錯覚の科学 (文春文庫) [ クリストファー・チャブリス ]
錯覚の科学 (文春文庫) [ クリストファー・チャブリス ] (JUGEMレビュー »)
ここ数年で断トツのインパクトでした、誰もが犯す悪意なき嘘について。
それは克服可能な「個人の資質の問題」ではなく、だから盗用は必ずしも悪意ではないし医療ミスだってプロ失格じゃない訳です。
「たった一つの真実」なんて詭弁だし、所詮は見たい物を見て信じたい事を信じてるのよ。
己の記憶力を根拠に持論を曲げない友人には、是非とも本書を読んで柔軟さを学んでほしいな!
紹介記事【2020.03.16】
【中古】 バランサンド /ミルトン・バナナ・トリオ 【中古】afb
【中古】 バランサンド /ミルトン・バナナ・トリオ 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
ミルトン・バナナは「ゲッツ/ジルベルト」にも参加したボサノバ・レジェンドだったようで、ヴィオランのバチーダ奏法を応用した軽やかなビートがチャーミングなインスト物です。
東芝EMIの旧盤は別トリオの音源が混在したイカサマCDながら、ボッサ・トレスとのカップリングと思えば悪くないかも。笑
紹介記事【2020.02.22】
ACCA13区監察課 Blu-ray BOX 1【Blu-ray】 [ 下野紘 ]
ACCA13区監察課 Blu-ray BOX 1【Blu-ray】 [ 下野紘 ] (JUGEMレビュー »)
オノ・ナツメが原作でマッドハウス制作と、期待に違わぬスリリングかつユーモラスな展開が絶妙!
曲も映像も洒落てるOPは毎回飛ばさず観ちゃう位、大人のほうが楽しめる心理描写はハードボイルド風味のファンタジーという感じ。
紹介記事【2020.02.19】
セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー! [DVD]
セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー! [DVD] (JUGEMレビュー »)
宇宙で冷戦終結を迎え置き去り状態の「最後のソビエト連邦国民」と無線が趣味のハバナ大学教授に、ソビエトを憎む老CIAや反米官僚が絡む異色コメディ。
なので旧ソビエトとキューバの関係や、キューバがアメリカから経済封鎖を受けていた位は把握しときましょう。
古い喜劇の味わいを思わせる友情物語で、トボケたラストに繋がる枠物語の構成も見事。
紹介記事【2020.06.18】
探しに行こうよ
探しに行こうよ (JUGEMレビュー »)
終盤で詰んで積みゲー化していましたが、攻略本を入手したので再開しクリア達成!
PS2初期のタイトルで粗は色々ありますが、それを補う楽しさがありますね。
冒険ごっこの通過儀礼を、町の大人たちも密かに懐かしく思っているのでしょうな・・・バトル少な目のパズル進行と世界観のバランスがマッチして、ラストで温かい気持ちになりました。
紹介記事【2020.01.29】
愛しのインチキガチャガチャ大全ーコスモスのすべてー【電子書籍】[ ワッキー貝山 ]
愛しのインチキガチャガチャ大全ーコスモスのすべてー【電子書籍】[ ワッキー貝山 ] (JUGEMレビュー »)
(注・サムネは【電子書籍】です)
創業するやスーパーカー・ブームに乗り、ガチャガチャ界に名を馳せたコスモス。
「ハズレ」という画期的な概念を持ち込むなど大人気ない阿漕さに、読めば呆れる伝説の数々!
10万点を越えるコレクターにより陽の目を見た驚きと苦笑いの裏側、時代のユルさに悪乗り出来た時代の仇花か?
紹介記事【2020.01.24】
送料無料【中古】私たちの幸せな時間 (Bunch Comics Extra) [Comic] 佐原 ミズ; 孔 枝泳 and 蓮池 薫
送料無料【中古】私たちの幸せな時間 (Bunch Comics Extra) [Comic] 佐原 ミズ; 孔 枝泳 and 蓮池 薫 (JUGEMレビュー »)
粗筋だけなら一昔前のケータイ小説にありそうですけど、これは「泣ける漫画」として「泣いてスッキリ」じゃ詰まらないな。
彼は私かもしれない、そう感じた事を「ない」と即答してしまう人こそ僕には恐ろしく思えます。
僅かに心を詰まらせる、この幕切れの匙加減も見事だな…所詮は自分の時間を生きるしかないが故にこそ惜しむべき死も最大限の糧に変えてゆく、キリスト教的なカタルシスではありますが。
紹介記事【2020.03.03】
劇場版 天上人とアクト人最後の戦い【中古】【アニメ】中古DVD
劇場版 天上人とアクト人最後の戦い【中古】【アニメ】中古DVD (JUGEMレビュー »)
決して悪口ではなく、単に(ゆるふわ系)が好みじゃないので京都アニメーション作品って基本的に観ないのですが。
本編後に連続再生された特典映像で事件前の京アニ第一スタジオを観て、お亡くなりになった木上監督らの姿に胸が苦しくなりました。
失われた才能と未来を思い、死は画面越しの出来事ではないと改めて痛感しました。R.I.P.
紹介記事【2020.04.21】
ザ・タイガー!!! [ プータリット・プロムバンダル ]
ザ・タイガー!!! [ プータリット・プロムバンダル ] (JUGEMレビュー »)
タイの伝説に基づいた、人食い虎の魔物と戦うファンタジック・サスペンス・SFXアクション!
タイ語にクメール語に中国語とオーストラリア英語が辺境のジャングルで入り乱れる発想が面白いですね、それと食った人に化ける妖虎はゾンビ的で西洋ホラーの影響も思わせたりと好い意味でエキゾチック。
観ないジャンルであれば尚更オススメです、個人的には。
紹介記事【2020.06.13】
シンデレラはウンザウンザを踊る / バックドロップシンデレラ
シンデレラはウンザウンザを踊る / バックドロップシンデレラ (JUGEMレビュー »)
まるでN.Y.パンクを笠置シヅ子が乗っ取ったような?って両方とも詳しくない個人の感想ですが、今時こんな万人受けしそうにない音楽が商業ベースに乗れてる自主自立スタンスは本物。
ウンザウンザなる独自の「ええじゃないかポルカ」的な音楽スタイルを追究するカッコ好さ!
紹介記事【2020.02.04】
暴力戦士 [ 田中健 ]
暴力戦士 [ 田中健 ] (JUGEMレビュー »)
六甲の野外フェスで抗争勃発、東京側のリーダーが神戸リーダーの妹と呉越同舟の70年代クヨクヨ邦画版「手錠のままの脱獄」。
まぁ70年代とはいっても'79年の公開ですし全然クヨクヨじゃない石井輝男監督作です、ワルな田中健&ワルな岡田奈々+ホンワカした劇伴音楽のミスマッチぶりが逆に微妙さ加減を演出してる気も。
紹介記事【2020.02.18】
【中古】 ロリータの詩集(1) 花とゆめC1469/山中音和(著者) 【中古】afb
【中古】 ロリータの詩集(1) 花とゆめC1469/山中音和(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
ロリといっても訳アリ少女が徐々に「言葉」を取り戻していく高校生群像劇で、この大人になってから黒歴史化しそうな青臭いクールさが気恥ずかしくもあります。
上條淳士っぽい仏頂面に微妙な起伏を見せ、十代の粗い鋭さを感じさせます。
コミュニケーションって相手を通じて自分を見てるのね、その双方向の情報整理が年頃的に紛らわしく感じられたんだなーなんて。
紹介記事【2020.02.23】
HAIM / Days Are Gone 【CD】
HAIM / Days Are Gone 【CD】 (JUGEMレビュー »)
(注・サムネは前作です)
露出過多なセクシー路線に走りがちな女性シンガーとは一線を画すビジュアルといい、個人的に注目の若手3姉妹です。
父の影響で幼少時から学んだビートのセンス、民族音楽を専攻した長女はベースもフレーズがユニーク。
リズミカルな節回しの歌い方からはケイト・ブッシュを連想しました、楽曲のポップさと裏腹な何かしらハッとさせられる音のフックは前作が偶然の産物ではなかった証拠です。
紹介記事【2020.04.12】
◆◆日本昭和トンデモ児童書大全 オールカラー版 / 中柳豪文/著 / 辰巳出版
◆◆日本昭和トンデモ児童書大全 オールカラー版 / 中柳豪文/著 / 辰巳出版 (JUGEMレビュー »)
高度成長期を経て政治紛争も落ち着き、子供相手の経済が回り始めた時代の怪しい児童書から91冊を厳選。
夢と科学の分岐点、情報社会の一歩手前で他愛ない悪夢を盛り上げていた陰の功労者たちの人物伝も短いながら奥行きが増します。
こういったサブカル昭和臭は電子書籍じゃ嗅げないよなぁ?笑
紹介記事【2020.02.09】
空色のメロディ 1【電子書籍】[ 水沢めぐみ ]
空色のメロディ 1【電子書籍】[ 水沢めぐみ ] (JUGEMレビュー »)
(注・サムネは【電子書籍】です)
昔の「りぼん」とか「なかよし」っぽさと「少女コミック」っぽさとの中間といった印象で、洋風カントリーに王子様テイストは鉄板ですな。笑
番外編までバッチリ取りこぼしのない構成&画力で飽きさせませんよ、今じゃ出来ない牧歌的な少女漫画のエッセンスを堪能しました。
紹介記事【2020.04.02】
もののあはれ (ハヤカワ文庫SF ケン・リュウ短篇傑作集 0) [ ケン・リュウ ]
もののあはれ (ハヤカワ文庫SF ケン・リュウ短篇傑作集 0) [ ケン・リュウ ] (JUGEMレビュー »)
中国SFへの興味で手にした短編集ですが、原題も「Mono no Aware」と日本的な精神性の翻訳感に気恥ずかしさと碁の大局観や利他の解釈を絡めた表題作に感嘆させられ。
分かったように持ち上げてる訳ではなく、他にも70年代ハチャハチャ風味に本領発揮のシンギュラリティSFと清代末のファンタジー〜香港スチームパンクなどサービス精神も旺盛。
一神教的世界観からの落とし処もまた東洋的といいますか、僕は心地好かったな。
紹介記事【2020.05.28】
ハピネット Happinet DOPE/ドープ!! 【DVD】
ハピネット Happinet DOPE/ドープ!! 【DVD】 (JUGEMレビュー »)
制作にファレル・ウィリアムスが噛んでるだけあって、90年代ラップ愛と直球加減のハズし方が独特です。
正に「違法な薬物」+「まぬけ」=「素晴らしい」ドープさ、ハーレムでド底辺スクールカーストでマイノリティな3人組がどんでん返しを繰り返しつつ見事な着地を決めてくれました。
ラストショットの射抜くような眼差しは、ユルく観せつつ「スーパーフライ」の哀しみをアップデートしてるね。
紹介記事【2020.04.07】
【中古】SIMPLE2000シリーズ アルティメット Vol.2 エディット・レーシング
【中古】SIMPLE2000シリーズ アルティメット Vol.2 エディット・レーシング (JUGEMレビュー »)
噛めば噛むほどハマる、所謂スルメゲーなのです。
ディスクやゲームソフトやらでのコース生成もユニークですが、何より本編に再び絶賛ドハマり中です。
攻略サイトも本もないので、相性やレベルの効果にメール総数の増減など手探りで検証。
もしかして逆走バグを発見したのって僕ぐらいじゃない?笑
紹介記事【2020.02.26】
【中古】 おあとがよろしいようで コミックエッセイ /オカヤイヅミ(著者) 【中古】afb
【中古】 おあとがよろしいようで コミックエッセイ /オカヤイヅミ(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
いや落語の漫画じゃなく、食と死を問うエッセイ漫画です。
15名の作家たちとの会食インタビューを、益田ミリが筆書したようなタッチで描いてます。
“死ぬ前に食べたいものってなに?”という「話に詰まった酒席の定番」みたいな企画で一席設けるとは、みんなオイシイ発想ですな!笑
死は誰もが体験しうる一番遠い未来、実は「おあとがよろしいようで」=「次の準備が整いました」って深いな。
紹介記事【2020.01.18】
planetarian ちいさなほしのゆめ+星の人 Webアニメ版全5話+劇場版コンボパック ブルーレイ+DVDセット【Blu-ray】
planetarian ちいさなほしのゆめ+星の人 Webアニメ版全5話+劇場版コンボパック ブルーレイ+DVDセット【Blu-ray】 (JUGEMレビュー »)
原作が美少女PCゲーながら、天然ロボのウザさにも理由があり違和感なく引き込まれました。
荒廃した現在(遠未来)と既視感を覚える過去(近未来)の断絶と実利主義にならざるを得ない世知辛さから、叶わない夢に希望を見るほろ苦さは思いがけなく深く沁みました。
紹介記事【2020.01.25】
外国人ヒットマン [ 一橋 文哉 ]
外国人ヒットマン [ 一橋 文哉 ] (JUGEMレビュー »)
なんか国内の犯罪絡みって引いちゃうんですが、未だ未解決の様々な凶悪事件とアジア裏社会の巧妙さに何故か興味が湧きまして。
来日した足でサクッと済ませて即帰国という日帰り殺人旅行、偽造パスポートだから追跡調査も難しいし近隣諸国とは犯人引き渡し条約を締結してない点が利用されてる節もあり震撼モノ。
紹介記事【2020.03.29】
【中古】 妖精のネジ(文庫版) ソノラマC文庫/奈知未佐子(著者) 【中古】afb
【中古】 妖精のネジ(文庫版) ソノラマC文庫/奈知未佐子(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
25本のショートファンタジーを収録、心がキュッとしてほぐれます。
最初は地味な印象でしたが、デッサン力の高いデフォルメと時代に左右されない画風は只者じゃないですな。
僅かな紙数で過不足なく見せるクオリティでサラリと読ませる、甘く切ないストーリーの巧みさも見事。
紹介記事【2020.04.06】
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ]
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ] (JUGEMレビュー »)
旧東独、といっても今じゃ通じなさそうですが…80年代の社会主義国でヒップホップに目覚めちゃった若者と、彼らの活動を体制翼賛に取り込もうとする当局との丁々発止を描く青春コメディ。
飼い慣らそうとする権力側と調子を合わせつつ苦悩する主人公たち、ベルリンの壁が崩壊して彼らを待ち受けるラストのほろ苦さとタフさに男泣きです。
自分でいる事を描いている点で、英国のサルサ映画「カムバック!」と併せてオススメ。
紹介記事【2019.11.02】
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ]
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ] (JUGEMレビュー »)
ラジー賞を独占した下ネタ満載ムービー、とりあえず下品ですけど線引きはキッチリしてますね…笑わせる内容は、少なくとも男性なら他人事じゃないというか。
女性同士の巨乳幻想みたいなね、目の付け処が上手いなぁと。
まぁ万人向けではないにせよ、僕は感心しつつ大笑いしました。
紹介記事【2019.10.17】
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ]
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ] (JUGEMレビュー »)
笑いって鮮度があると思ってました、本作を観るまでは。
先が読めずに引き込まれましたが、確かに繰り返し観たくなるかも…計算されたシナリオが効いた笑いと、映像的な古さもまた味わい深いです。
スタンダードでバカバカしくて無駄のない、意外な傑作。
紹介記事【2019.12.10】
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット (JUGEMレビュー »)
中学生になったばかりの頃の、世界の拡がりに戸惑う姿は性別や世代を超えて響きますね。
作画力もストーリーテリングも卓越してます、些細な一瞬を捉える巧さが。
忘れていた何か、忘れたくなかった何か…最後のコマに、胸が苦しくなりました。
紹介記事【2019.11.11】
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
耳かき店ブームの火付け役、なんて書いては申し訳ないのですけども…決してブームに便乗した後追いではない、と。
穏やかな時間の流れる小さな町で、耳かき屋さんを訪れる客の脳内イメージが秀逸です。
こんな表現があったのか、こんな漫画があったのかと目からウロコ耳から(略)。
紹介記事【2019.12.23】
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
現代に至る国内の移ろいを漫画に語らせる好企画アンソロジーです。
漫画にしか出来ない表現は、例えば三輪自動車が走る風景でありリンチされる米軍の操縦士であり…基本的に主観視点であるが故の、俯瞰の効く文学表現よりも接地した仮想体験なのかも。
いわば漫画こそが伝え得た戦後の一片、切り口を変えて続けてもらいたいですね。
紹介記事【2019.12.12】
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ]
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ] (JUGEMレビュー »)
アフリカに対する先入観や固定観念が、ことごとく覆されます…偏見を持たないように心掛けていたつもりでも、日本にいて伝わってくる情報自体にバイアスが入っている訳ですが。
西欧支配の呪縛に歪められた各地の民族性や搾取の構造など、日本では見えにくい暗部が著者の目を通して見えてくるようで。
アフリカの話であり、同時に現代の実像でもあるのでは?と。
紹介記事【2019.09.1】

最近みたDVD
QUEENSRYCHE「Building Empires」 (←リンク先はTSUTAYA作品情報)

クイーンズライチって、80年代のヘビメタバンドですよね?…未だ活動してたのか、或いは再結成かと思えば'92年にリリースされたビデオを'02年にDVD化したという事のようで。
「ブラインドDVDライブ企画」のラストを飾る本作、厳密に言えばライブ映像が中心なれど初期のPV作品も収録されてます…メンバー3人のインタビューを挟みながらの約100分、5人編成みたいですけど残る2人は脱退したのかな?笑
4章立ての全19曲、'82年にシアトルで結成されてからの10年間を振り返るトークに沿って進行…前半はPVが多く、後半はライブ映像を主体とした構成。

しかし1曲目「Nightrider」から変化球で(あれ?)と驚かされました、いわゆるLAメタルだと十把一絡げに思ってましたが「Anybody listening?」の風変わりなコード感といいクセが強いのね…個人的には「Jet city woman」がオーソドックスながら耳に残りました、ただ全体的にクラシカルとも違う堅苦しさがなぁ。
PVは如何にも80年代メタルではあれど、当時にしては社会風刺っぽい映像も多かったのが印象的です。
「Another rainy night (without you)」PVは2バージョン収録、最初の方をMTVで流してもらえなかったのだとか…何が不味かったのか、気になります。


以下、収録内容
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    | music | 2020.09.05 Saturday | comments(0) | - |
    最近みたDVD
    「TAG タグ」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

    '18年のアメリカ映画で、実話ベースとあれば普通はスルーしちゃうんだけど。
    (えっ、実話でコメディ?)っていう意外さが気になりまして、しかも十代の頃から毎年1か月間欠かさず鬼ごっこ(TAG)してるというお茶目な小ネタを如何に観せるのかも興味津々で。笑
    しかし約5分半の特典映像「鬼ごっこを30年間続けた男たち」による当事者コメントを聞くと、盛ってるような場面も実話に由来しているそうでビックリだわ。
    劇中では人数を半分に絞ってたり記者が美女だったり密着取材だったりしますが、鬼ごっこ自体に絡むエピソードには制作者のリスペクト精神が感じられます

    齢を重ねたが故に児戯を止めるのではない、止めたから老いるのだ…的なスローガン?まで本人たちが言ってるしで、なかなか小気味好くアレンジしたのね。
    劇中では'83年の少年時代から30年間、未だ一度も鬼になっていないジェリーが無敗のまま鬼ごっこ引退を宣言した!と…前年の鬼だった獣医師ホーギーは、そうはさせじとインタビュー中の大企業CEOボブを取材記者ごと連れ出します。
    そのままコロラド州デンバーで老父と楽しくキメてたチリ&オレゴン州ポートランドでカウンセリングを受けてる最中のセーブルも強制召集、一致団結して結婚式を襲撃する作戦開始!
    (下欄に続きます、ネタバレ注意)
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      | cinema | 2020.04.25 Saturday | comments(0) | - |
      最近みたDVD
      「アンドロメダ・ストーリーズ」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

      今はどうだか知らないけれど、始まった頃の日テレ特番「24時間TV」でチビッコの貴重な楽しみだったアニメ枠…手塚アニメの牙城と思われた中に、まさか竹宮恵子原作のアニメが存在していたとは意外です。
      なので忘れない内に観てみました、正しくは竹宮と光瀬龍との共作だったようで脚本は辻真先…聴けば一発で分かる音楽は大野雄二で主題歌「永遠の一秒」作曲も担当してますが、歌っているSTEVANYってあのステファニーじゃないのね?笑
      サムネ画像の竹宮イラストとイメージ違うなど心残り多数のアニメーション制作は東映動画か、約85分の尺は2時間枠と思われます。

      「我々の宇宙が存在しない程の遠い昔」という舞台設定に、やはりスターウォーズ以降という感じが…といっても舞台は一惑星ですし、同じ大野雄二とはいえ余りに劇場版「ルパン三世」の劣化版っぽい劇伴がテーマの壮大さと噛み合ってない印象は否めないですね。
      原作はコバルト系雑誌に連載されてたようで、それをギュッとまとめたんでしょうけど…結果的に慌ただしいご都合主義が強くなり、竹宮作品の哲学色を覆っちゃっている気がしました。
      Wikipedia情報によると“光瀬龍原作・竹宮惠子作画のSF漫画(およびアニメ作品)”だったようで、OAは'82年8月22日との事。

      連載期間は'80年11月から'82年11月号、つまり連載終了前にオチを付けたのね?
      因みに“例年は手塚治虫が関与する作品が放送されていたが、前年の『ブレーメン4 地獄の中の天使たち』が納期に間に合わずほぼ未完成の状態での放映された事が問題になった為、この事態を重く見た日テレ上層部の意向で他社制作の今作が放映された。今作の評価次第で翌年度の他社制作も検討されたものの、読者層が限られるかつ読者がアニメ化作品の完成度に厳しい少女漫画だった事から視聴率が芳しくなく翌年度からは再び手塚作品を放送することとなった。”とあり、まぁまぁ黒歴史なのかも。
      (下欄に続きます、ネタバレあり)


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      【最近読んだマンガ】山岸凉子「ゆうれい談」| 2015.09.06
      【最近みたDVD】「地球へ…/Expansion Disc I 〜さよならを君に〜」| 2016.09.13
      【最近みたDVD】「地球へ…/Expansion Disc II 〜君を想う宙(そら)〜」| 2016.09.17
      【最近みたDVD】「地球へ… TOWARD THE TERRA」| 2018.01.24

      アンドロメダストーリーズ_六角通路(←左クリックで拡大表示されます)
      〈六角通路 (Hexaisle)〉関連記事:
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      【最近みたDVD】「スペースアドベンチャーコブラ」| 2018.02.03
      【最近みたDVD】「スターウォーズ4 新たなる希望」| 2018.02.07
      【最近みたアニメ】「未来少年コナン 特別篇 巨大機ギガントの復活」| 2019.03.14
      【最近みた映画】「ルパン三世 ルパンVS複製人間」(日テレ・カット版)| 2019.06.03
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        | animation | 2020.04.09 Thursday | comments(0) | - |
        最近聴いたLP
        JIM HALL「同」

        レコード・プレーヤーを如何に使っていなかったか、白っぽくなったターンテーブルを見て痛感しましたよ…アクリルのカバーの中にあっても薄く埃が積もってたとはね、レコードクリーナーを買った時は勇んで聴く気でいたというのに!笑
        久しぶりに何か聴こうと思って、どれにするか迷っていたのですが…しばし考えて、ルパン三世のサントラ群とビーチ・ボーイズのボックスセット以外にmotebookでレビューしていないのは本盤だけだと思いまして。
        A面は「アランフェス協奏曲」が、B面には「スワン・レイク(白鳥の湖)」と「なき王女のためのパヴァーヌ」が収録されています。

        (ジム・ホールが自身の名を冠したアルバムなんてリリースしてただろうか?)
        そのように思われる諸兄に説明しますと、本盤はCTIレコードの邦盤発売元であるキングレコードが「SUPER FUSION 1900」なるシリーズの一枚としてリリースしていた廉価盤なのです…おそらく当時でも一般的に¥2,500か¥2,800はしたLPレコードを、著名アーティストの代表曲で編集した“完全限定盤”として格安販売していたのでした。
        とはいえジャケットは、ピート・ターナーの写真と山口至剛のデザインで統一感があります…因みに本盤は、濃い緑のフィルターを掛けたラシュモア山の写真。

        ちゃんとライナー・ノートも付いていて、解説の山口弘滋によるとB1収録曲をタイトルにしたオリジナル・アルバムが発表されて間もない時期だったようで。
        A1収録曲は、正にドン・セベスキーの名アレンジが光る'75年録音…共演者にチェット・ベイカー(tp)/ポール・デズモンド(as)/ローランド・ハナ(pf)の名前しか挙がってませんが紙数の都合でしょう、僕も過去に紹介したタイトル作の記事に書いたので割愛。
        B1もドンのアダプトで録音は'82年、こちらはヒューバート・ロウズ(ft)/チェット・ベイカー(tp)/ケニー・バロン(pf)/スティーブ・ガッド(dr)の名が。

        B2はアート・ファーマー(fgh)/マイク・マイニエリ(vib)/マイク・ムーア(bs)/スティーブ・ガッド(dr)、因みに僕が本盤を買う決め手となった曲でもあります…まぁ「定価が安いレコードにハズレなし」という経験則もありましたけどね、カシオペアの「MINT JAMS」ECMのコンピ盤J.J.ジョンソンもそうして出会った訳ですし。
        ただ、個人的にB2は4ビートで始まった瞬間にガッカリしたんです…なんか野暮ったいアレンジだな、という印象が未だあります。
        その代わりA1に出会えただけでも価値がありました、やはり雨の日はアナログ盤の音が心地好いですな。
        cti jim hall k19p-9139(←左クリックで拡大表示されます)


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        【最近聴いたCD】ヒューバート・ロウズ「シカゴ・テーマ」| 2009.10.30
        【最近聴いたCD】「ゲッツ/ジルベルト」| 2011.10.12
        【最近聴いたCD】PAUL DESMOND with STRINGS「Desmond Blue」| 2013.02.21
        【最近聴いたCD】JIM HALL「CONCIERTO」| 2014.08.07
        【最近聴いたCD】STAN GETZ「BIG BAND BOSSA NOVA」| 2015.12.09
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          | music | 2019.12.30 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
          本日の脳内BGM
          SING LIKE TALKING「心の扉」
          A-HA「The sun always shines on T.V.」
          高橋幸宏「All you've got to do」
          PERULATOR「Eternity [perculator]」
          JAZZANOVA「Coffee talk (Yukihiro Fukutomi remix)」
          SOPHIE & PETER JOHNSTON「I want you to know」
          SIMPLY RED「Maybe someday...」
          PRINCE「Do me baby」
          PRINCE & THE REVOLUTION「Alexa de Paris」
          CASIOPEA feat. FRANK SIMMS「Sun」
          CASIOPEA「Strasse」
          ADAM & THE ANTS「Mile high club」
          SHALAMAR「Make that move」
          KYLIE MINOGUE & JASON DONOVAN「Especially for you」
          PATTI AUSTIN & JAMES INGRAM「Baby, come back to me」
          QUINCY JONES feat. PATTI AUSTIN「Betcha' wouldn't hurt me」
          YOU & THE EXPLOSION BAND「サンバ・テンペラード」
          MEJA「How crazy are you?」
          PENGUIN RESEARCH「ボタン」
          渕上舞「Rainbow planet」
          SOPHIE & PETER JOHNSTON「A bigger temptation」


          *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

          『Patti Austin & James Ingram - Baby, Come To Me • TopPop』(この歌もオースティンの「Do you love me?」同様、'82年のロッド・テンパートンとクインシー・ジョーンズの黄金コンビが手掛けていたのね、)


          『ReLIFE - Kankentsu hen Ending - Button / PENGUIN RESEARCH』(尻切れですが、アニメ「ReLIFE」完結回のバラード・バージョンですね)


          『渕上 舞 1st シングル「Rainbow Planet」 MV short ver.』(こちらはアニメ「プラネット・ウィズ」のEDです、曲調は水樹奈々っぽいけど実は関係なくて本編では脇役の声を当ててる声優が何故か歌ってるという謎)
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            | B.G.M. | 2019.12.07 Saturday | comments(0) | - |
            最近聴いたCD
            山下達郎「FOR YOU」

            '82年に発表された本作は、僕にとって山下の最高傑作なのです…鈴木英人のジャケットといい、収録された楽曲のバランスといい。
            でもまぁ山下のファンからすれば(他のアルバムどんだけ知ってんの?)と突っ込まれそうですけど、本作しか知らないんです僕。笑
            前にLPで持ってた時は、聴きながらジャケを飽かず眺めていたものです…1曲目の「Sparkle」から「Music book」への流れは絶品ですよね、そしてある時期から「Morning glory」「Love talkin' (honey it's you)」の弛さに一段と魅力を感じるようになり。
            更に、完璧と思えない点が本作のマジックなのかも…こうして久々に聴き直してみて、そんな気がしたのです。

            (ずっと心に引っ掛かっている本作の欠陥要素が、今も聴きたくさせるのでは?)って。
            その1つは曲間の「Interlude」で、彼の代名詞ともいえる多重ハモりを数秒だけ不規則に挿入してるのがね…あってもいいけど先ず要らないし、その置き所にも正直(違うな)って必ずモヤモヤさせられるのですよ。
            で2つ目が曲順ね、LP時代はAB面に分かれてて暗黙のセオリーみたいのがあったんですよ…例えばA−1はキャッチーでA−2辺りにイチオシ曲とか、両面ともラストはバラードかミドルテンポというような。

            だからってA面ラストが「Futari」は重すぎでしょ!あの真夜中みたいなバラードはB面ラストに回して、むしろ「Your eyes」と入れ替えた方がB面トップの「Loveland, island」に繋がる感じが出るじゃない?…などと必ず思ってしまうのです、しかし実はその僅かなアンバランス感も入念に計算され尽くした結果のように思えてきたのですよ。
            というのも、こうした邪念(?)が曲への集中を妨げる訳ではないんですね…ただ普通に(もう一度聴こう)って気にさせるだけなのは、一種のテクニックなのかと。
            それと今回、ようやく「Hey reporter!」がスライ風ファンクと気付きました。

            具体的にいうと「Thank you (falettinme be mice elf agin)」「Thank you for talkin' to me africa」のベースラインとギターカッティングを引用して、よりヘヴィなファンクに仕上げてたのね…おそらく山下の全楽曲中でも異色なんじゃないかという私的な憤りが込められていて、サウンド・デザインも本作のトーンから浮いてる割には不思議と程好いアクセントといった印象なのです。
            いやお世辞じゃなくね、久々に聴き直してみて今回やっと面白味を感じたのですが。笑
            因みにCDは'02年のリマスタリング盤で、ボートラに同名TVドラマの主題歌「あまく危険な香り」と同インスト版2バージョンに「Every night」を収録…この(ボートラ追加)というのが山下らしくない気がしたのは、僕だけでしょうか?

            彼が(既に完成された構成)を今になって弄る人とは思ってなかったのです、しかもボートラだけ若干音圧デカめだし…そういうのは気にしないのかぁー、別に構わないんだけどなんか意外だったので。
            まぁ「あまく〜」は参加ミュージシャンもオリジナル収録曲と被っているのか違和感ないですし、ドラマ用インストもピアノ・バージョンは(歌メロをピアノの白玉に置き換えただけなのに)といったアレンジの妙を感じました…シャッフルっぽくビートを変えたサックス・バージョンは、やや強引な気もしましたが。笑
            「Every〜」も楽曲としては好きなんですが、この曲だけリバーブがドライ気味で全体から浮いてません?…どういった意図で最後の1曲だけを、この時代らしい深めにリバーブを効かせたミックスにしなかったのだろうかと。

            (いっそマスタリングだけ直すのでなく、全楽曲の残響処理を抑えて今っほいミックスにしたら好かったのでは?)とか思ったりしつつ、続けて3度も聴いてたんですけどね。笑
            ともあれユーミンだったら「昨晩お会いしましょう」、サザンだったら「ステレオ太陽族」…そしてヤマタツだったら本作「FOR YOU」がマスターピースだと、僕は思うのです。





            *以下の動画は携帯などでは視聴できないかもしれません

            『Hey Reporter! Tasuro Yamashita』(音量デカめですSound Only)


            『Tatsuro Yamashita - Every Night』(Sound Only)



            以下は個人的メモ画像(6枚)。
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              | music | 2018.10.13 Saturday | comments(0) | - |
              最近行ったところ
              上野の森美術館(「世界を変えた書物展」)(←リンク先は上野の森美術館公式サイト内当該ページ)

              またも上野です、前回「ジャランジャラン」を観た帰りに惹かれた「世界を変えた書物展」を観に行きました…しかし(上野の森?)と思ったら、元・聚楽の上にある書道をよく展示してる辺りにあったとはね〜?笑
              知ってるようで知らなかった上野のミュージアム、それに西郷さんの銅像も心なしか場所がズレたような。
              「世界を〜」展は金沢工大との合同展示で入場無料、展示された稀覯本(きこうぼん)は'82年に開設された同大の“工学の曙文庫”コレクションだそう…入って先ずは洋館の書斎を模したような、革表紙の初版本が天井まで並べられた書棚の壁に囲まれる趣向で掴みはバッチリ!笑

              写真撮影OKなのもあって、まぁシャッター音だらけ…なので画像検索すれば大体どんな感じかは分かって頂けるでしょう、実際この展示は見事なものでした。
              書棚を埋め尽くす古めかしい本もイミテーションではない“工学の曙文庫”の蔵書で、触れられないのは残念でした…書棚の前にはガラスケース越しに開かれた本が飾られていましたが、活字や挿絵の印刷状態が極めて良好という程度にしか観察出来ませんでした。
              次の展示は、世界を変えた代表的な書物が分野別に並んでいましたが…どうも最初の趣向を凝らした展示と比べてしまい、早くも力尽きたような印象が拭えず。

              こちらもガラスケース越しではありましたが、透明なアクリル板に本を乗せて下に鏡を敷き表紙の装幀も見せる工夫がされていたのは感心しました…革張りだったり鮮やかなマーブリング紙だったりする装幀と何の特徴もない装幀とが書物の内容とは無関係で、これは出版会社の方針の違いか出版した著者または支援者の財力が反映されたのかな?
              でもまぁ1点々々に見入る程じゃありませんね、もっと現物に接近して観察出来たなら違ったでしょうが。
              後は現物なしで、世界を変えた書物が異なる分野と相互に影響しあって新たな分野を創造していった相関関係を視覚的に表現したインスタレーション類でした。

              興味深かったのは、グーテンベルクによる活版印刷が発明された15世紀半ばから現代に至る時系列で世界各国の出版点数を表示したビデオですね…活版印刷発祥の地はドイツであるにも関わらず、爆発的な出版量で先ずはルネサンス期のイタリアが情報の中心に。
              その後しばらくは独仏伊が拮抗し、19世紀前後はイギリスが産業革命の勃興と歩調を合わせるかのように台頭…そして19世紀後半からアメリカの時代と、ちょっと出来すぎな位で。
              新たな発見が次なる発見を促していく連鎖には国力の豊かさが関連していて、幸福な相互フィードバックが発生していたのですなぁ。

              展示された書物にはニュートンやダ・ヴィンチの著書やアインシュタインの手稿などもあり、当時の衝撃が目に浮かぶよう…またお触りOKなレプリカ本も用意されていて、いわゆる紙媒体が果たしてきた歴史を感じられる好企画でした
              「世界を変えた書物展」(←左クリックで拡大表示されます)


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                | visited / plan | 2018.09.30 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |
                本日の脳内BGM
                THE CARDIGANS「Carnival」
                山下達郎「Sparkle」
                PAT BENATAR「Heartbreaker」
                SCANDAL feat. PATTY SMYTH「The warrior」
                山下達郎「あまく危険な香り」
                DIRE STRAITS「Money for nothing」
                THE ARCHIES「Sugar, sugar」
                FISHBONE「Give it up」「In the air」


                *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                『Pat Benatar - Heartbreaker (1980) HD 0815007』(曲調がアン・ルイスに聴こえてしまう・・・笑)


                『あまく危険な香り』(映像は'82年のTVドラマで、主題歌と同じタイトルだったそう・・・こういうアダルトなドラマって、今でもあるのかなぁ)
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                  | B.G.M. | 2018.09.01 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |
                  最近みたDVD
                  「ホットフラッシュ 〜ワタシたちスーパー・ミドルエイジ!〜」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

                  本作は、正に観る人を選ぶ映画ですな…日本語は吹き替えなしで字幕のみ、いきなり予告編も映画会社のロゴもなく年配女性のアップで(まさか?)と驚くブルック・シールズの劣化っぷり!
                  ちょっと前にやってたCMで、綾瀬はるかが元チームメイトと集まって高校バスケ時代の背番号とコカ・コーラのペットボトルに印刷されたナンバーとで盛り上がるという…まさにあのノリですな、体育会系アラフィフ女子のメンタリティに狙いを絞った友情モノ?
                  原題も同じく「THE HOT FLASHES」で、このホットフラッシュというのは更年期障害の一種みたいですね…ブルックが主演でしょっぱい旦那にエリック・ロバーツ、あとダリル・ハンナがチームメイトで出演してます。

                  ゴーゴーズの「We got the beat」に乗ってスタートする娘のバスケ試合観戦、そして乳ガンで早世した親友の遺したガン検診車が廃止の瀬戸際と知ったブルック…検診車の存続に必要な当座の資金を賄うため、かつての女子バスケチームを再結成して娘の強豪チームとチャリティー試合を開催しようと思い立ちました。
                  という訳で、前半は元メンバーの説得やら準備やらに費やされてしまいます。
                  他のメンツは。ジャンキーなハーレー乗りのロキシーに所謂ズベ公なクレメンタイン…そして黒人女性市長を目指すフローリン、彼女は松下由樹に無理矢理JBの格好させたようにしか見えませんでしたけど。
                  それよりも、バスケって5人制でしたっけ?

                  個人的な印象としては、とにかく眉間に縦ジワ寄せっ放しのブルックが残念すぎました。
                  いや(ババアでガッカリ)とは違うんだよねー、更年期で苛つく主婦っていう役柄のせいかと思ったんだけど画像検索すると素でもあの顔で。
                  若かりし頃の面影は微塵もなく、あの絶頂期の美貌に隠れていた性格が滲み出てしまったのかもしれないと思ってしまいました。
                  太ってたり老け込んでたりしても悲しくはならなかったでしょうけど、本当に(よっぽどキツい性格なんだな)っていう感じがショック。
                  本作でも原因が自業自得なのを隠してたり、バスケを思い付いたのも旦那を惚れ直させる魂胆だったとかゲスいんだよ!

                  好かったのはシスタ松下由樹ね、ドナ・サマー「Hot stuff」の替え歌とか黒髪ストレート・ボブのヅラとか実にスパイシーなポジションで。
                  それと小人俳優をコーチ役に起用したのは個人的に高ポイントでした、もしかしたらアラフィフ女の中に男を置いて観客に期待や誤解を抱かせないキャスティングだったのかもしれませんが…だってさ、本作にイケメンどころか善良な男性は小人俳優しか出てこないんだもの。笑
                  まぁ全体的に体育会アラフィフ女子向けなので、娘チームのリーダーとその母親に敵意むき出しです…母娘揃ってサセバカ扱いは僻みっぽいし、ホットフラッシーズの話題が各地のチャリティー運動へっていう美談もコメディなら笑うとこです。

                  とはいえ'12年製作ながら、本作は'82年に47歳で亡くなったMURHEL HENNIGなる女性に30年の歳月を超えて捧げられているんですね…なので迂闊な感想は不謹慎タグが付けられかねない気も、ところでケイコ・デグチなる日本人が編集でクレジットされてましたね。
                  最後になりましたが、もしやアレの場面は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」オマージュなのでしょうか…あっちは観てないので定かではありませんが、サセバカ母が郵便ネタで喘ぐ場面では笑う以前に「それでもフニャらないエリック」の無我夢中さに思わず感心しちゃいました。笑
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                    | cinema | 2018.08.30 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
                    最近聴いたCD
                    THE TIME「WHAT TIME IS IT?」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

                    '82年リリースの本作、当時ミネアポリス・ファンクと称されていたプリンス一派のザ・タイムによるセカンド・アルバムですが…ノンクレジットながら実質上の作詞作曲と演奏は、プロデュースを務めたプリンスが一人で作っていたとか?
                    彼らは(プリンスの弟分)などと言われていましたが、弟にしては厚待遇だったのかどうか…後に脱退して80年代のR&Bを席巻するプロデューサー・コンビとなるジミー・ジャムとテリー・ルイスを思えば、決して実力不足だった訳ではなく単にオーバー・プロデュースだった気はしますね。
                    モリス&ジェロームも、日本でパクられまくったし?

                    ザ・チェッカーズに岡村靖幸に大沢誉志幸、それとシャ乱Qなどなど…プリンス映画「パープル・レイン」で観られるザ・タイムのコミカルなステージ・アクトは、プリンスのクラウドギター風ギターと共に多くの日本人“アーティスト”がパクっていましたっけ!笑
                    それはともかく、リアルタイムで僕が聴いたのは次作「アイスクリーム・キャッスル」とモリス・デイのソロ「カラー・オブ・サクセス」でした…本当に聴きたかったのは本作だったんだけど近所のレコード屋にはなかったんで仕方なくね、そういう時代だったので。
                    で本作、6曲入りで大半が5分超のエレ・ファンク。

                    最大の目玉は2曲目「777-9311」です、細かいハイハットの刻みが特徴のドラム・パターンが実は打ち込みだったとは…実際に叩くのも難しそうですが、当時のリズムマシンでこのグルーヴとは流石プリンスだわ!
                    ベースのリフもカッコ好くて、個人的には「パープル・レイン」劇中歌の「The bird」「Jungle love」以上に彼らを代表するナンバーではないかと…正直これだけ聴ければ満足だったんです、TSUTAYA宅配レンタルがなきゃ聴く機会はないままだった気もします。
                    3曲目の「Onedayimgonnabesomebody」は歌声も曲調もプリンスの「戦慄の貴公子」B面曲っぽいですね。
                    (長くなったので、続きは下欄に)


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                      | music | 2018.02.17 Saturday | comments(0) | - |
                      最近みたDVD
                      「SPACE ADVENTURE COBRA」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

                      寺沢武一の連載漫画を初アニメ化した、'82年の劇場版「コブラ」です…近所のレンタル店には後続のTVシリーズやOVAしか置いてないので、これもTSUTAYAの宅配サービスにて何十年ぶりかで観た次第です。
                      そう、公開当時の題名は原作漫画と同様「スペースアドベンチャー」なしの「コブラ」だったんですよね…やはり「コブラ」だけではシルベスター・スタローン同名アクション映画と紛らわしいからなのでしょうか、よく知りませんけど。
                      冒頭の東京ムービー新社の文字で「カリ城」を連想しましたが、如何にも出崎統な画面処理は劇場版「あしたのジョー」っぽいなぁ!

                      そういえば本作、主人公コブラの声は後続作品の野沢那智ではなく松崎しげるが当てていたんだよね…TVシリーズで初めて野沢版コブラの声を聴いた時は違和あったけど、久々に聴いた松崎版コブラの声もまた逆に(違くね?)と感じたり。
                      でも、やっぱり松崎の野暮ったい喋りこそがオリジナルのコブラって感じも。笑
                      それと原作と違って、本作ではコブラの左腕が彼の意思によりサイコガンに変化します…漫画で読んでた時は、あのパカッと義手を外すのをまどろっこしく思ってたし本作を劇場で観た当時は(コレだよ!)って気がしたんだけど世界観としては義手の方が似合うかも。

                      というか、義手じゃないって事はクリスタルボーイ最終攻略どうすんのよ?…それ以外も三姉妹は背中タトゥー設定なくなってるし、スノーゴリラもギルドと敵対してるしで妙に新鮮。笑
                      まぁ本作もリアルタイムで観て以来だからなー、どうやらTVシリーズと記憶がゴッチャになってしまってたみたいです…しかしトポロ爺じゃなくて教授に見覚えある気がするのは、何か別の実写SF映画だったと思うんだけど思い出せず。
                      それとタートル号の船内ゲートが劇場版「ルパン三世」マモー本部(?)とそっくりな六角形で、カシオペアの「MAKE UP CITY」ジャケといい当時の未来感覚か?

                      本作はコブラが賞金稼ぎのジェーンと知り合う事から始まり、海賊ギルドに追われる彼女と囚人惑星で末の妹キャサリン救出に向かうも第7銀河ギルド幹部クリスタルボーイを愛する妹に姉は殺され…遺志を継いだ次女ドミニクを匿っていたレジスタンスのスノーゴリラもギルドの大攻勢に壊滅と、伝説のさ迷える星ミロスの運命を賭けた姉妹喧嘩に巻き込まれるのです。
                      宿敵クリスタルボーイには伝家の宝刀サイコガンも効かず、義手じゃないのでロケットパンチも使えないコブラに勝機はあるのか?…というストーリーでこのオチは、まさに残念ながら当然というのが正直な感想。

                      ま、コブラに物語の良し悪しを求めるのもね…本作もまた「スターウォーズ」的な世界観やビジュアルの影響下にあるのですが、それ以前の「バーバレラ」や「フラッシュ・ゴードン」といったキッチュなSF映画の猥雑さと空想感か醸す「嘘臭い未来」が絶妙で。
                      ところで、ドミニクが炎状の馬に跨がる絵面って「地球へ…」の精神攻撃で描かれるイメージにもあったけど何が関係してるんだ?…馬上の裸婦といえばピーピング・トム説話で有名なゴディバ夫人が先ず思い浮かぶけど、大規模展覧会でもあったのですかね当時。
                      美術監督補佐に男鹿和雄、でも緑あふれる自然は一切ないので期待は禁物です。

                      六角通路(←左クリックで拡大表示されます)
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                        | animation | 2018.02.03 Saturday | comments(0) | - |
                        最近みたDVD
                        「キッドナップ・ブルース」(←リンク先はTSUTAYA作品情報)

                        英語のタイトルは「KIDNAPING BLUES」、敢えて“KIDNAPPING”ではないらしいけど理由は分かりません。
                        写真家として知られる浅井愼平の初監督作品で主演はタモリ一義、そして音楽は山下洋輔…'82年の公開前、僕は目黒雅敘園で山下の「観月会」なるライブを観に行き受付でもらったチラシ(フライヤー)から本作を知りました。
                        筒井康隆からの繋がりで知った山下に、山下らに見出だされたタモリ…まさかそこに浅井が絡むとは、こりゃ見逃す手はない!と思いながら(映画なら当然CMも紙面広告も打つものだ)と油断していたせいで公開終了してから気が付いて。

                        浅井による本作のフォトブックを繰り返し眺めながら、中綴じの隔週雑誌「ぴあ」で名画座情報をチェックしていた中学時代…よもや本作を観る機会がこれほど遅くなるとは、またDVDなる記録媒体を宅配レンタルで視聴する日が来るとは思いもしませんでしたよ。
                        そもそも名画座という文化自体が、レコード盤と共に消滅してしまうとはね…レンタルビデオの頃から本作を置いてる店はなく、Amazonで検索してみたら足下を見るような高値だしで観る事を諦めかけていました。
                        しかしTSUTAYAの宅配レンタルを知り、そのサイトで検索かけたら発見!…先ずはお試し登録で、本作を。

                        希望したタイトルが2作単位で郵送されて来るのですが、封筒に“【遅配厳禁!】必ず即日配達”とあってビックリ…まぁそんな事はさておき、本作の話です。
                        タモリ演ずるはジャズメン崩れのパチプロ、鍵っ子の舞ちゃんは水商売のシングルマザーから若干ネグレクト気味…彼女の「海が見たい」という呟きから始まる自転車ロードムービーは、アメリカン・ニューシネマ的なペーソスとエロスを湛えつつも非常に日本的な映像叙事詩といった趣きが。
                        ATG(アート・シアター・ギルド)作品ですし、説明抜きで淡々と話は進みます…なので多分、かなり観る人を選ぶ映画でしょう。

                        まぁ僕はフォトブックで散々イメトレ済みですからね、ただ舞ちゃんはスチルで見てた雰囲気と違いましたが…それに当時の有名俳優たちが端役でバンバン出てきては流れ者に絡む土着的な芝居をしていく、その半ばアドリブ入ってそうな対話劇の積み重ねによって生み出されるリアリティには浅井監督が活字にしなかった本質的な要素があったのだと気付かされましたよ。
                        単に映像美で綴った中年と幼女のロードムービーかと思っていたら、まるで現代の寓話じゃないですか…都会の孤独ではなく田舎の孤独、地方で知り合う人の独特なアクの強さなんて未だにこんな感じだもんね?笑

                        そして父のいない少女と家庭のない中年の親子ごっこに、今日でも通用する日本社会への批評を感じました…放置された未就学児童とかSNSだか出会い系だかを罰則や監視で対処するといった昨今と、昔から世間が目を背け続けてきた歪(いびつ)さとの同質性に。
                        この奇妙な二人旅が「中年の誘拐犯と被害者の少女」というフォーマットに落とし込まれ、摩り替えられるとしても…男は忍び寄る破滅の足音を聞きながら、少女から必要とされる一時の安息に永遠を見出だして。
                        雪原のクライマックスでも山下の音楽は軽快な南国調で、無表情だった少女の笑顔は虚無の灯に照らされ。

                        しかし孤独は二人に関わってくるすべての大人達が抱えていて、むしろ幸福そうな二人に救済を求めすがっていたようにさえ映ります…誰かに必要とされたい、己を受け入れて欲しいと。
                        本作の哀しみとは、喪失なのでしょう…社会全体から喪われてしまった何か大きな繋がりのようなもの、この寂しさを解消し得ない世界の非情で余裕のない現実を生きる悲劇なのかも。
                        ところで玉川警察の捜索願が出た時点で既に1か月も経っていたとはね、晩夏の湿度から冬の乾いた冷たさまでを映し取った浅井監督は自ら撮影と照明を兼任しただけでなく脚本も担当。
                        転換点の猪苗代駅は、特に空気感が強烈だったなぁ!

                        あと、イメージしていたより焚き火の場面が多かったのは監督の趣味ですよね?
                        って、趣味と言ってしまえば本作は全部が趣味趣向まるだしなんでしょうけど…ラスト2分間の真っ白なスクリーンは最高でした、あれは写真家らしい発想と表現だなという気がします。
                        それから冒頭の居酒屋でチラッと映る淀川長治の笑顔、愛車ハーレーが草まみれになった事をフォトブックで愚痴ってた所ジョージの若さも好いですね…都落ちタレント役の内藤陳や百姓の息子と卑下する川谷拓三の演技力、女教師役の竹下恵子が放つ色香も見所。
                        これはレンタルじゃなく、所有したくなりましたよ。

                        ちなみに、劇中で大和舞ちゃんの誕生日は昭和50年9月3日とありましたが…今どのようにされてるのでしょうか、あの年頃の自然な愛想なさは最近の子役じゃ却って真似出来ません。笑






                        追記:以下の動画は、携帯からではご覧いただけません(多分)。

                        『タモリ 狂い咲きフライデイナイト』(桑田佳祐の作詞作曲でタモリが歌うエンディング・テーマ、音質イマイチです;Sound Only)



                        以下、主な出演者(及び関連画像4点)。
                        続きを読む >>
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                          | cinema | 2018.01.01 Monday | comments(0) | - |
                          本日の脳内BGM
                          今井美樹「ひとりで X'mas」
                          TRF「Ez do dance」
                          今井美樹「野性の風」
                          CHIC「Party everybody」
                          SIMPLY RED「Stars」
                          CASIOPEA「朝焼け」


                          *以下の動画は、携帯からでは閲覧できないかもしれません。

                          『casiopea - Asayake』('79年のセカンド・アルバム「SUPER FLIGHT」に初収録されている「朝焼け」です、「MINT JAMS」から「ASAYAKE」表記になったのは「MINT〜」がヨーロッパ進出を前提に制作されたから?;Sound Only)


                          『Asayake - Casiopea』(こちらはハーヴィー・メイソンがプロデュースした'81年のLA録音、4枚目のオリジナル・アルバム「EYES OF THE MIND」に収録されています・・・おそらくKEY OF LIFE「Asayakeの中で」にサンプリングされたのは、このバージョンのRPM下げた音源ではないかと;Sound Only)


                          『Casiopea ASAYAKE 1982年』(これは'82年リリースのホール・ライブ盤、通算7枚目の「MINT JAMS」音源の別テイクらしいです・・・後加工されてない分、生々しいですな)
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                            | B.G.M. | 2017.07.03 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
                            最近みたDVD
                            「初体験リッジモント・ハイ」

                            原題は「FAST TIMES AT RIDGEMONT HIGH」、本作はWikipedia情報によると“'05年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された”そう…'82年の映画なんですけど、当時は無名の新人俳優だった出演者たちが出世頭のショーン・ペンを筆頭に軒並み有名になったからかもしれません。
                            しかしまぁ冒頭から絵に描いたような80年代ファッションの見本市で、ヨーロピアン・ジーンズに細ネクタイに超ダサダサなパット・ベネター・ルックと「今みると逆に新鮮♪」なぁんてコトは全然ないから!笑
                            よく「'80sリバイバル」って踊らされてる若いコさ、頭悪く見えるから止めな?

                            近所のショッピングモールでバイトしてるリッジモント高校の生徒たち、ヴィック・モローの娘ジェニファー・ジェイソン・リー演じる15歳の処女捨て物語を中心に描かれる青春群像劇ですな…彼女の親友17歳のイケイケ娘フィービー・ケイツは当時ブレイクしたものの、後にケヴィン・クラインと結婚して既に女優を引退してるとか何とか。
                            巨漢フットボーラー役のフォレスト・ウィテカーは先日みた「フォーン・ブース」で警部役を好演してたし、ヴァーガス先生役のヴィンセント・スキャヴェリも先日の「デス・トゥ・スムーチー」で元ボクサーのバギーを怪演してましたね。

                            ニコラス・コッポラ(現・ケイジ)も「ブラッドの友人」という端役で映画デビューしており、同じくストーナー役で銀幕デビューを飾った後「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主役を降ろされたエリック・ストルツは見覚えあるんだけどフィルモグラフィーでは心当たりなし…印象に残ったのはマイクというダフ屋を演じたロバート・ロマナスだな、世慣れてる奴で部屋にはコステロディーヴォなどのポスターだらけ!
                            ショーンもハッパとサーフィン好きなアホを好演していて、あの間抜けな笑い声はムカつくけど印象的…でも正直、彼の顔が「メリル・ストリープ+昔のジャッキー・チェン」って感じに見えて、割と苦手。笑
                            あとフィービーが時々リヴ・タイラーっぽかったな。

                            まぁ先日の「ポーキーズ2」と同じ青春コメディ路線ですけど、あんな素人レベルの出来とは大違いです。
                            ラストは「アメリカン・グラフィティ」を踏襲しながらも、能天気なオチは今でも好い感じですな…ちなみにショーンの「溺れかけたブルック・シールズを助けた謝礼金でヴァン・ヘイレンを誕生日パーティーのために雇った」という後日談は、今だと完全にネタとしか受け取られないけど当時は逆に「男子の夢!」ぐらいの理想だったんじゃない?笑
                            映像特典の「メイキング・ドキュメンタリー」は'01年のDVD化に際して収録されたらしく、後付けの美談っぽくて白々しいです。

                            同名主題歌はサミー・ヘイガー、期せずしてヴァン・ヘイレンの後日談にもなってるような?(違うか!)笑
                            アディショナル・スコアリング担当のジョー・ウォルシュの身内びいきか、ドン・ヘンリーにティモシー・B・シュミットにドン・フェルダーといった元イーグルス組+スティービー・ニックスやポコやトム・ペティやジャクソン・ブラウンといった割と内輪な面々を多く起用…他にもゴーゴーズにクォーターフラッシュにカーズ、意表を衝いてオインゴ・ボインゴ(?)とサウンド面でも時代をパッキングした感じ。
                            またツェッペリンの「カシミール」はエピソードに絡み、画面に華を添えていました。
                            華といえばアレだわ、ルービック・キューブもか!笑

                            そうそう、ケイジより印象的な「車の美女」役ナンシー・ウィルソン…彼女は姉妹バンドの老舗ハートの妹メンバーで、本作にて自身の処女作を脚色し映画界にデビューしたキャメロン・クロウ監督とは当時アツアツで'86年から'10年まで結婚していたのだそうです。
                            それとヴィンセントが演じた教師ヴァーガスの妻としてチラッと出ただけのラナ・クラークソンなる女性、なんと'03年にフィル・スペクターによって射殺されたらしく彼は今も収監中と、思いがけない繋がり加減にちょっとビックリです。
                            リッジモント・ハイ(←左クリックで拡大表示されます)


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                            *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                            『Jackson Browne - Somebody's Baby (Fast Times At Ridgemont High) (1982)』(ロバート・ロマナス、誰かに似てると思ってたんだけど・・・やっと分かった、クリス・レアだわ! あと、若干クリス・ペプラー?笑)
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                              | cinema | 2017.03.31 Friday | comments(0) | - |
                              最近みたDVD
                              「処刑教室」

                              '82年に公開されたアメリカ映画で、原題は「CLASS OF 1984」…まさか本作がDVD化されるとはねー、監督のマーク・レスターが再評価でもされたのでしょうか?
                              ともあれ“劇場公開当時 観るもの全てにトラウマを与えた 衝撃の学園バイオレンス・アクション問題作”というコピーは、あながち誇張ともいえませんね。
                              僕もまた、家の近所の…といっても電車で数駅離れた二番館か三番館で観たクチです、中学校をサボって。
                              不良とかツッパリとか、そういうダサい連中とは反りが合わなかった転校生の僕は制服でも私服でもナイフを隠し持っておりました。
                              そういう時代の映画です。

                              しかし懐かしさで補正が効くレベルじゃありませんな、不良が絵に描いたようなパンクスというのがまたバカっぽいし…でも彼らには自傷して教師を加害者に仕立てるような悪知恵があり、大人たちは見て見ぬフリを決め込む事で自衛策としている有様なのでした。
                              そこに赴任してきた教師がワルガキ達の脅しに屈せず対立を深め、遂には自分の妻まで暴行されるに至って怒りを爆発させる…と、いわばマッドマックスの学園バージョンなストーリー。
                              校内の警備員や金属探知機、監視カメラは当時ショッキングでした…いつか日本もそうなりそうで、僕は真剣に刃を研いだものです。

                              だけど現実にナイフを出す機会がなくて良かった、あんな安い鋳物じゃ実戦には使えなかったのにね。
                              劇中歌の“Take a look at my face, I am the future”という歌詞は耳に焼き付いて、群れる奴らの狡猾さと独りで強がる心細さとで正気を失いそうな時に冷静さを保つ呪文になってくれていた気がします。
                              今なら不良達へも救いを描くよね、それじゃあの頃の僕は救われなかったけど。
                              しかし本作が実際の出来事に基づいているとは初めて知ってビックリです、あと似てる気はしたけれど重要な役で少年時代のマイケル・J・フォックスがマイケル・フォックス名義で出ていた事にも二度ビックリでした。





                              *以下の動画は携帯などでは視聴できないかもしれません

                              『Class of 1984 (1982) Official Trailer #1 HD』(暴力的シーン、ちょいグロありです)


                              『I Am The Future by Alice Cooper Music Video for Class of 1984』(この曲がアリス・クーパーだったとは!・・・当時の僕が知っていたら全然ちがう人生になってた気がします;Sound Only)
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                                | cinema | 2016.08.14 Sunday | comments(0) | - |
                                本日の脳内BGM
                                DARYL HALL & JOHN OATES「Wait for me」
                                今井美樹「今日 私はひとり」「Anytime manytimes」
                                KATE BUSH「Babooshka」
                                CASIOPEA「Swear」
                                ROXY MUSIC「More than this」
                                COMPLEX「Propaganda」
                                DARYL HALL & JOHN OATES「I can't go for that (no can do)」
                                MARVIN GAYE「Midnight lady」


                                *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                                『Roxy Music - More Than This』(当時も小林じん子が「風呂上がりの夜空に」でネタにしてましたけど、いま見ると笑えるどころか不気味なほど気味が悪いですな)


                                『Marvin Gaye Midnight Lady』('82年にしてこのサウンド、しかもエンジニアと2人で完成させたとか・・・! 元ドラマーだけに打ち込みとは思えないリズム、しかしこの時代こんなに音の良いドラム・マシーンあったのか?)
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                                  | B.G.M. | 2016.03.29 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
                                  最近聴いたCD
                                  SAXON「The Eagle Has Landed [Live]」

                                  今やUKメタルの重鎮となったビフ・バイフォード率いるサクソンが'82年にリリースしたライブ盤です、当時の僕にとってはAC/DCの「BACK IN BLACK」とマイケル・シェンカー・グループの「MSG」と並ぶHR/HM愛聴盤でもありましたが。
                                  「スパイナル・タップ」を観てしまうと、ビフのパツパツテカテカのズボンとイメージが重なりますね。笑
                                  でも他のメンバーはあんまりメタルっぽい出で立ちじゃなくて、ストラト遣いのポールは野球帽かぶってたし…ぶっちゃけボーカルのビフ以外は見た目がオッサン臭くて、そういうビジュアル無視な姿勢が僕には却ってシブく思えたのです。

                                  気が付けばギブソンSG遣いのグラハムも当時は滅多に見かけなかったプレベ弾きのスティーブも若いメンバーに入れ替わっていて、それも悪くはないんだけど自分の中では本作時のラインナップがしっくり来るというか(これぞサクソン!)という感じなのですよ。
                                  彼らのアルバムは本作の後「デニム・アンド・レザー」を買ったんですが、やはりバイカーズ・バンドと評されていただけあってライブのスピード感と比べたらスタジオ盤は遅いのね…彼らを知ったのはFM番組の新譜特集で「デニム〜」を紹介してたからなんだけど、本作で演奏されなかった「And the bands played on」のために「デニム〜」を買ってガッカリした訳。

                                  なので僕にとってはサクソン=本作なのです、レコードはインスト物だけ残して処分しちゃったのだけど今までも何度か本作を買い直そうか考えてはいました。
                                  でもCDも既に廃盤で、中古が何故か割と高騰してて…そこまでじゃないと我慢してたんですよ、でも一気に千円以下まで落ちてたのを見て衝動的にポチッと!
                                  いやはや全然後悔していません、耳に焼き付いてたまんま何も変わらない…と思ったら「747 (Strangers in the night)」から「Princess of the night」への繋ぎがメドレーになってたLPと違って間が空き、曲中で唐突なタム回しも入ってきたのは予想外でした。

                                  そんな別編集版「Princess of〜」を除けば違いは特にありません、同時期のヘビメタ系バンドには疎いので自信はありませんが意外にロックンロールしてるベースラインや無駄に手数はないけどツーバス並みに速いドラムスやメタルにしては珍しいワウペダルを使ったギターソロなど今でも充分カッコイイ!
                                  リフ中心とはいえメロディアスなフレーズも織り込み、改めて聴くと楽曲構成も隙がないなと感じました。
                                  バンド名は白人優位主義的に思われそうですが、そんな小賢しい歌詞じゃない筈(多分)…しかし「Back in〜」と「MSG」に共通するアートワークのシンプルさに、当時のジャケ買い選択基準が丸見えですわ!笑
                                   Saxon - The Eagle Has Landed [Live].jpg (←左クリックで拡大表示されます)
                                     ↑     ↑      ↑
                                    SAXON   AC/DC  Michael Shenker Group


                                  追記:なんと! '06年にリマスター版が出ていて、しかも「And the bands played on」を含む同時期の音源6曲がボートラとして収録されているとか。


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                                  *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                                  『Saxon - And the Bands Played On (live '83)』(どう見てもビジュアルが「スパイナル・タップ」そのものですな!笑)
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                                    | music | 2016.02.27 Saturday | comments(0) | - |
                                    最近みたDVD
                                    「劇場版 名探偵ホームズ」

                                    Amazonでレンタル落ちが安くなってたので買っちゃいました、送料込みで千円を切ってたのでね…ちょっと前に観たばかりですし、何度も観直す作品でもないとは思ってたんですけど。
                                    甥っ子や姪っ子にも観せたかったんですよ、本作には宮崎駿による漫画映画のエッセンスが詰め込まれていると僕は思っているので。
                                    以前にも書いたように、本作は1本20分のTVシリーズとして製作された中から2本を劇場サイズにプリントした物です…現代のアニメ技術からすれば多少は見劣りするかもしれませんが、冒険活劇短編のお手本といえる出来映えなのです。

                                    特に陳腐さを感じるのは音楽の80年代な響きですね、楽曲云々の前に音そのものが賞味期限切れですよ…しかし当時からタイアップ的な主題歌を本編に使用しなかったのは正解でした、まぁそれは同時上映された「風の谷のナウシカ」の方が分かりやすい話か。笑
                                    それと改めて驚嘆したのは演出の細やかさです、仕草のリアリティというか動きの情報量が半端ないよね…ただ本人は趣味の延長だろうけど業界的には迷惑な存在だったんじゃないかなぁ、だって彼の作品が評判になるほど同業者は仕事の量も質も同じレベルを求められただろうからね!

                                    でもきっと、そうした点には作品が応えてくれたと思うのです…またスタッフにも(ここまで表現しないと)的な仕事への熱意や愛情があったのだと思います、演出力が作業枚数に直結しているマンパワーと統率力は逆に現在の製作環境からだと産み出し得ないのかも。
                                    そういった裏事情は、本編より長い特典映像で語られる「劇場公開秘話」からも感じられますね…当時の若手スタッフで今や業界の重鎮となった4名による'02年の座談会で、後に設立されたスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーも別録りでコメントしてます。

                                    本作が'79年の劇場用初監督作品「ルパン三世カリオストロの城」から'84年の次作「風の谷の〜」までの中間である'82年に製作されていた事、日伊合作アニメの話を持ち込んだイタリア国営放送局(RAI)のアイデアを監督が全て説き伏せてRAI名義ながらも案の定宮崎色全開になった事…“宮さんの作品で萎縮しない最後の仕事”や“最後の軽い作品”という発言から分かるように原画スタッフの遊び心が随所に盛り込まれている事など、なかなか興味深い内容なのです。

                                    ともあれ本編は何度観ても可笑しいなー、特に後半のモブ・シーンが最高!笑
                                    それとホームズの声はTV版の広川太一郎ではなく、やはり本作の柴田(イ光)彦がしっくりくるんだよね…特典映像の劇場版予告編ナレーションで広川節を久々に聞いて思い出しました、あのコミカルなアドリブ・トークは非常に人気ありましたけど本作も彼が当ててたら「Mr.BOO!」になっちゃってた気がしますよ。笑
                                    宮崎監督作品ではジブリ以降なら「もののけ姫」、それ以前なら本作が最高傑作でしょう…異論はあるでしょうけど、これは確実。


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                                      | animation | 2015.12.17 Thursday | comments(0) | - |
                                      最近買ったもの
                                      DVD2本とCD1枚

                                      待てよ、DVDもビデオと違って2枚って数えるのかな…まぁともかく、珍しくAmazonで千円越えました。
                                      まずDVD、どちらも昔観た映画なんですけどレンタル店での扱いがなく買おうかずっと迷ってたんです。
                                      「トラブル・イン・マインド」はアラン・ルドルフ監督作でクリス・クリストファーソンが主演した奇妙な映画、送料込みで¥995とギリギリ千円以下ですけど。
                                      「エンドレス・ラブ」はリメイク作じゃなくフランコ・ゼフィレッリ監督のブルック・シールズ主演作で、送料込み¥1,085…こちらも中古として出品されていながら、パッケージ未開封だったので少々ビックリ。笑

                                      CDの方も昔LPで散々聴いてた、サクソンというUKメタル・バンドが'82年に出したライブ・アルバム「The Eagle Has Landed (邦題:鷲は舞い降りた)」です…これまた送料込みで¥1,030と、中古でも決して高い訳ではありませんが。
                                      まるで懐古趣味みたいだな、でも改めて観たり聴いたりしたい時にレンタル店や図書館に無きゃ諦めるか買うかしかない訳で…中には(まいっか)と思う場合もあるし、こうして目を付けておいて上手く値が下がれば買っちゃう場合もあると。
                                      時々(まだ値が下がりそう)と油断して買い時を逸してしまうと、流石に縁がなかった気がして諦めるけど。

                                      しかし、これらの作品はどれも需要が高いとは思えない割には微妙に強気な価格設定だよな…ようやく半値近くに下がったとはいえ、ここ数年の作品だってレンタル落ちじゃなくても¥100とかで売られてるのにね?
                                      ま、不満な訳ではないんですけども。
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                                        | give / take | 2015.12.14 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
                                        最近みたDVD
                                        「俺たちスーパーマジシャン」

                                        おっと、これまた「俺たち」シリーズかぁ?…と思わせておいて、監督は違うわウィル・フェレルは出てないわと明らかに二匹目のドジョウ狙いな邦題ですな!
                                        '13年製作、原題は「THE INCREDIBLE BURT WONDERSTONE」…スティーブ・カレル主演、スティーブ・ブシェミそしてジム・キャリーという豪華キャストに加えてリアル手品師のデヴィッド・カッパーフィールドも本人役でワンショット登場。
                                        オリヴィア・ワイルド演じる助手のジェーンや、老いた手品師ランスも笑いと涙の人情話を盛り上げます。

                                        いじめられっ子のバート少年(カレル)は、誕生日プレゼントの「手品師ランス・ホロウェイの手品セット」を通じて病弱な少年アントン(ブシェミ)と仲良しに…そうして友情で結ばれた2人は人気マジシャン・コンビになりましたが、流石に10年も同じネタを繰り返してるとマンネリもいいとこになってしまう訳で。
                                        そこに現れたマジック界の次世代スター、グレイ(キャリー)の向こうを張って、慣れない新ネタにチャレンジするも大失敗&相棒アントンに愛想を尽かされコンビ解消…落ちぶれて“芸人の墓場”常駐マジシャンになったバートは、そこでランスに出会うのでした。

                                        ブシェミは金髪碧眼でも一発で分かりましたけど、手品師ヘアが似合いすぎるカレルは別人みたい…いつもの「Mr.BOO!」っぽい印象とは大違い、ハリウッド・スマイルとジャパネット高田社長みたいな声で気付きましたけどもね!笑
                                        ストーリーも笑いもベタですけど、所々ツボで笑っちゃったな…本気のマジックなのか単なる撮影トリックなのか、手品のワクワク感には引き込まれましたよ。
                                        ステージ曲「Abracadabra」の微妙さ、そして如何にもな「Everybody dance now」という選曲ネタ…あと少年時代の冒頭で流れたのはジューダスだったのね、あの曲'82年だったのか!


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                                        【最近みたDVD】「ホットファズ -俺たちスーパーポリスメン!-」| 2017.09.13
                                        【最近みたDVD】「俺たちホームズ&ワトソン」| 2020.05.02


                                        *以下の動画は、携帯からでは閲覧できないかもしれません。

                                        『The Incredible Burt Wonderstone - "The Competition"』
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                                          | cinema | 2014.12.27 Saturday | comments(0) | - |
                                          最近聴いたCD
                                          サザンオールスターズ「Nude Man」

                                          '82年、という事は「ステレオ太陽族」より→後のアルバムたっけ?…だけど「匂艶(にじいろ) The Night Club」とか「Oh! クラウディア」なんかが入ってるんだから後だよな、やっぱ。
                                          しかしサウンド的には「ステレオ〜」の延長線上ですね、あのR&Bっぽいテイストを引きずってる感じ。
                                          また「夏をあきらめて」には、ムード歌謡やGSに通じるサザン得意の(ひと昔前)なアレンジも…この敢えてダサいノリは当時の桑田が気に入ってたのか、原由子のソロなどでも顔を出していた記憶があります。

                                          結局、敢えて聴かなくても耳に入ってくるんですよねサザンって…そういうビートルズ的なメインストリームっぽさがサザンを聴かなかった最大の理由かもなぁ、音楽として自ら求める必要がないというか常に溢れ返っているせいで雑音みたいに感じてしまうのかも。
                                          しかし改めて聴いてみるとサウンド的にはサザンって非常にオーソドックスなのねぇ、悪く言えば古臭い訳で…その馴染み易い音に乗った桑田の洋楽っぽい歌い方の面白さと、歌詞の無意味さや言葉遣いが時代的にマッチしたんだろうなぁ。

                                          それとアゲ曲の持つラテンなフィーリングだよね、そう考えるとTUBEってサザンのウケ要素を上手く引き継いだんだな…なんて事ばかり考えながら聴いてる時点で、僕にはサザンの良さが分からないんだっていうのが実感できましたよ。笑
                                          ちなみに1曲目の「DJコービー」ってのは、ゲスト参加してる小林“スネークマン”克也の事ですよね…もしかしたら英詞のチェックを彼に頼んでたのかな、なんて事をやっぱり考えちゃうんですけど。
                                          まぁ意外だったのは、これが同僚君からのオススメCDだって事ですね。笑
                                          「同僚オススメCD」シリーズその36


                                          追記:wikipedia情報によりますと、やはり小林克也=「DJコービー」で“桑田は英語については小林に訊いていた”時期があったそうです。それとホーン・セクションの編曲には既に解散していたスペクトラムの新田一郎が関わっており、実際にスペクトラムも「Horn Spectrum」名義でホーン・セクションを担当していたんですね・・・彼らの解散ライブに桑田がゲスト出演していたので、以前から交流があったのでしょうなぁ。


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                                            | music | 2014.09.24 Wednesday | comments(0) | - |
                                            最近聴いたCD
                                            THE DOOBIE BROTHERS「GREATEST HITS」

                                            なんとなく聴かずにいたドゥービー・ブラザーズですが、大抵のヒット曲は耳にしていんですよね…ドゥービーのプレイでは唯一「Black water」が好きで、それが聴きたくて図書館に行ったらベスト盤しか置いてなかったのでありました。
                                            ドゥービーってトム・ジョンストンが在籍した初期はカントリー色が強く、マイケル・マクドナルドが加入してからはAORに傾倒したイメージがあります…実際それぞれに好さはあり、初期のツイン・ギターが生み出すアンサンブルも後期のマイルドなサウンドも魅力的ではあるのですがね。

                                            でも前期の「Listen to the music」アイズレーのカバーに、バーズのカバー「Jesus is just alright」も本家に負けてるし…後期の名曲「What a fool believes」だってマット・ビアンコのカバーと引き分けレベルですな、まぁ余りにもアメリカン・ロックの代名詞と化してるせいでしょう。
                                            それと(ドゥービー好きは大抵ボンクラ)という私的な偏見もありますね、この点はビートルズサザンオールスターズ好きよりも確実で過去の統計じゃ100%の実績です。笑

                                            '82年に解散して'88年に再結成、以降もメンバーチェンジを繰り返すクセは変わらず…ギターのパトリック・シモンズだけが皆勤賞なのね、その彼が書いた「Black water」は機会あれば'74年のオリジナル・アルバム「What Were Once Vices Are Now Habits (邦題「ドゥービー天国」)」で改めて聴いてみたいです。
                                            ドゥービーの曲って完成度高いのに、ベスト盤の印象は全体として凡庸に感じられて…もしやヒット曲同士でインパクトを打ち消し合ってるんじゃないかな、後期はマイケルのソロ作品にしか聴こえないし?笑


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                                            0
                                              | music | 2014.04.21 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
                                              本日の脳内BGM
                                              MODERN JAZZ QUARTET「Softly, as in a morning sunrise」
                                              竹内まりや「春の嵐」
                                              千昌夫「北国の春」
                                              EARL KLUGH「I'm ready for your love」
                                              松山千春「それでも恋は恋」
                                              SALT-N-PEPA「Expression」
                                              BADEN POWELL「Tempo feliz」
                                              SHALAMAR「You won't miss love (until it's gone)」
                                              THE J.J.JOHNSON SEXTET「Mohawk」「Minor mishap」
                                              CASIOPEA「Space road」


                                              *以下の動画は、携帯からでは閲覧できないかもしれません。

                                              『"Softly as in a Morning Sunrise"Modern Jazz Quartet in London.』(邦題「朝日のようにさわやかに」、'82年のライブ映像です)


                                              『Baden Powell Tempo Feliz』(Sound only)
                                              0
                                                | B.G.M. | 2014.02.26 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
                                                最近聴いたCD
                                                スネークマン・ショー「急いで口で吸え!」
                                                同上「死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!」
                                                同上「スネークマンショー海賊盤」

                                                何故か今更スネークマン・ショーを借りてきてしまいました、桑原茂一が小林克也のウルフマン・ジャックの物真似に感銘し巳年の小林に因んでスネークマン・ショーと名付けたそうで…伊武雅刀と始めたラジオ・コントから生まれた企画盤だったとは、当時まったく知りませんでしたけれど。
                                                YMOの面々が「増殖」に起用した事から知名度が全国規模となって、僕もその流れで'81年のLP「急いで口で吸え!」を購入したのでしたが…実のところCMに使われていたYMOの新曲が収録されている事しか頭になくて、聴いてビックリしたものです。笑

                                                先日のビーバス&バットヘッドのコンピ盤を聴いてるうちに思い出したのが「急いで口で吸え!」でした、もし「増殖」を持っていたらそっちだったでしょう…いきなり電話のベルで始まる「盗聴エディ」や「はい、菊地です」を始めポール・マッカートニーの大麻事件ネタを中心に、どちらかというとノーウェーブ系かもしれない故・クラウス・ノミらの音楽を収録しています。
                                                日本語ラップの「ごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」はYMOの黒っぽい演奏も聴きどころで、コントに「ストップ・ザ・ニュー・ウェイブ」なんてのがある割に全体的な選曲はオールド・ウェイブなので笑えます。

                                                「死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!」も'81年リリース、テーマを「愛と死」だか崇高さを漂わせつつセックス&バイオレンスなネタが満載です…特に「愛のチャンピオン号」「どんぐりころころ」そして「愛の戦場」は今も面白いですね、前作のショート・コントでデビューした覆面バンドThe Spoilの演奏曲もあり。本作は音楽トラックにRIP RIG & THE PANICや屋敷豪太が参加していたMELONの他、高橋幸宏の欧風ポップスにホルガー・チューカイの中東風などヒンドゥー・ポップスやガムランまでエスニック&ニューウェーブな幅広い選曲が魅力です。

                                                「スネークマンショー海賊盤」'82年ですが公式なのに海賊盤、オリジナル・リリース時はカセットテープ(CS)限定でコンドーム風パッケージという破廉恥かつ非常識(当時)さと相まって入手困難アイテムでした…しかし雑な造りのエクスキューズを海賊盤というネーミングで済ませた感は拭えず、たった1曲だけなのにYMOメドレーの編集も素人レベルの杜撰さで。
                                                トラック分けもオンエア時代のネタを大雑把にまとめてますが、本作は「ジャンキー大山ショー」や「痰壷小僧」「ロックンロール・メドレー」「今夜はごちそうさま」を収録しているので外す訳にはいきません。

                                                現役時代のアルバムでは最後に「ピテカントロプスの逆襲」が出てましたね、レンタル店になかったのは残念でしたが「ピテカン〜」は肝心の小林克也が不参加だったそうで…後発でラジオ時代のコントを集めたCDも何点かリリースましたが、成田闘争など賞味期限切れの古臭い時事ネタが多くて若干シラケますね。
                                                この時代に彼らや筒井康隆などがタブーやハレンチの壁を壊しまくって早30年、これら3作でもコンドーム買うのをためらう大人や痰壷ネタは賞味期限切れだな…だけど「はい、菊地です」の利権と腐敗や「愛の戦場」のマスコミ、そして「お悩み電話相談」のアホらしさには思わずニヤリ!





                                                *以下の動画は、携帯からでは閲覧できないかもしれません。

                                                『Snakeman Show - はい、菊地です』(Sound only)


                                                『【MP3】[YMO_-スネークマンショー]電話相談.flv』(Sound only)


                                                『スネークマンショー 愛の戦場』


                                                『スネークマンショー - ジャンキー大山ショー』(Sound only)
                                                0
                                                  | music | 2013.12.30 Monday | comments(0) | - |
                                                  最近読んだマンガ
                                                  藤子・F・不二雄「箱舟はいっぱい」

                                                  こちらは初版'95年の小学館文庫「藤子・F・不二雄[異色短編集]3」です、収録作12編の初出は'73〜'82年と割かし古め。
                                                  基本的には星新一のショートショートみたいな不条理SF、絵柄は「ドラえもん」的ですが掲載誌が子供向けではないので内容も決して子供向きではありません…だけど、そういう本も甥っこ姪っこ文庫に混ざってても好いんじゃないかと。
                                                  よく意味は分からないけど薄気味わるい感じの話とか、なんとなく恐い話なんてのも読んで好いと思って。

                                                  まるで現在公開されてる邦画のように俺が増殖していく話や「ドラえもん」のセルフパロディなどもあり、また古代史のIFものもあったりとバラエティ豊富…ただ時代的に冷戦や「ノストラダムスの大予言」の影響が強く、前に読んだ「サイボーグ009」「幻魔大戦」などと同様に未来世界は荒廃して描かれます。
                                                  もはや核ミサイルよりも原発による“核の冬”の方がリアリティある時代ですから、今の20代が読んだってピンとこないのかもね?


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                                                  0
                                                    | comic | 2013.08.06 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
                                                    最近読んだ本
                                                    片岡義男「缶ビールのロマンス」

                                                    初版'82年の角川文庫、表題作ほか6編を収録した短編小説集です…初出年度が不明ではありますが、時代としては「スローなブギにしてくれ」が実写で映画化されたり「ボビーに首ったけ」がアニメ映画化された時期だったと思います。
                                                    そのせいなのでしょうか、読んでいる間じゅう南佳孝の歌声が聴こえているようで…これまで読んだ著者の作品では、そんな事なんてなかったんですけどねぇ?

                                                    著者は70年代の後半から80年代前半という限られた時代の作家というイメージが僕にはありますが、思っていたよりも多くの作品を発表していたんですね。
                                                    もしや著者は、自身の書く作品が時流に乗っていると自覚していたから集中的に発表されたのでしょうか?
                                                    かつて海外が羨望と憧れの世界だった時代、もう少し背伸びすれば手が届きそうな気がしていた時代…そんな時代の空気が著者の作品には感じられて、それは浅井慎平(現・淺井愼平)の風景写真と共に懐かしい共時性と追体験を味わえます。

                                                    ところが本書に収められた作品は僕のイメージする著者のテイストとは毛色が違っていて、単なる恋愛小説で海外の場面は出てこないんです…といってもマネキンみたいに生活感のない人物造形は相変わらずで、ただハワイイなどを舞台にした作品のように空気や物音が響いてくるようなリアリティのマジックは生じないのです。
                                                    ひょっとしたら海外路線は飽きられていると感じていたのか、バブル経済を歩み始めた「おいしい生活」っぽさが漂ってくるようで。

                                                    それでも様々な男女関係の瞬間をアイロニカルなユーモアで描いていて、これはこれで楽しめます…ハードボイルドに由来するらしい、全焦点映像的な描写は好みが分かれそうですが。
                                                    会話の古風な言葉遣いが今では奇妙さを際立たせて不思議な味わいですね、句読点の一つにも吟味された気配があるだけに何か著者の意図はあったのでしょう。
                                                    ところで巻末の解説文を寄せた真崎守という人は、誉める訳でも自分なりの解釈を披露するでもなWikipediaレベルの内容を尤もらしく書いてて笑えます。


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                                                      | books | 2013.08.01 Thursday | comments(0) | - |
                                                      最近みたDVD
                                                      「キング・オブ・コメディ」

                                                      どう贔屓目に見ても名前負けしてる雛壇芸人さん、もしや本作からコンビ名を借用したのでしょうか?…本作は「ミッドナイト・ラン」のロバート・デ・ニーロがコメディアンを演じる、'82年のマーティン・スコセッシ監督による特殊なコメディ映画です。
                                                      “テレビの前の観客は――我々の芸を簡単なものと思ってる 息を吸うのと同じだと 実際は何年もかけて築き上げた芸だ”…このジェリー・ルイスの台詞が、色んな意味で効いてます。

                                                      人気TVショーの司会者に扮し笑いを封印したジェリー、チョイ役のライザ・ミネリなど無闇な豪華キャストに監督ならではの人脈を感じさせます…しかも身内も多数出演、更に何故かクラッシュの面々が街頭の野次馬役で数秒間だけ登場!
                                                      ボブ・ジェームスレイ・チャールズデヴィッド・サンボーン、プリテンダーズ、フランク・シナトラ、トーキング・ヘッズ、リッキー・リー・ジョーンズ、ロビー・ロバートソン、B.B.キング、リック・オケイセック、トム・ペティ、ヴァン・モリソン…とサントラも超豪華ですが、ほぼ流れてた印象ないけど?笑

                                                      まぁ本作はストーカー気質判定用でしょう、笑える人は要注意っていうね…シニカルという意味では非常に辛口です、有名人と彼らを取り巻く人々の気苦労を描いた内輪話といった感じ。
                                                      しかし実際こういう人種っているのだろうね、被害者を演じるコントロール・ドラマもまた暴力の一形態である事が学習できました。
                                                      でも当事者は観ないだろうし、観ても自覚しないな…テレフォン・ブースの老婦が普通に見える人とは、個人的に関わりたくないや。


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                                                        | cinema | 2013.06.18 Tuesday | comments(0) | - |
                                                        最近みたDVD
                                                        「ランボー」

                                                        特典に予告編を2本収録しただけで何が「スペシャル・エディション」なのやら、まぁレンタル店には「日本語の吹き替えなし」というバージョンのも置いてあったので…個人的には原作者のコメンタリーは非常に楽しめましたけどね、それとメニュー画面のタイトルが原題の「FIRST BLOOD」と表記されている点も個人的に好ましく感じました。

                                                        しかし本作を(泣ける映画)だなんて、誰も思っていないでしょうね?
                                                        '82年の公開当時、僕はこの原作も読んでるんですよ…原作とは無関係な2作目以降と一緒くたにされる本作は、未だ正当に評価されていないと僕は思います。
                                                        より悲劇的な結末を迎える原作とは違って人間味のある本作のエンディングは、小説と映像表現の違いを考慮した適切な判断でした。
                                                        彼が無口な理由は、クライマックスで感情をあらわにする場面に表れています。

                                                        原作より先に映画を観たのでしょうが、僕にとって思い出深いのはロードショーの数年後に地元の名画座に足を運んだ時の印象です。
                                                        まるで映画の導入部のような秋雨に湿った空気の街を歩いて行って、僕は本作が娯楽映画である以前に人間を描いた社会派の作品であった事に気付いたのです。
                                                        彼は勧善懲悪のアクション・ヒーローではなく、身も心も国家に改造された人間兵器です…心の拠り所となる生還した仲間たちを次々と失い、悪夢に苛まれ、世間からも疎まれたり憎まれたりする苦しみを抱えた帰還兵なのです。

                                                        帰還兵を描いた名作といえば、先ず「タクシー・ドライバー」や「ディア・ハンター」が挙げられます。
                                                        原作者が着想を得た'68年に映画化されていたら、本当にマックイーン主演もあり得たでしょうね…ちなみに物語の基本構造はジョージ・ルーカス「スターウォーズ」を着想したジョセフ・キャンベルの英雄誕生論に基づいていて、また西部劇の構成も織り込んでいるそうです。

                                                        僕が本作を思い出したのは、先日読んだ「マイケル・ムーアへ」の影響からです…あれを読んでいて「実録・アメリカ超能力部隊」の、ベトナム戦から湾岸戦争やアフガンに至るアメリカが何も学んでいなかった絶望感がよみがえってきたせいです。
                                                        戦場の当事者たちが被るダメージは昔から変わらないとしても、日常という平時の生活の質が向上するほどギャップが激しくなる事は想像できます…つまり現代の戦争は結果として一段と国民を損ねてしまうという、その悲惨な代償を描いたのが本作であると僕は思います。

                                                        原作者コメンタリーによれば敵役の保安官はランボーの父親世代で朝鮮戦争の英雄、いわく“彼を共和党員と見なすならランボーは不満を抱えた民主党員”だとか…映画では保守的な田舎町の(己の正義を疑わない)古いタイプの善人として描かれていて、だからこそ両者の相容れなさが深みを増しているように感じます。

                                                        それにしても'82年って、やけに僕にとってインパクトの高い作品が多い年だったんだなぁ…何故だろう?
                                                        追記:原題は成句「draw first blood」に由来するようで、つまり「先に仕掛けた側」といった意味になるのだとか。


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                                                        *以下の動画は、携帯からでは閲覧できないかもしれません。

                                                        『Rambo Stallone - On The Set Of First Blood : Part1 ( filming location video )』(コアなファンによる、ランボーの足跡を訪ねる動画です・・・映画の場面との合成編集など玄人はだしですが、どこの国の訛りだろう?)
                                                        0
                                                          | cinema | 2013.03.30 Saturday | comments(0) | - |
                                                          最近読んだマンガ
                                                          高寺彰彦「サルタン防衛隊」

                                                          先日大友克洋の「AKIRA」を読んだ後、Wikipediaを見てたら本作の著者の名前を見つけ…なんと「童夢」の背景を独りで描いていたとありましたが、本当なんでしょうか?
                                                          改めて読んでみたくなりましたが、当時リアルタイムで読んだヤンマガ・コミックスなんて絶版だろうし…と思ってたら、Amazonのマーケットプレイスでこの'06年刊行の講談社KCDX版を発見して即ポチ。笑

                                                          '82年に掲載された「DOG★AFTERNOON」原作は高千穂遙と師匠・大友克洋、'83年の「髏璃威堕 参上!」と'84年の表題作は高千穂遙が原作です。
                                                          どれも当時読んだ作品でしたが、今思えば大友は「AKIRA」連載真っ只中だし高千穂にしても「クラッシャージョウ」アニメ映画化「ダーティペア」シリーズのアニメ化企画が進行中だったりとタイミング的にゴージャスでしたねぇ。

                                                          そんな赤丸急上昇のご両名が原作とはいえSF要素は皆無です、ドタバタ・スプラッタなアクション・コメディなのは明らかに高千穂のテイストですよね?
                                                          感覚としてはルパン三世の赤ジャケ最終話で描かれた(新宿駅前で市街戦)みたいな、リアルな風景を虚構に持ち込む手法が流行った時代が懐かしくもあります。
                                                          画風は「童夢」以前の白すぎないゴチャッとした街並みで、やけに濃厚な昭和臭も特徴的です。

                                                          「DOG〜」はヤクザ内部抗争に集められた鉄砲玉のアホ兄ちゃんの話で、フィルム・ノワール調な前編が大友でメチャクチャな後編が高千穂ですかね…その展開のギャップが最高なんですが、もしかしたら大友としては面白くなかったり?
                                                          「髏璃威堕〜」は今じゃ珍走団と呼ばれる暴走族がテーマパークでヤクザと警察と三つ巴の大乱闘を繰り広げて感謝状という、人物設定は「DOG〜」と共通ながら高千穂ワールド本領発揮な大バカ話であります。

                                                          表題作は中東の産油国で発生した首長(サルタン)同士の覇権争いが日本に持ち込まれ、表向きは大統領の警護ですが本音は親日家の首長を新大統領にしたい上層部の意向で集められた低レベルSP…それが全話連続登場の敏腕デカと元「髏璃威堕」の3バカトリオ、羽田空港と国会議事堂に続いて新宿決戦では超人偶然パワー炸裂です。
                                                          街並みや風俗などなど昭和を知らなきゃ通じない細かさといい(バカは不死身)というお約束といい、今の感覚では低評価でしょうな。
                                                          個人的には早稲田松竹前にニヤリ、風俗店での暗殺会議という笑いのセンス(段々グレード上がるし!)も軽くツボでした。


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                                                            | comic | 2013.03.03 Sunday | comments(0) | - |
                                                            最近読んだマンガ
                                                            大友克洋「AKIRA」6巻

                                                            KCデラックス版の最終巻です、当時はこのバンドデシネ・サイズの豪華本が版を重ねて残るとは考えもしませんでした…初版'93年、本作の連載開始から11年後だったんですね。
                                                            というか連載開始が'82年という事は「ブレードランナー」公開と同年だった訳で、その反応の速さにも改めて驚かされました。
                                                            というか僕は「ブレードランナー」公開も含めて'85年前後の出来事だと思ってたんですが、ひょっとしたら「童夢」も意外と古いのかな?(←これは'81年でした)

                                                            連載開始号の発売日、つまり'82年の12月6日に第3次大戦が勃発…そして38年後、再興されたネオ東京でのオリンピック開催を控えた2020年に金田らが巻き込まれてゆく国家機密28号(アキラ)の秘密と陰謀。
                                                            連載中は途中までしか読まなかったし、アニメ版も観たのですがオチが思い出せず最終巻だけ借りてきて確認してみた次第なのです。
                                                            しかしなぁー、なんだかスッキリしないオチだなー。

                                                            再び壊滅状態に陥った東京、国連監視団に「アキラはまだ俺達の中に生きてるぞ!」と言い捨て走り去る金田&“大東京帝国AKIRA”御一行…追い越してゆく鉄雄の幻影、その先に聳える廃墟と化した超高層ビル群がキレイに脱皮して終わりなの?
                                                            拡げた大風呂敷を畳みきれずに放り出したと感じるのは僕だけですか、人類が選択した進化がアキラと鉄雄の融合で対消滅したってのは消化不良です。

                                                            しかし本作の影響はメカや触手や質感表現ばかりでなく、母音に濁点などの擬音(「あ"」みたいなの)や東京水没という設定など本当に幅広いですよね…対消滅の場面では「ハガレン」を思い出しましたし、アキラ完全覚醒などは間接的に90年代のセカイ系アニメの原型にもなっているような気がしましたよ。
                                                            それ以上に、鉄雄の記憶に侵入した場面で「童夢」を思わせる団地が出てきたのは意味深い気が…象徴としての団地や、感能力を共有する子供たちというモチーフで作者は何を語らせたかったのだろうな。
                                                            それとスペシャルサンクスのSATOSHI KONって、アニメ「東京ゴッドファーザーズ」「パプリカ」を監督した故・今敏


                                                            追記:一説には「鉄人28号」のオマージュといわれる本作、連載時のラストは「ビルの上から朝日を眺める」的なベタさだったそうで・・・それを思うとコミックス化で変更された終わり方は、なんとなく「ショート・ピース」や「ハイウェイ・スター」頃の(なんちゃって)感と一緒なのかもなぁ〜?
                                                            (いろいろあったけど、元気です)ってね。笑
                                                            あと連載中に映画化が進行して漫画の方が中断してたようで、この豪華本シリーズも完結祝いノリで出たみたい。


                                                            〈今敏〉関連記事:
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                                                              | comic | 2013.02.25 Monday | comments(0) | - |
                                                              最近みたDVD
                                                              「ブレードランナー ディレクターズ・カット(最終版)」

                                                              商業映画には上映スケジュールを考慮した尺が設定されていて、例えば100分とか2時間といった枠の中に落とし込んでゆく事が要求される訳ですが、そういう事情に捕らわれず監督の意図するままに編集されたバージョンが「ディレクターズ・カット」なのです。
                                                              最初に公開されたオリジナル・カットで資金回収できたからか、あるいは資金回収できなかったからか…その背景は作品によって色々でしょうが、それを待ち望んでいるファンがいるからこそ実現される訳で。

                                                              オリジナル版は70年代の「エイリアン」「スターウォーズ」に次ぐSF映画のセカンド・インパクトと言えるサイバーパンクの代表作で、本作は'82年公開から10年が経過したのを機に全面リマスタリングした'92年の作品です。
                                                              後世への影響というかパクられ過ぎて今更感は拭えませんが、結果的にレトロ・フューチャーなビジュアルは陳腐化を緩和する役割を果たしてくれた気もしたりて…押井守が監督した「イノセンス」に見られる、屋内の陰影表現にも本作へのオマージュが伺えます。

                                                              本作は日本語吹き替えなし、ファン向けに作られたからかデッカードのモノローグもオミットされてます…更に監督の意向を反映した大胆な改変が行われた結果、あの取って付けたようなハッピーエンドもなしに!
                                                              無論オリジナル版があってこその本作なれど、やはり作品としては引き締まりましたね…オリジナル版の、ハードボイルド調の独り語りや最後の雄大な空撮も捨て難いものはありますが。


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                                                              0
                                                                | cinema | 2013.02.18 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
                                                                最近聴いたLP
                                                                カシオペア「ミント・ジャムス」

                                                                久しぶりに聴いた本作は、カシオペアと僕の記念すべき出会いの一枚なのです…ってのは大げさですけど、ノイズ混じりの音源は聴き込んできた証であります。
                                                                まぁジャケットの秀逸さとお買得プライス(当時¥2,500〜¥2,800の相場に対して¥2,000だった)によろめいて、買ってビックリ大当たりという嬉しいサプライズ。
                                                                故に、内容もですがジャケットの魅力はアナログならではという気がして…'82年リリースだけに少々黄ばんできてますけど、やっぱりLPのジャケって好いよなぁ〜?

                                                                ひと頃と違って「CD化された音がビニール盤と全然ちがう!」なんて事もないとは思いますし、リマスタリング技術の進歩によってバランスよく輪郭の際立った音像が再現できるようになっているとは思います。
                                                                でも本作はアナログ盤の音に馴染み過ぎているので、きっとCDだと僕にとっては(シャカシャカしてる!)と感じてしまうでしょう。
                                                                出だし一発目の音で、僕の心は中学時代に独り暮らししてた6畳一間の王国に持ってかれてしまうのです。

                                                                故・サム・ペキンパー監督作「コンボイ」サントラ曲でベースに目覚めた僕は、本作で(同じ音がする!)と狂喜乱舞…今ならPC検索で(これスラッピング奏法ってのか、へぇー)で済む程度の謎に取り付かれ、親戚の家業を手伝った駄賃を貯めて質流れ品のエレキ・ベースを買うのでした。
                                                                こんなに音数の詰まった音楽なんて聴いた事なかった僕は、安いプレーヤーのボリューム上げて音の洪水に巻かれているだけでも幸せだったんですけどね…ベース買っても弾き方分からないうちは、抱え込んで夢幻の境地に浸ってましたよ。

                                                                B面1曲目で最高に盛り上がって2曲目で切なくチルアウト、そしてラストで爽やかに幕切れという曲順の妙…緊迫したライブの熱気をクリアに閉じ込めた、初期カシオペアのベストであり最初の頂点を極めたアルバムだったと思います。


                                                                再聴(CD)


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                                                                *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                                                                『Casiopea - Domino Line』(B面1曲目、アルバムでは短縮されたソロ・パート含む9分超の実際のライブ動画です)


                                                                『CASIOPEA & Harvey Mason ・ ASAYAKE』(カシオペア動画は前々からチェックしてるんですが、これは'81年の映像だそうで・・・まだまだ出てくるんですねー。ハービー・メイソン「Eyes of the mind」つながりでしょうな)


                                                                『タカノハシアキラ 細かすぎるJ-Fusionスターものまね』(カシオペアのメンバー以外はスクェアの人とか村上“ポンタ”秀一とか位しか分からないけど何故か笑ってしまいます、しかしニッチ芸だなぁ!)
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                                                                  最近読んだ本
                                                                  ドン・ジョーンズ(著)、中村定(訳)「タッポーチョ 太平洋の奇跡」

                                                                  “「私は、あなたが本を書かれるのを手伝う決心をしました。それを完成することは、努力する価値のあることだと思うからです。おそらく、これは、私が国のために戦う最後の戦いになるでしょう」”
                                                                  かつてサイパン戦から帰還した大場・元中尉は、戦後37年を経て訪れたルイス・元中佐にそう答えます。
                                                                  あの戦いを記す決意のルイスにとって、大場の助力は欠くべからざるものでした…彼らが互いの顔を見た日に大場から受け取った命、軍刀を携えてきたルイスの誠意が通った瞬間でした。

                                                                  サイパン陥落により米軍の本土空襲を許した事は初めて知りましたが、その後も山中に潜んで最後まで抗戦していた日本兵についても僕は知りませんでした。
                                                                  圧倒的な火力の差で交戦すら敵わず爆殺されていった悲壮な自決戦、複雑な地形と錯綜する情報の中で生き残った兵士が合流してタッポーチョ山を中心とした6×5km四方の範囲で約1年半も米軍を翻弄し続けた事実に基づいた物語です。
                                                                  万感胸に迫るクライマックス、その歓喜と虚脱…!

                                                                  “ところどころ、彼がフィクションの筆を加えているし、起こったことの解釈がわれわれ日本人とは違うところもある。しかし、主なことはほとんど事実に沿っていて、アメリカ側から見たら、こういうことにもなるだろうと認められた。”と、大場の寄稿にありますが…本書が'82年に日本語で出版された後の著者はハリウッドでの映画化を目指してドラマタイズした「OBA : The Last Samurai」を'86年に米国で出版し、訳者は“歴史上の事実が少しずつ事実から離れて伝えられる経過を見る思いがなくはない”と記しています。

                                                                  ひょっとしたら、それは映画「FOXと呼ばれた男」の原作でしょうか?…とまれ本書に至るまでのご苦労や苦悩を思えば、鬼籍に入られた当事者お二人それぞれに頭が下がるばかりです。
                                                                  本書の大場隊に限らず横田氏や小野寺氏も含め、また寡黙に去り行く老兵たちの胸中を尊重し称え、過去の極端な自虐史観にも昨今の反動目覚ましい流れにも踊らされぬよう、祖父たちの戦争と戦後の日々に黙祷。


                                                                  関連記事:
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                                                                    最近聴いたCD
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                                                                    スコーピオンズ'82年の全米進出作「蠍魔宮」であります、CDは'97年。
                                                                    このジャケ、当時は異常に怖かったなぁ…頭は包帯巻きで絶叫してガラス割ってるし、何といっても両目にフォークの刃先を曲げて刺してるっぽいのがエグい!
                                                                    (こんな人達ヤダ〜!)と勝手に涙目でしたよ、これならニワトリかじってるオジーとか閣下に「ろう人形にしてやろうか」って言われてる方が怖くないもんね。

                                                                    しかしまぁメロディアスながらザクザクとリフ刻んでいく感じは、ジャーマン・ロックらしからぬ抜け感というか。
                                                                    個人的には中盤「Now!」から「Dynamite」のメタルっぽい流れから「Arizona」という、アメリカン・ハードロックっぽい流れが好きかも。
                                                                    まぁリマスタリングしてないのか音は軽いというか薄いんですけど、発表年代を思えばドラムスのスネアやタムの太さはそそります。

                                                                    解説書によるとカリスマ・ギタリストのウルリッヒ・ロート脱退後のアルバムとの事ですが、それよりも僕は看板シンガーであるクラウス・マイネの声が今ひとつなんですよねぇ。笑


                                                                    関連記事:【最近聴いたCD】スコーピオンズ「蠍の血統」| 2009.02.04

                                                                    0
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                                                                      最近聴いたCD
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                                                                      スクリッティ・ポリッティといえば「キューピッド&サイケ 85」で突如話題になり、慌てたように僕も「プロヴィジョン」を聴いたクチなのであります。
                                                                      で'06年リリースで「early〜シングルス」のタイトル、これに当時のエレクトロ・ポップを期待してると鳩が豆鉄砲食らったような顔になるでしょう。

                                                                      どうやら長らく休止していたらしく、活動を再開したついでにデビュー初期のシングル音源をディスコグラフィーに連ねようという目論見を感じなくもない'07年の本作…つまり'82年以前のポスト・パンク時代、僕らの知らないスクリッティ・ポリッティばかりが13曲も詰まっているという訳なのでした。

                                                                      PiLに見られる完全なるインディペンデント精神に基づいた活動方針と、ポップ・グループにも通じる既存の音楽スタイルに異議申し立てするようなサウンド…僕には初期のポリスを連想させるテイストもあり、演奏の粗さには無料配布のソノシート的な息遣いが。
                                                                      グリーンの透き通った歌声がスクポリらしく、リズムマシンをあしらった曲では後のシンセ・サウンドを予見させるような感じも。

                                                                      ところで6曲目「Messthetics」の途中から「アカン、アカン、アカン〜」と聞こえてしまって吹き出しそうになりました、きっと空耳アワーには既出なのでしょうなぁ!


                                                                      *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                                                                      『Scritti Politti - Messthetics』(1'10"辺りから、僕には空耳が;Sound Only)


                                                                      『Scritti Politti Oh Patti (Don't Feel Sorry For) (HQ)』(帝王マイルス・デイビスが参加したせいか、当時は批評家の間では絶賛されてましたが・・・個人的には無難なエレポップといった印象でした。「Provision」収録;Sound Only)


                                                                      『Scritti Politti - Boom! There She Was』(同じく「Provision」収録の1曲目、色々と80年代らしいライブ映像。しかし初期音源を聴くと活動姿勢が正反対な気も・・・そういやハワード・ジョーンズもパンク→エレポップ転向組だったなぁ〜)
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                                                                        最近聴いたCD
                                                                        ヘアカット100「ペリカン・ウェスト」

                                                                        何故だかニック・ヘイワードの名前だけは今でも時々ふと思い出す…というか80年代後半だと思い込んでたのは、僕がLPを入手した時期だっただけか…でもこういうジャケ写みたいなブリティッシュ・トラッドが流行ったのも80年代後半じゃなかったっけ?
                                                                        っていうかさ、フリッパーズ・ギターがカバーしたって事で有名だったのかよ…僕は一切フリッパーズに影響されてないから!笑

                                                                        思えばファンカラティーナというカテゴリーも80年代後半ではなかったんだよな…'82年といえばワム!のデビューと同時期で、クリアなカッティングのファンク・ギターとラテン調のブラスには通じるものが(シンベじゃないけどベースのラインも似てたりね)。
                                                                        だけど全編ファンカラって訳ではなく、例えばワム!の1作目はニュー・ロマンティック風でもあったし、ヘアカット100の場合はアズテック・カメラみたいなネオアコっぽさがありますな。
                                                                        そういやあの頃って(プリンスかジャイケルか)的に、何故か(アズテック・カメラかヘアカット100か)って思ってて…おかげで僕はアズテックをスルーしちゃったんだよなー、いま思えば意味不明だけど。笑

                                                                        それにしてもハタチそこそことは思えない演奏だね、ワム!デュラン・デュランもそうだったけど…上手いってだけでなくて、プレイのセンスが昔っぽい言い方すれば(黒っぽい)の。
                                                                        ちなみに'04年リリースの本CD、シングルB面曲など5曲もボートラ入って全17曲と盛り沢山。





                                                                        *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                                                                        『Fantastic Day - Haircut 100 (Lyrics) 』(Sound Only)
                                                                        0
                                                                          | music | 2012.02.10 Friday | comments(0) | - |
                                                                          最近読んだ本
                                                                          サム・シェパード(著)、畑中佳樹(訳)「モーテル・クロニクルズ」

                                                                          サム・シェパード、といえばジェシカ・ラング…という等式は、僕が観た唯一の彼らの出演作「カントリー」の前評判によって焼き付けられたに違いない。
                                                                          “社会派”と称される彼らの、なんだかインテリっぽい印象に違わない内容だったと記憶しているからだ。

                                                                          「訳者あとがき」で、本書に収められた散文は件の映画より以前に書かれたものだと知った…というか。
                                                                          そもそも彼が何者なのか知らなかった自分に気付かされた、というべきだろう。
                                                                          劇作家としてよりも俳優としての活動が増え、撮影現場付近のモーテル暮らしが続いた(←想像)'78〜'82年に書き留められたらしい。
                                                                          しかしこれらは散文というより思い付きの走り書きであって、どれも夢の中のように脈絡のないワンシーンの寄せ集めだ。

                                                                          表紙に用いられた(逆光の平原を突っ切る道路脇に立つ看板広告)というモノクロ写真は、この内的世界を上手く表していると思う。
                                                                          どんな乾いた明るさの中にあっても、薄く紗のかかったフィルター越しに写し出されているようだ。

                                                                          この味気なさは慣れるまで辛い、というか訳出の技量が気になってしまった。
                                                                          たとえばマイナー文化のスラングなどで、訳者の理解不足が読者に混乱や退屈を招くケースは多々ある。
                                                                          あるいは感性の違いかもしれないが、アメリカ文学になり得なかった断片…のようにも感じられた。
                                                                          とはいえ、独特の切なさ加減は嫌いじゃない。


                                                                          0
                                                                            | books | 2010.06.21 Monday | comments(0) | - |
                                                                            最近みたDVD
                                                                            「CASIOPEA act−one」

                                                                            これは、ビデオを所有する友人が保存版として焼いたものだが…DVDで再発されているのだろうか?
                                                                            当時、レア映像にファンは歓喜したものだ。

                                                                            特に冒頭の、六本木ピット・インの狭いステージでの「Time limit」と「Midnight rendezvous」
                                                                            佐々木隆の荒々しいドラミングが特徴的な最初期のカシオペア、撮影年度は不明だがデビュー間もない頃のPRライブだろうか。
                                                                            時代がかったエフェクトに加えて、機材の古さや記録媒体の経年劣化ゆえか非常に不鮮明ながら必見もの。

                                                                            続いてドラマーが神保彰に交代した芝ABCホールでの3枚目「サンダーライブ」から「Have a nice dream」、ドラムとベースの各ソロを間に挟んだ「Black joke」。
                                                                            バンド・ステッカーを貼ったメイプル・ネックJBを弾く櫻井哲夫が若々しい。

                                                                            そして'82年「ミント・ジャムス」収録ライブ、アルバムよりも長い「Domino line」のソロ後にぶった切りで「Midnight rendezvous」へと強引な編集。
                                                                            櫻井は既にBBのミルク・ベースを使用してるし、揃いの妙なステージ衣装もまだ無難に(?)ジャンプスーツで済ませている。笑

                                                                            更に翌年のロンドン公演から「Spice road」、最後はライブ映像と向谷実が描いたイラストが動き回る「Down upbeat」のプロモ(当時12インチでリリースされたロング・バージョン音源)。


                                                                            〈カシオペア〉関連記事:
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                                                                            【LP】「アイズ・オブ・ザ・マインド」| 2009.06.14
                                                                            【LP】「ダウン・アップビート」| 2009.06.17
                                                                            【LP】「Jive Jive」| 2009.06.19
                                                                            【12"EP】「ZOOM/DOWN UPBEAT」「HALLE/HOSHIZORA/LOOKING UP」「SUN/MR. UNIQUE/SAMBA MANIA」| 2009.06.28
                                                                            【LP】「サン・サン」| 2009.07.15
                                                                            【EP】「ザ・サウンドグラフィー」他| 2009.08.12
                                                                            【LP】「HALLE」| 2009.08.16
                                                                            【LP】向谷実「ミノル・ランド」桜井哲夫「DEWDROPS」神保彰「Cotton」野呂一生「sweet sphere」| 2009.08.19
                                                                            【DVD】「LIVE IN LONDON 1983」| 2010.04.26
                                                                            【LP】「ミント・ジャムス」| 2012.10.28
                                                                            【CD】「Mint Jams」| 2013.07.21
                                                                            【DVD】「CASIOPEA MONTREUX JAZZ FESTIVAL 1984」| 2016.07.16
                                                                            【DVD】「CASIOPEA 3RD 〜A・SO・BO TOUR 2015〜」| 2017.07.05
                                                                            【DVD】「カシオペア・コンサート」| 2017.07.11
                                                                            【DVD】「CASIOPEA LIVE」| 2017.07.17
                                                                            【DVD】「CASIOPEA 3rd & INSPIRITS 〜Both Anniversary Live〜」| 2018.08.27
                                                                            【CD】「HALLE」| 2019.05.25


                                                                            *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                                                                            『Black Joke (at Roppongi PIT INN 79/06/01) / Casiopea』(初代の荒くれドラマー、佐々木隆の手数あふれるプレイは見ものです・・・それと詰まらなそうな、隙間を探してるような客演の大村憲司も。笑)



                                                                            以下、収録曲リスト
                                                                            続きを読む >>
                                                                            0
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                                                                              最近聴いたCD
                                                                              XTC「イングリッシュ・セトゥルメント」

                                                                              XTCと書いてエクスタシーと読む…とは聞くものの、そう呼ばれたらピンとこないし自分でも(エックスティーシー)としか認識できないのです。

                                                                              アンディ・パートリッジといえば大雑把にYMOとかムーンライダーズ方面との関わりを想像し、同じような交流関係がありそうなジャパン派といっしょくたな認識になっていた気が。
                                                                              つまり存在は知ってたものの、興味を持ったのはBOØWY解散直後の布袋からでした(実際「ママー」「ビッグ・エクスプレス」1曲目「Wake up」イントロは布袋山下久美子に提供した「Reincarnation」で真似されている)。

                                                                              で、彼らの履歴では中盤以降にあたる「ビッグ・エクスプレス」から入って「スカイラーキング」と「オレンジズ&レモンズ」は聴いておりました。
                                                                              それから20年ぶりに聴いた本作は「ビッグ・エクスプレス」の前作にあたる'82年の、ライブ活動停止宣言と同時期のアルバムであります。
                                                                              XTCといえばスタジオ・ワークと評される、その契機となった作品でしょうか(知りませんけども)。

                                                                              少なくとも上に挙げた3作は、それぞれに違ったテイストを感じさせるものでした。
                                                                              バンド名から良い意味でビートルズを連想するのは10ccと彼らだけで、その点に関しては本作も含め一貫して感じるのですが。
                                                                              個人的には「ビッグ・エクスプレス」のアグレッシブさが非常に好きで、それと地続き感がある本作もまた好みです。
                                                                              訳詞を読んで、意外にロックな印象を受けたりも。


                                                                              0
                                                                                | music | 2010.03.17 Wednesday | comments(0) | - |
                                                                                最近聴いたレコード
                                                                                ルパン三世「−ルパン・トーク・ルパン−」

                                                                                こればかりは流石にCD化されてないだろう、と思ったら…'92年に出てた!爆
                                                                                アマゾンの商品説明にある通り「マニア向け」な、¥23,300のプレミア価格に呆れ返る珍盤です。(←値段は適正範囲に下がってました)

                                                                                ま、新ル(または赤ジャケ)と呼ばれるセカンド・シーズンまでは目に付く商品すべて購入してましたが。
                                                                                正直この辺まで来ると、単なる意地だったかも。
                                                                                今風に言えばスピンオフ、あるいはファンディスクかもしれませんが…。

                                                                                山田ルパンの声(とBGM)だけで綴る、その後の活躍…といった内容です。
                                                                                他の面々について、新たな大仕事、クラリスとの再会(←活字化してるサイト発見!)などが慌ただし気に語られていきます。
                                                                                ナレーション仕事ではないにしても、ずいぶん早口なんですよ。
                                                                                脚本に対するビニール媒体の時間制限、といった事情なんでしょうけどね…。

                                                                                本作が発売された'82年の段階では、桃ジャケの「パート3」制作は決まってなかったんでしょうけど。
                                                                                僕も観ていないので特に違和感もなく、ただ30年前のルパンの声にしみじみと聞き入ってしまいました。
                                                                                あ、PSソフト「ルパン三世 カリオストロの城 −再会−」をプレイ済みでも大丈夫です(ある意味つながってるかも)。

                                                                                さて、あとCD化されてないのは…「ドラマ編」各種ぐらいかな?笑(・・・と思ってたら一部出てた!爆)


                                                                                関連記事:
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                                                                                【最近聴いたレコード】O.S.T.「ルパン三世」(←赤ジャケ)| 2010.06.20




                                                                                *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

                                                                                『ルパン三世 クラリスとの再会 山田康雄』(やっぱり上がってた・・・つかクラリス部分だけかよ!笑;Sound Only)


                                                                                『ルパン三世 カリオストロの城 -再会- OP (Lupin The 3rd)』(CGで再現されたカリオストロ城下町が好い感じです)
                                                                                0
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                                                                                  最近聴いたレコード
                                                                                  JACO PASTORIUS「WORD OF MOUTH」

                                                                                  ベース弾きの通る道、ジャコパスのソロ作です。
                                                                                  といってもジャケにはクレジットがなく、ライナー・ノーツもない輸入盤なので詳しい話は分かりません。
                                                                                  語義どおり(レコード盤を保護する紙袋)のインナー・スリーブには、鉛筆をくわえてピアノに向かう凛々しい顔立ちが写るだけで。

                                                                                  高校時代、バイト帰りの途中で中古レコード店に寄るのが楽しみで、当然ながらバイト代が入るや目星の皿を抱えて帰る日々でした。
                                                                                  本作は決して高い売値ではなかったものの、迷った末のバクチ買いでした。
                                                                                  神話のように語られるジャコ・パストリアスの名前は知っていても、来歴やプレイ・スタイルなど一切不明の遠い存在だったのです。

                                                                                  針を落とした途端、くぐもったアナログ・シーケンサーを思わせるスタッカートの連打とフリー・ジャズ的な緊迫したホーンが…。
                                                                                  失敗したと思いましたね、難解すぎて分からんと。
                                                                                  しかし続く「3 Views of A Secret」の軽妙なハーモニカと「Liberty City」で加わったスティール・ドラムの分かりやすさに持ち直して…但し所々で挿入される不協和音に一抹の不安を感じつつB面へ。

                                                                                  払暁の暗がりから飛び発つ「Blackbird」の救済感(後にビートルズのカバーと知ってビックリ)、更に箱根の森美術館でお馴染みタイトル曲から「John And Mary」の穏やかな至福…!
                                                                                  自然回帰の一言では済ませたくない、魂の讃歌です。
                                                                                  晩年の低迷と夭逝が惜しまれる、天才的な名盤です。

                                                                                  追記:wikipedia情報によると、本作の参加アーティストは60余名にも及ぶようで・・・トゥーツ・シールマンスを筆頭にジャック・ディジョネット、ハービー・ハンコック、ヒューバート・ロウズピーター・アースキンウェイン・ショーターの他、マイケル・ブレッカーハワード・ジョンソンなど多数。


                                                                                  関連記事:
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                                                                                  *以下の動画は、携帯からでは閲覧できないかもしれません

                                                                                  『Jaco Pastorius - Three Views Of A Secret.wmv』(やはりハープはトゥーツ・シールマンズでしたか!…'82年のオーレックス・ジャズ・フェスより)


                                                                                  『Jaco Pastorius - Liberty City』(こちらも、やはりトゥーツ・シールマンズでしたか! レアですな…ジャコといえばフレットレス・ベースのハーモニクス奏法ですが、実にリラックスして簡単そうに演ってのけますなぁ・・・どうして彼が非業の死を遂げねばならなかったのだろう?)
                                                                                  0
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                                                                                    最近聴いたCD
                                                                                    シャカタク「ナイト・バーズ」

                                                                                    出ました、80年代フュージョンの決定盤(←死語)!
                                                                                    雪原を飛び交うプテラノドンの彼方にクリスタル・シティ…と謎すぎるコンセプトのジャケも懐かしい。
                                                                                    って、実はタイトル曲もちゃんと聴いた事がなかったんですけども。笑

                                                                                    リリースは'82年だったようで、つまり国内フュージョンの雄カシオペアが海外市場に向け「ミント・ジャムス」を放った年ですね。
                                                                                    電気楽器と録音機材が急激に進化する時代の中で“電化ジャズ”はフュージョンへと洗練され、その波のうねりがブレイクするタイミングに本作はシンクロしていたのでしょう。
                                                                                    都会的な…という評価がナウだった時代に相応しいタイトル曲、こうして改めて聴いてみますと確かにボブ・ジェームスを思わせるタッチのピアノですねぇ〜?
                                                                                    コードで聴いてくと、案外ベタベタな気もしますが。

                                                                                    アルバムのトータルなインプレッションは、悪く言えば卒のない無難さ、よく言えばメロウでハイ・ファイなアーバン・フィーリン…えぇ、あんまり意味はありません。爆
                                                                                    個人的には先日のアール・クルーに近いサウンドと、70年代後半の大野雄二っぽさが心地好いです。
                                                                                    ギターのタカタカしたミュート・カッティング、いかにも'80s前半なベースのチョッパー音、80年代というよりは70年代クロスオーバーの成熟を感じる音で非常に好みです。
                                                                                    ポリフォニック・シンセサイザーやアクティブ・ピックアップ、デジタル機材が氾濫する前のアナログ感。


                                                                                    関連記事:
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                                                                                    *以下の動画は、携帯から視聴できないかもしれません。

                                                                                    『Shakatak - Night Birds Live』
                                                                                    0
                                                                                      | music | 2009.11.08 Sunday | comments(0) | - |
                                                                                      最近読んだマンガ
                                                                                      高野文子「高野文子作品集 絶対安全剃刀」

                                                                                      前に読んだ「ラッキー嬢ちゃん」が非常に好かったので、今度は短編集を。
                                                                                      またも装幀は南伸坊、そういえば作者もガロ出身でしたっけ?…いや違った。

                                                                                      本書は70年代の終わりから80年代の初めにかけて発表された作品で、'82年の初版にして'04年に33刷を重ねるという知られざるロングセラー本でした。
                                                                                      奥付けを見てビックリです、僕が知らなかっただけですが…。

                                                                                      で、売れてるからって褒めるんじゃないんですよ?
                                                                                      地味だし動きがないしで、まぁ今風ではありません。
                                                                                      だけど貶しようがないといいますか、なんとも説明しようのない魅力なんです。
                                                                                      収められた17の小品は同じトーンを保ちながらバリエーションに富んでいて、言葉と絵を巧みに使い分けて淡い世界を描きます。
                                                                                      作品ごとに散文詩的な言葉の面白さだったり、中勘助的ノスタルジックな味わいを見せたり。
                                                                                      少女性、童話性…うーん特徴を一言でいうとそんな感じなのですが、それだけでは決定的に何か欠けてしまう気がするんですよね。

                                                                                      弱く柔らかい、それらは生の属性である…そんなタオの言葉を思わせます。
                                                                                      チャーミング。


                                                                                      0
                                                                                        | comic | 2009.09.13 Sunday | comments(0) | - |
                                                                                        最近読んだ本
                                                                                        後藤多聞「遥かなるブータン〜ヒマラヤのラマ教王国をゆく〜」

                                                                                        内容が濃密で、簡潔には紹介しきれないのが残念だ。
                                                                                        ずっと昔に別れて違う道を歩んできた、同じ照葉樹林帯文化圏の暮らしぶり。
                                                                                        4000キロも隔たった、高低差の激しい風土と歴史…。
                                                                                        本書はNHKのクルーとして'82年に滞在した45日間の取材記録である。

                                                                                        これから27年もの月日が経った今日、とにかく強く思うのは(大切にしたい)という勝手な願いだ。
                                                                                        教育や経済の振興に反比例して信仰を見失わないように、外的資本の参入や環境保全など日本の二の轍を踏まぬようにという老婆心。
                                                                                        チベット動乱の'59年から北部を中国に実効支配され国境不確定地域がある事。
                                                                                        急増したネパール系移民によって、かつてシッキム(ブータンと同じヒマラヤ仏教王国)が辿った滅亡を繰り返さないように…。
                                                                                        こういうのもまた「上から目線」なのだろうけど、そもそも30年前から叫ばれている危機ではある。

                                                                                        ブータン王国、正式名称ドゥルック・ユル(竜国)の国教ドゥルック派はチベット大乗密教の古派ニンマを始めとする紅帽派のサブ・セクトに属する。
                                                                                        ラマ、すなわち上人が仏法以上の絶対でありリンポチェ(活仏)は非常に多い。
                                                                                        ダライ・ラマ(黄帽派)は17世紀にモンゴル族の力で他派を破りチベットを統一したが、9世紀にもボン教の弾圧で多数が流入した。
                                                                                        ブラック・マウンテン以東の先住民と共に、紅帽派の信仰が根付いている国だ。
                                                                                        物見遊山の気軽さで踏み荒らす地ではないだろう。


                                                                                        関連ありそうな記事:
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                                                                                          最近読んだマンガ
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                                                                                          大友克洋と並んで'80年代後半の“白いマンガ”代表格、といったイメージのマンガ家である。
                                                                                          「河よりも長くゆるやかに」で評判になっていたけど、なんか重そうな気がして読まず今に至った。

                                                                                          本書は「バナナフィッシュ」以前の不定期連作短編集で、掲載年は昭和52、54、55、57年…西暦でいえば'77〜82年の5年間にわたっている。
                                                                                          バンカラでグラサン高校生(笑)というのはともかく、ブランド名が出てくる“なんクリ”的な描写は当時のマンガじゃ珍しかったのではなかったろうか?
                                                                                          ちなみに前半の展開は少年メインで、少年誌から転向してきた作家なのか?

                                                                                          そして'82年の掲載時には、すでに以前の“昔の少女マンガ”的なタッチから“白いマンガ”に移行しているのが分かる。
                                                                                          この作風が同時期の少コミ系マンガ家(秋里和国惣領冬実渡辺多恵子など)に影響を与えた…と長らく思っていたのだが、今にして違う気もしてきたり。

                                                                                          既に'77年で受験ノイローゼがあったんだー、その時代に「ガリ勉で何が悪い」と言わせるとはユニーク。
                                                                                          実体なき社会への不満をガリ勉に押し付ける、か…やはり時代は変わったな。
                                                                                          かつての悪友と再会する高3からハタチを過ぎた大学生活まで、主役を代えながら描かれる仲間たち。
                                                                                          そういう年頃には、今も変わらないものがある。


                                                                                          関連記事:
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                                                                                            最近聴いたLPレコード
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                                                                                            このところ個人的にECMづいている、その原点を聴き直してみた。
                                                                                            帯の惹句「沈黙を聴こう。ナウ・ミュージックの宝庫<ECM>のスペシャル・パスポート」は、まさに新しい音への扉を開いてくれた。

                                                                                            ジャズの出会いは渡辺貞夫の「NICE SHOT」〜「ORANGE EXPRESS」で、所有LPも「AJF'82オールスター・ジャム」とJ.J.ジョンソン・セクステットの「J.J.INC」しかなかった中2の僕にはクール過ぎた。
                                                                                            これを聴きながら香を焚いて瞑想まがいに走っていたし、この神秘さがジャズの未来形なのだと信じていたものだ…。

                                                                                            今作は日本発売元のトリオレコーズが独自にコンパイルした、廉価盤シリーズと思われる。
                                                                                            これを買ったのは'82年、すでにLPが2,800円だった時代に「特別価格¥1,300」という破格。
                                                                                            それ故にか、ECMサイトにも存在しない品番(PA-4016)。


                                                                                            〈ECM〉関連記事:
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                                                                                            ちなみに収録曲は以下のとおり。
                                                                                            続きを読む >>
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                                                                                              | music | 2008.09.14 Sunday | comments(0) | - |




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