ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
紹介記事【2018.05.16】
おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
エクソダスギルティー (通常版)
エクソダスギルティー (通常版) (JUGEMレビュー »)

異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

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最近みたDVD
「ノー・サレンダー」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

'18年のエジプト映画、しかも2時間近い歴史アクション物で…といっても大昔にまで遡る訳ではなく、かの地にイギリス兵が駐屯していた時代が舞台という。
かつて「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」を観た時の(19世紀のイギリスが舞台で何故?)という疑問が、近代世界史への関心を抱かせてくれたんだよな…と思いながらチョイスした本作、無論フィクションですから歴史の勉強がしたかったのではなくて。
とはいえ「異色のアクション作」として観るのもオススメしかねますね、銃撃戦も格闘も迫力ありますがストーリー的には直球の反英映画でしかありませんし。

漁村で少女に暴行したイギリス兵2名、駆け付けた漁師3人に問答無用で発砲し各1名が死亡…現地警察に拘留された兵士と漁師を引き渡せと脅す英軍と警察の対立、最後は暴動に発展してめでたしめでたしと。笑
多くのエジプト人にとって今も元宗主国のイギリスを悪役にしたいのか、その辺の歴史認識を踏まえていればピンと来るのかな…しかも海外興行向けではないのか前置きなしに話が進みます、事情は追々見えてきますが日本の日常感覚で観たらほとんど理解不能かと。
登場するなり「お兄様」と呼ばない妹たちを即平手打ち、この主人公にブチギレる人は観たらダメよ?笑
(続きは下欄に)


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逆に言えば「お前の常識なんて世界は知ったこっちゃねーんだよ」と目を覚まさせさせてくれる、刺激に満ちた作品ではありますね。
荒井注似の地元警察ユーセフ大将、エジプトの警察署長は将校なのね…妹を挨拶代わりに叩くのも愛の深さ故か、唐突なバイオレンスに笑っちゃいましたけど。
地元じゃ英雄視される清廉潔白なマッチョのユーセフ、踊らないけどインド映画の主役っぽいですね…もう一人の主役、ふてぶてしい囚人エザットはユーセフの亡き父と友人で親代わり?
どうやら英軍から死刑宣告を受けたエザットを、ユーセフは警察署内に匿う口実として拘留してるようで。

エザットの罪状が「英軍の命じた対ドイツ戦を放棄した」という点から、また駐留英軍の装備からも第二次大戦直後かと思われます。
因みに主役級の扱いだったスコット・アドキンスなる俳優、終盤に肉弾戦を繰り広げる英軍の札付き“野獣”と思われますが見事に客寄せパンダ役なので期待して観たら後悔するかも。笑
英軍トップのアダム総督、イーストウッドっぽい相貌ですが英国人は老若男女を問わず鬼畜な本作の対英憎悪を一身に背負う切れ者な割に最期がショボかった…意外な活躍を見せるカベチョロのアスフォーラ、扱いこそエザットに劣るものの本国では人気役者では?

とにかく悪逆非道な英国人vs.ことごとく善なるエジプト人って、こんな馬鹿げた映画を他国に出しちゃうって大丈夫?…そこを気にするようなら海外リリースしないやな、マジで民度ヤバいと思われそうよエジプト。笑
仮に政治的な意味合いの対外アピールとか、民衆ガス抜き政策の幼稚さ暴露のためだとしてもね。
とはいえ個人的にはエジプトの家並みを映像で観られて満足でしたよ、特にアスフォーラがバルクールよろしく狭い路地の屋根伝いに英国軍を先回する場面ね。
それに不屈の精神と腕っぷし!というアラビア的イスラム的な倫理観も興味深かったな…唱和する神頼み頻度も、なんか非現実的で。

冒頭で女性の頬を張る主役、被害者少女が怯える理由が「一族の恥として父に殺される」から…ユーセフと心中する覚悟の部下たちは遺される身内を“神が面倒みてくれます”と言い、吊られる英雄に「アラーの他に神はなし」と唱え続ける群衆など見処いっぱいです。
ラスト20分で遂に「国を守れ!」と一斉蜂起のカタルシス、ここで国内の観客は天井にブッ放したりしてたのかな…イスラム世界って銃規制なさそうだけど、実際どうなんでしょうね?
そういえばイギリス人って、国教教会に祈ったりするのかな?…よく知らないけど、イメージとしては信仰心と無縁そうでもあり。

「ここはエジプトの神の土地だ、イギリスの神の土地ではない」、「英国政府の代表者が何だ?エジプト警察の私が従うのは内務大臣だけだ」…こういう「英国人は出ていけ」という作品が未だに作られてしまう辺りに当時の植民支配のマズさが伺えます、同様に英国支配を受けたインドの映画も絶対的な正義の男が無双する割には旧宗主国への悪感情は見えてこないよね。
勿論、たかが映画1作ぐらいでエジプトやインドを語るべきではありませんが。
おそらく第二次大戦頃までは力の支配が常識だったのでしょう、つまりGHQの間接統治を成功させたアメリカは歴史に学んだのね?
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    | cinema | 2020.02.13 Thursday | comments(0) | - |













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