最近読んだマンガ
奈知未佐子「妖精のネジ」
初版'03年の小学館文庫で、'91〜98年に発表された25本のショートファンタジーを収録しています。
プチフラワーが隔月刊だとしたら8年間の連載だったんですね、最初パラパラッと見た時は正直なところ地味な印象だったんですけど…デッサン力の高いデフォルメといい、時代に左右されない画風といい(こりゃあ只者じゃないな?)と。
何より小さい頃に読んだ絵本や紙芝居を思わせる、甘く切ないストーリーの巧みさね!…隔月とはいえ、僅かな紙数で過不足なく見せるクオリティを維持している点は地味にスゴいです。
その技量を感じさせず、サラリと読ませちゃうのも。
敢えて例えるなら立原えりか、いや毒のない星新一かなぁ?…笑い話にすら、どこか甘酸っぱさがあって。
しかし人の心って、軽く押されてもキュッてなっちゃうツボが意外と多いのね?
というか、この寸止め感がもう(いっそ泣かせて!)っていうくらいクるのです。
なので、あんまり一度に読み進められないもどかしさ…一気読みしたら心のツボ全押しされて悶絶しそうだけど、そんな甘い痛みに悶えたい!とも思えてきて。
うわ、我ながらキモいコト書いてるな…「泣けるぅ」でも「感動〜」でもないけれど、心がほぐれます。
無難すぎるかもしれませんが、個人的にはオススメ。
初版'03年の小学館文庫で、'91〜98年に発表された25本のショートファンタジーを収録しています。
プチフラワーが隔月刊だとしたら8年間の連載だったんですね、最初パラパラッと見た時は正直なところ地味な印象だったんですけど…デッサン力の高いデフォルメといい、時代に左右されない画風といい(こりゃあ只者じゃないな?)と。
何より小さい頃に読んだ絵本や紙芝居を思わせる、甘く切ないストーリーの巧みさね!…隔月とはいえ、僅かな紙数で過不足なく見せるクオリティを維持している点は地味にスゴいです。
その技量を感じさせず、サラリと読ませちゃうのも。
敢えて例えるなら立原えりか、いや毒のない星新一かなぁ?…笑い話にすら、どこか甘酸っぱさがあって。
しかし人の心って、軽く押されてもキュッてなっちゃうツボが意外と多いのね?
というか、この寸止め感がもう(いっそ泣かせて!)っていうくらいクるのです。
なので、あんまり一度に読み進められないもどかしさ…一気読みしたら心のツボ全押しされて悶絶しそうだけど、そんな甘い痛みに悶えたい!とも思えてきて。
うわ、我ながらキモいコト書いてるな…「泣けるぅ」でも「感動〜」でもないけれど、心がほぐれます。
無難すぎるかもしれませんが、個人的にはオススメ。
| comic | 2020.04.06 Monday | comments(0) | - |