ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
紹介記事【2018.05.16】
おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
エクソダスギルティー (通常版)
エクソダスギルティー (通常版) (JUGEMレビュー »)

異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

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最近みたDVD
「ルーツ・タイム」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

'06年のジャマイカ×アルゼンチン合作映画で、いうなればラスタファーライ・ロードムービーですかね?
マイク片手にノロノロ運転で“ルーツなヴァイヴに乗って”田舎道を行くアナログ盤の移動販売車「ルーツ・ロック・レコーズ」、オーナー(?)運転手は白ヒゲのジャー・ブルでドレッドヘアの助手(?)はバブー。
このキャラだけでストーリーはあるようなないような、何ら成長も解決もカタルシスもなくて…一応「有名DJファーマー・ルーツの彼女を医者に連れて行く」というイベントは発生しますが、それも最後は如何に解決したのか明かされないまま終わっちゃうんだわ。

要するにラスタマンの姿をユーモラスかつ好意的に描いた、っていうだけの映画かもしれません…いや僕が理解出来ていないだけかもしれませんけれど、逆に言えば意味のある筋書きを排除したと解釈もし得る訳で個人的には新鮮でしたよ。
どこか沖縄辺りっぽい空気と草ぼーぼーな景色、カホンみたいなサムピアノ…頑なに病院ではなく薬草医に治してもらおうとするジャー・ブル、豚を毛嫌いするのもラスタ故なのですな。
DJファーマーが留守を任せたアイのオンエア現場が合間に挟まり、ハイレセラシエ生誕記念番組として板張りの狭いブースで入れ替わり立ち替わり生演奏が。

そしてラスタカラーのオンボロ車はマイク常時オンで後部座席のアナログ・プレーヤーでレゲエを流してみたり、車内でのバカ話や仕様もない口論も垂れ流しつつ村から村へ…有名DJを乗せても平然としてるし、連れて行くと言った割に薬草医ボンゴ・ビューの名前だけ頼りに森まで行けば人違いで更に2つ隣の郡へ。
彼女は腹が痛いの我慢してんだから、ファーマー・ルーツの望みどおり病院に連れてってやれよ!…と思うアナタはラスタマン失格といいますか、自分の価値観を脇に置かず虚構を非難する人は観ない方が好いよ?
映画としても穴が多く、そういう目では観るのはね。
(下段に続きます)


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まぁ実際、夜だから画面真っ黒とか(何の節約だよ!)とは僕も思いましたけど、本当は漆黒の闇でも映してたのかな?…夕闇の稲光は赤く染まるんだな、とボンヤリ思ったりしながら。笑
出演者は全員素人だったそうですが、監督兼脚本のシルベストレ・ハコビも映画制作の素人か?っていう位の撮ったまんま的なダレ感で気分はレイドバック…台詞のないエキストラも全員クレジットしてるけど、もしや“give us unconditional help”ってタダ働き?
まぁスペシャル・サンクスとスタッフもクレジットされてましたし、録音技師も含めハコビ姓も数名とかスタッフの身内動員が多め。

“ウールトン"ジャー・ブル"ハリスンを偲んで”って事は、お亡くなりになったのか…特典映像によりますと、ジャー・ブルとルイス"ファーマー・ルーツ"クリスティはキングストンで活動するレゲエ・ミュージシャンだそうで劇中曲も各1曲ずつ提供してます。
特典映像は4本を収録、レゲエというかラスタファーライを知るには観る価値があるかと…「監督来日対談 シルベストレ・ハコビ監督&三宅洋平(犬式a.k.a.Doggystyle)」が約10分で「ザ・ルーツ・オブ・ルーツ・レコーズ」は約20分、あとは約5分の「バブーとジャー・ブル」と約2分の「劇場版予告編」でした。

翌'07年の日本公開に先立って行われた「監督来日対談」は先ず“ラスタが現実と解離を起こしてる中で、少し滑稽な存在になっているような”世間の認識と、美化されたイメージのラスタファリズムやラスタファリアンに“自分たちの理想を押し付けがち”なアイコン化という外側の現状が指摘されます…同時に本作自体もまた現代のグローバリゼーション化したジャマイカでは有り得ない虚構として、飽くまで監督が理想とする70年代的なジャマイカン・ライフでありラスタファリアンの姿であり今なおラスタファリズムを貫く人々から愛される事を望んだ事が語られていました。

「ザ・ルーツ・オブ・ルーツ・レコーズ」は本作のメイキング映像で、初めて訪れたジャマイカで監督は知り合いもなく段取りも決めないままラスタのコミュニティに加わって脚本を詰めていったのだそうです。
主役のルーツ・タイム・カーこと50年代製のヒルマンを見出だしたのは監督とファーマー・ルーツ、それにペンキを塗り出したのはバブーことルウェリン・サムダ…彼女役ブレンダ"EK"フィンレイスンやラス役アイ・ラス・アムナ・アイ、農夫役ロバート・ジャレットらメイン・キャストに演技の基礎を教えて身のこなしや喋り方も監督がレクチャーしたのだとか。

バブーの住むリッチフィールドから撮影を開始し、みんなバブー宅で雑魚寝して、バブー自身は近所でカメラの充電係って人が好いなぁ…そして後半はボブ・マーリィの生地ナインマイルズで雨季(8〜12月)の土砂降りに悩まされつつ、車のパーツ交換も店まで40kmを村人に行ってもらったり色々と助けられていました。
当初の脚本にあった豚を乗せる場面は、豚がラスタにとって悪魔同然で“1ショットでみんな厭だと言い出し”仕方なく話を変更。笑
“真の薬草医は下町や高級住宅街には居やしない”、病院はバビロンだからダメだというラスタファリアンな発言も興味深かったな。

ラジオ局のシーンは、ファーマー・ルーツの属するペネトレイターズの練習場所を“キングストンではルーツな感覚の活きる貴重な場所”として利用してました…という事はラスタ文化が首都から消滅した訳でも、すべてが近代的なビル街という訳でもなさそうね?
ジャー・ブルの“困難に向かう時 人生は映画に似る”、“神に愛され 神を愛せよ”という言葉が心に残りました…カメラに“ワン・ラブ”を説くバブーの眼差しは、世界がラスタを誤解したがるのも尤もだなぁという気にさせられます。
実際、バブーは自給自足の畑暮らしを実践してるし。

「バブーとジャー・ブル」は主役2人の簡単なプライベート紹介、特に男手一つで3人を育てて今は独り暮らしというバブーのシンプルな生き様には感銘を受けました…若そうに見えて「映画は面白いね」と言っていた彼が、孫がいても当然の年齢で映画を知らずラジオ生活だったのは深いな。
ジャー・ブルは息子とレーベルを共同経営し、キングストンを拠点に活動するレゲエ・ミュージシャン。
一通り観て思ったけど、ラスタにとってのザイオン回帰とは帰属意識ともいうべき信仰心なのではないかと…その宗教化されていない自然な感情が、キリスト文化に夢を見させるのかも。
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    | cinema | 2020.01.15 Wednesday | comments(0) | - |













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