最近聴いたCD
HAIM「SOMETHING TO TELL YOU」
相変わらず3姉妹してリンリン・ランランみたいな、アイドル時代のアグネス・チャンみたいな髪型ですな…しかも揃ってフィンガー5かジョニー・デップが演じたハンター・S・トンプソンを思わせるグラサンで、よく分からん姉妹だわ!
まぁ(チョイとイイ女)風情にも遊び心があるんだよね、露出過多なセクシー路線に走りがちな女性シンガーとは一線を画すビジュアルはOKです…最初に観たライブ動画のブルージーなサウンドと、1作目のトリッキーさとのギャップもまた個人的には面白かったし。
そりゃあバンドは音が全てと思わなくもないけども、解説書はあって欲しいわ。
前作はTSUTAYAで借りたから解説書なかったんですが、本作は図書館で借りたのでした…十代の頃は両親とクラシック・ロックのカバー・バンド「ロッキンハイム」を組んでチャリティー会場などで演奏してたそうで、彼女たちがフリートウッド・マック好きなのもその辺にルーツがあるのね。
父の影響で幼少時からドラムを学び、ベースの長女はUCLAで民族音楽を専攻したと知ると際立ったビートのセンスも腑に落ちます…また長女と次女はTHE VALLI GIRLSで先行デビュー、更に次女はジュリアン・カサブランカスらのツアー・ギタリストとして活動していた時期もあったとか。
3姉妹では地元L.A.のライブ・バンドとして6年、その後に制作したミニ・アルバムの音源がイギリスのラジオ局から注目を集めてフルアルバム「Days Are Gone」が大ブレイク…そんな素地があるからアメリカらしくない音になったのかもね、少なくとも僕にはクラブっぽいリミックスとの相性の好さがフェニックスやレイト・オブ・ザ・ピアに近い印象だったのです。
本作も音響系っぽい凝ったサウンド・デザインですが、本作の解説書でも名前が出てくるヴァンパイア・ウィークエンドってサン・シスコも影響を受けてたよな…ま、どんだけ関係してるかは分かりませんけども。
リズミカルな節回しの歌い方から、個人的にケイト・ブッシュを連想しましたけど似てるって気はしないんだよな…なんだろう、アクセントの込め方なのかな?
訳詞を読んでみたら、ほぼ全曲が恋人の関係で苦しんでいる的な感じで…そういう感情吐露っぽさが言葉の響きに表れてるのか、訳詞家の力量もあるでしょうけど理知的なニュアンスは大人の女性といった雰囲気。
楽曲自体のポップス・センスと曲毎に潜む何かしらハッとさせられる音のフック、曲作りに独特の方法論を確立させてるんだな…これは本作が、ではなく前作のユニークさが偶然の産物ではなかった事の確信です。
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→〈パンク・オルタナ系〉関連記事
相変わらず3姉妹してリンリン・ランランみたいな、アイドル時代のアグネス・チャンみたいな髪型ですな…しかも揃ってフィンガー5かジョニー・デップが演じたハンター・S・トンプソンを思わせるグラサンで、よく分からん姉妹だわ!
まぁ(チョイとイイ女)風情にも遊び心があるんだよね、露出過多なセクシー路線に走りがちな女性シンガーとは一線を画すビジュアルはOKです…最初に観たライブ動画のブルージーなサウンドと、1作目のトリッキーさとのギャップもまた個人的には面白かったし。
そりゃあバンドは音が全てと思わなくもないけども、解説書はあって欲しいわ。
前作はTSUTAYAで借りたから解説書なかったんですが、本作は図書館で借りたのでした…十代の頃は両親とクラシック・ロックのカバー・バンド「ロッキンハイム」を組んでチャリティー会場などで演奏してたそうで、彼女たちがフリートウッド・マック好きなのもその辺にルーツがあるのね。
父の影響で幼少時からドラムを学び、ベースの長女はUCLAで民族音楽を専攻したと知ると際立ったビートのセンスも腑に落ちます…また長女と次女はTHE VALLI GIRLSで先行デビュー、更に次女はジュリアン・カサブランカスらのツアー・ギタリストとして活動していた時期もあったとか。
3姉妹では地元L.A.のライブ・バンドとして6年、その後に制作したミニ・アルバムの音源がイギリスのラジオ局から注目を集めてフルアルバム「Days Are Gone」が大ブレイク…そんな素地があるからアメリカらしくない音になったのかもね、少なくとも僕にはクラブっぽいリミックスとの相性の好さがフェニックスやレイト・オブ・ザ・ピアに近い印象だったのです。
本作も音響系っぽい凝ったサウンド・デザインですが、本作の解説書でも名前が出てくるヴァンパイア・ウィークエンドってサン・シスコも影響を受けてたよな…ま、どんだけ関係してるかは分かりませんけども。
リズミカルな節回しの歌い方から、個人的にケイト・ブッシュを連想しましたけど似てるって気はしないんだよな…なんだろう、アクセントの込め方なのかな?
訳詞を読んでみたら、ほぼ全曲が恋人の関係で苦しんでいる的な感じで…そういう感情吐露っぽさが言葉の響きに表れてるのか、訳詞家の力量もあるでしょうけど理知的なニュアンスは大人の女性といった雰囲気。
楽曲自体のポップス・センスと曲毎に潜む何かしらハッとさせられる音のフック、曲作りに独特の方法論を確立させてるんだな…これは本作が、ではなく前作のユニークさが偶然の産物ではなかった事の確信です。
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| music | 2020.04.12 Sunday | comments(0) | - |