オーディオテクニカ ダイナミックヘッドホン ATH-250AV
オーディオテクニカ ダイナミックヘッドホン ATH-250AV (JUGEMレビュー »)

安くて丈夫で高性能なヘッドフォン、もし壊れても買い直す予定。
ハウジング部分が小さめな割に、長く装着してても耳が疲れないし遮音性も高いし低音も出てます。
紹介記事【2019.03.31】
南の島のティオ (文春文庫)
南の島のティオ (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
池澤 夏樹
14歳の少年ティオが小さな島の出来事を綴っていく連作短編集で、実在の少年とポナペ島をモデルに著者自身が様々な島で聞いた話を再構成したのだそう。
前年の台湾旅行で読んだ本書は「海の向こうに帰った兵士たち」という一編を加えた'10年12刷以降の増補版で、この(南の島の物語を南の島国で読む)という旅のエクストラに新たな一編がオマケされたのは嬉しい偶然でした。
紹介記事【2019.01.24】
ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム (シークレットDVD同梱)
ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム (シークレットDVD同梱) (JUGEMレビュー »)

最近は評価が好転してきたようで、実際PS2最終期に出ただけあって申し分ない出来栄え。
一見、難しそうなバトルシステムもプレイの幅を広げてくれます。
その辺も含め、ノーマル版のやり込み本ですが「ファイナルファンタジーXIIのあるきかた」も併せて是非!
紹介記事【2019.03.28】
レディ・プレイヤー1 [DVD]
レディ・プレイヤー1 [DVD] (JUGEMレビュー »)

スティーヴン・スピルバーグ監督による'18年のSF作、娯楽映画には珍しく2時間超の長尺ながらダレ場なし。
是非DVDで繰り返し観てください、マニアックな小ネタ探しだけでなく。
天才変人の孤独と愛情が実は普遍的である事、それもまたイースター・エッグかと。
紹介記事【2019.02.11】
琉球奇譚 シマクサラシの夜 (竹書房文庫)
琉球奇譚 シマクサラシの夜 (竹書房文庫) (JUGEMレビュー »)
小原猛
石垣島に行くのに持ってく本でしたが、結局フライト乗り遅れもあって到着前に読み終えてました。
おどろおどろしさは控えめで、怖いというより不思議だったり哀しかったり薄気味悪かったり程度。
しかし寝静まった石垣島のゲストハウス夜11時、軽く読み返していてドキドキ。
紹介記事【2019.05.02】
夢かもしんない コミック 全5巻完結セット (ビッグコミックス)
夢かもしんない コミック 全5巻完結セット (ビッグコミックス) (JUGEMレビュー »)
星里 もちる
「光速シスター」「怪獣の家」から立て続けに読んじゃいました。
妻子持ち営業マン&思い出のアイドル、の幽霊?
本作もまた「いい人」を主役に、大人社会の悲哀と可笑し味を描きつつラストで涙腺を決壊させます。
紹介記事【2019.01.17】
ハイ・フィデリティ (新潮文庫)
ハイ・フィデリティ (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
ニック ホーンビィ
女性弁護士と別れ話が進行中なアラサー中古レコード店主の、シット・コム的な恋愛×音楽in the UK。
60-70年代メインのネタで会話の可笑しみ倍増、分からなくても巻末の「ほとんど注解に終始する訳者あとがき」が丁寧にフォローしてくれますし、むしろ訳者の注解コメントで笑っちゃったりも。
紹介記事【2019.06.23】
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue
Ben Folds & Nick Hornby - Lonely Avenue (JUGEMレビュー »)
Ben Folds & Nick Hornby
「ハイ・フィデリティ」作者×ベン・フォールズ・ファイブ元リーダー(?)のコラボ作。
SOSとはまた異なるバカラック的ドリーミーさ+初期B.ジョエル的な吟遊ピアノ感、ヴィンテージ系シンセ&ストリングスのあしらいも絶妙。
紹介記事【2019.06.27】
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD]
ReLIFE 完結編(完全生産限定版) [DVD] (JUGEMレビュー »)

ブラック企業で心を折られた27歳ニートが、渡りに舟と食い付いたのは人生リセット人体実験?
アニメが描く夢の世界も、時代を表しているのですなぁ。
うっかり大人目線で色々やらかすネタに笑いつつ、いつしか心を掴まれてしまいました。
紹介記事【2018.05.16】
2030年の旅 (中公文庫)
2030年の旅 (中公文庫) (JUGEMレビュー »)
恩田 陸,坂口 恭平,小路幸也,瀬名秀明,宗田理,支倉 凍砂,山内 マリコ,喜多喜久
なんか「2300年未来への旅」を連想させるタイトルですが、日本人の作家による近未来SFアンソロジーです
お題は“東京オリンピックからさらに十年後”の7編、個人的には坂口恭平による巻末エッセイの「自殺願望は脳の誤作動」にハッとしました。
紹介記事【2019.01.04】
デッドマン [DVD]
デッドマン [DVD] (JUGEMレビュー »)

別に「ブレイブ」と本作をジョニデ繋がりで観た訳ではないのですが、結果としては彼が「ブレイブ」を世に出した理由も感じ取れた気がします。
シンプル過ぎるヤマなしオチなしイミなし流浪譚ながら、詩人ブレイクを知っている方には意味深いのかも。
星野通夫の「森と氷河と鯨」で見たハイダ族やトリンギット族を思わせる、アイヌに似た文様の集落……同化政策は祖先の魂を殺すのですね、非物理的な世界で。
静寂と、雨の船出の美しさが忘れた頃に沁みてきます。
紹介記事【2019.02.23】
ブレイブ [DVD]
ブレイブ [DVD] (JUGEMレビュー »)

ジョニデが監督と共同脚本に主演と、ミーハーなファンこそ必見ですね。笑
シンプル&ヘビーな本作、イギー・ポップやノーギャラ出演のマーロン・ブランドら敬愛する人物と撮った彼の気骨が詰まってます。
特に冒頭は二度観て、彼がアメリカ本国での公開を拒んだ心に思いを馳せては?
紹介記事【2019.02.22】
夢の階段 (新潮文庫)
夢の階段 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
池波 正太郎
本書の7編はデビュー作を含む現代小説で巻末の2編だけが時代小説、しかも全編が本書初収録。
現代小説とはいっても昭和で言えば29〜36年、著者が31〜36歳の間に発表された戦後の気配が濃厚に感じられる「現代」。
いわゆる大物海外ミュージシャンの死後どっと出回る未発表音源みたいな、クオリティの心配は当然ながら無用です。
紹介記事【2019.06.15】
その男ゾルバ(特別編) [DVD]
その男ゾルバ(特別編) [DVD] (JUGEMレビュー »)

'64年の英米とギリシャ合作映画、英国育ちのスランプ詩人が屈強な男ゾルバと過ごしたクレタ島での日々が描かれます。
「無法松の一生」の三船敏郎を思わせるゾルバの心情も、目を疑うような島の人々も音声解説なしでは理解し難いかと。
対照的な二人の男のエンディングは、ジワリと胸に残ります。
紹介記事【2019.01.30】
【2019.01.31】
波乗りの島―ブルー・パシフィック・ストーリーズ (1980年) (角川文庫)
波乗りの島―ブルー・パシフィック・ストーリーズ (1980年) (角川文庫) (JUGEMレビュー »)
片岡 義男
僕が初めて手にした著者の小説であり、著者の初期短編集でもあります。
ハワイイに住む青年サーファー、バリー・カネシロを主人公にした連作5編を収録。
写真の佐藤秀明との巻末対談も含め、失われゆく最後の輝きを僕は感じました。
紹介記事【2019.04.24】
 (JUGEMレビュー »)

作者の他作品を読んだ記憶は曖昧ながら、その時に思った(あんま上手くないな)という印象は何だったのやら。
サイバラ風でも四コマでもなく、ストーリーの組み立てもシッカリしてるしコマの流れも自然だし。
洒落にならない裏話も飄々としたキャラに救われます、男性も一度は読んでみましょう。
紹介記事【2019.05.12】
サムウェア・ディープ・イン・ザ・ナイト
サムウェア・ディープ・イン・ザ・ナイト (JUGEMレビュー »)
スウィング・アウト・シスター
ヒット曲を連発してた90年代を過ぎ、'01年にリリースされた本作は妥当というか順当な仕上がり。
ブレずに焦りも無理もなく、エレポップの衣を脱いで一層60年代ソウルやバカラック温故知新をアダルトに昇華。
気に入った曲だけ摘まむんじゃなく、一枚として聴くべき。
紹介記事【2019.06.18】
 (JUGEMレビュー »)

こちらも「アーサー王宮廷のヤンキー」同様「トウェイン完訳コレクション」の一冊、子供の頃に読んだ童話絵本をイメージしたら大違いです。
古き良きアメリカの牧歌的なジュブナイルに見せ掛けた辛辣な社会批判は、巻末あとがきのナイスフォローを先に読む方が好いかも?
紹介記事【2019.05.22】
おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森 (JUGEMレビュー »)

22世紀を目指し、カレンダーの最終日までタイムスリップしたりと相変わらず楽しんでます。
2100年のどうぶつ村は如何に?笑
紹介記事【2019.06.19】
クルドの星 1~最新巻(文庫版)(中公文庫) [マーケットプレイス コミックセット]
クルドの星 1~最新巻(文庫版)(中公文庫) [マーケットプレイス コミックセット] (JUGEMレビュー »)
安彦 良和
「機動戦士ガンダム」のキャラでお馴染みの作画家による漫画ですが、中東の少数派クルド人を描いてるレアさでオススメに。
もっとも「これからだ!」オチは、日和った編集の強制打ち切りか?
トルコの“土くさい人々”に惹かれた結果が何故かクルド視点、でも本作同様に何一つ解決してないんだよね現実も。
紹介記事【2019.05.06】【2019.05.30】
ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA)
ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA) (JUGEMレビュー »)
篠田 節子
副題に「篠田節子SF短編ベスト」とあるけど、どんな類いのSFなのかがまったく伺えない、鯨幕というか昔のVIVA YOUみたいな表紙カバーが斬新。
巻末解説によると、著者は20余年のキャリアを持ち一般にはジャンル横断作家と認識されているそうで。
アニメ化されそうなハードSFから昭和ジェンダー恨み節、エスノ土着オカルトを経て超高齢化+正論社会の果てまで心刺しまくり。
紹介記事【2019.03.26】
 (JUGEMレビュー »)

本作は明治から昭和にかけて親しまれた、泉鏡花の“三大戯曲”をコミカライズした作品集です。
単行本化に際して描き下ろされたオマケ漫画+原作者の略歴や作品解説&文庫描き下ろしオマケ漫画と人形師による解説も収録と、これまで鏡花文学に触れて来なかった僕には有難い仕様。
人形師の一文が印象深く、100年近く前の物語にハッとさせられるのは人間に進歩などないからかも?
紹介記事【2019.04.13】
ざ・ちぇんじ 全2巻 完結セット(白泉社文庫)
ざ・ちぇんじ 全2巻 完結セット(白泉社文庫) (JUGEMレビュー »)
山内 直実,氷室 冴子
平安期の古典文学「とりかえばや物語」に基づく氷室冴子の小説をコミカライズした本作、氷室冴子も古典文学も完全スルーでしたが予想外の面白さにビックリ!
男勝りな双子の姉×病弱が故に女君として育った弟、姉は男装のまま御所に入内&弟も女官で後宮入り?
見事な風呂敷の畳みっぷりと、千年前のラブコメでLGBTを先取りのエキゾチック・ジャパンは未見なら是非!
紹介記事【2019.04.30】【2019.05.29】
ヒート [DVD]
ヒート [DVD] (JUGEMレビュー »)

ロバート・デニーロvs.アル・パチーノ、この豪華共演が「午後のロードショー」で掛かるとは!
マイケル・マン監督が脚本も手掛けており、適度に緩急を付けながら3時間近く視線を釘付けにします。
まぁ「似た者同士で対照的な立場」という月並みな設定ではありますが、改めて映画は筋書きだけでは分からないなと。
紹介記事【2019.05.28】
フロントミッション サード
フロントミッション サード (JUGEMレビュー »)

遂に全ルート攻略完了、しかし未だ引継ぎ要素は完クリ出来ずボリューム満点!笑
シミュレーションRPGって得意ではないけど、PS2の後継作「FM4」と本作は別格です。
紹介記事【2019.05.26】
PURPLE RAIN (DELUXE) [2CD] (2015 PAISLEY PARK REMASTER, PREVIOUSLY UNRELEASED TRACKS)
PURPLE RAIN (DELUXE) [2CD] (2015 PAISLEY PARK REMASTER, PREVIOUSLY UNRELEASED TRACKS) (JUGEMレビュー »)
PRINCE & THE REVOLUTION
'84年の大出世作&未発表曲集のダブル・リマスタリング作。
同世代では(プリンス=キモい)でしたが、自ら「King of Pop」を名乗った生前のMJより全てが革新的でした。
ソウル/ファンクを抑えたロック・ハードな「パープル〜」と、前作に近いエレ・ファンク中心の未発表曲集なので万人受けしないのは当然だけど本物の「Prince of Pop」は明白よ?笑
紹介記事【2019.05.09】(Disc 1)
紹介記事【2019.05.17】(Disc 2)
ルパン三世 ルパン vs 複製人間 [DVD]
ルパン三世 ルパン vs 複製人間 [DVD] (JUGEMレビュー »)

観たのはTV放映でした、でもどこカットしたかも分かるので。
もはや脱ルパンした立場で多くは語りませんが、アニメ版ルパンの最高傑作です。
本作後の脳マモーが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」のエゴになる件とかは誰か考察してください、ただ政治ナンセンス的なあのオチは「ルパン三世」が生まれた60年代末の土壌を意識していたのではないかと。
観る度毎に、頭でっかちに神を夢みたマモーの涙が沁みてきます。
紹介記事【2019.06.03】
エクソダスギルティー (通常版)
エクソダスギルティー (通常版) (JUGEMレビュー »)

異なる3つの時代の物語を切り替えながら進む、マルチタイム・ザッピングシステムのアドベンチャー・ゲームです。
資料本「ワールドガイダンス」必携、正直クセが強く微妙ですが。笑
当時流行ったであろう「小説『聖書』」やガイア仮説のSFファンタジー&サスペンス、システム的には不便ですが僕は楽しめました。
紹介記事【2018.11.05】

最近みた夢
山口百恵、シルバー(白銀)とクレイ(赤土)の攻防


この夢には前段があったような気がするのだが、まったく思い出せない…覚えている最初の場面は丸の内のようなオフィス街で、僕は映画かドラマの撮影に端役で出演している所だった。
道幅が広いのか、ビル街の割に空が開けて見えたのが印象的だった…秋空のように突き抜けるような快晴で、撮影は間もなく休憩に入った。
道端に腰を下ろして一息吐いていると、主演の女優が傍に来た…声を掛けられて見上げると、冬のセーラー服を着た山口百恵だった。
正直(なんで自分に?)とは思ったが、思い詰めたような表情で「話し相手になってほしい」的な事を言われて促されるまま歩き出した…ロケ隊から離れると彼女は笑みを見せ、一緒に昼食を食べに行こうと誘われた。

気が付くとセントラルパークのような木立の茂る散歩道に入り込んでいて、徐々に辺りからは都会の喧騒が消えていた…しかも所々の枝から何かが吊り下がっているのが見えて、僕がそれに気付くと同時に彼女は「見ないで!」と囁いた。
足早になった彼女を追うように歩くうちに首吊り死体の数は増えていき、うっかり注視すると道の間に小高くなった場所に引き寄せられて彼女を見失ってしまった…足が向いている先では下ろした死体の腑分けを行っているようなので思わず方向を変えて見知らぬ建物へと逃げ込んだ。

その内部は表参道の同潤会アパート跡地に建ったファッションビルのようだが店舗はなく、白っぽい無機質な内装で何の音もしなかった…行き交う人々はモデルのような若い外国人ばかりで、彼らの衣服もまた白を基調としていた気がする。
他に出入り口はないかと捜し歩くうち、僕の味方であると言う数人の男女が現れた…安心する反面(彼らが味方という事は敵もいるのか?)と思い、また(いきなり味方と言われても)と訝しく思いながら彼らに話を訊こうとするとアフリカ系の若者が近付いて来て僕を制止するかのように蹴り技を繰り出してきた。

素早く僕の背後と前の空間に若者の爪先が飛び、味方と名乗った男女は「彼についてはいけない」というような言葉をもらした。
若者は無表情のままで意図が読めなかったが、おそらく味方にとっての敵なのだろう…少なくとも直接的な危害を加えていない事から、僕は対立する両者からフェードアウトするように何気なく遠ざかった。
人気の多い場所に出ると、行き交う若者たちは一様に身体改造というか頭部や体に穴を開けている事に気が付いた…実際に穴を開けるショップ(?)では5cm程の星形に額から貫通されている男性がいて、彼は苦痛に泣きわめいていたが星形の風穴には満足した様子だった。

彼らの白っぽい服装や肉体の穴は近未来的ファッションにも思えたが、自分には確実に居心地の好い場所ではなかった…この時点で半ば目覚めかけていたのか、この場所が自分の現実ではないという意識があった。
ここから脱け出すためのヒントを探して周囲を観察すると、フロアの吹き抜けにそびえる白い螺旋階段が目に止まった…僕は(螺旋=DNAの上昇では?)と考えて階段を最上階まで上がると、照明を落とした絨毯敷きの小部屋に着いた。
中央に細長いテーブルがあるだけで、奥まった先は暗くて見通せなかった。

テーブルにはガラスかアクリルで方形に仕切られた浅い容器が連なっていて、それぞれに生目の細かい粉末が収められていた。
僕は迷わず指先で「No.8(???)」と書かれた赤茶けた粉を取り、アイスバーの棒を細くしたような木片の先端に塗り付けた…次に「No.7(赤瀬川原平)」の、象牙色に近い粉を塗って二つの色を混ぜ合わせた。
「No.8」にも人名が併記されていたのだが、もう誰だったのか思い出せない。
粉を塗り付けた木片の先端には細かい文字が彫ってあって、それを読み取る事は出来なかったのだが僕の耳元で何者かが「間違ってるよ」と指摘した直後にアラームが鳴って僕は目を開けていた。

暗闇に目が慣れると、眼前に赤茶けたミイラの顔があってギョッとした…それは折り重ねた部屋着を見間違えただけだったが、改めて見直しても長い赤毛のまとわりついた骸骨には二度と見えなかった。
アラームは起床時間より早めに鳴り始めて、10分おきに鳴るよう設定してある。
この寝覚めの悪さは確かに間違ってると感じて、僕は10分毎に夢と現実を行き来した…そのうち、白または銀色と赤土色が象徴的に現れている事に気が付いた。
例えば、一度は白いジャガーの背に乗っていたりした…場所は相変わらず同じ建物の内部で、彼が行き交う人々に恐ろしい咆哮を上げても事態は何も変わらなかったが。

脳内情報で、その守護獣が宙を飛んでヒゲに似た長い触角を武器に敵を倒すイメージが見えた…しかし敵は現れなかったし、跨がっていても埒が明かないので僕は彼から下りてしまった。
その獣の存在は心強く、白い毛並みから伝わる温もりが僕を安心させてくれた事を後から思い出して、夢の中で何度も彼と離れた事を悔やんだ。
夢の中に現れたヒントは必ず白銀か赤茶に旗印の如く色付けされていて、どちらも常に(これが正しいかも?)と僕を惹き付けた…だが両者とも僕自身には何のメリットもデメリットも示す訳でもないので、次第にどうでもよくなってきた。
意味ありげではあったものの、ギリギリまで寝てしまったので最後は諦めて起きてしまった。


またも「夢から起きようとする夢」で、しかも最初は割と怖い夢でした…この悪夢で意識が醒めている感覚がまたコワイし、かなり不愉快でもあるんですよ。
しかし山口百恵ですか今更、明らかに「エデンの海」で観た彼女そのまんまでしたけど…これはリアルタイムで観てたら惚れてたわ、まぁそれはともかく。

白銀サイドと赤土サイド、両陣営ともどのような目的で何を意図する勢力なのかは分からないままでしたね…最初は(白=味方)というイメージに傾きかけたものの、半覚醒状態だったせいか(それじゃ赤土色に象徴される側を敵と見なす理由にはならない)とか考えると決め手は何もないし。笑
善悪の二元論で割り切るのも違う気がしてきて、というか(仄めかし)だけで勧誘されてもねぇ…両者に戦う意思は感じられなかったので様子見してるうち、なんか馬鹿馬鹿しくなってしまいましたよ。
だってこれ、僕の夢だよ?
ただ、白ジャガーにまたがってた時は童心に返ったようなくすぐったい気持ちに、ちょっとなりました。笑
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    | in sleep | 2017.02.17 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
    最近みた夢
    湾内周遊と埃だらけの複合コピー機


    初めは誰かが一緒にいたようにも思うが、気が付いたら僕は独りで船に乗り込むところだった。
    (北海道)という脳内情報はあるものの、行った事がないし見覚えのある景色でもない…板で作った狭く簡素な艀(はしけ)に並んで、漁船っぽい形の船に乗った。
    前後のデッキが満員だったからか、僕は操舵室の屋根に手を掛け船縁に足を乗せていた…操舵室と船縁の間はギリギリ1人が通れる通路になっていたが、そこに立つと掴まる場所がなかったので不安定に感じたのだ。
    船着き場は整備された港ではなく、入り江というよりも池のように見える…しかしそこは脳内設定上、外海に面した湾であるらしい。

    船が動き出すとエンジン音で乗客(ほぼ年配の女性)の話し声がかき消され、見下ろした海中にはカブトガニや伊勢海老(ロブスター?)が重なりあうようにして群れていた…非常に海水の透明度が高く、真水のように澄んで青みがかっていない事に「きっと北海道だから海水温度が低いせいだろう」と勝手に納得する。
    それら甲殻類が余りに鮮明なので「光の屈折率の関係で浅く見えるのかな?」と思っていたら、ダンダンと波を切っていた船底にガツンと突き上げる強い衝撃があって「やっぱ浅いんじゃん!」と驚いた。
    同時に「操舵手は素人なんじゃないか?」と心配になるが、何故か顔も見えないのに「あ、桜井さんじゃん」と脳内情報で安心する。

    ここから記憶はやや断片的で、何度か乗客の乗り降りがあったらしく顔ぶれが入れ替わりながら船は湾内を走っていたようだ…というのも甲殻類の群れる浅瀬を度々目にし突き上げられもしたし、外海に出れば見える筈の水平線が見えず周囲を山に囲まれていた印象があるからだ。
    いつの間にか乗客は更に増え、僕が掴まっている操舵手と船縁の隙間にも妙齢の(決して若くはない)女性が立っていた…その女性が乗っている間は頻繁に船が縦揺れして、僕は膝をクッションにしていたが彼女は棒立ちだったせいで船の上下動で互いの頭の高さがヒョコヒョコと入れ替わった。
    要するに僕は船の動きとは逆に軽く膝を屈伸させていた訳で、目の前の女性の顔が上がったり下がったりするのが可笑しくて話し掛けたのだがエンジン音と風切り音がうるさ過ぎて自分にも声は聞こえなかった。

    その後、妙齢の女性は若くて可愛いコに変わった…脳内情報によれば船着き場で乗客が入れ替わったという事で、新たな(若くて可愛いコ)というのも単に脳内情報でしかなく具体的な記憶はない。
    因みに(妙齢の女性)に関しては、二昔前の韓国でよく見かけた電気パーマ&垢抜けない化粧のせいで老けて見えただけかもしれない。
    次の船着き場が終点となり、若くて可愛いコと一緒に船を降りたが僕はまた独りで歩いていた…そこは式根島と沖縄島をミックスしたような未舗装の道と低い石垣の家が連なる場所で脳内設定は(南方の小島)、既に(北海道)という設定は完全に忘れられていた。

    多分ここで一旦、目が覚めたのではないかと思う。
    僕は今見たばかりの夢の内容を、必死になって書き留めようとしていた…手近な紙の余白に(感触からして)ボールペンらしき筆記具で苦労しながら書き付けるのだが、夢の中では上手く働かない思考に似て文章も書き終えた傍から意味を失ってゆくように感じられた。
    これを急いでスキャナーに読み取らせなければ、そう考えた僕は「この紙A4で大きすぎる!」と焦った…実際のサイズはB4なのだが、夢の中の僕は明らかにB4の大きさをA4と間違えて認識していたのだ。
    何故コピーでなくスキャナーなのかは不明だが、どうやら僕は文章が意味をなさなくなる前にその形状を写し取ろうと考えたらしい。

    薄暗い部屋だったので具体的なイメージはないが、机やドアの印象からするとオフィスの一室といった雰囲気だった…絨毯張りの廊下からスキャナーのある一隅までも薄暗くはあったが、全体としてオフィスビルの中という感じがした。
    フロアの片隅に背の高い箱があり、片開きの扉を開けると埃が舞って僕は息を吸わないようにしながら奥のスキャナーを引っ張り出した。
    その機械を何か操作した訳でもないし紙をスキャニングさせた訳でもないのに(スキャンが実行された)という意識が生じ、終了まで少し時間を要すると脳内情報で解ったので掃除機を持って来て床などに積もった大量の埃を吸引する。

    何事かと集まってきたピンク色の制服姿のOLさん達(みんな知り合いっぽい)に「参ったよ〜、すげーホコリでホラこんなに!」などとマメな俺アピール、掃除機の実演販売みたいにして非効率的に掃除する。
    その次の瞬間には右手でハガキ大の紙を持っていて、僕は「縮小やっちゃった!」と慌てるが倍率を等倍に直しもせず諦めてしまう。
    もしかしたら、もはや紙に書いた夢は解読不能になっていたのかもしれない。
    それで僕は原紙を置き去りにスキャナーをしまい、ハガキ大の紙も持たずにOLさん達とエレベーターに乗ってオフィスビルを出る…直前に、今度こそ目を覚ましてしまったので出たかどうか定かではない。


    最初の船の夢で強く印象に残っているのはカブトガニですね、なんで浅瀬に?っていうか本で見た画像よりもリアルだったのが不思議だしウジャウジャいるとキモチ悪いのね…夢の中では平気で凝視してましたけど、現実ではキツいかな。笑
    それと桜井さんね、本当は船の機関士なんだけど…夢じゃなかったら名前も思い出せなかったでしょう、とっくに水上バスも退職してるんだろうなぁ。
    バンッ!バンッ!っていう波を切る音と衝撃、上下動なんかは小型艇ならではの感触だろうね…ちょっと思い出せないけど、台湾の小琉球を往復するフェリーかな?
    それで「南方の小島」というイメージが浮かんだのかも、あの上陸した場所は微妙にシュールだったけど好い感じでした。

    次の夢は、おそらく半覚醒状態から始まったのだと思います…しかし「夢の中で先に見た夢の事を考える」とは、ややこしいよな!
    スキャンには失敗したものの、目論見どおり夢の内容は持ち出せた訳ですが。笑
    それにしても夢の中の自分って人格が変わるとは聞くけれど、全然ちがうって訳じゃないのがね…やたら些細な部分が(ないわー)って感じで、僕と似ている他人を観察しているような気がするのですよ。
    A4とB4を言い間違える事はあっても、まるで間違って覚えちゃった人みたいだったし…俺アピールの得意感も、仮にやるとしたってああいう風にワザとらしくはならないんだけど?笑
    ところで船の「若くて可愛いコ」とオフィスのOLさん達って、もしや源泉が共通してたりして?


    追記:ふと思ったんですけど、この「夢を思い出している夢」の「薄暗いオフィス」って僕自身の内面では?・・・つまり「埃まみれの複合コピー機」ってのは、僕の頭だか心なのだなって気が何だかしてきまして。笑
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      | in sleep | 2017.01.06 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
      最近みた夢
      欧州旅行と撮れない写真と自己分裂


      僕は知らない街にいる。
      石畳の広場で、噴水こそ見えないがヨーロッパ的な雰囲気がある。
      日が暮れて間もないような、明るい夜空だ。
      人の姿はないけれど石造りの建物には明かりが灯り、華やいだ空気がある。
      僕は1人で、旅をしている時の軽やかな心持ちだ。
      歩き出して路地を折れると、壁を緑色やオレンジ色に塗って木枠で縁取られた家並みが見えた…家々に横から当たる残照が美しく、思わずポケットから携帯を出して写メろうとするのだが何故かシャッターが切れない。
      最初は(調子悪いのかな)と思ったが、何度やっても反応しないので諦めて宿に入った。

      いきなり場面は室内になり、黒曜石を模したようなタイル張りの床に明るい木調の壁という高級ホテルっぽい内装の部屋にいる…左奥にキングサイズのベッドがある他に調度品は何もなく、右奥の壁を押すとウォークイン・クローゼットになっていた。
      こんな洒落た部屋は見るのも初めてだし、また泊まってみたいとも思えなかったので記念に写真を撮っておこうとするが…やはり先程と同様に、いくらシャッターボタンを押しても反応しなかった。
      段々イライラしてきて、かなりギューギューと強く押してみたが撮れない。
      また僕は断念する。

      出入口からは左のベッド手前、クローゼットとは斜向かいの壁が洗面室の隠し扉になっていた…隠してある訳ではないのだろうが、一見すると縦長の木調パネルを並べたような壁に扉が同化している点はクローゼットと同じだ。
      洗面室は、扉を手前に開くと右側がバスタブで左側がトイレだ…室内よりも照明が明るい暖色系で、全面が白いウッドパネル張りになっていた。
      しかし何故か、鏡と手洗いがある正面の床に見た事のないインスタント食品の小袋が積み上げてあった。
      それは2種類あって、その一方と思しき内容物が手洗いの窪みに溜まっていた…きのこのスープらしく、まるで食べて吐いたようだ。
      トイレにも使用した形跡があり、僕は腹を立てた。

      おそらくホテルのフロントに苦情を言いに行こうと部屋を出たのだろうが、次の場面は再び石畳の広場に戻っていた…もしかしたら一度目が覚めて、二度寝したのかもしれない。
      広場を眺めるアングルは最初と同じで、少し暗くなっていたような気もする。
      何をしに出てきたのか思い出せず、僕は狐につままれた気分で宿に引き返す。
      石畳の緩い坂道から右に折れると再び西日の当たる家並みが目に入ったが、さっきと何か微妙に違っている気がする。
      単に暗くなったせいだけではない感じはするものの、懲りずに携帯で写真を撮ろうと苦心惨憺した結果またも徒労に終わる。

      そして室内に場面が飛び、僕は部屋を出た理由を思い出した。
      改めて洗面室が汚されている事を確かめると、きのこスープは正面の手洗い場にではなくトイレの中に溜まっていた…もはや完全に吐瀉物である、更に脇のゴミ箱には幾つもの破れた小袋に混ざって使い捨ての注射器が捨てられてあった。
      つまり誰かが今も部屋に出入りしていて、しかもヤク中のヤバい奴らしい…身の危険を感じた僕は、すぐフロントに言って部屋を替えてもらおうと思った。
      その時、微かにドアのチャイムが鳴って…突然、僕は2人に分裂したのだった。

      それは反発しあう磁石を無理に重ねていて、パッと手を離したような感じだった…僕自身と影のような僕が、今いた場所から左右に押し退けられたのだ!
      分かれた瞬間は影も僕と同じ姿勢をしていたが、彼は即座に別の人格として行動を始めた…というよりも、僕以上にチャイムにビビってパニックを起こしていた。
      僕は分裂にも驚いたが、チャイムに対する驚きの方が勝っていた…今まさに「何者かが侵入してくる」という事は、優先すべき脅威だった。
      しかし影はまるで当然のように「絶対、出んじゃねーぞ!」と僕に怒鳴り、逃げ場もないのにアタフタと忙しなく動き回っていた。
      (なんだこれ?)
      また僕はムカッときた。

      その時点で僕は夢である事を薄々と認識しており、故に自分でも判らないまま(もう厭だ、もう止めた、もう帰る!)と思ったのだろう。
      影を無視して部屋を出ると、そこはベッドルームよりも広い部屋になっていた…ガランとしていて全体が市松模様だったような気がする、そして左のドアから叩く音がしたので右のドアへと歩いて行った。
      後ろから「おい、そっちは台所だ」と影の狼狽声がしたので、僕は行き場を失った。
      なので立ち止まったまま目を閉じて、まぶたの裏に丸いフタを描き、それをイメージで押し開けた。


      目が覚めてからも、しばらくは(夢から脱け出せていないのではないか)と動悸がしていました…夢の中よりも強く恐怖を感じている事が可笑しくもあり、だけど今が本当に夢ではないと確信が持てるまで体が強張っていたのでした。
      なんでしょうね、この「夢に介入される」という新しいパターン…こないだ見たパビリオンの夢は怖さを感じませんでしたが、今回は「無人の夢ワールドに訪問者しかも逃げ場なし!」でしたから若干キツかったなぁ。笑
      まぁ自己分裂した影はユング的なシャドウだとしても、なんで?っていうか落ち着けよ役立たず!という…実際、訪問者がハイヤーセルフだったかもしれない訳ですが。

      出だしは結構イイ感じだったのになぁー、ヨーロッパなんて着くまでの飛行機に耐えられないから一生行かないだろうけど…家の様式からするとドイツ周辺なのかという感じ、知らない景色だけどリアルでしたよ。
      しかし夢の景色だから写真に撮れないのか、自分のケータイを持ち込めたのは面白いけど…あのシャッター不具合がケチの付き始めでしたね、実はケータイ叩き折って投げ捨てる勢いでイラついてたんですけど。笑
      あれだけイライラ溜まっていなければ、影に命令されても訪問者に対しても寛大に対応していたのではないかと…いや、きのこスープてめえだけはダメだ。
      訪問者の胸ぐら掴んでトイレにブチ込んでたかも?笑


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        | in sleep | 2016.11.28 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
        最近みた夢
        ヴァーチャル技術のパビリオン


        夢は、僕の覚えている限りでは施設に入館する所から始まったと思う。
        既に館内は多くの人が見学していたが混雑という程ではなく、ほとんどの展示がアトラクション形式で来館者を楽しませていた。
        どれもVRスコープのような装具を必要とせず、ダイレクトに五感を刺激して現実のような感覚を体験させる様々なアイデアが実現化されている。
        最も印象的だったのは、順路に従って3階まで往復した後に見つけた地下の展示ルームだった。
        その時、一緒に来館し見て回っていた誰かは展示が終了したと思って外に出ようとしていた。
        (まだ何かありそうだな)と思って出口とは反対側を覗き込むと、その誰かは僕を急かして「何やってんの、早く来なよ」と呼んだ。
        だけど僕は生返事をして、一人で幅が広くデコボコしたスロープを下りていった。

        スロープは半ばから薄暗くなっていって、地下フロアは赤暗く照らされていた。
        そこには森の情景があり、静かに降る雨の音がして…展示の中に足を踏み入れると顔や手に雨粒が当たるのを感じたけれど、展示から出ると濡れてはいなかった。
        その奥は広大な展示空間があり、幾何学的な立体投影の間から幾つもの巨大な魚影が垣間見えた…小型のクジラかイルカのようで、それらは仕切りのない水槽の中を優雅に泳いでいた。
        (まさか…?)と思いながら腕を突っ込むと水に触れた感触があり、引っ込めた手のひらには半透明で非現実的な造形の稚魚が乗っていた。
        (これは仮想の海か!)と、僕は嬉しくなって後先考えず展示に飛び込んだ…緩やかな海流の中で服が体にまとわりつき、本当に着衣で潜水している感じがするものの呼吸には困らない。
        そのままイルカたちの方へ泳ぎ出すと背後から誰かに呼び戻され、展示から出ると地上の重力を感じた。

        他の様々な展示も驚異的で面白くはあったが、これら水の感触を再現するバーチャル技術には敵わないと思った…ここで遂に最後のアラームが鳴り始め、僕は後ろ髪引かれる思いで夢から現実へと起床した。


        いやー、色々とユニークな夢でした。
        僕は目覚ましの音をスヌーズ機能でセットしているのですが、普通は最初のアラームで夢は終わってしまうのですよ。
        ところが今回の夢は、夢の中で(あ、アラームだ)と分かっていて「現実のアラームを止めて再び夢に戻ってくる」という器用な真似を何度も繰り返していたんです…つまりアラームが鳴る度に、夢というバーチャル空間と現実とを行き来しながら夢が進行していたんです。
        なのでアラームが始まって現実とを往復しながら見ていた後半部分の、地下へと降りる直前からは半覚醒状態だったのか夢の割には思考が結構クリアだったのです…といっても夢の虚構を検証するほど不粋じゃない程度でね、飽くまで「夢を見ていられる意識の状態にしては頭が冴えていた」位の思考力ですけども。笑

        そうだ、おそらく最初のアラームで行って帰ってきた時じゃないかと思うんですけど…ちょうど上階を一巡りして1階のロビーに戻って来た辺りで、何故かふとこんな気がしたのです。
        (ここにいる人たちって、みんな呼ばれたのかも?)と。
        如何にもギョーカイ人っぽいカップルや子連れの若夫婦、仲間で騒がしく自撮りしてる青年たちなど…普段の夢では目に留まらないレベルの、僕と夢との関係においてはモブキャラ的な「その他大勢」が今回は妙に存在感があって。
        夢の中では、その招待主を(高次の意識?)みたくザックリ想像してたのだけど…もしかしたら、こうした技術を研究しているプロジェクトによる集団的無意識の実験か何かでアプローチされたのかもしれません。
        要するに「他人の夢に侵入し介入する技術」のテストとして、僕の無意識も呼び出されていたんじゃないか?と。
        ま、本当にそうなら各種SNSは既にお祭り騒ぎでしょうけどね!笑

        それにしても雨粒の当たる感触や水に濡れる感触など、夢で触覚を感じたのって初めてかも…聴覚と嗅覚は前にあったので、じゃあ後は味覚だけかぁ〜?
        味覚、まだ夢で経験してないよな…でも抵抗あるわ、何が何の味なのやら?笑


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          | in sleep | 2016.10.21 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
          最近みた夢
          ヘアサロンのリニューアルと金額トラブル

          いつも髪を切る美容室に入ると、えらく雰囲気が変わっている…顔見知りの店員が「すいません、改装してるんですよ」と言うのだけど、店内が広々としていると思ったら壁がないし大昔のゲーム筐体が無造作に設置されているのだった。
          店員に促されるまま見ていくと、店の奥にはちょっとしたラリー・コースが作られているではないか…店員の勧めるままウチの車を乗り入れて試走させてもらうと、素人が気軽に楽しめる程度の短いコースだった。
          「これはまた、むちゃくちゃ趣味に走ってる店にしたねぇ」と言うと、その店員は確か「僕も店長も好きなもので」と気恥ずかしそうに答えていた…ゲーム筐体とラリー・コースの間には70年代のアメ車も何台かディスプレイされていて、一体どこで儲けを出すのかと驚かされてしまった。

          では髪を切ろうかという時に、ツナギ姿の知らない男たちが遠慮がちに話し掛けてきた…彼らは走行後の車を整備する役目らしく、どうやらウチの車の修理代を払って欲しいようだった。
          メンテナンスは無償サービスなのだが、パーツ交換が必要になったので実費を負担してくれと言う…なるほど一般車でラリーの悪路を走ったのだから仕方ないかと思う反面、勝手に直して事後請求というのが面白くなく「何それ、聞いてないよ」と突っぱねる。
          しかし彼らも一貫して低姿勢だし、直してもらって払わないという訳にもいかないだろう…金額を訊くと1万5千円だと言い、あいにく微妙に持ち合わせていなかったのでカード払いにしようかと思うが不信感が拭い切れず悩んでいるうちに目が覚めた。


          美容室に懐ゲー筐体にラリーカーと、思えばどれもこの1週間以内に見た覚えがあるな…最後の金銭トラブルも、クレジットカード絡みの小口詐欺といったニュースが影響したのかも。
          実際、夢の中でも詐欺を疑ってたんだよな…むしろ金額よりも、スキミングまでされる可能性を考えてしまったから躊躇したのでした。
          しかし(逆に自分が彼らの立場なら「後で払いに来る」と言われても困るよなぁ)とか(修理代の内訳などを説明もせずに請求だけの一点張りで誰が信じるか)とか、夢の中にしては珍しく普通並みに頭が働いていたのが印象的ではあります。
          ラリー走行中のイメージを覚えてないのは残念ですが、走った後の爽快感と満足感はしっかり残ってます…実はもうウチに車がないので、悪路でパーツ破損しちゃってたとしても困りはしなかったんだよね!笑

          ところで、この夢も(最初は幸福感に充ちていて次第に居心地わるくなる)展開ですな…しかも最後にカードで流れが止まる(それも起きてから好かったと思える方に)というのも先日の夢そっくりじゃん、うわーなんなんだかなー?笑
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            | in sleep | 2016.09.30 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
            最近みた夢
            四階建てバイカーズ・イン

            最初は他に誰か2人いて、3人一緒に自転車ツーリング旅行をしていたのだと思う。
            森の木立の中にある宿に着くと、その2人は後からチェックインするからと走り去って僕だけが宿に入った。
            多分、他の2人は近場の景勝地を見に行ったのだと思う…まだチェックインには時間があり、アスファルトに落ちる木漏れ日も午前の日射しのように明るかった。

            建物内の階段を上がると2階は赤い絨毯敷きの広間で、部屋は3階にあった…部屋といっても個室ではなく大部屋で、僕は荷物を降ろすと何かの用ですぐ階段を下りて行った。
            2階を通り過ぎる時、宿泊客の中にアンジャッシュ渡部がいた。
            彼は他の客を仕切っている様子だったが、もしかしたら従業員だったのかもしれない…話し方が、特定の誰かにではなくフロアにいる全員に説明か何か教えている風だったので。

            いったん建物の外に出て、何をしていたかは覚えていない…とにかく再び建物に入った時、真っ暗なので驚いた。
            記憶を頼りに壁を伝って階段を上がると、2階も暗くなっていたが目が暗闇に慣れたせいか大体の見当は付いた。
            そこには夜中のサウナの宴会室みたいに、多くの人が毛布にくるまって雑魚寝をしているようだったが…赤黒い絨毯に灰色がかった毛布のせいでか、誰も身じろぎ一つしないからか異様な不気味さを感じて通り過ぎた。

            それからまた少しして何の用でだか外に出るのだが、その時は2階の広間が暗かった記憶はない…そしてまた3階へと上がる時には照明で明るくなっていて、絨毯も毛布の人影も消え失せた畳敷きの広い和室だった。
            3階への階段を踏み出しながら、ふと振り返ると見知った男が畳の上に荷物を広げていた…僕が二十歳前に知り合った白タクのMだ、その後は消息を知らない筈なのに最近まで顔を合わせていたような感じがした。
            僕に向かって人懐っこい笑みを浮かべて「よう」と右手をかざすMだが、何故か僕は不快感を覚えて彼を無視して部屋へと戻った。
            彼は一緒に自転車で旅行している2人とは無関係だ、偶然とはいえ同じ宿に来られると気分が悪かった。

            風呂場に行こうと支度して4階に上がると、いつの間にか馴れ馴れしいMが一緒に来ていた。
            よく分からない自慢話か他人の詮索しかしない彼の無駄口を適当に受け流し、風呂場の前に設置されたタッチパネルの横のカードリーダーに自分のカードを滑らせた…するとタッチパネルが発光して意味不明な電子音を響かせ、何度カードを通しても認識されなかった。
            唖然となって電子音を聞いているうち、それがアラームの音だった事を思い出した…と同時に目の前が暗転し、僕は目を覚ました。


            この頃なんだか(最初は幸福感に充ちていて次第に居心地わるくなる)展開の夢が続いているようで、覚えている限りでも「夏の夕暮れビーチ→工場で人捜し」と「巨木の洒落たカフェ→厨房の汚れ拭き」という夢を見てます…今回の夢も最初は清々しく大らかな気持ちなのだけど、後半は台無しですなー?
            断片的すぎたり抽象的な部分があったりで、あと一息で文章化できそうなんだけど記事にするのを諦める夢というのは非常に多くて悩ましいところです。
            オーラリーディングで「9月に一つ段落が」的な話があった割に何もないまま過ぎようとしてる訳ですが、そういうタイミングで夢見がよろしくないというのも縁起物として如何なものだろうかと考えてしまいますよ。
            宿自体は別に不穏な気配はしなかったけど、思えば窓が全然なくて真夜中のように感じたっけ…あの場所で服を脱いで風呂に浸かったら、何が起きたのやら。笑
            宿には門もフロントもなかったのに、風呂場にはカード式の境界があったな…その先まで行かなくて好かった気が何となくします、現実のアラームに感謝だわ!
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              | in sleep | 2016.09.26 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
              最近みた夢
              神社の巫女と神降ろし


              僕は真夜中の山深い神社にいて、大勢の村人が煌々と灯りに照らされ行き交っていた…年末年始に催される大祭の準備に追われ、高揚と熱気に覆われている。
              おそらく場所は信州、何となくイメージ的には諏訪神社のようだ…といっても僕は諏訪神社を見た事もないし、実際は東京生まれなのだが「強制的に帰省させられ故郷の祭りに参加する」という設定になっていた。
              右も左も分からない僕を連れて来たのは少女のような女性で、どうやら僕の妹だか従姉妹で祭を仕切る巫女(?)を務めるのだという。

              彼女によれば新年の神様を迎えて里に御披露目するような儀式らしく、依り代の役目を任されているキムタク系の美青年を紹介された…端正な顔立ちの割に少し幼い印象で、成人男性とは思えない純朴さがあった。
              自分の役割を心得ないまま祭は始まってしまい、神社の境内から里への田舎道に山車だか神輿だかが現れる…人混みに隠れて具体的には見えないまま、祭の掛け声や歓声がゆっくりと移動して行く後を追い掛けた。
              神様は確か一柱だけでなく、その数だけ山車だか神輿だかが連なっていたように思う…巫女も数人が行列に付き添って、霊的なサポートをしているらしかった。

              最後尾の山車だか神輿だかに、件のキムタク系が乗っているのを遠目に見た僕は違和感を覚えた…彼が着た装束の背には、先程までは無かった梵字っぽい文字が黒々と書かれているのだ。
              祭の事を知らない僕の思い違いであればと胸中の不安を抑え、神社に戻った妹だか従姉妹だかにキムタク系の美青年の素性を質したところ…彼女も当然のように村の人間だと思っていたのだが、そのような人物は村内にいない事が分かった。
              あの時、彼は人混みの奥にいた僕と目を合わせてニヤリと笑ったのだ…神を宿し、白装束に梵字を浮かび上がらせた背を向けながら。

              最大の見せ場が一段落し、朗らかな表情の村人たちで混雑する境内を捜したがキムタク系の彼は見付からない…村人の振りをして依り代となった彼が村外の人間だったとは思えなかった、普通ならたちどころに余所者である事は見破られる。
              彼は人外の者で、誰もが術中にあったのではないか?
              神社の外に出てみると、里へ向かう山道から外れた小川のほとりに彼がいた。
              妹だか従姉妹だかと僕は、彼に問い掛けた筈なのだが…その前後の記憶も曖昧で、それからどうなったのかがまったく思い出せない。


              村の神を身に宿して、彼は何を意図していたのか?
              里に降ろす神というのは、1年毎の交代制なのか?
              目が覚めてみると謎だらけなのだけども、僕にとって寝覚めがよくない理由は…前夜、僕は一種の願い事を夢にしていたからなのだ。
              実は「主人公は僕だった」という映画を観ていて、ふと(自分の転換期かも?)と感じたのだ…パソコンもゲーム機も使えなくなった今は、生き方を変える時だという意味なのだろうかと。

              一度は買い替えたゲーム機を甥っ子にあげてしまい、再度ゲーム機を買い直しかけて何となく思い留まり…前の晩に観ていた映画に(これは兆しなのか?)と感じたので、就寝時の自己流お祈りで(今夜の夢で具体的に示してほしい)と願っていたらこんな夢を見たという訳なのだ。
              内容的にはパソコンが壊れるまでネットで読んでいた「オカルトまとめサイト」方面にありそうな話だし、数日前に読んだ加門七海「怪のはなし」が影響している気はする…文字に起こしてみると不吉な夢になりましたが、まぁ夢の雰囲気としては初詣っぽい神々しい賑わいだったんですよ。


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                | in sleep | 2016.05.09 Monday | comments(2) | trackbacks(0) |
                最近みた夢
                双子の弟の結婚

                僕が実家に帰ってくると、何故か(ヲタクで非常にケンカが強い双子の弟)という謎設定の男性が愛想よく出迎えてくれた。
                そもそも実家に帰ってきたのも、その弟が結婚する事になったからなのだった。
                彼は髪型こそボサボサしているものの割とイケメンだし、ヲタクというよりも(天然入ってる童心あふれる好青年)という雰囲気がある。
                脳内情報によると公務員か何か事務系の仕事をしていて、ケンカが強いだけではなく脚力に優れたスポーツ万能タイプという事だ。
                一見いわゆるヲタ要素皆無なのだが、それでもヲタクという設定なのだった。

                彼は新居を見せると言って僕を実家のマンション下階に連れて行き、実家の真下に借りた部屋に案内した。
                なるほど、玄関のドアは京浜東北線の車両扉になっている…(という事は鉄道ヲタクだったのか)と僕は納得しかけたのだが、よく見ると扉はカーテンレールに吊るしてあって蛇腹状に開閉する仕組みのようだ。
                どうやら本物に似せて弟が自作したらしく、更にはトイレも電車の機関部か何かを流用した自作品になっているのだが…オブジェの如く三方まる見えで実用的とは言い難い代物なのだ、これはヲタクではなく器用な変わり者なのではないか?

                その便器に腰を下ろしてみると、正面の位置に彼の奥さんになる女性が座っていた…彼女曰く「こんな(トイレ)じゃ困るって言ったら、これ(奥さん用のトイレ)を作ってくれたんですけどねぇ〜」って、なかなかの美人で愛想も好いけど(やっぱり感覚がヲタクだ)と僕は思ってしまった(いやヲタクかどうかじゃないんだけど)。
                向き合って顔が見えているという事は、奥さん用も開放的な訳で…違いは便器が電車の部品じゃないってだけだ、玄関から見たら相当シュールな光景だろう。
                なんだかよく分からないけれど、いろんな意味で凄いと僕は感心してしまった。
                身体能力が高い上に物作りのスキルも高い、ただし生活的センスは一切ないっぽい…それでも暮らしていくには困ってないようだし、それどころか気が合う素的な女性と結婚して人生は順風満帆といった様子だし。

                そして場面は彼らの結婚式へと飛び、どこかの高台へと続く見晴らしの好いコンクリートの階段が見える。
                僕の視界には、かなり急な階段と背後の青空しか見えない…後から考えると、どんな位置に僕はいるのかと思うが夢の中では無問題。
                その階段の中心にある手すりを、上の方から新郎の弟が腰掛けて滑り降りてくる…僕の視界は固定カメラのように動かず、階段の上と下がどうなっているのかは確かめる事が出来ない。
                視界の中央に階段の踊り場があり、そこに立った新郎の弟はマイクに向かってスピーチを始める…しかし緊張と気持ちの高ぶりが重なって喋る話は支離滅裂、それでも感謝の気持ちは痛々しいほど伝わってきた。
                それからテープカット的なセレモニーがあって、まさか手すりを滑り降りていくのかと思ったら…滑りはしなかったのだけど、ここで目が覚めてしまった。


                夢というのは結構シュールなものだけど、なんで双子の弟が主役なんだろう…夢の中の僕は傍観者ですよ、しかも弟や奥さんの顔とか声とか口調とかには実在してそうなリアリティがあったんだよなぁ〜?
                でも後半の階段シーンは逆に、芝居の舞台か漫画のようでしたよ…前半が現実味たっぷりだっただけに、対比というかギャップが大きくて夢の中でも(え?何これ!)っていう感じでした。
                夢解釈では双子の弟って僕自身なんですかね、なんか僕に無いもの全部ある的な印象でしたけど…それでも羨ましいとかズルいとかいったネガティブな感情は一切なくて、それは救いといえば救いだったような。笑
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                  | in sleep | 2016.03.18 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
                  最近みた夢
                  思わせ振りなワークショップと愛撫、ニセ苺のフラッシュバック


                  僕は、誰かとワークショップ的なイベントに参加しているようだった。
                  その誰かに連れられて来場した筈なのだが、その誰かは気配だけの存在で特に会話もなかったと思う。
                  会場にしても使われていない学校の教室みたいに素っ気なく、参加者らしき人影はあるものの主催者なり関係者は見当たらず…何が行われるのか知らない僕は、宙ぶらりんな気持ちで室内や廊下を見て回っていた。
                  並んでいる他の部屋も扉が開け放たれていて、それぞれで異なる内容のワークショップが催されている様子だった…しかし少なくとも見て回った部屋はどこも始まりを待つ参加者が手持ち無沙汰そうにしているだけで、内容を伺わせるような看板も道具もなかった。

                  最後に覗いた小さな部屋にはテーブルの上に民族楽器があり、それらを調整しているような人たちがいた。
                  楽器の見覚えある形状に「これはチャランゲじゃあないよなぁ?」と誰に言うでもなく呟くと、そこの1人が応えて「ええ、南米の音楽にお詳しいんですね」と言った。
                  独り言に返された僕は虚を衝かれ、妙にヘドモドして「いやぁそうじゃなく、たまたまね」などと適当に言い繕ってその場を離れた。
                  (因みに南米アンデス地帯の民族楽器である、ウクレレに似た弦楽器はチャランゴなのだが夢の中では間違えていた)

                  最初の部屋に戻ると人の数が増えていて、今にも何か始まりそうな雰囲気だ…関係者らしき一群にA川君を発見した僕は、かなりホッとして「よ〜ぉ、久々だねぇ!」と話し掛けるが非常によそよそしく半ば無視するように行ってしまった。
                  現実のA川君も何かのワークショップ絡みで知り合った気がするし、彼自身が主催者側だったり関係者という事も多かった気がする。
                  なので彼の姿を見付けた時は(そうだったんだ、彼の絡んでるワークショップなのか!)と辻褄が合ったようで安心したのに、もはや何のために来たのか訳が分からなくなってしまった。

                  いつの間にか一緒に来た筈の誰かも気配が消え、漠然とだが(僕がここに留まっている理由はないのでは)という気持ちが強くなった。
                  始まりそうで何も始まらないワークショップに見切りを付け、会場を出ると目の前に屋外プールがあって水泳部員が猛練習していた。
                  激しい水しぶきと歓声、空は青く晴れ渡っていたが決して真夏ではない…見ている僕は(うわ、寒そう!)と思ったし、日射しが夏のように強くはなかった。
                  今しがた自分が出てきた会場は中学校か高校の体育館で、正面ではなく脇から出たのでプールに直面したようだ…そこはプールへと続く通路で、庇の付いた渡り廊下の方へ進むと水泳部員と部室に入っていくA藤さんが見えて僕は混乱する。

                  渡り廊下の先は学生ばかりで、一般の利用者は場違いに思われて僕は引き返す。
                  すると渡り廊下から体育館までの間に、行きにはなかった筈のシャワーが設置されていた…プールに入る前に足を殺菌して全身を洗い流す、あのシャワーだ。
                  服ごと濡れたくはなかったので、感知式でない事を祈りつつシャワーの下を通っていると…後ろから騒ぎながら近付いて来た若い女性たちが、前触れもなく僕の背中を触り始めた。
                  触るというか背骨に沿って首筋へと、寄って集って撫で上げてくるのだ…つまり僕は一瞬で服を脱いだって事なのだろうか、パンツ位は履いてるのだろうか?笑

                  女性たちが生徒なのかワークショップの参加者なのかは分からなかった、制服ではなかったけれども教師か男子生徒と間違われていたのかもしれない…でも振り向きながら「ダメダメ、感じやすいんだから」と冗談で返しても一向に愛撫は止まず、むしろ「うふふ、感じてるんでしょ?」とか言い合って却って火に油を注ぐ結果になってしまって内心(嬉しい悲鳴)状態に。
                  しかし撫で上げられる度に、フード写真みたいな粒選りの苺が脳内いっぱいにフラッシュバックする事が僕は不思議で仕方なかった。
                  逃げているうちに通路から逸れていたのか、なんか色々おかしいなと思った途端に目が覚めてしまった。


                  いや本当に訳分からん夢だな!笑
                  ただし前半の状況不明な緊張感というのは、自分の立ち位置が読めない環境にいる時の感覚に似ていますね…なんと言いますか、自分が場を制御できない立場に置かれると妙にしゃっちょこ張っちゃうんですよね。
                  別にガチガチになる訳ではなく、敵陣に飛び込んだ忍者みたくフル回転で情報を収集し分析し続けているような…常に気持ちが張っているので、苦痛ではないにしても決してリラックスはしていないといった感じ。
                  目的があったり同行者がいたりすればともかく、煮え切らない状況というのは結構イライラしてしまうので夢の中でも現実同様フラ〜ッと離れてしまう訳です。

                  ワークショップの会場にいた人達って、思えば女性の比率が高かった気がします…こういうのも何か意味あるんでしょうかね、南米楽器の人は小柄な男性という印象でしたが部屋を出かかって会話したせいか相手の顔は見てないんですよ。
                  というか僕って割と相手の顔を見ずに話をするクセがあるんだよな、と夢で改めて気付かされました…目を合わせるのがって理由ではなく、周囲の状況をチェックしながら話すという習慣が未だに抜けないんです。
                  前半部分を思い返すと、人と接する時に僕が取る幾つかのパターンが非常に分かりやすく表れているなぁと思いました。
                  ま、自分なりの理屈を踏まえているので直したいとかは特に思ってませんが。笑

                  後半の屋外パート、何故プール?というのが僕はちょっと面白かったですね…そもそも目を合わせずに話す習慣はプール監視員をしていて身に付いたのです、そしてA藤さんは当時の恩人といいますか大変お世話になった人物なのです。
                  それにしてもプールを出しておきながら夏じゃないっていう、まったく無駄な設定はなんなんでしょう?笑
                  それと苺の脳内フラッシュバックね、もちろん背中を若い娘らに愛撫されまくるのも好い感じに意味不明で堪りませんが…夢の中でフラッシュバック、しかも非現実的に真っ赤な苺って。

                  フラッシュバック中でも嘘臭い気がしたんですね、見映えを良くするために塗ったり吹いたりして撮ったフード写真みたいだなって…今はデジタル処理で済ませてるかもしれませんが、とにかく不自然に赤く染めたなとは思いつつも実に美味そうな苺ではありました。
                  でも「せっかく若い娘っ子がイチャコラしてくれてるのに、余計な画をインサートして気を散らすんじゃねー!」と、本気で思いました…僕に夢を見せている主体って僕自身なのですかね、まぁまぁ楽し気なシーンなんだから凝った真似しないで欲しかったんだが。笑
                  一言で「嫌な夢」とも「楽しい夢」とも言えない、色々な意味で勿体つけられたお預け感の高い夢でした。
                  0
                    | in sleep | 2016.01.25 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
                    最近みた夢
                    聖獣を買う


                    市場で牛の置物?を買う。
                    日本的な市場というより外国のマーケットあるいはスークといった雰囲気で、一般の買い物客でごった返している露店が連なり全体的に茶色っぽいイメージ。
                    僕は誰かと連れ立って来ていた気がするものの、夢の中に特定の人物は登場せず曖昧な存在の売り手程度。
                    僕が買ったそれは明らかに一抱えほどある牛の像ではあるが、置物にしてはゴムのように柔らかい素材だ…半光沢の表面には陶器のように中国風の文様が描かれていて、描線は茶色がかった背中側よりも真っ白な腹部側の方が鮮やかだった。

                    僕は、それを見た瞬間に購入したらしいのだが自分でもどうすべきなのか分かりかねているようだった…店頭で目の高さまで持ち上げて、ためつすがめつしては扱いを決めあぐねていた。
                    それは買うべき物だったのだが、何の目的で買ったのかを思い出せないのだ。
                    (これは聖獣なのだから、もう1つ同じ物を買い求めて二頭の対で飾るのが本式なのではないか?)
                    (いや、2は割り切れる数だから縁起が悪い筈だ)
                    (そもそも、どこにどうやって飾るべき物なのか?)
                    (贄獣の捧げ方だから、後ろ手に縛って吊るすのか)
                    (しかしそれは骨格や関節の構造からして無理がある、けれど腹部の文様が見えなくてはおかしいだろう)

                    そういった自問自答を繰り返し、僕は延々と思案を続けていた…腹部を見せるのであれば四肢を畳んだ状態で縛ればよさそうなものだが、それは夢の中では思いもよらない事だった。
                    吊し方のイメージは前肢と後肢それぞれに縛って逆さ吊りにするような感じなのだが、それでは人間のような後ろ手にはならない。
                    どうやら僕は形式的な生け贄を捧げて神に願い事でもする気なのだろう、ただし異国の神に対する作法を知らず奉納に来たのだった。


                    目が覚めて印象に残っていたのは(文様の描かれた牛)のイメージでした、頭部は陶器の置物っぽいけど胴体は弾力性に富んでいるし…芯に骨組みが仕込んである訳ではないので無理な姿勢に曲げられなくもないのだけれど、人形にしては大きいし用途が分からない。
                    夢の中でも(なんでこんな物を買っちゃったんだ?)と自分で自分にツッコミ入れてたのが、いつの間にか牛は聖獣であると認識して「聖獣を神への捧げ物として生け贄にする」という知識を刷り込まれているんですよね…もしかしたら「第五の山」を連想したのかもしれないけど、オカルティックな展開は苦手です。笑

                    まぁ気分的にはおどろおどろしくはなく不快さは全然なかったんですけどね、割と感覚的には神社に参拝する時に(柏手の打ち方って決まりがあったよな?)とか慌てて思い出そうとしている気持ちに近かったかも。
                    神社やお墓で手を合わせても基本的に願い事ってしないんですね僕は、そういう神頼みは最後の切り札に取っておこうと考えるので…あの夢の僕が生け贄という対価で何を神に要求したかったのか、気にはなるけど知らないでおこうっと!笑
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                      | in sleep | 2016.01.22 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |




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