえ彼が騙した訳じゃないんですよ、でも“すべては陰謀”だの“欧米諸国への中南米の経済闘争”だの言って「超インフレで中南米の目論見をチャラにする」なんて話が無茶苦茶なんだもの!笑
でも実際にCIAって誰も信じない計画を本気で実行するからなー、大体「探偵風のD・トレイシー」ってそりゃディックじゃんか!
最大の笑い所はジェット機内の台湾人オッサンがスッチーで緊急時の説明も中国語、更に出迎え議員の射殺という緊迫した場面も狼狽えるアランのジグザグ&腑抜けたBGMで台無し!笑
中南米のコロニアルなホテル内装と街並みは最高でした、アメリカ人にとっての中南米ってメキシコとはまた違うんだなぁ…カーチェイスお約束の「フルーツ屋台にドカン」も今の映画だとベタ過ぎるけど、この時代だからか妙に可笑しい!
そして将軍の水こぼしギャグと斬新な国旗にも大笑い、赤軍でクェーカー教徒ってのは開拓史ギャグかなぁ?…原版の報酬が千ドル札だったのも(あったっけ?)と後で調べてみたら'28〜69年まで発行されていたそう、他にも細かい仕込みでクスリとさせられました。
これはオーディオ・コメンタリーも観ておこうかな、そちらの方はまた改めて。
| cinema | 2019.12.10 Tuesday | comments(0) | - |