最近読んだ本
立花隆「解読『地獄の黙示録』」
もう何度、読み返した事か…。
中身はタイトルのとおり、映画「地獄の黙示録」を読み解いた名著。
この一作で「ゴッドファーザー」シリーズで築いた身代を傾けたという、
フランシス・F・コッポラ監督の渾身作。
高校時代、ばか話ばかりしてくれた教師が言っていた。
「この映画は単なる戦争娯楽ものではない、深淵なる哲学作品なのだ」と。
確かに後半が神話的で、非常に思わせ振りだとは感じていたのだが…。
以来ずっと気になっていた謎が、この本で理解できた。
そればかりか、たとえば「薔薇の名前」や「ダ・ヴィンチ・コード」といった難解な映画を観る上でも参考になると思う。
優れた物語は重層的で、読み手にあわせて内容を変える。
そこが単一の構造しか持たない論文形式のメッセージとの大きな差だろう。
あの映画と、この一冊があれば、新たな発見と共に自らの成長を感じることもできる。
ま、万人に薦めたりはしないけども。
→再読[2013.07.08]
もう何度、読み返した事か…。
中身はタイトルのとおり、映画「地獄の黙示録」を読み解いた名著。
この一作で「ゴッドファーザー」シリーズで築いた身代を傾けたという、
フランシス・F・コッポラ監督の渾身作。
高校時代、ばか話ばかりしてくれた教師が言っていた。
「この映画は単なる戦争娯楽ものではない、深淵なる哲学作品なのだ」と。
確かに後半が神話的で、非常に思わせ振りだとは感じていたのだが…。
以来ずっと気になっていた謎が、この本で理解できた。
そればかりか、たとえば「薔薇の名前」や「ダ・ヴィンチ・コード」といった難解な映画を観る上でも参考になると思う。
優れた物語は重層的で、読み手にあわせて内容を変える。
そこが単一の構造しか持たない論文形式のメッセージとの大きな差だろう。
あの映画と、この一冊があれば、新たな発見と共に自らの成長を感じることもできる。
ま、万人に薦めたりはしないけども。
→再読[2013.07.08]