スキャナー・ダークリー [Blu-ray]
スキャナー・ダークリー [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
俳優の仕草や表情をアニメとして再構築する、非常に手間の掛かった映像が生理的に苦手な人もいるでしょうね。
しかしながら出演者も(誰々が出てるから)という理由で観て欲しくはないでしょう、自伝的要素の強い原作を尊重した結果としてのスキャニメーションは実に効果的です。
意義を見出せない業務に延々と従事させられる主人公、彼の破滅を前提とした麻薬撲滅作戦…小さな政府がもたらした民間委託の陥穽、委託された組織間のマッチポンプは緩いディストピアですが。
どこまでが虚構でSFなのか、エンディングには賛否が分かれそう。
紹介記事【2019.07.27】
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ]
ブレイク・ビーターズ [ ゴードン・ケメラー ] (JUGEMレビュー »)
旧東独、といっても今じゃ通じなさそうですが…80年代の社会主義国でヒップホップに目覚めちゃった若者と、彼らの活動を体制翼賛に取り込もうとする当局との丁々発止を描く青春コメディ。
飼い慣らそうとする権力側と調子を合わせつつ苦悩する主人公たち、ベルリンの壁が崩壊して彼らを待ち受けるラストのほろ苦さとタフさに男泣きです。
自分でいる事を描いている点で、英国のサルサ映画「カムバック!」と併せてオススメ。
紹介記事【2019.11.02】
ダーリン・イン・ザ・フランキス 1《完全生産限定版》 (初回限定) 【Blu-ray】
ダーリン・イン・ザ・フランキス 1《完全生産限定版》 (初回限定) 【Blu-ray】 (JUGEMレビュー »)
荒廃した世界で生き残りを賭けて地底人と戦う少年少女、その謎が明らかになるにつれ絶望の色は増すばかりですが…絵空事に潜む「茶色の朝」の未来、大人目線で子供たちの希望を切に願ってしまいました。
次の世代のために何が出来るだろう、この気持ちを失わずにいたいです。
紹介記事【2019.08.28】
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット
月曜日の友達(1-2巻 全巻) 全巻セット (JUGEMレビュー »)
中学生になったばかりの頃の、世界の拡がりに戸惑う姿は性別や世代を超えて響きますね。
作画力もストーリーテリングも卓越してます、些細な一瞬を捉える巧さが。
忘れていた何か、忘れたくなかった何か…最後のコマに、胸が苦しくなりました。
紹介記事【2019.11.11】
TVアニメ『プラネット・ウィズ』オリジナルサウンドトラック [ 田中公平 ]
TVアニメ『プラネット・ウィズ』オリジナルサウンドトラック [ 田中公平 ] (JUGEMレビュー »)
(↑※サムネイルのリンクはサントラにしています)
所謂スピリチュアルなストーリーでありながら、どこか70年代アニメっぽいお約束とフォーマットをごちゃ混ぜにして力技で着地させたような奇想天外さが独特。
戦隊ヒーローに学園モノ、ジャンプ的な熱血インフレ勝負など…ネタの重ね掛けでも訳分からなくならない見事な構成、思いがけずラストに泣かされました。
正義のあるところに悪がある、よって正義は愛ではない…ならば善とはなんなのか? 先ずはご覧あれ。
紹介記事【2019.09.10】
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ]
ポルノ☆スターへの道 [ ニック・スウォードソン ] (JUGEMレビュー »)
ラジー賞を独占した下ネタ満載ムービー、とりあえず下品ですけど線引きはキッチリしてますね…笑わせる内容は、少なくとも男性なら他人事じゃないというか。
女性同士の巨乳幻想みたいなね、目の付け処が上手いなぁと。
まぁ万人向けではないにせよ、僕は感心しつつ大笑いしました。
紹介記事【2019.10.17】
夜長姫と耳男 (岩波現代文庫) [ 近藤ようこ ]
夜長姫と耳男 (岩波現代文庫) [ 近藤ようこ ] (JUGEMレビュー »)
原作者の作品は知らないので、本作は衝撃的でした…こんな物語が書かれていたのかと、まるで伝承の聞き書きか夢を書き起こしたような浮遊感!
印象としては南伸坊が中国の怪異譚を漫画にした「仙人の壺」に近い、無闇に説明しようとしない描線のアッサリ感が素晴らしいです。
空白の多さに、却って想像力を掻き立てられました。
紹介記事【2019.11.25】
さよならの朝に約束の花をかざろう 通常版 [Blu-ray]
さよならの朝に約束の花をかざろう 通常版 [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
不老不死というか不死者の物語にハマっているとはいえ、ファンタジー世界が舞台だとなぁ…と思ってましたが、不死者の(一般的な寿命の人間社会で生きる哀しみ)というツボを丁寧に描いていて好感が持てました。
寓話的なラストが作品世界と相まって、爽やかに切ないです。
紹介記事【2019.09.23】
おとなのけんか [ ジョディ・フォスター ]
おとなのけんか [ ジョディ・フォスター ] (JUGEMレビュー »)
血生臭い原題の割に、ほぼダイニング一間で完結している会話劇です。
子供の喧嘩に親が出て、大人同士で和やかに話し合って解決する目論見が破綻してエスカレート。
隣人を愛せれば戦争なんて起きない訳で、そんな皮肉な原題と裏腹に子供同士は親心を知らず…淡々としてますが大いに笑わせてくれます、個人的にはオススメ。
紹介記事【2019.10.22】
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb
【中古】 山本耳かき店 ビッグCスペシャル/安倍夜郎(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
耳かき店ブームの火付け役、なんて書いては申し訳ないのですけども…決してブームに便乗した後追いではない、と。
穏やかな時間の流れる小さな町で、耳かき屋さんを訪れる客の脳内イメージが秀逸です。
こんな表現があったのか、こんな漫画があったのかと目からウロコ耳から(略)。
紹介記事【2019.12.23】
グラン・プリ [Blu-ray]
グラン・プリ [Blu-ray] (JUGEMレビュー »)
最初はソール・バスの映像分割がスタイリッシュというより情報過多に感じましたが、それが後から効いて来るんですね…世界各地を転戦するF1レーサーと彼らを取り巻く人間模様が主軸ながら、走行シーンも見甲斐があります。
クールなドラマと60年代のムードが、ダンディな三船敏郎も含めて現代とは別世界のようです。
紹介記事【2019.12.21】
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ]
絵はがきにされた少年 [ 藤原章生 ] (JUGEMレビュー »)
アフリカに対する先入観や固定観念が、ことごとく覆されます…偏見を持たないように心掛けていたつもりでも、日本にいて伝わってくる情報自体にバイアスが入っている訳ですが。
西欧支配の呪縛に歪められた各地の民族性や搾取の構造など、日本では見えにくい暗部が著者の目を通して見えてくるようで。
アフリカの話であり、同時に現代の実像でもあるのでは?と。
紹介記事【2019.09.1】
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb
【中古】 マンガでわかる 戦後ニッポン /手塚治虫(著者),水木しげる(著者),つげ義春(著者),はるき悦巳(著者),ちばてつや(著者) 【中古】afb (JUGEMレビュー »)
現代に至る国内の移ろいを漫画に語らせる好企画アンソロジーです。
漫画にしか出来ない表現は、例えば三輪自動車が走る風景でありリンチされる米軍の操縦士であり…基本的に主観視点であるが故の、俯瞰の効く文学表現よりも接地した仮想体験なのかも。
いわば漫画こそが伝え得た戦後の一片、切り口を変えて続けてもらいたいですね。
紹介記事【2019.12.12】
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ]
あきれたあきれた大作戦 [ ピーター・フォーク ] (JUGEMレビュー »)
笑いって鮮度があると思ってました、本作を観るまでは。
先が読めずに引き込まれましたが、確かに繰り返し観たくなるかも…計算されたシナリオが効いた笑いと、映像的な古さもまた味わい深いです。
スタンダードでバカバカしくて無駄のない、意外な傑作。
紹介記事【2019.12.10】
人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編 [ 鉄人社編集部 ]
人気マンガ・アニメのトラウマ最終回 極限編 [ 鉄人社編集部 ] (JUGEMレビュー »)
面白可笑しい切り口で紹介されてるので、ファンの方にしてみれば物申したい点も多々ありそうですが。
様々な事情から意外な最終回を迎えていた、有名な作品の数々に先ずビックリ…知って何かの役に立つ訳ではありませんけど、やはり切り口が面白いのですよ。
紹介記事【2019.09.24】
【国内盤CD】【ネコポス送料無料】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / トラフィック・アンド・ウェザー
【国内盤CD】【ネコポス送料無料】ファウンテインズ・オブ・ウェイン / トラフィック・アンド・ウェザー (JUGEMレビュー »)
「Stacy's mom」の青春パンクをイメージしてたら好い意味で裏切られました。
どこかSDP「スチャダラ外伝」に通じる旅アルバム、共通する根っこは世代なのかグローバル環境なのか…しかしELOっぽさを連想させるサウンドも厭味なく無理して頑張ってない感じだし、三人称のスキットみたいに様々な切り口で綴られる旅の寸描が詩的。
パッキング上手で飽きさせない仕上がりかと。
紹介記事【2019.07.08】
【中古】[PS2]ローグギャラクシー ディレクターズカット(Rogue Galaxy Director's Cut)(20070321)
【中古】[PS2]ローグギャラクシー ディレクターズカット(Rogue Galaxy Director's Cut)(20070321) (JUGEMレビュー »)
無印版も僕は楽しめましたが、ダレ要素を改善して全体的にボリューム・アップしておりオススメです。
難を言えば、このDC版では攻略本が出てない事ですね…特に武器の合成レシピが違っているし、追加武器はノーヒントで試行錯誤の連続に。
水の惑星にある3連宝箱は、多分エリアボスに乗って飛び移らなきゃ取れないと思うので、これからプレイする方は気を付けてね!笑
紹介記事【2018.07.19】
【中古】PS2 スターオーシャン3 Till the End of Time
【中古】PS2 スターオーシャン3 Till the End of Time (JUGEMレビュー »)
ディレクターズ・カット版が出てるようなので、そちらをオススメします。
僕も終盤でメニュー画面を開こうとしてブラックアウトや異音と共に「ディスクからデータを読み込み中です」と表示されたままフリーズでプレイ断念中です。笑
リアルタイム・バトルの忙しさは好みの問題として、城下町などの雰囲気が最高!
中世レベルの惑星に来た主人公がハイテク宇宙人側、という立ち位置はユニークで楽しめました。
紹介記事【2018.07.25】

最近聴いたCD
THE SQUARE「ALL ABOUT US −Best Selection−」

'96年にリリースされた初期のベスト盤で、1曲目に収録された代表曲の一つ「All about you」に引っ掛けたベタなタイトルが彼ららしいような…黄金時代の幕開けとも言えるであろう「ADVENTURES」までのアルバムから選りすぐった12曲、ところがWikipedia情報によればオリジナル・リリースは「ADVENTURES」直後の'84年で'96年盤は「CD選書」シリーズなのね。
ならば「Truth」未収録も納得ですが、それ以前の金看板だった「It's magic」を外したのは腑に落ちませんな…まさかマリーンによるカバーの方が既に知名度あったから、なぁんて理由じゃないでしょうけど?笑

しかし改めて聴くと「カピオラニの通り雨」はアール・クルーの曲に似てるな、ガットギターの音色だけじゃなくヒラヒラしたシンセの音とか所々のコード進行がね…だからイカン!という訳ではないし、これはこれで好きな曲なんですが。
それと、ほとんどの曲が「脚線美の誘惑」「うち水にRainbow」「ADVENTURES」と直近の3枚に集中してて6曲目の「Stiff nails」だけが5年前の「MAKE ME A STAR」からなのね…これはファンなら当然!な選曲なのだとしても、全体的には安藤ロック節が控え目な点はOKだったのかな?笑
まぁベスト盤ですから、スクェア入門編って事で。

逆に言えば「It's magic」を収録してれば完璧だったのにね、権利関係の事情でしょうか…それにしても和泉宏隆が作曲した「Travelers」の壮大かつドラマチックなサウンドは、個人的に彼らの楽曲では文句なしの最高傑作だと思います。
しかし本作のプラケースが意味なく凝ってて、外側は逆開きだし内側の固定トレイは独特な収納だしで却って不便なのはね…借り物だけにおっかなかったわ、何をゴージャス仕様にしてんだか「CD選書」め!笑


〈ザ・スクエア〉関連記事:
【EP】ザ・スクェア「マジック」| 2009.08.12
【DVD】「THE LEGEND 〜31年振りのザ・スクエア@横浜ライブ〜 特別編」| 2017.06.29
【CD】「Lucky Summer Lady」| 2019.07.21
【CD】「うち水にRainbow」| 2019.07.28


*以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

『カピオラニの通り雨 / THE SQUARE (Masahiro Andoh)』(なんか違うと思ったら投稿者のMIDI打ち込み音源なのでした、終盤で音量アップするのでビビリましたよ・・・ガット弾き語り動画も素晴らしいのですが、原曲アレンジに近い方がアール・クルー「Balladina」との類似性が伝わるかなと;Sound Only)



収録曲は以下の通り
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    | music | 2019.08.03 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |
    最近聴いたCD
    THE SQUARE「うち水にRainbow」

    先日の「LUCKY SUMMER LADY」に続き、友人に貸してもらったザ・スクェアのCDです…現在はTスクェアなんだそうですが、本作が改名前の'83年にリリースされてるのとややこしいという事で旧名表記にて。笑
    本作、個人的には彼らの代表作だと思ってます…ってまた他のアルバムだって聴いた事ないどころか、本作ですらちゃんと通して聴いた事もなかったクセにね!
    しかし1曲目にビートルズのカバーを持ってくるとは、っていうかオリジナル曲だと思ってたわ…あんま原曲を聴いた事ないのもあるけど編曲の妙かもね、ラストでリプライズしてるのは本作の隠しテーマって事?

    ザ・スクェアって「リーダー安藤まさひろのロックなギター+伊東たけしのリリコン」というツートップ感が強く、楽曲も8ビート・インストな印象ですが本作はバラエティに富んでます…2曲目の如何にも安藤な「君はハリケーン」を筆頭に、彼らの代名詞ではないにしても代表的なナンバーが数多く収録されてます。
    スラップ・バトル風の4曲目「Stingray」はリアルタイムで聴いちゃってたら影響されてたかもなぁ、でも楽曲というより単なるソロじゃん…安藤らしくないと思ったら案の定ベースが書いてたのか、今となっては影響されなくて一安心の80年代なチョッパー合戦。

    続く「Hank & Cliff」は安藤が作曲してるし彼らの代表的ナンバーではありますが、ロックしてないしベースラインがイカしてます。
    そして松任谷由実が楽曲提供した「黄昏で見えない」でも聴けるホーンは元スペクトラムの新田一郎率いるNITTA GROUP、この曲のラテン・フレーバーは和泉宏隆のアレンジですかね?
    「カピオラニの通り雨」は初めてオアフ島に行ってカピオラニ通りを歩いてて思い出し、妙に感動したスロー・ナンバーです…この曲もユーミンかと勘違いしてたのですが、和泉でもなく安藤が書いてたとは意外。
    ラス前「Barbarian」は安藤ロック炸裂、僕は苦手。

    因みに3曲目は同時期のカシオペアっぽい気もするけど、やっぱり惜しくも届いてないな…7曲目はフェイザーのギター・カッティングなど70年代を思わせるサウンド構成ながら、80年代半ばのポップさも持ち合わせる安藤の作曲センスを再認識させられました。
    バラエティ豊かなだけに好みじゃない曲もあるのですけれど、トータルのパッケージングとしては完成度が高いアルバムだと改めて思いましたね僕は…って偉そうなコト書いてますが、カシオペアで言えばスタジオ・アルバムとしては「フォトグラフス」に匹敵する位の一枚ではなかろうかと。
    全10曲の40分強、本作もCD選書シリーズでした。


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    【CD】「Lucky Summer Lady」| 2019.07.21
    【CD】「ALL ABOUT US −Best Selection−」| 2019.08.03
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      | music | 2019.07.28 Sunday | comments(0) | - |
      最近聴いたCD
      THE SQUARE「Lucky Summer Lady」

      以前カシオペアのアナログ盤をくれた友人が借してくれたザ・スクェアのアルバムで、これは「CD選書」の1枚です…僕が持ってたショーグン「ROTATION」もそうでしたが、廉価盤シリーズの名称でしょうな。
      それはそうと本作、オリジナル・リリースは'78年で彼らのデビュー盤だそう。
      という事はカシオペアより1年早かったのか、しかし後にライバル的な語られ方もした両バンドが処女作では対照的な程ちがってたとは…初期のカシオペアブレッカー・ブラザーズに影響されまくりなコード進行とハードロックばりの手数で鼻息荒く登場したのを思えば、まぁブレてないね。

      ザ・スクェアは、Wikipedia情報によれば自らを“ポップ・インストゥメンタル・バンド”と定義しているそうで…実際カシオペアとフュージョン人気を二分した80年代も楽曲の分かりやすさでは勝ってましたからね常に、そのポップさが逆に当時の僕は聴いていて退屈だったのですけれど。
      とはいえ本作はF1レースのテーマ曲やってた頃より手数も多いしジャズ・フュージョン寄りな印象です。
      サウンドの核である安藤の楽曲と伊東のサックスで、辛うじてザ・スクェアらしさは感じますが…パーカッションに仙波清彦、キーボードには鷲巣詩郎もクレジットされていてビックリ。

      更にはカーペンターズで有名なロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムズの「愛は夢の中に (I won't last a day without you)」をインスト・カバーしてるのも個人的には意外でしたね、全6曲収録で約40分。
      しかし「脚線美の誘惑」までのアルバムって、基本的に女性モデルを起用したジャケットのアートワークが秀逸なんですよ…売れた途端に止めちゃったのは残念でした、そのセンスと統一性に関しては評価されるべきだと思ってるんですが。
      些かピンナップ的ではあれどね、そこが今から見ると70年代っぽくて…いや本当に、初期の彼らのアルバムはアナログ盤で欲しい!
      TheSquare_artwork(←左クリックで拡大表示されます)


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        | music | 2019.07.21 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |
        最近聴いたCD
        SHOGUN「同」

        遂にCDで買い直してしまいました、ショーグンの1stです…既にLPは手放してしまったし、それを録音しておいたカセットテープを聴こうにも再生機器が壊れたままといった訳で。
        本作はTVドラマ「俺たちは天使だ!」主題歌を収録しておりまして、そのドラマ放映後に紹介されていたのを観て翌日には近所のレコード店でLPを買っていました…銀一色のジャケに墨書のアルファベットというデザインに、10歳そこらだった僕は何か間違えているのではないかと怖じ気づいたのを覚えています。
        本当にこれ、ドラマのサントラ?って…少しはそれらしくするでしょ、普通は。

        ひょっとしてドラマ主題歌のタイアップなんて、彼らにはどうでもよかったんでしょうか…販促効果としては有り難かったにしても、やはりデビュー・アルバムですし番宣紛いのデザインではなくバンドらしいジャケにしたかったのかもね。
        因みに本作、ソニーの「CD選書」なる格安シリーズ物で定価は¥1,500…前に買った2ndの「ROTATION」も同じシリーズでしたが、本作の場合はジャケ紙と一体ながらLP同様に歌詞と対訳を掲載した解説書が付いているだけ良好かも。笑
        しかしながら“1979. 6. 堂野 伴”と文末に記された無内容な解説は、LP時に読んだ記憶がないなぁ?

        印象的なストリングスで幕を開ける「Sunrise highway」は爽やかなミドル・ナンバー、続いてピアノのフェードインにパーカッションが被さって特徴的なチョッパー(今で言うスラップ)・ベースでイントロが始まる「Castle walls」…しめやかなバラードの「Nina」は英作詞担当のケーシー・ランキンが芳野藤丸と作曲、そして外部作詞家(喜多條忠)を起用してケーシーが作曲した件のドラマ主題歌「男達のメロディー」はバンジョーの音でカントリー・テイストを加味。
        ここまでが、LP時のA面に収録されていました…曲調はバラエティに富んでいますがバラバラな感じはしない、この案配が渋い!

        LPではB面1曲目だった「You turn me on」はサビ直前のシンセ音が今も新鮮、「Silently she said」はサビのギター・リフが耳に残ります…再び芳野とケーシーの共作「Feeling glad all over」はブルース・ハープをフィーチャーしながらもブルースとは一味違うレイドバック感を奏で、ケーシー作詞作曲の「Saturday cyclone」は電子ドラムの陳腐化した音色こそ残念なものの芳野による泣きのギターは聴かせます。
        メンバーは芳野藤丸(g./vo.)とCASEY RANKIN(g./vo.)に本作の編曲を務めた大谷和夫(key.)、ミッチー長岡(b./vo.)に山木秀夫(dr.)に中島卸(おさむ)(per.)の6名。

        単にスタジオ・ミュージシャンとしての演奏力だけでなく、芳野らの作曲センスと大谷和夫によるアレンジが楽曲のクオリティを支えているのでしょうな…おそらくは懐古補正というより原体験的なバイアスかかりまくりなんでしょうけど、僕には(未だに色褪せない日本発A.O.R.サウンド)といった感想になります。
        彼らの2枚目と悩んだ末に買ったスペクトラムのデビュー作と共に、本作は僕が小学生の時から聴いてきたアルバムの一枚ですからね…小6で洋楽やYMOにハマるよりも早く、大野雄二(YOU & THE EXPLOSION BAND)の次という僕の音楽履歴での古さ故に客観的な評価はどうしても難しいのです。

        ただ、多くのフォロワーを生み出すような革新性がなかった事が逆に奏功したような気もしますね…大して目立たなかったから、却って古びなかったような。
        地元の常連だけが知っている、職人的な名店みたいに…派手さはないけれど仕事は手堅い、そんな地味ながら味わい深いアルバムだと僕は思います。
        自分で曲を書いたりアレンジをしたりするようになってみて、初めて気付いた好さが結構あったのを今ふと思い出しました。

        関連記事:
        【最近聴いたCD】SHOGUN「ROTATION」| 2007.12.01
        【最近聴いたCD】SHOGUN「ROTATION」(再聴)| 2011.02.05


        *以下の動画は、携帯からでは視聴できないかもしれません。

        『『Castle Walls 〜Silently She Said』 SHOGUN』(ドラマ主題歌以外は全曲英語で、ビックリして返品しに行って断られた思い出が・・・すいません小学生だったものでね、まぁ断られたおかげで聴き込んで好きになった訳ですが)
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          | music | 2017.10.11 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
          最近聴いたCD
          SHOGUN「ROTATION」

          本作は、彼らの2ndアルバムというよりも(TVドラマ「探偵物語」のサントラ)と言ってしまった方が早いかもしれない。
          実際、番組のOPとEDに使用された曲はアルバム中でも秀逸で、今でも聴いていて映像が浮かんでくる。

          「俺たちは天使だ!」の主題歌を収録した前作をリアルタイムで聴いていた僕が、廉価盤のCD選書として本作を手にしたのは今から約10年前だった。
          オリジナルが発売された当時、タキシードでビリヤード台を囲んだ粋なジャケ写には惹かれたものの・・・同時期に出たスペクトラムの1stを取って、以来30年も機を逸してしまうとは!

          思えばスペクトラムが(日本初の本格的ブラス・ロック)として登場した年に、奇しくも大幅にホーン・セクションを導入した本作が発表された事は奇遇だ。
          ギタリストの芳野藤丸が後に結成するAB'sには、スペクトラム解散後のメンバーも参加している。

          前作「SHOGUN」は8ビート主体でストリングスを多用しており、本作ではホーンを活かしたR&Bっぽい横ノリとなって、基本的にはAOR(米国風に言えばMORか)にカテゴライズされるサウンドながら渋さが増している。
          これでは当時12歳だった僕には無理だったろうな、前作だって最初はレコード屋さんに返しに行った位だから(断られたけど)。

          ちなみに前作収録の「Castle walls」ベースラインが、本作の「Sailor-Sailor」ブリッジ部でも聴けるのは遊び心だろうか?


          *以前のレビュー→【最近聴いたCD[2007.12.01]】

          関連記事:【最近聴いたCD】SHOGUN「同」| 2017.10.11


          *以下の動画は、携帯からではご覧になれません(多分)。

          『bad city』


          『Lonley Man by SHOGUN』(Sound Only)
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            | music | 2011.02.05 Saturday | comments(0) | - |




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