(JUGEMレビュー »)

「チャンス」のピーター・セラーズが主演した'68年のMGMコメディ、冒頭の劇中劇で状況が分からないうちから笑わされました!
インドから来た駆け出し俳優に扮して、Mr.ビーンの原点か?っていう密室サイレント・コメディ・・・から騒ぎの果てが微妙にセンチメンタルなオチ、という抜け感もまた洒落てますよ。
紹介記事【2017.08.02】
デイブは宇宙船 [DVD]
デイブは宇宙船 [DVD] (JUGEMレビュー »)

「現代文化を異文化の視点で描く」という「星の王子 ニューヨークへ行く」パターンを、もう一捻りして「異星人集団のSF冒険活劇」に練り込んだ本作。
時代遅れの事前情報で人工衛星から計算外、妙に多機能なデイブ・ミン・チャン号・・・原始的で野蛮な文明に毒されていく乗組員、そして地球人と宇宙船のロマンス!
個人的にはクローゼットで大笑い、Old Navyネタも可笑しいな・・・「キャプテン・クランチ」ネタやアイスクリーム屋と間違われるコンチなスーツ姿など、分かればウケる要素も。
紹介記事【2017.03.14】
コンボイ [DVD]
コンボイ [DVD] (JUGEMレビュー »)

故サム・ペキンパー監督作では評価の低い本作、分かってねーよなぁ。
70年代に隆盛したカー・アクション的ロード・ムービーの流れを汲みつつも、救世主の物語が仕込まれてるのは何故?
少なくとも当時のアメリカにおけるトラック運転手という生業の社会的地位はド底辺、その連中からエクソダスが始まり・・・賞賛から憎悪へ豹変する世間に諦めない男と男、死して英雄となる世の中を笑うラストは痛快の一語!
紹介記事【2017.01.17】
PlayStation 2 ミッドナイト・ブラック SCPH-50000NB【メーカー生産終了】
PlayStation 2 ミッドナイト・ブラック SCPH-50000NB【メーカー生産終了】 (JUGEMレビュー »)

正直、ゲームはこれで未だに事足ります。
メーカーには悪いけど、精彩グラとかオンラインとか不要だし。笑
紹介記事【2017.04.21】
勝手に観光協会 勝手に御当地ソング47+1
勝手に観光協会 勝手に御当地ソング47+1 (JUGEMレビュー »)
勝手に観光協会
みうらじゅん&安斎肇による歌とコーラスで、全国各地の郷土愛を歌い上げる本作。
モチーフ探しの観光後、旅館の角部屋で共同作詞&レコーディング…テレコ直録りの部屋鳴りがまたトリップ感を昂ぶらせます。
10年越しの生みの苦しみは、ラスト沖縄の不自然なフェードアウトで昇天したかのよう。笑
[Disc1]紹介記事【2017.06.07】
[Disc2]紹介記事【2017.06.17】
ミッドナイト・ドリーム
ミッドナイト・ドリーム (JUGEMレビュー »)
マンハッタンズ
日本版ジャケの、煌めく摩天楼の夜景がピッタリな甘々コーラス。
ドゥワップ時代から息の長い男声グループによる、ブラック・コンテンポラリーなA.O.R.盤です。
正直、こういう毒にも薬にもならんようなベタさって本来は苦手な筈なんですが・・・1曲目でガッチリ掴まれましたよ、改めて聴いてみても非の打ち所がありません。
紹介記事【2017.01.31】
Discovery
Discovery (JUGEMレビュー »)
藤田千章,佐藤竹善,アンドリュー・オセロット,クリアー・フィッシャー,小林正弘,キャット・グレイ,西村智彦
今となってはジャケのCGがチープですけど、本作のサウンド・デザインは今でも驚異的です・・・楽器の各パートやフレーズと、イコライジングによる音域(周波数)特性の強弱とを緻密に計算してミックスされている気が。
特に最初の2曲に顕著で、更にラスト2曲ではデヴィッド・T・ウォーカーのギターをフィーチャーした佐藤竹善A.O.R.という意外性も。
紹介記事【2017.03.09】
 (JUGEMレビュー »)

久々に腹の皮が捩れるほど笑わせてもらいました、北海道ローカル局には勿体無いほど優秀なマジメ君の斜め上を行く“バカ枠入社”の花子さん・・・放送事故か奇跡の視聴率かとハラハラ、腹の皮がw
紹介記事【2017.01.19】
ローグギャラクシー ディレクターズカット PlayStation 2 the Best
ローグギャラクシー ディレクターズカット PlayStation 2 the Best (JUGEMレビュー »)

通常版に様々な新要素を追加し、ゲームバランスも再調整された本作・・・いわゆるクソゲー要素が低減したかは判りませんが、新たに水の星アリスティアへ行けるようになり嬉しい!
ただし武器が増えた分、その合成ルールが通常版から一部変更されて思い通りにいかないもどかしさも。
紹介記事【2017.08.16】
もののけ姫 [DVD]
もののけ姫 [DVD] (JUGEMレビュー »)

世間では不当なほど評価が低いようですが、宮崎駿のジブリ作品では本作こそが最高傑作です。
鎮西の乙事主の“このままでは わしらはただの肉として 人間に狩られるようになるだろう”という言葉が、やがて“小さくバカになりつつある”猪たちを狩りもせず流れ作業で食らう千尋の親に繋がるのです。
紹介記事【2017.04.29】
Zill O'll ~infinite~
Zill O'll ~infinite~ (JUGEMレビュー »)

PS版からのグラフック向上と、仲間キャラクターやイベントの増加で分岐するエンディングもアップした本作。
出身地によって変化する展開、イベントでの対処次第で敵にも味方にもなるキャラクター。
そして奥深い歴史設定が反映された人物造形など、何周しても飽きのこないゲームソフトです。
紹介記事【2017.11.15】
EMOTION the Best 機動警察パトレイバー2 the Movie [DVD]
EMOTION the Best 機動警察パトレイバー2 the Movie [DVD] (JUGEMレビュー »)

前作の(大規模ハッキングによるサイバー・テロ)が絵空事ではなくなった現在と、フェイク情報に自衛隊と警察が翻弄されて東京が戒厳令下に置かれる本作。
冒頭の場面は、PKO日報問題で揺れる現在が25年も前に描かれた本作に重なります。
ハードボイルドな展開に織り込まれた大人の恋路に、古典芸能の趣きを漂わせた演出は意味深です。
紹介記事【2017.04.30】
 (JUGEMレビュー »)

正直に言って、この作者の絵柄は苦手です・・・でも、本作にはこの絵柄しかない!って感じ。
だから苦手な方にも読んでみてほしいです、あの戦争について語らなかった人の気持ちが伝わってきます。
そしてラストの、現代に突き刺さる批評に思いを巡らせてほしいです。
紹介記事【2017.06.20】

本日の脳内BGM
BLONDIE「Heart of glass」
EARL KLUGH「Doc」
THE STYLE COUNCIL「Our favourite shop」
RICKY MARTIN「Livin' la vida loca」
THE BRECKER BROTHERS「Some skunk funk」
THE STYLE COUNCIL「The lodgers」
DURAN DURAN「The reflex」
THE TRAVELING WILBURYS「End of the line」
ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA「Hold on tight」
LOOK「シャイニン・オン 君が哀しい」
オフコース「Yes-no」「I love you」「秋の気配」
ELECTRO DELUXE「Point G」
BRENDA K. STARR「I still believe」


*以下の動画は、もしかしたら携帯では表示できないかもしれません

『Electric Light Orchestra - Hold On Tight (Audio)』(Sound Only)


『オフコース I LOVE YOU (edit ver.)』(Sound Only)
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    | B.G.M. | 2018.11.01 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
    最近みたDVD
    「ReLIFE」File.5(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

    ちょっとご無沙汰でしたが、久々に続きをば…で「report8 亀裂」は前巻の「report6」で大神にGW付き合わせといて中間テストでまたも赤点の海崎、対して海崎をマークから外した小野屋は赤点組から卒業。
    そして新たな赤点組に加わった玉来(たまらい)、ホワッとした見た目に反してスポーツ万能らしく…それが過去に仇となった経験から実力を抑えてる様子、因みに赤点組といっても彼女の勉強を見るのは幼なじみの犬飼&朝地コンビです。
    再試突破した玉来ですが、無理が祟って練習中に倒れて狩生を巻き込み…狩生が溜め込んでいた劣等感が爆発、玉来トラウマ再発か?

    玉来にとって親友だった狩生の暴言は、負けず嫌いの狩生にとって越えられない壁な玉来への本音で…高校最後の試合を前にバレー部引退を決めた狩生、おー辞めちまえバカじゃねーの?
    まぁ集団の中で突出してると難しいわなー、玉来も仲良くするのはスポーツ以外にして部活は個人競技に絞れば?って他人事だから言えるけど…「report9 リベンジ」の見せ場はツンデレ狩生&寛大な大神のカップリングか?と思いきや、リライフ側の夜明&小野屋はそこに被験者(海崎+001)を関わらせたいようで。
    どうも被験者001って日代っぽいな、でも友人達との違和感に悩んだからって海崎宅まで相談に押し掛けるか普通?!

    独り暮らしの自宅に日代と2人きり、動揺する海崎+スマホ経由で音声モニターしてるリライフ職員2名…そういや現実でも某SNSが登録者のスマホから音声を常時拾ってるそうで、本作は何気にディテール細かいなぁ。
    辛い過去がフラッシュバックした海崎、日代を誰かと見間違えてとんだ粗相を…玉来と険悪な狩生を放っておきたくない点で一致する海崎と日代、だけど(踏み込んでまた壊してしまったら)と恐れる海崎は「だったら一緒にリベンジしませんか」と日代に誘われ。
    なるほどな、飛べなかったハードルは飛ぶ日が来るっていうね…別に逃げるのもアリだけど、また飛べなくてもハードルは姿形を変えて現れるのが人生ってか?


    前巻
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      | animation | 2018.11.01 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
      本日の脳内BGM
      久保田早紀「異邦人」
      SOPHIE & PETER JOHNSTON「Open up」
      PHILIP BAILEY「Go」
      GERRY & PACEMAKERS「Ferry cross the Mersey」
      EARL KLUGH「Balladina」
      CHUCK MANGIONE「Cannonball run theme」
      EARTH, WIND & FIRE「Wanna be with you」
      CHIC「Just out of reach」「Take a closer look」


      *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

      『SOPHIE AND PETER JOHNSTON - Open Up (1987)』(よくPSY・Sを引き合いに出される彼らですが、サウンド的には種ともこの3枚目辺りも影響受けてる気がします。音は如何にもなシンセ・サウンドですが、コードの感じやメロディに同時期ののニューミュージック/アーバン・ポップっぽさを感じて日本でウケなかったのが不思議に思えます;Sound Only)


      『Gerry and the Pacemakers ( Ferry Cross The Mersey ) - Video』(マージー川の河口にはリバプールがあり、彼らもまたマージー・ビートと呼ばれています。彼らの名前は知っていましたが、この曲はフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのカバーで知ったのでした)
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        | B.G.M. | 2018.10.31 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
        最近やったゲーム
        PS2ソフト「FINAL FANTASY XII INTERNATIONAL ZODIAC JOB SYSTEM」

        前回の続きは、空中都市ビュエルバ市民に「バッシュ存命」の噂を広める作戦から…それをやるのはヴァン独りで、バッシュと空賊の2人は立ち話して待ってるだけなのが解せませんな。
        いっそバッシュ本人が、歩きながら「この通り俺は生きてるぞー!」と叫びまくった方が早いんじゃ?…って、それだと即アルケイディア兵に捕まるだけか。笑
        空賊にしても、基本的にヴァンがお宝を手放すからビュエルバまで運んだに過ぎず…オンドール侯の屋敷にパンネロを連れ込んだ少年ラモンことラーナー第四皇子から彼女を返してもらうには、やはりヴァンが糸口を掴むしかないって事ね?

        考えてみれば反帝国組織としてもバッシュはダルマスカの英雄だった訳で、王殺しさえ虚報と分かれば彼らの士気だって上がろうというもの…すんなり話は通ってオンドール邸へ招かれましたが、しかし組織の連中が政府公認ガイドやってたとはな!
        その頃パンネロは、ソリドール家の家訓に従う紳士的なラーナー皇子に旧ダルマスカ王都ラバナスタまで送ってもらい…ってヴァン達の訪問と入れ違いとは、こりゃ無駄足かな?
        一方のバッシュは侯爵の真意を質さず帝国軍からのアマリア救出に協力を要請、でもその返答は帝国軍への引き渡し…バッシュが死のうが火中の栗を拾おうが、侯爵は面目を保てる訳で。

        ラバナスタへ移動中の戦艦へ移送された一同は早速アマリアと対面、ってバッシュを見るなり平手打ちかよ…彼女が王女アーシェである事はジャッジ・ギースにバレバレで、未だバッシュが父王を殺したと疑わないアマリア改めアーシェにしてみれば彼の言う「父王から預かった王家の証」など信じられない!というね。
        アーシェが処刑を免れるには王女である証拠が要るし、本物の王女と分かれば帝国によるダルマスカ統治の象徴として利用される…そこでヴァンのお宝が輝き奇跡を起こすか?と思えばジャッジが没収、王女以外は牢屋送りになりかけるもウォースラが登場!って誰?

        彼は解放軍の身分を隠して帝国兵に紛れていたらしく、先のやり取りを聞いてバッシュを助けた模様…名前からしてジョブはウースラ(槍遣い)だな!と思ったけどジョブなしゲストで、助けたアマリア改めアーシェはメンバー加入したので時空魔戦士なる謎ジョブに。
        彼女のLPが1万ポイントも貯まってたので、スロットちまちま埋めて買い置きの強装備に生着替え。笑
        アーシェをリーダーにして先陣を切りつつも、時空魔戦士の武器はボウガンなのでバトル時は後衛に…それでも敵兵は必ず彼女をタゲって、前衛メンバーにボコられHP真っ赤になりながらも寄ってくるのは何故?

        むしろ彼女は生け捕りだろうに、よほど帝国兵に嫌われてるんだな…でも嫌いじゃないぜ、じゃじゃ馬姫。
        飛空挺の格納庫へ向かう一行、パンネロを連れたラーナーとバッタリ…アーシェとバッシュの行動で「隠れた歪みを明らかにしてください」と、しかも「その歪みを糺して帝国を守る」とは器のデカいガキですな!
        人造破魔石を「お守り」としてパンネロに手渡し、ラーナーはウォースラと共にヴァン達と別れて陽動…ジャッジ・ギースと揉めてる間に2人が飛空挺を押さえ、脱出するや性懲りもなくオンドール侯を頼るヴァン達。
        ま、確かに逃げ込むとは考え付かない場所だけど。笑
        FF12 I.Z.J.S (1)(←左クリックで拡大表示されます)


        *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

        『I'M CAPTAIN BASCH FON RONSENBURG OF DALMASCA』(警備兵に聞かれるとダメなんですが、やっちゃいがちです・・・因みに僕はショップ内で達成し、その場で囲まれました)


        『FFXII Perfect Game #162 - Bhujerban Madhu Sidequest』(銘酒「ビュエルバ魂」回収ミニゲームです)
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          | game | 2018.10.31 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
          本日の脳内BGM
          YOU & THE EXPLOSION BAND「斬鉄剣 -石川五ェ門のテーマ-」「Funny walk in old fashion」
          THE SMITHS「There is a light that never goes out」
          オリジナル・ラヴ「接吻 -kiss-」
          PRINCE & THE REVOLUTION「Raspberry beret」「Tambourine」
          SHALAMAR「Right here」
          XTC「I bought myself a liarbird」
          CASIOPEA「Strasse」
          DEEE-LITE「Deee-lite theme」
          CASIOPEA「From over the sky」
          山下達郎「Morning glory」
          S.O.S. BAND「Take your time (do it right)」
          BOZ SCAGGS「Lowdown」
          AVERAGE WHITE BAND「Whatcha' gonna do for me」「let's go round again」
          THE BRIAN SETZER ORCHESTRA「Hey, Louis Prima」
          JIMMY CASTOR「Hey, Leroy, your mama's callin' you」
          SMAP「$10」


          *以下の動画は携帯などでは視聴できないかもしれません

          『接吻 ORIGINAL LOVE (PV)』


          『The Jimmy Castor Bunch - Hey Leroy, Your Mama's Calling You』
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            | B.G.M. | 2018.10.30 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
            最近みたアート
            「マルセル・デュシャンと日本美術」(←リンク先は公式サイト)

            先日の「最近行ったところ」でも書きましたが、東京国立博物館に行きました。
            本展は世界でも有数のデュシャン作品を所蔵するフィラデルフィア美術館との交流特別展だそうで、巡回展「The Essential Duchamp (デュシャン 人と作品)」を第1部として第2部の「デュシャンの向こうに日本がみえる。」と題した日本美術のコレクションと併せて観賞するというユニークなキュレーションでした。
            正直なところ、2部構成とは知らなかったしデュシャン作品にも期待は特にしてなかったのです…彼の作品は一般的な絵画やオブジェのような観賞を要しない類いの、概念の芸術ですし。

            ところが第2部も含め、気付けば3時間近く経っていてビックリ!…想像以上に彼が現代美術の貢献者であり、非常に先駆的だった事に気付かされましたよ。
            実は僕、お恥ずかしながら名前は知っても実際には1点も見た覚えがなくて…有名な「泉」が発表されたのが大正時代で、あの時代に堂々と女装してたとか凄過ぎて笑っちゃいましたね!
            いや嗜好としての女装でなく、既に著名だった自身の匿名化であり認識への挑発なのです…発音すれば「エロス哉人生」という意味になるローズ・セラヴィを名乗り、ダダの写真家マン・レイとコラボしたりしてね。
            マジで60年代が霞むわ!

            まさかデュシャンを知っていてウォーホルを賛美する人はいないよね、って観た途端かましてる訳ではありませんから…「泉」のコンセブトを知った時点でポップアートに失望したんです、まぁリキテンシュタインとかローゼンクイストならまだアリかなとは思いますが。
            ダダとは異なるアプローチで既成の芸術概念を破壊し、ありきたりの物に美を見出ださせる名付けの天才…そんな彼が印象派から入ってキュビズムの権威主義にウンザリし、ユーモアとエスプリでタブーを相対化していったのかと思いつつ観てたら口許が弛みました。
            遊び心と言っちゃ陳腐だけど、洒落っ気は大事だな!

            第2部の展示スペースはオマケみたいなものでしたが、要点は伝わるので問題なし…デュシャンの概念芸術を象徴する「見立て」が伝統的な日本の美意識と親和性が高いという意見は知ってましたけど、日本の美術に影響を受けたとは聞いた事がなかったし(言ってないけど)切り口として面白く観賞しました。
            例えば茶道に顕著な侘び寂び、錦絵のデフォルメという逆説的リアリティ…絵巻物における動的な時間表現、書との美的融合など。
            デュシャン作品は個人の思想だし、伝統美術はより曖昧な文化的蓄積だけど…西洋的な観念から脱しようとした彼が、まさか日本人の自尊心をくすぐるとは。笑

            そういえば最近って展示品の撮影OKなのね、邪魔臭いとかは別に思わなかったんだけど(何しに来たの?)って感じ…ササッと寄ってカシャッって撮ってパパッと移動して、んで後からスマホ画面でゆっくり楽しむんですよって事ですかね?
            それとも所謂「インスタ映えする」ってか、コンセプチュアル・アート好きな私って他人に思わせて幸せなのか…殊アートに関して言えば画像じゃ何も感じられないと、僕は思うけどな。
            それは個人の自由だし文句はないのよ、ただ勿体無いというか…アートってのは「今」と向き合う体験だから、撮ってると減るのに。
            ま、いいけどさ他人だし。


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              | visited / plan | 2018.10.30 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
              最近行ったところ
              上野(東京国立博物館)

              近頃なんだか上野のミュージアムばかり来てますが、観たいと思う展覧会が続いたんですよ…今回の主目的は「マルセル・デュシャンと日本美術」だったのですけど、そちらは後日の「最近みたアート」で改めて。
              で、もう一つの目的が「中国写真紀行 −日本人が撮った100年前の風景−」(←リンク先は公式サイト)…こちらも「マルセル〜」と同じ平成館で展示されていましたが、特別展じゃないし(ついでに)的な感じで。
              同じく平成館では「マルセル〜」の向かい側で「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展が開催中で、もし両方を観賞するとしたら¥1,200チケットを別個に購入しなきゃならないそう。

              しかし平日だと割に空いてて好いですな、いや平日でも上野の森美術館で開催中だった「フェルメール展」は入場制限かかって大行列でしたけど…ある意味そっちにミーハー連中の客足が流れてくれた気もして、ラッキーだったのかも?笑
              しかし上野公園って外国人の観光客が多いのね、下手すりゃ半数以上かも…東京国立博物館は特に欧米人が多くて、海外旅行で美術展を観るという感性はオシャレだなぁと感心しました。
              ところで「中国写真紀行」展、いかにも空きスペースの有効活用だったのは残念…先に観た特別展と比べて、仕方ないとはいえ。

              手札サイズの古い写真をガラス越しに眺めるという味気なさね、額装して1点ずつ壁に飾る手間は掛けられなかったんだ…かなり色褪せてきてたけどガラスの向こうじゃ細かく観察しようもなく、いっそ拡大コピーでも貼っとけよっていう。
              撮影時期は1903年(明治36年)から1920年(大正9年)という中国各地の史跡、その頃フランスではデュシャンがコンセプチュアル・アートを開花させていたと思うとまた格別な心境です。
              その頃の中国は清朝末期〜中華民国の初期、って事はジャッキー映画の「天中拳」「酔拳」の時代か!笑
              遥か昔に建てられた、およそ100年前の被写体。

              例えば三蔵法師が印度から持ち帰った経典を納めた大雁塔や彼の遺骨を保存する舎利塔、河南省洛陽の黄河支流両岸に穿たれた龍門石窟など…往時の栄華など微塵もない、荒涼とした景色とのコントラストに悠久の時の流れを感じました。
              全部が全部じゃないにしても、近年に撮られた写真と比べて動乱の時代に放ったらかされた史跡の寂寥感には何か惹き付けられるロマンがありますね…これらの写真の中の、この場所に自分も立ってみたい!そんな気持ちにさせられました。


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                | visited / plan | 2018.10.29 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
                本日の脳内BGM
                GEORGE WINSTON「Woods」
                BEE GEES「Night fever」
                (アーティスト不明)「セサミ・ストリートのテーマ (Sesame street theme / Sunny day)」
                T. REX「The slider」「Shock rock」
                ELTON JOHN「Sad song」
                DARYL HALL & JOHN OATES「Private eyes」
                T. REX「Midnight」「The groover」
                XTC「You're the wish you are I had」「I bought myself a liarbird」
                MILTON BANANA TRIO「Improviso」「A resposta」
                THE 24TH STREET BAND「Shoppin' 'round again」
                EARTH, WIND & FIRE「You are a winner」
                NARADA MICHAEL WALDEN「The real thang」「Get up!」


                *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                『Bee Gees - Night Fever (1977)』(「サタデー・ナイト・フィーバー」のテーマ曲です)


                『shock rock t.rex』(「タンクス」収録曲です;Sound Only)
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                  | B.G.M. | 2018.10.28 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |
                  最近みたDVD
                  「ドランクモンキー 酔拳」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

                  「ライターのリック・マイヤーズとジェフ・ヤンによる音声解説」で再視聴
                  誰かと思えば武術の著書も出している“アジアン・カルト映画のコラムニスト”で、要するにプロのマニアですな…ジャッキー・チェンがアメリカで知られる以前から彼に注目していたという、いわば筋金入りのカンフー映画ヲタク。
                  リックが喋り慣れてる印象ですが、発言の途中で遮ったり話題を変えたりと若干コミュ障なのでジェフは苛ついたんじゃないかな?笑
                  70年代末にマーベル・ヒーロー映画のわざとらしさを嘆いていた時、本作を観て興奮したリック曰く“いいカンフー映画は――オペラとバレエの融合だ”そう。

                  リックもジャッキー本人も、常に「酔拳は創作だろ?」と訊かれるそうですが…リックの弁によれば“酔拳のいいところは何にでもなれるところ”で、“蛇拳や猿拳を知っていればそれを取り入れられる”実在する拳法なのだとか。
                  ただし、現実でフェイフォンが継承した洪家拳は“虎と鶴の融合”で“少林寺の敵に復讐するべく洪夫婦が編み出した拳法”だったとか…“妻は鶴拳 父は虎拳を息子に教えそれが洪家拳となった”そうで、本作の英題「DRUNKEN MONKEY IN THE TIGER'S EYES」に猿と虎が入っている理由もそこにあったのね?

                  無影手を遣う殺人拳法家を演じたハリー細野っぽいウォン・チェンリー(黄正利)はテコンドーの名手、大阪生まれの韓国人とは意外でした。
                  カンフー・バトルのシームレスなアクションは今も見とれるほどですが、やはり本作最大の見どころは特訓シーンでしょう…カンフー・アクション中心に組み上げたようなストーリーでも構成に無駄がなく、多少の台詞は聞き飛ばしても展開が読めるシンプルさも世界的にヒットした理由でしょうな。
                  ところで根本的な疑問として、酒が切れると精度が落ちる酔拳を若い弟子に伝授したのは何故なんでしょうね?笑

                  実際は違うのかもしれないけれど、本作での酔拳が「変幻自在だが酒に支配される諸刃の拳」として描かれている点に関しては、16年後の正統的な続編の伏線にもなっているそうで…超えてはいけない“酔う”と“酔っ払う”の境界線の話が「酔拳2」ではあったらしいです、観たけど覚えていないなー?笑
                  “酔っ払ってしまえば力は出ない”ので、飽くまで“少し酔ってリラックスできる程度”でなければならないのが酔拳の秘訣なんですと。
                  う〜ん、だけど師匠の呑みっぷりは明らかに度を越えてたんじゃ?笑

                  因みに師匠と知らずに出会う飯店で、ジャッキーが乱闘中に足を突っ込んだ壺は尿瓶というそう(いわゆる「しびん」じゃないよ)。
                  つまり少なくとも清代末期までは、食堂の床に置かれた壺で小用を足していたのね…師匠と寝起きするあばら家にも大きな尿瓶はあったけれど、あれは(特訓期間限定の住居だから)だろうと思ってましたよ。
                  あんな大きな瓶に溜め込んでたら、中身を捨てるにしても特訓が要りそうですなー…山の中の一軒家で、どう処理してたのか考えると(外に穴掘ってしたら?)と思っちゃいますよ。笑


                  長文になったので下段に分けました。
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                    | cinema | 2018.10.28 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |
                    本日の脳内BGM
                    T. REX「The slider」
                    GEORGE WINSTON「Woods」
                    小曽根真「Endless season part I」
                    FU MANCHU「No dice」
                    LYNYRD SKYNYRD「Sweet home Alabama」
                    EN VOGUE「This is your life」
                    LEOTIS「I blame you」「Summer love」
                    BLONDIE「Heart of glass」
                    CHERYL LYNN「Shake up tonight」
                    PHOENIX「Too young」


                    *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                    『Lynyrd Skynyrd - Sweet Home Alabama - 7/2/1977 - Oakland Coliseum Stadium (Official)』


                    『Blondie - Heart Of Glass』
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                      | B.G.M. | 2018.10.27 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |




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